巨人とMLBで活躍している上原浩治の年俸と成績の推移は? スポーツ

巨人とMLBで活躍している上原浩治の年俸と成績の推移は?

2018年の開幕前、MLBでFAとなっていた上原浩治が巨人に電撃復帰しました。7月20日の広島戦では、ホールドを記録し、日本人では初めての100勝、100セーブ、100ホールドを達成しました。この記事では、上原浩治のこれまでの成績と年俸について紹介いたします。

上原浩治は巨人に1位で指名!その後の成績は!?

上原浩治は1998年オフのドラフトでは横浜高校の怪物松坂大輔とともにドラフトの目玉と目されていました。メジャーリーグの4球団を含む複数球団で争奪戦が繰り広げられ、最終的に逆指名という形で、巨人からドラフト1位指名を受けました。年俸は1300万円でした。

後にわかったことですが、この時巨人は最高標準額を上回る契約をしています。実際に上原浩治がもらっていた額は、5億円+退団時の功労金として1億2000万円でした。ただし、1億5000万円を超える額については、複数年にまたがっての分割払い及び、出来高条件をクリアした場合のみ支払われるという契約でした。

上原浩治の1年目の成績は先発でいきなり20勝!新人王に!

巨人に入団した上原浩治は1年目から大車輪の活躍を見せます。途中15連勝を含む20勝をあげる活躍をします。そして、新人王だけでなく、最多勝利最優秀防御率、最多奪三振、最高勝率のタイトルを獲得しました。さらに沢村賞も獲得しました。

この結果オフには1300万円から5100万アップの6600万円で更改しました。新人が最初の契約更改で、いきなり5000万円を超えるのはなかなかないことです。しかし、上原浩治はそれだけの活躍をしたのです。巨人はこの年2位に終わりますが、もし優勝していたら、さらに年俸は上がっていたでしょう。

2年目は自身の不注意で成績は振るわず、年俸も微増に終わる

2年目のシーズン、上原浩治はさらなる飛躍を期待されますが、7月に怪我をしてしまいます。さらに、川崎市内で運転中オートバイとの接触事故を起こし、相手を負傷させてしまいます。このシーズンは結局9勝7敗に終わり、まさかの二桁勝利に届きませんでした。

しかし、日本シリーズには登板し勝利をあげ、チームの日本一に貢献しました。オフの契約更改ではチームが日本一になったことが幸いし、年棒も微増でした。しかし、チームの成績が良い時に活躍できなかった事で年俸があまり上がらなかったのはもったいなかったですね。

上原浩治4年目に復活!成績も年俸も大幅アップ!

3年目のシーズンでは2年ぶりの二桁勝利をあげますが、防御率が4点台と低迷します。しかし、年俸は1億円越えを達成します。再起を誓った4年目のシーズンは見事復活を果たします。17勝5敗、初の200投球回達成、最多勝と沢村賞を獲得します。さらに日本シリーズでも完投勝利をあげ、チームの日本一に貢献し優秀選手賞に輝きます。

そして、年俸は一気に倍増近い2億1000万円になります。シーズン終了後には日米野球でバリー・ボンズから3打席連続三振を奪いメジャースカウトから注目されることになります。後に上原浩治はメジャーリーグに行く事になるのですが、この時の経験がきっかけになったのかもしれません。

年俸が3億円を超え、初めてメジャーリーグへの移籍を希望する!

上原浩治はその後も圧倒的な成績を残し続けます。2003年は16勝5敗、2004年には怪我がったにも関わらず13勝します。さらに防御率がリーグ唯一の2点台の成績を残し最優秀防御率のタイトルも獲得し、オフには年俸が3億円に到達します。

そして、この年のオフ、上原浩治はポスティングシステムによるメジャーリーグ球団への移籍を希望します。しかし、巨人は移籍を認めませんでした。結局2005年シーズンは9勝112敗と自身のキャリアで初めて負け越してしまいました。しかし、年俸は逆に5000万円アップの3億5000万円に上がります。

上原浩治は2007年に抑えに転向!初めて年俸が4億円に到達!

2006年も8勝9敗とイマイチな成績に終わります。チームも2年連続のBクラスで年俸も3億円前後で停滞します。2007年も故障で出遅れます。しかし、抑えを務めていた豊田清の不調もあり、先発から抑えに転向すると32セーブをあげる活躍を見せます。

上原浩治はついにメジャー移籍を決断!

2008年4月4日にFA権を取得すると、翌年のメジャー移籍を目指す事を表明します。そして希望していた先発へ復帰しますが、4連敗で防御率も6.75という成績で4月末には早くも1軍登録を抹消されます。結局6勝5敗1セーブに終わります。しかし北京五輪後の成績は4勝1敗で防御率も2.08と巨人の逆転優勝に貢献しました。

オリオールズと契約し、年俸は1年あたり500万ドルに!

そして、11月14日にFA宣言を行い、メジャーリーグ挑戦を表明します。翌年の1月13日にボルティモア・オリオールズと2年契約で合意します。年俸は2年1000万ドル、出来高600万ドルでした。日本円(1ドル100円の場合)にすると2年10億円+出来高なので、1年5億円になります。

上原浩治のメジャーリーグ1年目は不満な成績に

海を渡りメジャーリーグに行った上原浩治ですが、メジャ−1年目の成績は不本意なものに終わります。12試合全て先発して、2勝4敗防御率4.05と完全に期待を裏切ってしまいます。怪我が長引いたこともあまり良い成績を残せなかった原因です。

上原浩治は2年目にリリーフ転向!

2年目は怪我で出遅れましたが、リリーフとして復帰し1勝2敗13セーブ6ホールド、防御率2.86とそこそこの成績を残します。オフには、250万ドルの出来高を含む総額550万ドルの1年契約を結びます。もしかしたら先発よりもリリーフとしての適性があったのかもしれません。

3年目の途中にトレードでレンジャーズへ移籍

3年目は怪我がありながらも7月末までの間に43試合に登板し、1勝1敗防御率1.72という素晴らしい成績を残します。WHIPは0.70というリーグの救援投手の中で一番の成績を残します。その成績が認められ、7月30日にテキサスレンジャーズにトレードされます。

日本でトレードというとレギュラー選手同士のトレードはほとんどありませんが、MLBの世界では、その年チーム成績が良いチームがポストシーズンに向けてチーム成績が悪く優勝をあきらめたチームに若手有望株を放出し、代わりに主力級選手を獲得するという事が毎年7月末の風物詩です。

上原浩治はリリーフとして活躍し、2012年オフには争奪戦へ

レンジャーズに移籍した後もリリーフとして仕事を続け、最終的には、65試合で2勝3敗22ホールド、防御率2.35という素晴らしい成績を残します。しかし、ポストシーズンでは打ち込まれチームに貢献できませんでした。オフには4億円近い契約を結びます。

2012年も勝敗なし1セーブ、7ホールドの防御率1,75と圧倒的な成績を残します。そうなると当然オフにはMLB複数球団の争奪戦となります。12月6日にボストンレッドソックスと1年425万ドル+出来高の1年契約を結びます。

2013年には抑えに任命され、初の胴上げ投手に!

上原浩治がもっとも活躍したのがボストンレッドソックス時代です。2013年には4勝1敗21セーブ13ホールド、防御率1.09という凄まじい成績を残します。毎年怪我に泣かされる事が多かった彼ですが、この年は1年間働き続けました。シーズン途中からはクローザー(抑え)に指名され、初の胴上げ投手になりました。

さらにチームはワールドシリーズも勝利し、再び胴上げ投手になりました。2014年はシーズン初めからクローザーに定着し前半戦は活躍しますが、9月に乱調からクローザーを外されます。しかし、この年も6勝5敗26セーブ1ホールド、防御率2.65という成績を残します。オフには、日本円で9億円の契約を結びます。

2015年以降もメジャーで活躍するも、徐々に成績が悪化

2015年シーズンは2勝4敗25セーブ、防御率2.23の活躍をみせるもシーズン終盤にまたも怪我をしてしまいます。2016年シーズンはセットアッパーの役割を担い2勝3敗7セーブ18ホールド、防御率3.45の成績を残します。これまで防御率が悪くても2点台でしたが、一気に悪化したのが気になりますね。

上原浩治はオフにFAとなり、カブスと1年600万ドルで契約を結びました。しかしカブスでは49試合の登板で3勝4敗2セーブ、防御率3.98とさらに防御率を悪化させるなど不本意な成績に終わります。そろそろ体力的に厳しくなったのかもしれません。

2018年シーズン直前に古巣の巨人へ移籍!

再びFAとなった上原浩治ですが、この時彼は引退の可能性をほのめかしていました。しかし、2018年になると日本球界への復帰を示唆し、3月に古巣の巨人と1年契約を結びました。契約金1億円、年俸2億円+出来高払いという内容でした。

開幕直後は活躍も徐々に打ち込まれ始める

オープン戦と開幕直後こそ、登板時にファンから上原コールで迎えられるなど球場が異常な雰囲気につつまれる事もありましたが、4月10日のDeNA戦で3失点したのを皮切りに、続く15日の広島戦でも3失点と徐々に勝ちパターンでの登板から遠ざかりました。

2軍落ちは一度もないですが、主に敗戦処理として投げ続けるようになってしまいました。しかし、7月20日の広島戦で前人未到の100勝、100セーブ、、100ホールドを達成する快挙を達成しました。ちなみにこの記録は世界を見渡しても2人目の記録です。

上原浩治は日本とMLBで活躍し、70億円以上の年俸を得た

まとめると、これまで上原浩治が挙げた通算成績は、日本で302試合に登板し、112勝65敗33セーブ、防御率3.02です。MLBで436試合に登板し、22勝26敗95セーブ、防御率2.66という成績です。日米通算では、738試合登板し134勝91敗128セーブ、防御率2.93です。

先発、中継ぎ、リリーフ全ての部門で活躍した投手は稀です。年俸については、巨人時代とMLBの年俸を合わせると70億円を超えます。1年で最高9億円もらった年もあります。来年も現役を続行すれば、さらに年俸が増えます。今後、メジャー時代を彷彿とさせる姿を取り戻す事を期待したいですね。