怪我を超えて天才と評価される小野伸二 これまでとこれから

静岡県沼津市出身のプロサッカー選手小野伸二。幼い頃から天才・ゴールデンエイジと呼ばれ、今年39歳にしてなおも日本サッカー界に大きな存在感を残す小野伸二選手のこれまでや、これからをまとめましたのでご覧いただけますと幸いです。

天才小野伸二を襲った怪我とは?

圧勝の陰で

それは、1999年(平成11年)7月4日 シドニーオリンピック2000 1次予選最終戦 U-22日本代表 対 フィリピン代表 場所は国立競技場で起こってしまいました。先に行われていた香港ラウンドでは13-0で圧勝をしていたフィリピンとの第2戦。この試合でも6-0とフィリピンを圧倒して迎えた前半31分。

蟹ばさみタックル

敵陣深くの左サイドでボールをキープした小野伸二へ、フィリピンの選手は小野伸二の左足を蟹ばさみの様にはさむスライディングタックル。相手の足に挟まれた小野伸二の足は、内側に曲がりました。見る目を覆いたくなるような場面でした。左足靭帯断裂。後の小野伸二のサッカー人生を変える大きな出来事となりました。

怪我に悩まされた元サッカー日本代表・内田篤人の現在の状況は!?

現役選手からの天才小野伸二への評価は?

天才から見た天才

今年で39歳になる小野伸二。今はJ1のコンサドーレ札幌でプレーをしていますが、2018年7月現在リーグ戦出場は3試合に留まり小野伸二を試合で観る機会が減ってきています。かわって、幼少期から注目を集め15歳でFC東京でトップチームデビューを果たした久保建英。

久保建英との対戦を終えて

小野伸二の活躍していた時期に産まれた現役選手からはどのように小野伸二はうつっているのでしょうか。奇しくも、久保建英のトップチームデビューでの対戦が、小野がスタメン出場したコンサドーレ札幌戦でした。その試合を終えた久保選手が振り返っています。

「小野選手のプレーはYOUTUBEとかで見ていますけど、この前のルヴァンカップのボレーシュートもそうですが、一つ一つの質が高い。今日もトラップは足に何かついてるんじゃないかってくらい凄かった。吸い付くようなトラップばかりで、これが一流選手なのかなと」

(引用:SOCCERDIGESTWeb)

テクニックで名高い久保選手からも尊敬される小野選手。まだまだこれからも魅せるプレーでファンを虜にしてくれそうです。

 

天才小野伸二の同期選手からの評価は?

79年組

日本サッカー界でいわれる黄金世代。これは、1994年に開催されたU-16アジアユース選手権カタール大会の優勝メンバーを指します。小野伸二の他に、稲本潤一、高原直康、小笠原満男らがおり、その後の日本サッカーで活躍をした選手ばかり。中でも、鹿島アントラーズの小笠原満男選手は、初めて会った時のことをこう話しています。

小笠原から見た小野伸二

79年組、小笠原満男は小野と初めて会った時をこう話しています。「ボールがぜんぜんぶれない。それけでも巧さが伝わってくるよね。止めて蹴るってのもさ、次元が違うの。衝撃を受けた。」特別な能力があったというよりも、サッカーの基本技術から、違っていた選手であったことが伺えます。

天才小野伸二が敵わないと思っている選手は誰!?

プレー見てればわかるでしょ!

「それはやっぱりシュンさんでしょ」

敵わない選手がいるかという問いに開口一番で名前を挙げています。
やはり、同じMFというポジションで、小野選手が意識の強い魅せるサッカーを体現している中村俊輔が特別な存在に映っているよう。そして実は、中村俊輔選手もJリーグでずば抜けたセンスの持ち主として小野伸二の名を挙げており、お互いに認め合っている関係になっていまう。

天才小野伸二の逸話

小野伸二の投球

正確なボールコントロールで有名でしたが、それはサッカーに限る話の様です。札幌ドームで、背番号入りの日本ハムユニホームで人生初の始球式に登場しました。「マウンドに立つことは生涯ないと思っていたので緊張しました」と引き締まった表情で投球も、捕手がボールに飛びつくほどの暴投。苦笑いの小野選手が印象的でした。

小野選手が天才と評価されるきっかけとは?

サッカー界の天才

サッカー選手で天才的な選手は誰かと言われれば、メッシ・クリスティアーノロナウド・ネイマールがすぐ挙げられると思います。彼らが天才と言われる所以としては、やはり爆発的な特典能力が他選手から突出していることです。

ファンペルシから見た小野伸二

そんな中、小野選手が天才と言われるのは何故でしょうか。フェイエノールト在籍時に共にプレーをしたファン・ペルシーは小野の事をこう話しています。「小野は天才。オランダ代表の練習で小野より上手い選手はいなかった。」

なぜ小野伸二が天才とよばれるのか

小野伸二選手は得点能力が突出しているわけでもありません。身体能力が突出しているわけでもありません。それでもサッカーの天才と呼ばれる所以は、素晴らしいゲームメーカーでありチャンスメーカーであることです。

異常な程の視野の広さ

また、正確なボールコントロール技術は、「ボールと会話できる選手」と評価されています。さらに、ピッチ全体を俯瞰しているような広い視野を持ち、的確なパスで数多くのアシストを記録する一方で、シュートの技術も高く自らも得点できることが、小野伸二がサッカーの天才と呼ばれる理由と言えるでしょう。

怪我を超えた小野伸二の今後は?

まだまだこれから

2018年8月現在38歳の小野伸二選手。激しい運動量を求められるサッカー競技の中でも、小野伸二選手のポジションMFは、攻撃も守りも担うためより過酷なポジションです。そこで気になるのが、今後の小野選手の動向。引退について、これからの人生についてどのようなビジョンを持たれているのでしょうか。

サッカーがずっと好き

「自分たちが18歳で入ってきたときの30歳といまの30歳ってまた違うし、年齢ってのは正直あまり気にしてない。サッカーがずっと好きで、怪我とかいろいろありながら、いまでもプレーできてるのはすごく嬉しいこと。ずっとつづけばいいと思ってるし、そもそもサッカーを辞めるってイメージができないんですよね。

身体が動かなくなるまで

もちろん辞めたいなって思った瞬間はある。でも、ちゃんとしたイメージとして持ったことがない。だから僕は、現役にこだわってるわけじゃない。サッカーを自分から取っちゃったら自分じゃないし、なんだかんだ自然体でここまでやってきた。生きてる証なんですよ。

これからもこのままで、どこまでやれるか。身体が動かなくなるまでやりたいですね。なんで、あらためて思いますよ。カズさんってすごいなって」

まだまだ現役で活躍する小野選手を観る事が出来そうです。

天才小野伸二 プレースタイルは?

ゲームコントローラー

チームでのポジションは、攻撃的なMFを担っていることが多いです。守備的なMFを担うこともサイドのMFを担うこともありますが、小野選手自身のプレーの強みは、多くボールに触ってチームにリズムをもたらし多くボールにからむ中での正確な長短のパスで、逆サイドへの展開や局面を打開するスルーパスを出すことを得意としています。

天才小野伸二は結局何が凄いのか?

ベルベットパスの使い手

小野選手と言えば、右利きですが、左足でも利き足のように蹴れるテクニックを持ち、その両足から放たれる最高のパスは、「ベルベットパス」と呼ばれています。ベルベットパスというのは、絹やシルクのように、柔らかく、優しいパスのことを言います。

良いパスがくれば、パスを受ける側の選手はボールの処理に余裕が持つことが出来、パスを受けた後のプレーの幅が広がります。プレーの幅が広がることにより、その後のゴールへの道筋も大きくなっていきます。小野選手のパスの正確さ・柔らかさは、それ程ゴールに匹敵する評価に値するプレーと言われています。

怪我を超えた小野伸二選手のまとめ

あの日を超えて

怪我でもっと活躍できた選手であった。怪我がなかったら、もっと活躍していたかもしれない選手であった。小野選手を語るとよく聞く話です。今でも、小野選手自身も、怪我をしたあの頃が自分にとってピークの調子であったと語っています。

しかし、こうも語っています。今はまた新たにうまくなりたい、またもっとうまくなっていきたいと。年齢を重ねても成長を志すこれからの小野選手にさらなる期待をせずにはいられません。これからも日本のサッカー界を盛り上げていってほしいと思います。

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