パラポネラとは?最強のアリで噛まれると痛みがすごい? エンタメ

パラポネラとは?最強のアリで噛まれると痛みがすごい?

「パラポネラ」はヒアリ以上の強さを持っており、テラフォーマーズにも最強のアリとして登場しました。日本には生息していませんが、先住民の儀式に使用されることもあります。今回はパラポネラについて、軍隊アリを倒せる噂の真相や大きさを含めて詳しく紹介します。

目次

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パラポネラって何?

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パラポネラというアリを聞いたことがあるでしょうか。アリと聞くと小さくて弱い生物を想像しますが、中には毒を持っているものや噛む力が強いものもいます。

パラポネラの強さはその中でも群を抜いており、恐れられています。今回は日本ではあまり知られていない生物であるパラポネラについて詳しく紹介します。

アリの一種であり最強のアリと言われる

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パラポネラはアリの一種です。世界には1万種以上のアリが生息しており、日本だけで280種類にもなります。社会性昆虫でもあり、群れの中には役割によって分けられるカーストが存在しています。

強さは種によってそれぞれ異なりますが、パラポネラはその中でも最強のアリと呼ばれるほど強いです。ニカラグアからパラグアイにかけて生息しており、地上ではなく木の上で生活しています。

日本では「サシハリアリ」と呼ばれる

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パラポネラという名前がついていますが、日本では「サシハリアリ」という名前がつけられています。刺された時の痛みが特徴的であり、針には神経系の毒が含まれています。

この毒には感覚を麻痺させて痺れさせる作用があり、人間でも刺されると痺れた感じが残ることから、この毒を医療に応用できないかという研究もされています。

刺されたら24時間痛みが続く

パラポネラに刺されると、痛みが24時間続くと言われています。これは何度も刺されたり深く噛まれた場合であり、数時間程度で痛みが落ち着くことも多いようです。

パラポネラが生息している地域の人はとても恐れており、「24時間アリ」という呼び方をすることもあります。他のアリに比べて痛みの持続時間が長いため、できれば遭遇するのを避けたい存在です。

パラポネラの大きさは?

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パラポネラの働きアリの大きさは18-30mmとされています。アリには多くの種類がありますが、10mmに満たない大きさのアリは非常に多いです。

私たちが普段見かけるアリも10mm以下の小さなものがほとんどなので、パラポネラは大きめの個体であることが分かります。女王アリは働きアリよりも体は小さいようです。

海外で大きめのアリを見かけても、興味本位で触れたり遊んだりすることは絶対にやめましょう。

痛みの強さから弾丸アリとも呼ばれている

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パラポネラが噛み付いた時の痛みの強さは桁違いです。本当にアリに刺されただけ?と疑ってしまうくらい痛みが強く、なめてかかっていたことを後悔することになります。

噛まれた瞬間の痛さは銃で撃たれたような衝撃が走ることから、「弾丸アリ」という名前で呼ばれることもあります。

テラフォーマーズで登場している

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人型に進化したゴキブリと人間との戦いを描いたSF漫画「テラフォーマーズ」にも、パラポネラが出ています。ここで初めてパラポネラについて知ったという人も多くいます。

第二班で出てくるミッシェルはパラポネラを遺伝子のベースに受け継いでおり、膂力を活かしたプロレス技を得意としています。

テラフォーマーズの中でパラポネラは「最強の蟻であり、最強の昆虫である」と評されています。

ヒアリよりも危険?

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日本にもヒアリが外国から持ち込まれ、アルカロイド系の毒を持っていてアレルギーを引き起こすと死に至ることから「殺人アリ」と呼ばれることもあります。

実際に死に至るケースは稀であり、日本でもヒアリに噛まれた人はいずれも軽傷で済んでいます。気をつけなければいけないことには変わりませんが、危険度は比較的低いのです。

ヒアリはよくニュースで耳にするため怖いイメージが定着していますが、実はアマゾンではヒアリは弱いアリに分類されています。パラポネラはさらに強力な種であり、ヒアリよりも危険度は高いです。

パラポネラは軍隊アリにも屈しない?

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パラポネラは、強いことで有名な軍隊アリにも勝てるほどの攻撃性と毒性を持っていると言われることもあります。果たしてこの噂は本当なのでしょうか。

ここでは、噂の真相を軍隊アリや天敵を含めて紹介します。

軍隊のように隊列で移動するのが軍隊アリ

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ほとんどのアリは集団で巣を作って生活しています。しかし軍隊アリは定住する巣を持たず、軍隊のように隊列を組みながら進み、獲物を見つけると一斉に襲いかかります。

軍隊アリは総じて体の大きさに対して牙が大きいため、自分たちより遥かに大きな固体の肉でもたやすく噛み切れるようになっています。

一部を除いてほとんど盲目状態であると言われており、フェロモンをもとに隊列を形成しています。主に熱帯雨林地域に生息しており、日本では沖縄島と西表島に「ヒメサスライアリ」という種がいるようです。

軍隊アリの集団には負ける

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一部ではパラポネラが最強のアリとされることから、軍隊アリにも勝てるという噂があります。しかし、実際には軍隊アリに勝つことはできません。

パラポネラは集団ではなく個々で活動するため、軍隊アリの標的になるとなす術はありません。2つの種はお互いに天敵ではないため好んで争うようなことはしませんが、遭遇してしまうと争いが起きることもあります。

軍隊アリに勝てるのはハキリアリ

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軍隊アリは集団で獲物を仕留め、スズメバチなどの巣も撃退するほどの力を持っています。しかし、軍隊アリにも恐れているアリがいます。それが「ハキリアリ」です。

ハキリアリはアリの中でも社会性が高く、体より大きな葉を切り取って巣に運び、菌を培養してエサとしています。ハキリアリの群れの中には通常の働きアリの100倍大きな体を持った兵隊アリが存在します。

兵隊アリは軍隊アリとの戦いに特化しており、首に噛み付いて殺すことで巣への侵入を防ぎます。兵隊アリが1対1で戦っている間に他のアリは背後にまわり、脚を狙って動けなくします。

パラポネラに噛まれるのを儀式とする人もいる?

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噛まれると激しい痛みを感じることから、できることなら噛まれるのを避けたいですよね。しかし、世界にはパラポネラに噛まれることを儀式とする人もいるようです。

ここでは、アマゾンのフーベイに住む部族の儀式について紹介します。

パラポネラに噛まれたら全身に痛みやしびれが走る

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パラポネラをただのアリと思ってはいけません。通常、アリに噛まれると痛みを感じても数時間で治ることが多いです。

しかし、パラポネラの場合はハチに刺されたかのような激しい痛みが全身に走り、熱を帯びるのです。神経系の毒を持っているので痺れを感じる人も少なくありません。

パラポネラが住みついている地域の人は、「サソリよりも怖い」と恐れています。

アマゾンのフーベイにある部族はパラポネラの儀式がある

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世界には様々な民族や部族があり、通過儀礼を終えなければ1人前の大人として見てもらえないところもあります。アマゾンのフーベイにある部族は、パラポネラを儀式に用いています。

パラポネラを大量に捕まえ、特殊な液に浸み込ませて毒を緩和させます。その後、ヤシの葉で編んだ手袋に入れ、それを若い男性がはめて10分以上耐えます。

これを数ヶ月から数年かけて20回ほど繰り返し、やっと大人の男性になることができます。グローブを外した後も痛みや痺れは続きますが、儀式後は屈強な精神力と体を手に入れることができるとされています。

パラポネラの敵はいるの?

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軍隊アリには負けてしまうパラポネラですが、人間でもかなりの痛みを感じるほどの攻撃力を持っていれば他の生物に勝つことは容易であると予想されます。

では、パラポネラの天敵となる生物はいるのでしょうか。

ノミバエ科のハエが敵

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パラポネラの天敵は、「ノミバエ科のハエ」だと言われています。体長2mmと小さいながら、ノミバエの幼虫はパラポネラの体を食べ尽くしてしまいます。

ノミバエの成虫はパラポネラの周りを飛びまわります。怪我や病気で弱っているパラポネラに群がり、一瞬で卵を産み付けるのです。

パラポネラを食べるのは成虫ではなく幼虫なので、卵を産みつけられると助かる可能性はありません。

アリが原因で死亡した人もいる?

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アリはとても小さく、指先で軽く潰せてしまうほどです。街中でアリを見ても恐怖を感じることはほとんどありません。しかし実はほとんどが肉食であり、種によっては人間を危険な目に遭わせることもできます。

ボリビアの42歳男性は、酔っ払って木の下で寝ました。その木は匂いのきつい種類で、攻撃的なアリの住処だったのです。敵が侵入してきたと察知したアリは男性に群がります。

警察が到着した頃にはすでに男性は亡くなっていました。このアリの種類は明かされていませんが、群れになると人を殺してしまうほどの強さを持っています。

パラポネラは注意すべきアリ!

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今回は、最強のアリと呼ばれるパラポネラについて紹介しました。日本には生息しておらず、今後も外来生物として持ち込まれる可能性は低いと言われています。

しかし刺されると強烈な痛みが長時間続いて痺れることもあるため、パラポネラに遭遇する機会があれば十分気をつけましょう。

また、軍隊アリやハキリアリなど私たちがアリに持っているイメージ以上に強くて毒性のある種もいるため、気軽にアリと触れ合うことは避けましょう。