NOVA事件の概要!倒産して復活した?現在の評判や口コミは? 社会

NOVA事件の概要!倒産して復活した?現在の評判や口コミは?

NOVAが倒産に追いやられたNOVA事件をご存知ですか?前払いビジネスによる給与未払いが問題となりました。現在NOVAは復活しているのか、口コミや評判はどうなっているのでしょう?NOVA事件の概要や判例を、倒産理由など踏まえながら見ていきましょう。

目次

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NOVA事件後、会社の現在は?英会話教室は現在もある?

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世間をにぎわせたNOVA事件でしたが、現在は一体どうなっているのでしょうか?

NOVAを運営していた会社はどうなったのか、現在も英会話教室は運営されているのかについて、見ていきましょう!

現在は運営会社を変更し経営方針を改善!元の会社とは無関係?

事件のあった株式会社ノヴァやその関連会社はすでに倒産して潰れています。現在街中にあるNOVAは別の会社によって運営されているものです。

現在NOVAを運営しているのは「株式会社ジー・エデュケーション」という会社で、「新NOVAスクール」と銘打って事業が再開されたようです。

NOVAが復活!現在のNOVAの口コミは?評判が良い?

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一度はNOVA事件により評判が落ちたNOVAではありますが、現在はCM放映されているなど、見事復活を果たしているようです。

実際に現在NOVAを利用している方の赤裸々な口コミ・評判を見てみましょう。

レッスンの料金が安い・楽しいという意見が多い

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口コミを見てみると、「レッスン料金が安く気軽に始められる」「楽しく英会話を学ぶことが出来る」といった比較的ポジティブな意見が多くあるようです。

経営方針が改善され、お客様に向けてのサービス向上や英語力を身につけるための質の高い講義内容など、以前のNOVAに比べて格段と良くなっているようです。

昔のNOVAの口コミは?

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一方で、昔のNOVAの口コミはどういったものがあったのでしょうか?

「いきなり予約が取れなくなった」「使用していたテキストを勝手に替えられお金を請求された」など、マイナスな口コミが目立っていたようです。

現在の口コミと比較しても雲泥の差がありますね。NOVAウサギのCMなど、知名度はあったので受講数を一時的に増やすことは出来たかもしれませんが、中身は伴っていなかったようです。

現在は290校以上の教室!英会話スクールでトップ!

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現在のNOVAスクールは290校を超えています。これは、英会話スクールの中でもトップの教室数で、英会話スクール業界でも強い地位を誇っているようです。

NOVAは一時のイメージダウンを乗り越え、見事な復活を果たしています。都市部や駅近に拠点を構えていることから、楽に通えることもプラス要素となっているようですね。

ドルトムントと契約しサッカー教室も設立!

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2017年7月14日、ドルトムントと契約してドルトムント・サッカーアカデミー株式会社の設立が発表されました。

英会話教室だけでなく国を越えてサッカー教室を作ってしまうほど、NOVAの力は絶大なものとなっているのです。

武田玲奈をCMに起用!強気の広告が注目された

2019年、NOVAは武田玲奈とCM契約を果たしています。CMの内容は、バスに乗り合わせた外国人の親子の会話に混ざってコミュニケーションを取り合うというものでした。

有名モデル・女優である武田玲奈をCM起用するという強気の広告をうったことで、NOVAは世間から再び注目を浴びることとなりました。

NOVA事件とは?事件の概要は?

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「いっぱいきっけって~、いっぱいしゃべれ~る~♪」というCMで大人気だったNOVA。しかし、その杜撰な資産管理状況からたちまち倒産へと転落してしまいます。

NOVAを倒産させたNOVA事件とは、一体どのような事件だったのでしょうか?事件の概要について、詳しく見ていきましょう。

株式会社ノヴァ(NOVA)とは?

株式会社ノヴァ(NOVA)は、英会話教室などを運営していた会社です。1990年に設立され、2007年に経営破綻し倒産しています。

ピンク色のNOVAウサギが歌う「いっぱい聞けて、いっぱい喋れる♪」というCMのフレーズが印象に残るとして、知名度をグングンあげていきました。

NOVA事件の概要①解約金問題

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NOVA受講者は最初にポイントを購入する必要があり、辞める際にそのポイントを現金で返還してもらうというシステムが適応されていました。

NOVA側と受講者間で、ポイントを計算する際の単価に差異が生じたため、「計算よりも少ない金額しか返ってこない!」と多くの受講者が国民生活センターに殺到したのです。

訴訟を起こす者もおり、2007年4月に最高裁から「受講者側の単価で計算しなさい」という判決が下ったほどです。返還金の返済に追われ、NOVAにお金が無くなっていきます。

NOVA事件の概要②外国人講師の給料未払い問題

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解約金問題により、NOVAが支払ったお金は16億に及ぶと言われています。相談件数自体が約4か月で1800件以上にものぼるため、そういった莫大な金額に膨れ上がりました。

お金の無いNOVAは、社員や外国人講師に対して給与を払えなくなります。数字に表すと、約400人分の給料である1億円もの給与未払いが判明しています。

ニュースでも大々的に取り上げられていたため、NOVAに入会する人数も激変しました。そのため、お金は出る一方でますます経営困難へと陥っていったのです。

NOVAは倒産!倒産理由は前払いビジネスだった?

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NOVAでは最初に受講者から3年分もの受講料を前払いで受け取っていました。当時は1年以内の前払い期間と定められていたようですが、NOVAはその約束を破っていました。

そして、前払いで得た多額の受講料をCMなどの広告費に充てたり駅前の好立地な場所を獲得したりするのに使用しました。それにより、一気に知名度が利用者数が広がります。

世間に知られ受講してくれる人が増えることでまた前払いの受講料を得ることが出来ます。この前払いビジネスが倒産理由へと繋がっていたのです。

前払いビジネスは諸刃の剣?

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前払いビジネスには一度に多額のお金を手に入れることが出来るメリットこそありますが、当然デメリット生じるものです。

受講料を月々支払ってもらう形式であれば、多少経営難であっても長期的なお金の確保が可能となります。しかし、前払い方式となればそうはいきません。

今後も長らく支払う必要のある人件費や運営費を確保しておかなければ、倒産理由となってしまうでしょう。そういった諸刃の剣の面があるのが前払いビジネスです。

資金管理能力がなかった?会社の私物化で批判も?

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NOVAが倒産してしまった理由の一つとして、資産管理能力の欠如が挙げられます。後先考えずにお金を使ってしまったから、経営が立ち行かなくなったのですね。

広告費にお金を費やしたNOVAは人件費にお金を充てられなくなります。やむなく講師を減らした影響で、受講したくても受講出来ない人が現れてしまったのです。

また、社長が会社のお金を私物化していたことも原因と言われています。社長室は非常に豪華な内装で、社長の思うがままにお金を散財されていたことが倒産に繋がったようです。

猿橋社長は赤字会社で3億9000万円の年収?

猿橋社長の年収は巨額の3億9000万円だったと言われています。しかし、会社は31億という大赤字。大損失をあげているにもかかわらず、社長はお金をたんまり貰っていたようです。

被害にあった人の意見は?お金返してという声も

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実際に被害にあった人の意見にはどのようなものがあったのでしょうか?実際の声をいくつか見ていきましょう。

高校生時代にバイトで貯めたお金でNOVAに通っていた男性は、悲しい思い出として当時の出来事を語っています。未成年相手に甘い言葉を囁くのは卑怯だと憤慨しています。

被害者の中で、弁護士に相談した人もいました。しかし、「現在のNOVAは旧NOVAと全く別の会社」と言われて泣き寝入りしてしまった人が多数いるようです。

NOVA事件の詳細

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NOVA事件が起こるまでにどのような経緯があったのでしょうか?NOVA事件が公に知れ渡るまでに起こった出来事を、一つずつ見ていきましょう。

NOVAは急成長するも顧客とのトラブルを抱えていた

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印象的なCMも相まって、NOVAは急成長を遂げました。しかし、その成長ぶりは順風満帆なものではなく、裏では顧客とのトラブルを抱えていたのです。

受講予約が取れないことや解約金についての苦情多数!

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2005年頃より、NOVAに対して顧客側から「受講の予約が取れない」や「ポイント購入時の単価での計算がされず計算より解約金が返ってこない」などの苦情が多数寄せられました。

NOVA商法への追認や議員・マスコミなどの影響で改善されず

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国民生活センターに大量の苦情が寄せられていたにもかかわらず、改善まで至りませんでした。その理由は、経済産業省のNOVA商法への追認や議員の訴えなどに影響されたことが挙げられます。

決定的に「NOVA側が解約金を返還すべきである」と断言できる材料が足りておらず、苦情を挙げる者が増え続ける実態にあったようです。

マスコミにとっても大々的に取り上げられるような状況ではなく、世間的に認知されるに及びませんでした。

2005年、中途解約した男性が受講料の返還を控訴!全額支払う判例に

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2005年の9月26日、受講契約を中途解約した東京都在住の男性が、未受講分の受講料を返還するように求めた訴訟を起こしました。

そこで、NOVAに対してある判決が下されます。東京地裁は、男性が請求した金額をNOVA側がすべて返還するよう命じたのです。

2007年2月、経済産業省は立ち入り検査を行う

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多くのクレームがNOVAに舞い込んだことから、ついに経済産業省が動き始めます。2007年2月14日、特定商取引法違反および東京都消費生活条例違反の疑いにより立ち入り検査が行われたと報道されました。

立ち入り検査の結果、違法な対応方法が記載されているマニュアルが発見されました。全国の拠点に普及しているもので、NOVA上層部もその事態を把握していたようです。

2005年度だけで1000件以上のトラブル相談があったことから、甘利明経済産業相も「この件は問題である」と発言しています。

2007年6月、経済産業省が新規の長期契約の受付停止を命じる

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経済産業省は2007年6月13日、特定商取引法にもとづき、1年以上あるいは70時間以上のコースの新規受講者の契約を禁止としました。

猿橋社長は同日に大阪で記者会見を行っていますが、物議をかもした予約制度について「表現により誤解が生じた」として悪びれず、辞任も否認していました。

2007年7月、「京滋NOVA解約金対策弁護団」が集団控訴を起こすと報道

2007年7月3日、京都府と滋賀県の弁護士らで結成された「京滋NOVA解約金対策弁護団」が、7月中に京都地裁へ集団訴訟を起こすという報道がされました。

最高裁の判決は?2007年6月業務停止命令が行われた

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2007年2月に行われた立ち入り検査や、最高裁による「購入時単価で計算せよ」との判決を出すことの司法判断が行われるなど、NOVAが業務停止に至るまで様々な経緯を経ることとなりました。

2007年6月、ようやく経済産業省から特定商取引法違反による業務停止命令が行われることとなります。

判例に批判的な意見も

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「購入時単価での計算」の判例に批判的な意見を抱く人もいたようです。解約清算時には大量一括購入時の金額ではなく通常料金で計算するべきという意見もあったのです。

なぜなら、この判例を許諾してしまえばより早めに解約することで受講者側に利益が生じるからです。通常料金で支払うよりも、一括購入して解約した方がその分の割引が適用されることとなります。

しかし、NOVAの契約書に記載されたルール自体が特商法に違反することを根拠としたものであり、一般の大量購入による割引形態とは異なるというのが最高裁の主張でした。

2007年8月、従業員および外国人講師の給与未払い問題が起こる

2007年8月1日、従業員や外国人講師の給与未払いがマスコミにより報じられました。夏のボーナスや7月分の給料が丸々支払われていなかったようです。

それでもNOVAは8月3日に外国人講師増員や解約手続きの改善案を東京都に提出するなど、経営を立て直そうと奮起します。しかし、NOVAの経営状況は悪化の一途をたどることとなるのです。

2007年9月、経営立て直しのために200ヶ所の教室を閉鎖予定だと報道

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2007年9月20日、NOVAは経営を立て直すために最大200か所の教室を閉鎖する予定であると発表しました。

2007年10月、家賃が天引きされておらず外国人講師が退去を求められた

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2007年10月1日には、講師の給料から天引きされているはずであった家賃が滞納しており、何名かの外国人講師が退去するよう求められていると報道されました。

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