風あざみの意味とは?造語?広辞苑に載ってる?歌の歌詞も解説! おもしろ

風あざみの意味とは?造語?広辞苑に載ってる?歌の歌詞も解説!

「風あざみ」、「宵かがり」とは井上陽水のヒットソング「少年時代」の歌詞として有名ですが、実は、広辞苑や辞書にないオリジナルの造語だったんです。風あざみ、宵かがりの意味について、季語や英訳を比較しながら詳しく検証していきましょう。

目次

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風あざみとは?歌の歌詞?意味を解説!

「風あざみ」という言葉を何となく聞き覚えがある、という方も少なくないのではないでしょうか。

ただ、広辞苑などの辞書で風あざみの意味を調べてみても実は載っておらず、歌詞の中の造語ではないかと言われています。

ここでは、風あざみの意味とは何か、ということについていろいろな角度から具体的に見ていきましょう。

風あざみは歌の歌詞で造語だった?

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「風あざみ」という言葉が幅広い年代に親しまれているのはおそらく、教科書に載っているためではないかと思われます。

大人から子どもまで何となくなじみがある風あざみの本当の意味について、まずは原典からあたっていきましょう。

井上陽水の「少年時代」の歌詞にある

「風あざみ」とはもともと井上陽水のヒットソング「少年時代」の歌詞に出てくる言葉で、「夏が過ぎ~風あざみ~」という風に使われています。

「少年時代」はそもそも映画の挿入歌でしたが、すぐに大ヒットし、現在でも学校の音楽の教科書に採用されたりと、幅広い年代に親しまれています。

メロディが幻想的なのでついつい素通りしてしまいますが、よく考えてみると「夏が過ぎれば風あざみ」とは意味がわからない歌詞で、ヒットしている当時からその不思議さが話題になっていました。

陽水自身も風あざみが造語だと認める

風あざみは井上陽水のヒットソング「少年時代」に出てくる歌詞ですが、作者である陽水氏自身も風あざみがたんなる造語であることを認めています。

最初から造語を使いたかったというわけではなく、風あざみという言葉が辞書に載っているだろうと思い込んで歌詞に取り入れたところ、辞書には載っておらず、結果的に造語になってしまったということのようです。

鬼あざみという言葉はすでに広辞苑に載っているため、風あざみの意味も当然載っているだろうと陽水氏としては考えたようです。

鬼あざみは辞書にも載っている季語

風あざみと語感がよく似ている鬼あざみとは、広辞苑などの辞書に意味が載っている言葉です。

鬼あざみとは植物の一種で、あざみの仲間に分類されています。鬼の爪のようにするどいトゲを葉にもつことからこの名前がついたと言われています。

ちなみに、あざみは春先の季語とされていますが、鬼あざみは秋口にかけて使われる季語としてふさわしいと考えられています。

風あざみの意味とは?

風あざみが井上陽水氏独自の造語であることはわかりましたが、では、風あざみの意味とは何なのでしょうか。

造語ですからきちんとした意味があるわけではなく、「夏の終わり、風が少しずつ秋の気配を帯びていく雰囲気」を間接的に表した造語であるとファンの間では解釈されています。

風あざみの他にもある歌詞の造語と意味とは

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井上陽水氏の独特なセンスが感じられる造語は、風あざみだけではありません。ここでは、ヒットソング「少年時代」の歌詞として登場する陽水氏ならではの造語について御紹介していきます。

宵かがり

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宵かがりもまた、広辞苑などの辞書には意味が載っていない造語です。当然、陽水氏のセンスなのですが、今となっては陽水氏自身も正確な意味を説明できなくなっているようです。

そのため、雑誌のインタビューなどで「宵かがりの意味とは?」と正面から聞かれるのが一番困ると、陽水氏自身も苦笑まじりに語っています。

夢花火

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「8月は~夢花火~」。「少年時代」の大サビの部分の歌詞です。夢も花火も日常でよく使う言葉でありながら、歌詞として組み合わせると一気に幻想的な造語になるのですね。

夏模様

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「私の心は夏模様~」。「少年時代」の最後の部分でリフレインされる歌詞ということで、風あざみと同じくらいに強いインパクトがあります。

ファンの間では、夏模様とは「大人になっても童心をどこかに残している郷愁をさりげなく表しているのでは?」と分析されています。

風あざみの英訳とは?

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風あざみとはもともと井上陽水氏の造語なのですから、本来ならば英訳は存在しないはずです。ただ、あざみは英語でthistleですから、ここから間接的な英訳を類推することは可能です。

風あざみを英語に直訳するとしたら、(wind-thistle)ということになるでしょうか。英訳も大切ですが、やっぱり、陽水氏の造語は日本語で楽しみたいような気もします。

歌詞は造語だらけ?井上陽水ワールド全開の楽曲を紹介!

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オリジナリティあふれる歌詞と幻想的なメロディで知られる井上陽水氏。ここでは、陽水氏の造語の魅力が楽しめるヒットソングについてお伝えしていきます。

夢の中へ

80年代のヒットソングです。「探し物は何ですか~」。日常でもついつい使いたくなる印象的な歌詞ですよね。

東へ西へ

憧れの女性とのデートに舞い上がる青年の心理を幻想的に描いた名曲です。歌詞の中にも陽水氏らしい造語がふんだんに盛り込まれ、印象的な世界観に仕上がっています。

アジアの純真

奥田民生氏とのタッグで生み出され、PUFFYに提供された楽曲です。(北京ベルリンダブリンリベリア)。歌の冒頭から意味不明なワードが羅列され、聴く側を異世界へと連れていってくれます。

陽水氏の繊細さと奥田民生氏のダイナミックさが楽しめる名曲です。

風あざみとは歌の歌詞で造語だった!意味は広辞苑にも掲載なし!

風あざみとはもともと井上陽水氏のヒットソング「少年時代」に使われる歌詞で、陽水氏の造語であるため広辞苑への掲載は今のところありません。

ただ、風あざみの語源とも言える鬼あざみは広辞苑にも意味が載っており、俳句の世界では秋口の季語として使われているようです。