中島菜保子さんいじめ自殺事件の詳細は?担任・加害者は特定されている? エンタメ

中島菜保子さんいじめ自殺事件の詳細は?担任・加害者は特定されている?

2015年、茨城県の中学校に通っていた中島菜保子さんが、同級生からのいじめを苦に自殺を図りました。加害者や担任教師の画像も流出、学校は死因を事故と隠蔽、教育委員会を相手取った父母の闘いなど、ピアノの才能にも恵まれていた中島菜保子さん自殺事件の詳細を紹介します。

目次

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中島菜保子さんとは?いじめで自殺した中学生

中島菜保子さんは、茨城県内の中学校に通う笑顔の可愛らしい女の子でした。ピアノが好きで、中学生にしてコンクールの受賞歴も持つなど、将来有望な生徒であったともいいます。

しかし2015年、中学3年に進級してから友人グループの間でいじめのターゲットにされ、そのことを苦に中学卒業を待たずに命を絶ってしまいました。

なぜ、最悪の結果を食い止めることができなかったのでしょうか?

2015年に茨城県取手市の中学3年生・中島菜保子さんが自殺

2015年11月、茨城県取手市内の私立中学に通う中学3年生・中島菜保子さんが、クラス内でのいじめに悩んだ末に自殺を図りました。

中島菜保子さんが自ら死を選ぶ以前から、クラス内ではいじめがあったことが知られていたうえ、中島菜保子さんの母親は学校に相談もしていたといいます。

「いじめられたくない」という遺書が残っていた

亡くなった中島菜保子さんの日記帳には、「いじめられたくない」という遺書とも取れる言葉が書かれていました。

この言葉が残っているだけでも、中島菜保子の自殺にいじめが関わっていたことは容易に想像がつきます。しかし、学校も取手市の教育委員会も頑なにいじめを否定し続けたのです。

教育委員会がいじめの存在を否定

中島菜保子さんの自殺を受けて、取手市教育委員会は同級生らに面談を行いました。しかし、12月18日に市教育委員会は「いじめは存在しなかった」と発表。

また翌年にも市教育委員会は、「中島菜保子さんの自殺は、いじめが原因の重大事態ではない」と耳を疑うような決議をしたのです。

しかし20人以上の同級生がいじめを証言

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取手市教育委員会がいじめは存在しないと発表した一方で、面接を受けた中島菜保子さんの級友達からは「中島さんはいじめで悩んでいた」との声が多数上がっていました。

しかし、学校と取手市教育委員会は生徒たちからの訴えを無視。いじめを隠蔽したのです。

このことが原因で、後に毎日新聞の取材に「学校、そして大人に不信感を感じるようになった」と語った生徒もいました。

2019年にやっといじめの事実が認められた

取手市教育委員会と学校に対して不信感を覚えた中島菜保子さんの父母が、文科省に直接訴えたことで事態は一変。市教育委員会はいじめの存在を認めました。

取手市教育委員会がいじめの存在を認めたのは、2019年の3月。中島菜保子さんが自殺してから、3年以上もの月日が経過していました。

中島菜保子さんを自殺に追いやった陰湿ないじめ

中島菜保子さんは中学3年でクラス替えがあって以降、家でも「学校、つまらなくなった」とこぼすようになったといいます。どのようないじめに苦しんでいたのでしょうか。

中学3年生に進学後・グループ内でいじめられるように…

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3年生に進級した際、中島菜保子さんは3人のクラスメイトの女子と仲良くなり、4人グループで遊ぶようになったといいます。

しかし5月の修学旅行あたりから、このグループの中で中島菜保子さんが嫌がらせを受けるようになったといいます。

7月頃にはクラス内で公然と悪口を言われる

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最初は仲良くしていたものの、中島菜保子さんは他の3人の素行の悪さから「自分とは合わない」と違和感を感じたようです。

そのため距離を置きたいと考えていたところ、いじめが始まったといいます。

5月頃から始まったいじめは7月には公然と行われるようになり、教室でも「菜保子、くさい」「きもい」などと罵られるようになっていきました。

2学期に入ると嫌がらせはエスカレート

同級生からは、2学期に入るとますます中島菜保子さんへのいじめはエスカレートしていったとの証言も出ています。

10月になると中島菜保子さんは「くさや」と呼ばれるようになり、離れていた場所にいても聞こえるほどの大きな音でバンバン背中を叩かれるなどの嫌がらせを受けていたといいます。

音楽室で行われていた合唱祭の練習の際にもC子さんが中島さんを別の生徒の前に引っ張ってきて「この子、臭くない? 」と言った。

(引用:産経ニュース)

このような証言も出ており、加害者生徒たちは隠すことなく、公然と中島菜保子さんをいじめていたのです。

他の級友と中島菜保子さんが仲良くすると邪魔をされた

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中島菜保子さんはクラス内で孤立していたわけではなく、グループ以外の女子生徒と普通に談笑することもありました。

しかし、他の級友が「なお、(ピアノがうまくて)すごいね」と中島菜保子さんに話しかけて楽しそうにしていると、加害者生徒たちは露骨に不機嫌そうな様子になったといいます。

10月には体育の授業中、試合形式でバスケットボールのチーム決めをしていた際も、A子さんらが相談して、中島さんを外すようにグーパーじゃんけんをした。

授業終了時、下駄箱のところで中島さんは泣いていた。

(引用:産経ニュース)

クラス全体で中島菜保子さんを仲間外れにする流れに持っていきたい、と加害者生徒らは考えていたようです。

担任の教師もいじめに加担していた!?

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中島菜保子さんのクラス担任の教師は、いじめを止めさせるどころか陰湿な嫌がらせに加担していたとの証言も出ています。

加害者生徒たちに連れられて中島菜保子さんが休み時間にトイレに行き、授業が始まってから戻ってきた際にも、担任の教師は菜保子さんだけを前に呼び出して叱りつけたといいます。

教室のガラスを割った罪をなすりつけられる

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担任の教師にも助けを求められない中、11月10日の帰りの会の前に、加害者生徒らがふざけていて教室のドアのガラスを割るという事故を起こしました。

この時、中島菜保子さんは現場にすらいなかったのにも関わらず担任の教師、学年主任、教頭から怒られたうえに、放課後1人で割れたガラスの掃除をさせられていたそうです。

担任のT教諭や教頭に次々に叱られた中島さんは「A子とC子が割ったのに…」と言って泣いていたという。

(引用:産経ニュース)

この事件が、中島菜保子さんが自殺を選ぶ引き金になったとされます。

母親が学校に事情を尋ねるもいじめを隠される

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ガラスの掃除をした後、土砂降りの雨の中、中島菜保子さんは帰宅しました。ずぶ濡れで泣きながら帰ってきた娘を見て、母親は驚き、学校で何があったのか聞き出したといいます。

そして状況確認のためにすぐさま学校に連絡したのですが、電話に出た担任の教師からは要領を得ない回答があっただけでした。

「今日、お友達と3人で壁ドンゲームをしていて、菜保子さんではないが、お友達がガラスを割った。割ったこともよくないが、その後の態度が悪かった。逃げようとした。3人のうち、2人が逃げようとした」

「ガラスが割れたとき、学年主任が私に『逃げるような態度を中島ともう一人が取った』と言って、私に引き継がれた」

(引用:産経ニュース)

母親の電話を受けて担任の教師は、ガラスが割れたこととは無関係であることを知りながら、中島菜保子さんを理不尽に叱りつけ、掃除まで押し付けていたことを認めるような発言をしていたのです。

最終的に「今、泣いてるのなら反省してるんですね」と訳のわからないことを言われて、担任との話は終わってしまったといいます。

死因は「学校に行きたくない」中島菜保子さんが自殺

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その日は夕方にピアノのレッスンがあったため、母親は話の内容に納得がいかなかったものの、電話を切って中島菜保子さんとともに家を出ました。

そしてレッスンを受けて帰宅した菜保子さんは「もう、学校に行きたくない」と呟いたといいます。それが菜保子さんの最期の言葉でした。

中島菜保子さんをいじめた加害者と担任は?顔もわかっている!?

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中島菜保子さんがいじめを苦に自殺した、ということがニュースで取り上げられて以降、ネットではいじめの加害者を特定しようとする動きが早々に見られていました。

そして2017年11月27日に、加害者生徒、そしていじめに手を貸していた担任教師の顔写真がネットに流出したのです。

中島菜保子さんをいじめていたのは3人の女子生徒

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中島菜保子さんをいじめていたのは3人の女子生徒のみで、他の同級生はいじめには関わっていなかったといいます。

しかし、加害者グループの中心的な存在であった生徒はかなり目立つ存在で、スクールカーストの頂点にいるような人物だったそうです。

そのため加害者がたった3人だけであっても、いじめを注意する生徒もいなかったのだといいます。

加害者①野澤雪子

中島菜保子さんをいじめていた中心人物だと特定されたのが、野澤雪子という少女です。

竜ヶ崎南高校に進学したものの、そこでもいじめ事件を起こした後に中退したとの話も顔画像流出時にリークされました。

現在はシングルマザーになっていることが、本人のインスタで明らかになっており、このこともネットで拡散されてしまいました。

加害者②山野青空

中島菜保子さんが自分の彼氏と席が隣で、2人が仲良くしていたことに腹を立てていじめを先導していたと言われているのが、山野青空という少女です。

親が教師だったものの素行が悪く、中学生時代から喫煙していたとの話も出ていました。

加害者③大久保樹

3人目の加害者として特定された大久保樹という少女は、放任主義の家庭で育ち、学校でも同級生の所持品を盗んでトラブルになることが多かったといいます。

またバスケ部に所属していたそうで、自分より体育の時間に目立つことが多かった中島菜保子さんに嫉妬していたとの話も出ています。

当時の中島菜保子さんの担任・佃香織

ある意味いじめ事件の一番の加害者だ、とも指摘されているのが担任であった佃香織という教師です。

当初、佃香織は「あなたによくない影響が出るから、山野さんたちとは付き合いを控えなさい」等、中島菜保子さんを他の3人から離そうとしていたといいます。

しかし、中島菜保子さんがグループを抜けようとするといじめが始まり、あろうことか佃香織までいじめに加担するような行動を取ったとされます。

事件後の加害者の父母は?謝罪はあった?

いじめがあったことが確定した後、産経新聞は加害者の父母に取材を申し込んでいました。

B子さんの母はインターホン越しに「お答えすることはありません」、A子さん宅には内容証明郵便で取材依頼を発送したが、返事はなかった。

C子さんの母は「夫と相談します」といったん返答したが、その後、メールで「実名がネットで流れていることもあるし、取材には今は応じられない」と回答した。

(引用:産経ニュース)

中島菜保子さんの墓前、遺族に加害者とその両親が謝罪にいったという話は、この後も出ていません。

なぜいじめは起こった?原因は中島菜保子さんへの嫉妬?

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真面目でピアノが上手く、明るい性格だったと周囲の証言にもある中島さん。なぜ彼女が自殺を選ぶほど苦しまなければならなかったのでしょう?理不尽ないじめに、原因はあったのでしょうか。

加害者の彼氏と席が隣だったことから妬まれる

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いじめの発端となったのは、上でもお伝えしたように山野青空の彼氏と、中島菜保子さんが隣同士の席だったからだと言われています。

山野青空の彼氏とされる生徒も素行に問題がある生徒だったそうですが、隣の席に中島菜保子さんがいると何故か真面目に授業を受けていたそうです。

そのため、席替えを何度しても男子生徒と中島菜保子さんは常に席が隣だったといいます。

中島菜保子さんが在籍した3年3組は学級崩壊状態だった

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当時、中島菜保子さんが在籍していた3年3組は学級崩壊状態だったといいます。特に状況が悲惨だったのは、担任の佃香織が受け持っていた英語の時間だったとのこと。

そのせいか中島菜保子さんも、3年に進学してから英語の成績が落ちてきていたそうです。

担任の佃香織も野澤雪子を怖がっていた?

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担任しているクラスの和を乱す中心人物であった加害者生徒たちのことを、佃香織も恐れていたとの証言もでています。

特に野澤雪子は親も問題があったようで、いじめについて両親に話をした際に父親が「俺はヤクザとも関係があるんだ!」と脅すような発言をしたとされます。

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