めくら判の意味と使い方!今は差別用語?ビジネスでの言い換え例は? ライフ

めくら判の意味と使い方!今は差別用語?ビジネスでの言い換え例は?

めくら判と言う言葉は昨今使われなくなって来ています。ではなぜは使われなくなったのでしょうか?差別用語・放送禁止用語に該当するから?そこで今回はめくら判(めくら印)の意味や使い方、言い換えの方法ついてや安倍首相発しニュースにもなった一件について解説します。

目次

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めくら判は差別用語?意味と語源を解説!

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時代の変化、それに伴う意識の変化により使われなくなった言葉は幾つもありめくら判もその1つです。では何故使われなくなったのか、意味も含めて解説して参ります。

めくら判は書類をよく見ないで判子を押すこと

めくら判のそもそも意味は書類をきちんと見ないで、内容について精査しないで判子をついてしまうこととついてしまった判子のことを指します。

かつては普通に使われた言葉であり、めくら判の使用に際して差別的な意味は持ち合わせていませんでした。

転じて形骸化した手続きを意味する場合も

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めくら判は精査・チェックを行わず印鑑をついてしまう一連の行動を意味していることから、転じて手続きが形骸化した決済を端的に表す際にも使用されます。

めくら判のめくらは眼が見えない、見え難い人から来ている

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日本には目が見えない、または目が見えにくい視覚障碍者を指す言葉として「めくら」という言葉が使われていた過去があります。

かつて視覚障碍者を指していためくらと判子の合成語がめくら判であり、目の見えない状態で押した印鑑=きちんと確認していないで押した印鑑という解釈の元めくら判は生まれました。

めくら判は漢字で書くと盲判!めくら印とも

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めくら判は漢字で表記されることもあり、その場合は「盲判」と表記します。盲は「めしい」とも読みますが、目が見えない人という意味は共通です。

まためくら印と表記することもありますが、意味事態やニュアンスに違いはありません。その為、めくら判、めくら印のいずれでも意味は通じます。

 

めくらは差別用語で放送禁止!めくら判も同じく放送禁止

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かつて当たり前のように使用されていたものの、現在「めくら」は差別用語に該当します。また放送禁止用語でもある為、視覚障がい者と称するのが普通です。

前述の通り、めくら判の語源は差別用語・放送禁止用語であるめくらです。そう言った経緯からめくらと同じくめくら判も使用される機会がぐんと減っています。

めくら判の使い方には注意が必要?言い換えは?

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続いてはめくら判の使い方について解説します。また実際に使用した安倍首相についても例として取り上げます。

安倍首相は「めくら判」発言の直後訂正

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2017年6月5日、安倍首相は国会において加計学園の獣医学科新設に関する質疑応答の中で「めくら判」を使用。宮崎岳士議員は驚きの表情を見せるも安倍首相は答弁を続行しました。

答弁終了後、すぐさま安倍首相は自身の発言に対し不適切な表現があったと訂正しています。尚この一見はニュースにも取り上げられ、SNSでも話題になりました。

めくら判は使っちゃ駄目なの?ネット上の困惑の声

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各検索エンジンで「めくら判」と検索すると、めくら判を使っていいのか、悪いのか。使っては駄目だとしたら何て言えばいいのかという戸惑いの声も上がっています。

とは言え、めくら判を使用することがよくない事を理解しての戸惑いの声であることが窺え、言い換えについて様々な検討がなされています。

めくら判の使い方と言い換え

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実際に使用するか否かはさておき、めくら判の使い方の例をいくつか記します。

  • めくら判を押す。
  • めくら判にならないように注意する。
  • あの上司はいつもめくら判だから。

使い方としては以上のようなものがあげられます。しかしながら、現代において使用するべき言葉ではありません。めくら判の言い換え言葉としては以下のようなものがあります。

  • いい加減に判を押す。
  • 書類を確かめもしないで決済印を押す。
  • よく確認しないで承認する。
  • 決済処理が形骸化してる。

また前述の安倍首相の発言のように時折使われてしまう原因には利便性のある言い換え表現がないことだと推測されています。

同じ理由でブラインドタッチも言い換え推奨

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キーボードを見ないで文字を入力することをかつては「ブラインドタッチ」と呼んでいました。これを日本語に直訳すると、めくら打ちあるいは盲人打ちとなります。

その為、近年ではブラインドタッチでは無くタッチタイピングと言い換えられており、実際にNHKではブラインドタッチは放送禁止用語に該当します。

因みにブラインドタッチは和製英語であり、それ故に変更されたようです。

その他めくらがつく慣用句とその意味

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日本語にはめくら判以外にもめくらと付く慣用句が幾つも存在している他めくらの名前を冠する生物も存在します。そこで本項で幾つか紹介させていただきます。

めくら撃ち

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むやみやたら打ち叩いたり、撃ったりすることをめくら撃ちと言い、機動戦士ガンダムの12話ではブライト・ノアが「めくら撃ちでいい」と発言しています。

こちらも現代日本においては使用してはいけない言葉であり、前述のブライト・ノアのセリフは再放送時にカットされることが多いようです。

まためくら撃ちの言い換えとしては「目当て無く無暗に撃つ」などの表現があります。

めくらの垣覗き

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何の役にも立たないこと、やっても無駄なことの例えであるめくらの垣覗き。こちらも現在ではほぼ使われない、使ってはいけない言葉に該当します。

尚1633年の俳諧・犬子集にはめくらの垣覗きが含まれた作品が収録されています。

めくら滅法

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めくら滅法を何の目的も持たず、むやみやたら行動を起こす事、あるいはその様を指す言葉であり、やはり使用するべきではない単語です。

言い換え表現としてはむやみやたら、むやみになどが該当する他下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるもめくら滅法の類義語に該当します。

目明千人盲千人

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目明千人盲千人は世の中には道理が分かるものが居る一方で分からないものも居ると言う意味のことわざで、めあきせんにんめくらせんにんと読みます。

また盲千人目明千人と順序を逆にして表記することもあります。

建築、電気工事等の業界用語としてのめくら

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電気工事の際、感電などの危険を防ぐ為に穴の無いプレートをコンセントに被せることがあります。これは業界用語でめくらプレートと呼びます。

建築でも窓など開口部のない壁のことを「めくら壁」と言い、不必要な個所を塞いだ状態のことを「めくら」と称します。この他めくら格子なる言葉もあります。

めくらと名の付く動物と改名の動き

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メクラヘビ、メクラウオ、メクラウナギと言った和名にメクラと付く生物が居ます。またザトウクジラのザトウとは江戸時代の盲人の階級から来ています。

これらの生物に対し改名するべきという見解を日本魚類学会は示しました。これにより前述のメクラウナギは実際に改名され今ではホソヌタウナギと呼ばれます。

一方でメクラと付く生物の解明はさすがに過剰な言葉狩りだという批判的な意見もあります。

タイトルにめくらとつく作品も

かつてめくらが普通に使用されていた時代にはタイトルにめくらを冠する作品も幾つか作成されました。

めくらお市は好評でありシリーズ化しています。また宇津井健さんも主演している女めくら物語はDVD化もなさえています。

しかし、これらの作品はタイトルの関係上地上波を含めたテレビ放送は難しいと言われてます。

めくら以外の差別用語、放送禁止用語

ここまでめくら判及びめくらに焦点を当てて紹介・解説をしてきました。それに関連してその他の差別用語・放送禁止用語についても解説します。

おし、つんぼ

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おしとは口がきけない人、つんぼとは耳が聞こえない人のことを指す言葉であり、めくらと同じく差別用語に指定され放送禁止用語にもなっています。

尚昭和の特撮であるマグマ大使にはそれぞれめくら、おし、つんぼと書かれた3人組が登場するシーンがあり、今では絶対に放映出来ないとある意味伝説的な場面が存在します。

かたわ(片輪、片端)

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五体不満足の著者として知られる乙武洋匡がかたわを自称した際には大きな波紋を呼びました。なぜならばかたわもまた差別用語であり、放送禁止用語だからです。

かたわは不完全な状態を意味しており、手足など身体的に欠損のある人や状態を指す他精神的な障害に対しても使用されるなど非常に広い範囲を指す言葉です。

尚かたわの起源は古く、源氏物語の中でもかたわは使用されていました。

片手落ち

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注意が行き渡らず片方に対する配慮が欠けている不公平な様を意味する片手落ち。言葉の構成は片手+落ちでは無く、片+手落ちです。

本来差別用語ではない片手落ちですが、言葉の響きや字面から片手がない様子を彷彿させるとして放送禁止用語に分類されています。

明治時代以前は片手落ちではなく片落ちでしたが、時代の変化に伴いイメージのし易さ故「片手落ち」になったと言います。

土方、日雇い人夫

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土木作業員を指す土方も差別用語にあたるとされ放送禁止用語入りしています。笑い話として新選組の土方歳三の話をしていたら、注意を受けたというコピペが存在します。

日雇い人夫も差別用語で日雇い労働者という表現が使用されます。しかし、日雇い労働者もまたかつては普通に使用されていた言葉でした。

また巨人の星第10話のサブタイトルは「日本一の日雇人夫」でした。しかし、再放送時には日本一の父一徹に差し替えられてます。

キチガイ

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常軌を逸した行動や言動を行う人に対して使われるキチガイ。ネットではキチと略されたり、マジでキチガイじみてるからやめろの略マジキチなどの存在からも有名な言葉です。

また以上に特定の物事に熱中する状態を指して〇〇キチと言った形で使用されることもあり、あしたのジョーの丹下段平はケンキチと他の登場人物から評されました。

しかしながら、現在は放送禁止用語でありテレビやラジオでの発言は許されません。実際にバンキシャで発言した塩川正十郎は番組を降板させられています。

めくら判は使わない方が吉!

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めくら判の言い換え表現はやや回りくどくなってしまいます。しかし、めくら判を使うことで不快に思う人がいることを忘れてはなりません。

御互いの為にもめくら判を始めとした差別用語に該当する言葉は使用するべきではありません。