タトゥーの根強い批判に対して、タトゥー保有者のわたしが思うことエンタメ

タトゥーの根強い批判に対して、タトゥー保有者のわたしが思うこと

芸能人やYouTuberのタトゥー紹介が放送されると、コメント欄には激しい批判の声が溢れかえりますね。真っ当な意見もあれば「あれ?」っと疑問を感じる意見まで様々…。今回は、こうした激しい批判に対してタトゥー保有者が感じている本音をご紹介します。また、批判コメントで多く見られる「生活しにくい」「世間から敬遠される」といったコメントが本当なのか、詳しい日常生活もご紹介していきましょう。

目次

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世間のタトゥー批判

メディアにタトゥーシーンが映し出されると、多くの批判コメントが寄せられますね。多くは「怖い」「近寄りたくない」といった恐怖感情と「子どもが可哀想」「公共施設が使えなくて不便」といった日常生活への苦言です。

他に「年を取ったあと必ず後悔する」といった未来予知的な意見も。実際に様々な理由から、1度入れたタトゥーを消す人も珍しくありません。元アーティストの後藤祐樹さんや、YouTuberのてんちむさんもタトゥーを除去しましたね。

ちなみに私は、左腕と背中に複数のタトゥーを彫っていますが、まだ1つも除去していません。

なぜタトゥーを入れるの?

批判コメントが寄せられることの多いタトゥー。それなのになぜ、タトゥー保有者はタトゥーを入れるのでしょうか。その理由は、ほとんどがお洒落のため。私がタトゥーを入れた理由も、ほぼお洒落目的と言っても過言ではありません。

「タトゥーはお洒落じゃない」「お洒落に見えない」なんて声も聞こえますが、お洒落の価値観は人それぞれ。大流行のK-POPアイドルのファッションを見ても、私はお洒落だと感じませんし、数年前に流行った麦わら帽子もお洒落だと感じませんでした。このようにお洒落の価値観は人それぞれなので、タトゥー保有者がタトゥーをお洒落だと感じていることも不思議なことではないのです。

もう1つ多い理由は、信念系。ビックダディーの元嫁の美奈子さんや、弟を亡くしたタレントの紅蘭さんらが該当します。思い出や決意を表すため、タトゥーに意味を込めて彫りますが「タトゥーを彫らなければ表明できないような信念は信念ではない」といった批判も。「自分だけに向けて勝手に決意表明していろ」なんてメッセージもありましたね。信念系タトゥーは自分の体を使った自分に向けたメッセージなので、第三者の信念否定もあまり気にならないのが実情です。

タトゥー保有者の日常

それではここから、タトゥー保有者である私の日常生活をご紹介しましょう。批判コメントで寄せられているように、タトゥー保有者はタトゥーを持っているだけで、不便な生活をしているのでしょうか。世間一般で言われている不便説の真相と、実情を詳しくご紹介します!

就職できないは嘘

タトゥーがあると「就職できない」というコメントについて。これは、半分合っていて半分間違いです。なぜなら私自身、タトゥーを保有していても就職できたから。「どうせしょうもない仕事でしょ」と思うかもしれませんが、就職先はIT企業最大手でした。

テレビCMも放送している企業です。約8年勤め、その間もタトゥーを入れたりしました。当時の社規には反社確認欄があったものの、タトゥー確認項目はゼロ。真っ当に就職し、真っ当に退社しました。

ただし、私がタトゥーを彫っている部位は、服を着たらわからない場所ばかり。左腕も長袖を着ればわかりませんし、背中など同僚や先輩に見せる機会もないですよね。もし、顔や手の甲など、服では隠しきれない場所にタトゥーがあれば恐らく多くの会社で不採用になるでしょう。

公共施設を使わないから不便を感じない

タトゥーがあると「プールやサウナ・温泉に入れないので不便」といった口コミが見られますね。確かに、多くの施設ではタトゥーNGです。しかし私は、夏でもプールを利用しませんし、サウナも温泉も好きではありません。そのため、公共施設を利用できなくても、なんら不便を感じないのです。

しかし私の夫は、大のサウナ好き。そのため、行けなくなると悲しいという理由からタトゥーを入れていません。

公共施設も意外に使用できる

友達と遊ぶ時、たまにプールなどの公共施設を利用します。ラッシュガードと呼ばれる水着用のタトゥー隠しアイテムを使えば、難なく利用できるのです。タトゥーが見えてしまえば、即退出を命じられるのでしょうが、今のところ1度も言われたことはありません。

またサウナや温泉も、個室備え付けホテル・旅館を利用すれば、あまり問題にはなりませんね。確かに大浴場よりも高額にはなりますが、好きな時間に1人でゆっくり浸かれるので、苦ではありません。

面と向かって批判された経験はない

ありがたいことに、今まで面と向かってタトゥーを批判された経験はありません。仲のいい友達はもちろん、犬の散歩ですれ違う近所の人でさえ、嫌な顔をされたことはないのです。「わんちゃん可愛いですね」と声をかけられ、他愛ない会話も普通にします。

もしかしたら、接してきた全ての人がタトゥーに理解があったのか、本心では「怖い」「嫌だ」と思っていたのか定かではありませんが…。私自身は人見知りで自分から声をかけた経験はないので、恐らく相手はそれほどタトゥーを気にしていなかったのだろうと思います。

「小さくて見えなかったのでは?」と思うかもしれませんが、左腕のタトゥーは長袖でなければ隠れないほどの大きさ。そのため、相手にタトゥーが見えていなかったとは考えづらいでしょう。

家族に理解されない

ご近所さんや仲間内では理解されてきたタトゥーですが、家族には理解されていません。我が家の実家は6人家族なのですが、母と弟以外にはあまり認められていないのが実情です。

姉と妹は看護の仕事をしている、いわゆる真っ当な人たち。タトゥーに関して、否定的な意見を持っています。父は表立って批判はしませんが、良く思っていないことは体感でわかっていました。そのため、家族と会う時も服装で隠すように心がけています。

消すなら入れなければいい

「一部で流行っているの?」と思ってしまうほど、この頃タトゥー除去の話題が目につくようになりました。こうしたタトゥー除去の話題を目にすると、タトゥー非保有者と同じように「消すなら入れなければいい」と感じます。

私の周りにも指に入ったタトゥーを除去した友達がいますし、芸能人やYouTuberもタトゥーを除去していますよね。タトゥー除去はそうとう痛いらしく、お金も高額…。「なぜ消すのだろう」と、正直理解ができません。

除去した友人は「就職のため」と言っていましたが、確かに服で隠せない場所のタトゥーは就職に不向き。しかし芸能人やYouTuberの場合は、就職目的ではなさそうなので、プロモーションの一環なのではと感じています。

タトゥーの面積で勝手に妄想する

タトゥーは、彫る部位やデザインによって痛みが全く異なります。私の場合、腕や胸の上は寝ていられるほどの痛みでしたが、背中は悶絶するほどの痛みでした。絵具で塗りつぶしたようなデザインも、同じ場所を何度も彫らなければならないので非常に痛かったです。

そのため塗りつぶしたタトゥーを見たり、背中やわき腹など痛みが強い部位にタトゥーが入っている人を見ると、純粋に「凄い…!」と感じます。どのくらい時間がかかったのか、痛みはどの程度だったのか、話しかけてみたいとすら思うんです。

タトゥーはそれほど悪いモノじゃない

タトゥーはコメント欄で批判されるほど悪いモノではなく、日常生活で感じるデメリットもそれほど多くはありません。就職もできますし、公共施設利用も工夫次第です。しかし私は、タトゥーを勧めているわけでもありませんし、普及してほしいとも思っていません。

入れたいなら入れればいいし、入れたくないのなら入れなければいいと感じています。ただタトゥー施術は決して安くはないので、除去するくらいならもったいないので入れなければいいと…。「よく考えて」とは言いますが、数年数十年先のことなど、ほとんどの人がリアルに想像できていないでしょう。そのため、迷っているくらいなら入れないことをオススメします。