映画『万引き家族』の相関図と家族構成!子役やキャストも紹介!あらすじは? エンタメ

映画『万引き家族』の相関図と家族構成!子役やキャストも紹介!あらすじは?

カンヌ国際映画祭において最高賞であるパルム・ドールを獲得した、是枝裕和監督作品「万引き家族」今回は「万引き家族」の人物相関図と家族構成を中心にまとめます。演じたキャスト、子役あらすじも見ていきましょう。ネタバレ注意です!元になった実話についても解説します。

目次

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万引き家族の人物相関図!あらすじも紹介!

映画『万引き家族の』の人物相関図とあらすじをご紹介します。構想10年近くをかけて作ったこの作品、実は映画公式サイトでは相関図がありません。

そのため簡単な中心人物のみの相関図をご用意しました。また、ネタバレ注意な部分もあるので注意してご覧ください!

万引き家族の人物相関図!

こちらが『万引き家族』の簡単な人物相関図です。まさに万引き家族なのですが、この6人が映画の中心的な登場人物です。この詳しい家族構成に関しては後ほどご紹介します。

【ネタバレあり版】人物相関図

こちらはネタバレ満載ですので、ご注意ください。

それぞれの関係性の「実は…」という部分が明らかになっています。

映画を見ている人からするとてっきり本当の家族だと思っていたのに、徐々に徐々に一人ひとりの関係性や過去についてが明らかになっていったのです

万引き家族のあらすじ

ここでは『万引き家族の』あらすじをご紹介します。まず予告動画をご覧ください。ただならぬ雰囲気の家族であることは間違いありませんが、映像からもこの家族が笑顔に溢れて暮らしていることが伝わってきます。

この家族は、東京の下町に暮らす柴田治とその妻信代、そして息子の祥太に信代の妹である亜紀が、治の母初枝とともに同居しています。

治と信代の給料に初枝の年金、そして治と祥太が親子で万引きすることで生計を立てていました。しかし初枝は表向き独居老人ということになっているため、息子家族との同居は秘密にしなければいけませんでした。

【ネタバレ】万引き家族の登場人物&家族構成は?キャスト・子役も紹介!

ここからは『万引き家族』登場人物と家族構成、さらに登場人物を演じたキャストや子役さんたちをご紹介していきます。

万引き家族の家族構成は?

jarmoluk / Pixabay

万引き家族の家族構成は次の通りです。万引きをしているのは父と長男。初枝が住む家でともに暮らしています。

  • 祖母:柴田 初枝
  • 父(柴田初枝の息子):柴田 治
  • 母(治の歳若い妻):柴田 信代
  • 長男(治と信代の息子):柴田祥太
  • 長女:柴田りん
  • 信代の妹:柴田亜紀

万引き家族の登場人物①柴田初枝(樹木希林)

まず1人目の登場人物は、祖母・柴田初枝です。年金受給者で、元夫とはすでに離婚、東京の下町の家で息子家族とともに住んでいます。

  • 柴田初枝のキャスト:樹木希林

樹木希林さんは『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』『歩いても 歩いても』『わが母の記』など数多くの名作に出演しており、その人柄は多くの人に愛されました。

この作品で最優秀助演女優賞を受賞していますが、アカデミー賞授賞式の約半年前に死去。実の娘・内田也哉子さんがスピーチの舞台に立っています。

万引き家族の登場人物②柴田治(リリー・フランキー)

万引き家族の登場人物2人目は、柴田初枝の息子・柴田治です。治は日雇い労働を収入源としていますが、息子とともに万引きもしています。

初枝の実の息子ではなく、”ある事情”を知った上で初枝が同居させてくれていたのです。

  • 柴田治キャスト:リリー・フランキー

柴田修を演じたリリー・フランキーさんはイラストレーターでもありライターやエッセイスト、小説家、絵本作家、アートディレクター、デザイナー、ミュージシャン、

俳優などなど、多彩な才能をマルチに生かしている方です。

俳優としては『そして父になる』『海街diary』『野火』『バクマン。』などに出演。小説家としては、自伝的長編小説『東京タワー 〜オカンとボクと、時々、オトン〜』を出版しています。

万引き家族の登場人物③柴田信代(安藤サクラ)

万引き家族の登場人物3人目は、治の歳若い妻・柴田信代です。クリーニング店工場のパート従業員として働いており、家計を支えています。

治と息子の祥太がタッグをちなみ万引きをしていますが、信代もクリーニングにきた衣服に入っていたアクセサリーをこっそり盗んだりしています。

元々治とはホステスと常連客という関係性でした。信代は元旦那からDVを受けており、治と共謀し正当防衛の名のもと、前夫を殺害した過去を持っています。これが初枝と同居するきっかけとなった”ある事情”です。

  • 柴田信代キャスト:安藤サクラ

信代を演じた女優の安藤サクラさんといえば、朝ドラ『まんぷく』や『ゆとりですがなにか』『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』などに出演しています。

父は奥田英治さん、母は安藤和津さん、そして夫は柄本佑さんというまさに芸能一家。女優としての実力は凄まじいもので「万引き家族」での彼女のラストの演技は高く評価されています。

万引き家族の登場人物④柴田亜紀(松岡茉優)

万引き家族の登場人物4人目は、信代の妹であり、初枝の義理の娘として同居する柴田亜紀です。

JK見学店(風俗)に勤務しており、源氏名は「さやか」。このさやかという名前が意外に重要なのですが、それは後ほど解説します。

実際は信代の妹ではなく、初枝の元旦那と後妻の息子夫婦の娘であることが作品後半で明らかになります。実の両親に愛されていないのでは?と考えたために、両親の元から家出をしてきた子だったのです。

  • 柴田亜紀キャスト:松岡茉優

柴田亜紀を演じたのは松岡茉優さんです。出演作には『コウノドリ』や『ちはやふる』『勝手にふるえてろ』などがあります。タレントとしても活躍されていますが、女優として今後が期待されている方ですね。

万引き家族の登場人物⑤柴田祥太(城桧吏)

万引き家族の登場人物5人目は、治と信代の長男・柴田祥太です。祥太は父治とともに万引きをしています。学校には通っておらず、実の息子でもありません。

松戸市にあるパチンコ店の駐車場で治が車上荒らしをしようとした時、密閉された車内に置き去りにされてぐったりしていた幼い祥太がおり、助けたことをきっかけに息子として暮らし始めたのです。

  • 柴田祥太キャスト:城桧吏(じょう かいり)

城桧吏君は、7歳の時にスターダストプロモーションにスカウトされ芸能活動を開始しています。子役として『僕だけがいない街』『グッド・ドクター 』や『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』などに出演しています。

今後2020年夏以降に出演する作品も大作ばかりで、『都会のトム&ソーヤ』では主役を演じます。他にも『約束のネバーランド』や『HOKUSAI』などの話題性のある作品に出演予定です。

万引き家族の登場人物⑥ゆり/りん/北条じゅり(佐々木みゆ)

万引き家族の登場人物6人目は、ゆりです。治たちがくらす家の近所にある団地1階にあるバルコニー状の外廊下で震えて座っているところを治が見つけ、見かねて連れ帰ったことをきっかけに娘として暮らし始めます。

彼女が名乗った名前が「ゆり」。行方不明で捜査されている子ども「北条じゅり」だと明らかになったことで、髪を切り「りん」という名前で暮らしています。

実の両親からはネグレクト(虐待)を受けていました。

  • ゆり/りん/北条じゅりキャスト:佐々木みゆ

佐々木ゆみさんは2020年7月現在9歳の子役で、テレビドラマに多く出演しています。現在話題となっているドラマ「MIU404」の第一話にも出演していました。

万引き家族の登場人物⑦柴田譲(緒形直人)

万引き家族の登場人物7人目は、柴田譲です。柴田譲は初枝の元旦那と後妻の間に生まれた息子です。そして亜紀の実の父親でもあります。柴田譲を演じたのは緒形直人さんでした。

万引き家族の登場人物⑧柴田葉子(森口瑤子)

万引き家族の登場人物8人目は、柴田葉子です。柴田葉子は柴田譲の嫁で、亜紀の実の母親でもあります。

夫婦は亜紀は海外留学をしているということにしており、初枝と同居していることは「知らない」こととしていました。そんな葉子を演じたのは、森口瑤子さんでした。

万引き家族の登場人物⑨柴田さやか(蒔田彩珠)

万引き家族の登場人物9人目は、柴田さやかです。柴田さやかは亜紀の実の妹であり、高校2年生。亜紀の源氏名は彼女の名前からとっています。

さやかが生まれたことで、両親の愛情が全てさやかに向いたと思い、「自分は両親から愛されていない」と感じた亜紀は家出をします。

作中ではたくさん登場シーンがあるわけではありませんが、亜紀にとって重要な人物と言えるのです。彼女を演じたのは蒔田彩珠さんでした。

万引き家族の登場人物⑩4番さん(池松壮亮)

万引き家族の登場人物10人目は、4番さんです。4番さんは亜紀が働く風俗店の常連客で、発達障害があり彰人は筆談で会話をしています。

亜紀が密かにこころを通わせる相手でもあります。4番さんを演じたのは、池松壮亮さんでした。

万引き家族の登場人物⑪北条保(山田裕貴)

万引き家族の登場人物11人目は、ゆり(りん/北条じゅり)の実の父親・北条保です。ゆりに対しDVをはたいていました。

血が繋がっていなくても貧乏でも、小さな幸せを感じながら暮らしていた治たち家族が解体されていく原因の一端となった人物です。彼がDVをしない親であれば万引き家族の運命は違っていたかもしれません。

北条保を演じたのは、俳優の山田裕貴さんです。

万引き家族の登場人物⑫北条希演(片山萌美)

万引き家族の登場人物12人目は、北条希演です。彼女は北条保の嫁で、ゆりと同じく彼からDVを受けていました。旦那からDVを受けていただけでなくゆりに対してネグレクト(児童虐待)をしていました。

北条希演を演じたのは、片山萌美さん。女優でもありグラビアアイドルで、タレントとしても活動しています。

【ネタバレ】万引き家族の登場人物は偽名で暮らしてる?

登場人物の人物像と家族構成をご紹介してきました。ここまでご覧になった方にはわかっていただけたでしょうが、家族構成と言いながら万引き家族の6名は、全員血が繋がっていなかったのです。

様々な理由から家族になっていますが、ここでは彼らの名前に注目していきたいと思います。実はほとんどの中心人物が偽名だったのです。

治の本名は?

リリーフランキーさん演じる、この作品での父親・柴田治は本名ではありません。彼の本名は、榎勝太(えのきしょうた)といいます。

殺人を犯したこと万引き犯であることから本名を名乗っていなかったのは確かでしょうが、なぜ治という名前だったのでしょう。「治」は初枝の実の息子の名前だったのです。

実の息子とはその嫁と子供(初枝にとっての孫)とともに暮らしていたのですが、徐々に関係が悪くなり絶縁していたのです。榎勝太は治と名乗ることで、本当の家族になろうとしたのでしょう。

信代の本名は?

信代の本名は田辺由布子といいます。信代と名乗っているのは、治と同じく初枝の息子の嫁が「信代」という名前だったからです。

田辺由布子は母親から愛されずに育ち、児童虐待を受けていました。そのため愛し愛される”家族”を作りたかったのかもしれません。初枝から”母親の愛情”というものを受け取っていたのかもしれませんね。

祥太の本名は?

祥太の本名は作中では触れられていません。しかし治の本名である榎勝太と漢字は違いますが、同じ名前です。

治はネグレクトとまではいかないかもしれませんが、子供の頃から両親に否定されて生きてきました。そのため、「ここに住めたらこんな生活が…」と幸せな妄想をすることがあります。

そんな治が幼かった頃に感じたかった幸せを、祥太に与えたかったのかもしれません。子供の頃の治と子供である祥太を重ね愛することに決めたから、『祥太』という名前にしたと考えられます。

ゆり(りん)の本名は?

りんの本名は北条じゅりです。これは作中にも登場しますね。ではなぜ『りん』という名前を名付けたのでしょうか?

この『りん』という名前は信代が命名しています。信代は実の母親が水商売をしていたため周りから偏見の目を向けられ育ちました。幼少期に彼女に唯一分け隔てなく接してくれた友人から名前をとったのです。

「お母さん」「母ちゃん」とりんから呼ばれることは最後までありませんでしたが、信代は精一杯彼女の母親になろうとしたのです。

番外編 柴田亜紀の源氏名「さやか」に込められた意味

柴田亜紀の源氏名「さやか」は実の妹の名前と同じです。

実の両親からの愛情を一身に受けた妹・さやかに対し、恨みのような憎しみの感情を持っています。だからこそ風俗という場で「さやか」と名乗るのです。

実際風俗嬢としてはあまり人気がない彼女。風俗店でさやかと名乗るのは、そんな人気のない「さやか」への劣等感を埋める行為なのかもしれません。

万引き家族は実話から生まれた物語?参考にした事件は二つ?

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『万引き家族』は実はからなる物語です。是枝監督はある「年金詐欺事件」と「釣り具店窃盗事件」から着想を得て作っていった作品だと、発言しています。

ここでは実話であるその2つの事件が、どんな事件だったのかをまとめていきます。

家族を巡って起きた「足立区111歳年金詐欺事件」

stevepb / Pixabay

2010年7月、東京都足立区に住む1899年(明治32年)生まれの111歳男性が、白骨化した状態で発見されたことで明らかになった「足立区111歳年金詐欺事件」。

白骨化した時点で111歳の男性が死亡したのは、司法解剖によればなんと30年前でした。家族によれば、男性はほぼ遺体が見つかった同時期に「即身成仏するから絶対に入るな」と言い、

部屋に閉じこもったというままだと証言しました。しかし実際はすでに死亡から30年、遺族共済年金約915万円を不正に受給したとして娘と孫が逮捕されたのです。

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