精神病の一つである統合失調症を発症した芸能人・有名人とは?原因や治療法は? エンタメ

精神病の一つである統合失調症を発症した芸能人・有名人とは?原因や治療法は?

かつては『精神分裂病』という病名で知られていた精神病『統合失調症』。芸能界にもこの病を患った人が多くいるようです。その原因や治療法。また発症した芸能人はどういった対応をしたのでしょうか。統合失調症を発症した芸能人・有名人について調べてみました。

精神病・統合失調症について①どんな精神病?

統合失調症は自分には関係ない病気だと思っている人も多いと思います。しかしこの病気は決して珍しいものではありません。厚生労働省によればこの病気は100人に1人がかかる頻度の高い病気のようです。この病気は精神病の中でも有名な病気で暴れまわったり、話が通じなくなったりする、といったイメージを持っている人も多いと思います。
しかし、統合失調症はそのような病気ではありません。もちろん重症化すればそうなる場合もありますが、実際は多くの患者さんが回復する病気のようです。『統合失調症』の誤ったイメージが広まったことでこの病気を公表したりすることを避ける有名人も多いようです。この病気について調べてみました。

どんな症状なの?

統合失調症の主な症状は幻覚や妄想です。そのような症状のせいで日常生活が送れなくなってしまうこともあるようです。また自分が病気で生活や行動が変わってしまっていることを認識できなくなる『病識の障害』が症状として出のがこの病気の特徴です。この病気には多くの精神疾患と同じように病状に波があるのも特徴です。
普通の精神状態でいると思ったら、突然幻覚や妄想が現れることが特徴です。そのために徐々に生活が困難になっていき、会話や行動の障害、感情や意欲の障害があらわれていきます。そのため周囲からは『やる気がない』『社会性がない』などと誤解され、社会から孤立していってしまうのが特徴です。

精神病・統合失調症について②原因は何?精神病は遺伝する?

この病気のはっきりとした原因はわかっていません。ただ発症するタイミングが人生の大きな岐路を迎えた時ということが言われています。進学や就職、結婚に出産などの大きなストレスがかかった時に発症することが多いようです。しかし、こうしたストレスは全ての人が経験しています。そしてそのすべての人たちが発症するわけではありません。
発症する人と発症しない人の間にはどういった違いがあるのでしょうか。これは研究者の間でも意見が分かれているところでもあります。これらの要因がわかれば治療法や発症リスクを発症前に調べることができるかもしれません。

発症する要因とは?

統合失調症を発症する要因は『素因と環境』の二つが関係しています。素因とは生まれながらの素質ともいえる遺伝子や染色体などが関係した原因の事で、統合失調症の場合には遺伝が関係しているのではないかといわれています。しかし、双生児や養子などを追跡調査をするとある程度の関りはあるが、遺伝が直接的な原因というわけではないようです。
また、環境要因も考えられます。先にも言った人生の岐路におけるストレスなどが要因となっていると考えられているように、周囲の環境などが発病を誘発するのではないかといわれています。今では、素因が3分の2で環境が3分の1ほどの割合で病気に関係しているのではないかと言われているようです。

精神病・統合失調症について➂治療法はあるの?

原因不明な統合失調症なので、特効薬のような治療法はありません。治療には抗精神薬のような薬物療法と精神療法やリハビリを主とした心理社会的な治療の二つがあります。精神療法と心理社会的な治療を組み合わせることによって改善が見込めるようです。

予後の症状

長期的な観察によって予後の経過がわかってきました。観察の結果、予後が良好になる場合は全体の50~60%で、重度の障害を残す場合が10~20%と言われています。また近年は新しい薬が多く開発され、医学も進歩しているのでより良い予後が期待できるようです。症状が出てから治療までの期間が短いほど予後が良いことが指摘されています。

統合失調症を発症した芸能人・有名人①松居一代

最近、夫である船越英一郎さんとの離婚をめぐる騒動で話題になった松居一代さん。YOUTUBE上で多くの動画をアップして話題になりましたが、その動画での言動があまりにも突飛なのでネット上では統合失調症を疑う声が多く上がっているようです。松居一代さん本人が公表しているわけではないので確定ではありません。
しかし、何らかの精神疾患を抱えていることは十分考えられるので船越英一郎さんとの離婚というストレスが要因となって発病している可能性は高いといえます。多くの言動が統合失調症の症状である妄想などが起因している可能性もあります。

統合失調症を発症した芸能人・有名人②華原朋美

1990年代前半に歌姫として活躍した小室ファミリーの華原朋美さん。当時交際していたプロデューサー小室さんとの破局が原因で統合失調症を発症したようです。それが原因で芸能界を長期休業を余儀なくされました。2007年〜2011年ごろの五年間は特に症状がひどくなって、さらに身体的な不調も重なり体調は悪化の一途たどったそうです。
しかし2015年に復帰をはたし現在も活躍を続けています。統合失調症を発症したからと言って、社会への復帰ができないという偏見を払しょくする活躍をしています。華原さんの場合は周囲の人からのサポートが大きかったようで薬物療法だけが治療の近道でないことを教えてくれます。

統合失調症を発症した芸能人・有名人➂岡村隆史

日本を代表するお笑い芸人99の岡村隆史さんも統合失調症を発症した芸能人です。超人気芸人として多くの冠番組をもち、フジテレビ系『めちゃめちゃイケてる』では体を張った挑戦をするなど多くのプレッシャーと疲労を抱えていました。そして2010年の3月に体調不良を訴えると、半年後に入院しそのまま芸能活動を休止しました。
岡村さんの特徴的な症状はやる気の喪失や妄想などで数か月の入院生活の末、芸能界復帰を果たしました。岡村さんはプライベートではかなりまじめで神経質な完璧主義者だったので、多くのプレッシャーを抱える人気芸人の岡村さんは精神のバランスを崩していってしまったらしいです。

番組復帰

岡村さんは2010年の11月27日放送の『めちゃめちゃイケてる』で活動を再開。いまでも元気に活動しています。岡村さんは事あるごとに漢方が効いたと発言しており、そういった東洋医学を応用して症状を改善していく場合もあるようです。

統合失調症を発症した芸能人・有名人④玉置浩二

安全地帯のボーカルとして人気を博した玉置浩二さんは多くの騒動を巻き起こすトラブルメーカーとしても知られています。最近でも、コンサートで怠慢な態度をとったり、番組をドタキャンしたりと話題に欠かない玉置さんですが、人気絶頂期には精神を病んだ経験があるそうです。
周囲の人たちが自分の悪口を言っているという妄想に襲われ人間不信になっていき、感情を抑えられない状態が続いたそうです。こうした症状は統合失調症の典型的な症状として知られています。玉置さんは治療のために入院しましたが、3日で病院を逃げ出し、北海道に移り住みました。

突然の活動休止

玉置さんは北海道に移住したことで突然活動休止。あまりにも突然の発表だったので、メディアやファンは困惑したようです。本人がもともと繊細だったことや周囲の期待などのストレスが引き金になって発症したようです。いまでも情緒が不安定だったり多くの奇行が話題になる人物でもあるので、完治というまでには至っていないのかもしれません。

統合失調症を発症した芸能人・有名人➄藤谷美和子

元祖ぷっつん女優として知られている藤谷美和子さん。12歳で芸能界デビューをしてから大ブレイクした女優さんで歌手としても成功していましたが、その言動は度々話題になり『ぷっつん女優』と揶揄されていました。そんな彼女は長い間メディアに登場していませんでした。
彼女は2012年にメディアに登場しました。週刊誌で統合失調症を発症して徘徊をしているという報道がされ話題になりました。女性の場合は更年期障害などが重なり、心身のバランスを崩すこともあるようです。藤谷さんのように40代や50代で発症する例も少なくありません。

統合失調症を発症した芸能人・有名人⑥今井メロ

トリノオリンピックのスノーボード日本代表として活躍したプロスノーボーダーの今井メロさん。彼女は2013年に統合失調症をわずらっていることをブログで告白しました。オリンピックで結果を残せなかったことや周囲の期待から精神のバランスを崩していったようです。
現在は完治したと伝えられていますが、風俗店での勤務を明かしたり、アダルトビデオに出演したりと不安定な精神状態が見受けられます。アスリートとして精神的には強いはずですが、大きなプレッシャーなどによって発症することもあるようです。

統合失調症を発症した芸能人・有名人➆ハウス加賀谷

バブル時代に大流行したバラエティー番組『ボキャブラ天国』でブレイクしたお笑い芸人・松本ハウスのハウス加賀谷さん。『ボキャブラ天国』で人気になりましたが、そのプレッシャーがきっかけで発症し7か月の入院生活を送りました。
統合失調症の治療薬の副作用に苦しみ、5,6年苦しみ続けたようです。現在は周囲の協力もあり、体調を回復していったようです。闘病の書籍を発売するなど統合失調症患者にも勇気を与えている人物です。

統合失調症を発症した芸能人・有名人⑧鳥居みゆき

不思議なキャラクターで人気のお笑い芸人。鳥居みゆきさん。彼女は学生時代にいじめを受けたことで統合失調症を発症しました。精神薬を服用していた時期があるようです。デビューしていたころは変わっているキャラクターを演じていたというよりも、本当に精神的に不安定なことも多かったようです。
今では結婚もし、精神的にも安定しているようです。過去の自分の体験をネタにして解消していることで徐々に安定していったと思われます。鳥居さんは潔癖症をにおわせる発言もあるので、神経質な性格が発症のリスクを上げてしまったもかもしれません。

統合失調症を発症した芸能人・有名人⑨夏目漱石

現代に名を残すような文豪ですら統合失調症を発症している人物は少なくありません。旧千円札の肖像として有名な夏目漱石もその一人です。彼は英国留学の際に神経衰弱になってしまったようです。統合失調症には波があるので、精神が安定しているときには東京帝国大学の教授として働いていたほどです。
しかし、ひとたび妄想などに取りつかれると妻子に暴言を吐いたり、時にはDVまがいの事もしていたそうです。いまでは統合失調症と診断されるような症状ですが、当時はこの病気は明確な線引きがなかったので違う病気だったという説もあります。しかし、統合失調症という説が最も有力なようです。

統合失調症を発症した芸能人・有名人⑩芥川龍之介

『羅生門』『蜘蛛の糸』などの代表作で知られる文豪の芥川龍之介。彼も統合失調症を発症した人物として知られています。当時は統合失調症という病名はなかったものの、彼の生前の行動などを見てみると明らかに統合失調症の症状と一致しています。
芥川の母親も精神病を発症しており、自身も自身の分身であるドッペルゲンガーを見るなど妄想にとらわれたようです。精神的に弱い彼は長年の悩みを抱えていて、35歳に睡眠薬を大量に服用して自殺しました。統合失調症の体系的な治療法がなかった時代なので、最悪の結末を迎えてしまいまったようです。

統合失調症を発症した芸能人・有名人の今後

統合失調症を発症した人は生活に支障をきたしてしまいます。しかし発症後、すぐに病院に相談すれば、予後もよく社会復帰が早まる傾向にあるようです。ところが統合失調症という病気を正しく理解していないために病気と向き合うことを躊躇する人も多いようです。そしてこの躊躇が治療の妨げになってしまいます。
病気を克服し、公表した芸能人も多くいるのでそうした人の情報が多くの患者に勇気を与えているようです。発症した人には今も病気に苦しんでいる人、自殺をしてしまった人、完治した人など様々な結末が待っています。

統合失調症を発症した芸能人の今後

岡村隆史さんのように、病気だったことを全く感じさせないような活躍をする場合もあります。周囲のサポートがあれば鳥居みゆきさんやハウス加賀谷さんのように笑いのネタにできるほど回復することも十分考えられます。そうした人たちを参考にすることも病気を正しく知ることにつながると思います。