エアロゾル感染(エーロゾル感染)とは?新型コロナの感染ルート? ライフ

エアロゾル感染(エーロゾル感染)とは?新型コロナの感染ルート?

「エアロゾル感染(エーロゾル感染)」とはどのような仕組みのものでしょうか?インフルエンザやノロにも関係しています。ウイルスの飛距離がある飛沫感染や空気感染との違いは?屋外での危険は?マスクで対策可能か?など、エアロゾル感染について詳しく見ていきましょう。

目次

[表示]

新型コロナに新たな感染ルート!?エアロゾル感染とは?

geralt / Pixabay

新型コロナが感染するルートの1つとして、「エアロゾル感染(エーロゾル感染)」という感染ルートが明らかとされました。

エアロゾル感染(エーロゾル感染)は、新型コロナだけでなく、ノロやインフルエンザにも関係するルートであると言われています。

エアロゾル感染(エーロゾル感染)ルートが発表されるまでの経緯やその危険性、どんな感染経路を辿るのか、詳しく見ていきましょう!

新型コロナ感染ルートは「接触感染」と「飛沫感染」の2つだった

sweetlouise / Pixabay

今まで新型コロナが感染するルートは「接触感染」と「飛沫感染」の2種類でした。

「接触感染」は、感染者が直接健康な人の身体に触れることによってウイルスが付着し感染したり、感染者が触ったモノを健康な人が触ることでウイルスが移ってしまう感染ルートを意味します。

「飛沫感染」は、感染者が咳やくしゃみをすることで飛沫として空気中にウイルスが漂い、健康な人がその飛沫を吸い込んでしまうことで感染してしまうルートを指します。

2020年2月、中国でエアロゾル(エーロゾル)感染ルートが明らかに

madartzgraphics / Pixabay

2020年2月8日、上海市政府が開いた記者会見にて、「エアロゾル感染(エーロゾル感染)により新型コロナウイルスが広まってる」としてその可能性を示唆しました。

エアロゾル感染(エーロゾル感染)とは?危険な感染ルート?

MartinStr / Pixabay

エアロゾル感染(エーロゾル感染)というのは、ほとんどの人が普段聞き慣れていない言葉であるといえるでしょう。一体どのような感染ルートなのでしょうか?

エアロゾル感染(エーロゾル感染)は、エアロゾルという飛沫よりも小さな粒子が限定的な空間で一定時間漂う環境で感染を引き起こします。

特に医療現場などでの感染が危惧される特殊な感染ルートとなっています。

エアロゾル(エーロゾル)は空気中の粉塵やミストを指す

Myriams-Fotos / Pixabay

エアロゾル(エーロゾル)は飛沫よりも重く、空気より軽い液体や粒子のことを指します。エアロゾルが生成される過程によっては、粉塵やミストと表される場合もあります。

インフルエンザやノロもエアロゾル感染を引き起こす?

既存のインフルエンザウイルスやノロウイルスも、新型コロナと同様に、接触感染や飛沫感染の他にエアロゾル感染によって感染が引き起こされるとされています。

電車やオフィスなどの生活空間では起こらない?

pixel2013 / Pixabay

私達が普段生活している中で使用している電車内や、学校やオフィスなどの空間において、エアロゾル感染は起こるのでしょうか?

エアロゾル感染は医療現場などの特殊な状況下において発生する可能性があります。中国の保健当局も、「密室空間で長時間高濃度のエアロゾルに晒された環境下で感染」と詳細な条件付けをしています。

普通に生活している中での感染は起こりづらいものと考えて良さそうです。

エアロゾル感染の仕組みは?飛沫感染や空気感染との相違点!

_freakwave_ / Pixabay

エアロゾル感染(エーロゾル感染)の仕組みはどのようなものなのでしょうか?飛沫感染や空気感染と何が違うのか、その仕組みについて見ていきましょう!

エアロゾル感染(エーロゾル感染)は飛沫感染とは別モノ!

geralt / Pixabay

エアロゾル感染(エーロゾル感染)は飛沫感染とは違ったものとされています。

飛沫感染もエアロゾル感染も、感染者の咳やくしゃみによって空気中に放たれた飛沫が関係してくるものではありますが、感染までの経緯が異なります。

感染者の咳やくしゃみによる飛沫による感染が「飛沫感染」

leo2014 / Pixabay

飛沫感染は、感染者の咳やくしゃみによって放出された飛沫が、健康な人に付着することで感染を引き起こします。

感染者がマスクを密着させてつけていなかったり、咳エチケットを怠ってしまうと、周囲の人達に感染を広めていってしまいます。

飛沫は直径5μm以上の水滴で飛距離は1m以内を指す

ronymichaud / Pixabay

そもそも飛沫とは、直径5μm以上の水滴を指します。直径5μmと言われてもピンと来るものではないですが、咳やくしゃみによって出る唾液や粘液を指すものだと考えれば想像しやすいかもしれません。

そして、咳やくしゃみで放たれる飛沫の飛距離は1m以内だとされています。この飛距離をなくすためにも、咳やくしゃみをする際には咳エチケットやマスクが必要となります。

飛沫が乾燥すると「飛沫核」になる

geralt / Pixabay

飛沫は長時間空気中に漂うことで水分が蒸発され、「飛沫核」となります。この飛沫核は、直径5μm未満の飛沫(液体)で、通常私達が使用しているマスクでは防ぎきれないような小さなものとなります。

飛沫核になるまでの過程をエアロゾル化と呼ぶ

jimsimons / Pixabay

感染者による咳やくしゃみによって口から出た飛沫が、乾燥し飛沫核となる過程をエアロゾル化(エーロゾル化)と呼びます。

飛沫と飛沫核は、名前は似ていながらも全くの別物です。飛沫は隙間なくマスクをすれば感染を防げるもの、飛沫核は密着させたマスクさえ通り抜けてしまうごくごく小さな微粒子だと考えましょう。

エアロゾルは飛沫核が浮遊している状態

JosepMonter / Pixabay

エアロゾル(エーロゾル)とは、長時間飛沫核が空気中に浮遊している状態を指します。飛沫核は小さく軽量なもののため、長らくの間空気を漂い続けるエアロゾルを引き起こします。

エアロゾル化した飛沫が空気中を漂い感染するのが「エアロゾル感染」

geralt / Pixabay

エアロゾル化した飛沫、つまり飛沫核が空気中を漂い、健常者の粘膜や肺胞に入り込むことによってエアロゾル感染が引き起こされます。

飛沫は大きく肺の奥にまで入り込むことはありませんが、飛沫よりも小さな飛沫核は肺胞にまで入り込み感染を引き起こしてしまいます。

飛沫感染よりも広範囲な感染力を持つ?

mohamed_hassan / Pixabay

エアロゾル感染(エーロゾル感染)は、従来の飛沫感染や接触感染よりも広範囲の感染力を持つ疑いが持たれています。

医療従事者にとっては、飛沫感染や接触感染だけでなく、エアロゾル感染の脅威も胸に留めておくべき感染ルートとなり得るでしょう。

空気感染とエアロゾル感染は同じ?何が違う?

leo2014 / Pixabay

空気感染とエアロゾル感染とは似ているようで違った感染ルートとなります。エアロゾル感染は空気感染の一部であるとも捉えられています。

空気感染は私達が普段生活しているような空間にまで感染を広めるものとなっていますが、一方でエアロゾル感染は医療現場などの限定的で特殊な空間でのみ広まりを見せる感染ルートとなります。

エアロゾル感染を防ごう!効果的な予防・対策法は?

sasint / Pixabay

日常生活の中でエアロゾル感染は広まらないとされていますが、医療現場に関わる人たちにとって、エアロゾル感染というのは感染力の高い危険な存在です。

そんなエアロゾル感染を防ぐための対策法はあるのでしょうか?詳しく見ていきましょう。

①換気をして屋外の空気を取り入れる

Free-Photos / Pixabay

エアロゾル感染は広範囲には広まらないものの、短期間での感染が予想されます。屋外の空気を一切取り入れず、こもりきった環境ではエアロゾル状態を促進させ被害が広まる可能性が高くなります。

狭い部屋など密室状態になりやすい環境では、定期的に屋外の空気の取り入れ、換気を行うことが大切です。

②N95以上のマスクを着用する

coyot / Pixabay

一般的なマスクでは、飛沫核の侵入を防ぐことは出来ません。エアロゾル感染を防ぐためには、N95以上のマスクが必要となります。

どんなマスクでも顔とマスクの間に隙間が空いていれば意味をなさないため、自分の顔にフィットするマスクを選ぶことが大切です。

③トイレはフタを閉めてから流す

sferrario1968 / Pixabay

トイレのフタをしないまま流すと、便や尿に含まれたウイルスが便器外に飛び散る可能性があります。

トイレのフタを閉めないことによるウイルスの拡散は、特にノロウイルスの感染が懸念されます。日常的にトイレのフタは閉めて流すよう意識していきましょう。

④手洗いうがいやアルコール消毒をする

Gadini / Pixabay

手洗いうがいやアルコール消毒を徹底することで、感染を防ぐ効果を高めます。

また、濡れたままの手指は感染を広めてしまいます。ハンカチや乾燥機を使用してしっかりと手指を乾燥させた状態を保ちましょう。

なるべく外出は控え免疫力を落とさないよう気をつけよう!

sasint / Pixabay

人が集まる場所など、感染が危惧される場所へ足を運ぶのは控えましょう。知らぬ間にウイルスを拾ってきてしまい、周囲に感染を広めてしまう可能性もあります。

エアロゾル感染だけでなくあらゆる感染症から身を守るためにも、不用意な外出は控え、食生活や睡眠を整えて免疫力を高めることが大切です。

エアロゾル感染(エーロゾル感染)は限定的な感染ルート!

stevepb / Pixabay

エアロゾル感染(エーロゾル感染)とは何か、飛沫感染や空気感染との違いはあるのかについて解説してきました。

特に手術など密室空間で作業を行う機会の多い医療現場に携わる人たちにとって、エアロゾル感染(エーロゾル感染)は脅威となり得ることが分かりました。

しっかりと対策をして、エアロゾル感染を引き起こさないよう注意していきましょう!