きもかわいい深海魚まとめ!おじさんやアンコウ、メンダコなど31種! ライフ

きもかわいい深海魚まとめ!おじさんやアンコウ、メンダコなど31種!

おじさん、コンニャクウオ、シンカイクサウオ、フサアンコウ、ミノアンコウ、ダイオウグソクムシ、アトラクラゲ、メンダコなどきもかわいい深海魚は意外な程沢山存在します。そこで今回は魚・クラゲなど不思議な見た目をしたきもかわいい深海魚・深海生物をまとめました。

目次

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そもそも深海魚の定義って何?

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深海魚とは基本的に水深200mよりも深い場所に住む魚を深海魚と呼びます。しかし、成長の過程で生息する海域が変化する魚もいる為明確な定義はありません。

また魚の種類は約15800種類にも上ると言われています。その内2000種が深海魚に該当するとの見解が示されています。

すごい見た目!かわいい深海魚・きもかわいい深海生物まとめ①

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深海は過酷な環境であり、それ故に独自の進化を遂げた深海魚や深海生物は我々の想像をあっさりと飛び越える世にも不思議な姿をしています。

その中でもかわいいやきもかわいいと呼ばれる深海生物はどんな見た目をしているのでしょうか?10種類まとめて紹介いたします。

きもかわいい深海魚・深海生物①おじさんことブロブフィッシュ

ブロブフィッシュはオーストラリア沖の水深600~1200m程度の海に生息する魚であり30cm程度の大きさにまで成長します。別名ニュウドウカジカとも呼ばれます。

体はゼラチン質で出来ており、ぶよぶよとした体つきに加えて正面から見るとおじさんの様な顔立ちをしており、一部ではおじさんの別名で親しまれています。

世界一不細工な生物にも認定されたブロブフィッシュですが、実は水中に居る時はぶよぶよしておらずオタマジャクシやナマズのような体つきをしています。

きもかわいい深海魚・深海生物②コンニャクウオ

コンニャクウオはクサウオ科コンニャクウオ属に属する種の総称であり、大半が水深1000~2000mの深い海域に生息していると言われます。

2007年9月には北海道知床で新種のコンニャクウオが発見されました。タマコンニャクウオと名付けられた新種は体長5~16cm程度の大きさでオタマジャクシに似た外見をしています。

体に鱗は無く、その代わりにゼリー状の層に全身が覆われているのが特徴であり、2012年4月に新種として認定されています。

きもかわいい深海魚・深海生物③シンカイクサウオ

シンカイクサウオはウーパールーパーに似た外見をしている事から、かわいい深海魚として知られています。尚名前のクサは石川県の方言でつまらないもの、いやなものを意味するくさいが由来です。

シンカイクサウオは日本海溝にも生息しており、深海に住まう特性上動作は活発ではないとの予想がなされていましたが、2008年の調査で活発的に動くシンカイクサウオの撮影に成功しました。

きもかわいい深海魚・深海生物④フサアンコウ

フサアンコウはアンコウ目に所属する魚の総称であり、太平洋・大西洋・インド洋など世界中の海に生息している他日本近海での生息も確認されました。

フサアンコウはピンク、オレンジ、赤などカラフルな体皮を持ち、柔軟性の高いぶよぶよとした皮膚を有していることからしばしば風船に例えられます。

特に有名なのが赤い体に緑色の斑点を持つミドリフサアンコウです。ミドリフサアンコウは美味なことでも知られています。

きもかわいい深海魚・深海生物⑤ミノアンコウ

幼魚の状態では皮膚が変化した長い皮弁が全身を覆われており、その様が雨具の蓑を纏っているように見えたことからミノアンコウと呼ばれるようになりました。

幼魚の採取は過去2回。成魚に至っては東シナ海で1度しか採取された記録がありません。体長は成魚でも15cmほどしかなく、さほど大きい魚ではありません。

また採取の例が少ない為、ミノアンコウの生態調査は殆ど進んでいないのが現状です。

きもかわいい深海魚・深海生物⑥ダイオウグソクムシ

ぬいぐるみやガチャポンの景品になるなど確かな人気を確立しているダイオウグソクムシは世界最大の等脚目であり深海生物の1種です。

ダイオウグソクムシは名前の通り、魚の仲間では無くダンゴムシの仲間であり、インド洋や大西洋の水深170~2000mに生息しています。

何年も絶食することで有名なダイオウグソクムシですが、実は食用として用いられることもあり、味は濃厚なカニやエビに似ているそうです。

きもかわいい深海魚・深海生物⑦アトラクラゲ

アトラクラゲは22本の触手を持つクラゲの仲間であり、攻撃する際や威嚇する際には体が光るという特徴を持っており、しばしばUFOに例えられます。

22本の触手は長く得物を捕獲しやすい構造となっています。

またアトラクラゲとはムラサキカムリクラゲの英名のようです。

きもかわいい深海魚・深海生物⑧メンダコ

きもかわいい深海魚として有名なメンダコは水深200~1000mの海域に生息するタコの仲間ですが、通常のタコと比べて脚は非常に短く、スミを吐く事もできません。

体長は20cmと小型であり、泳ぐ姿は神秘的かつかわいいと評判でもあります。じわじわと人気を獲得しており、ぬいぐるみなどのメンダコグッズも作成されました。

尚タコの名前がついているメンダコですが、匂いはシンナーのようにキツく味も海水を飲んでいるようと例えられており、食用には向いていません。

きもかわいい深海魚・深海生物⑨ピンポンツリースポンジ

カリフォルニアのモンテーレ湾に生息するピンポン玉のような体を持つ深海生物ピンポンツリースポンジは海綿動物の一種であり、球状の部分が発光する事でも知られます。

高さは凡そ50cm。食性は肉食であり、ピンポン玉状のスポンジでプランクトンを捕食していることが分かっています。

きもかわいい深海魚・深海生物⑩ボウズカジカ

水深100~500mの海域に生息するボウズカジカは体全体がゼリー状の膜で覆われています。ゼリー状の膜には水圧の影響を軽減するという役割を持ちます。

名前の通り、坊主頭のような頭部が特徴で最大で20cmほどまで成長。オタマジャクシのような見た目からかわいい深海魚の1つに数えられます。

生態は活動的ではなく、水底でじっとしている事が多いです。その為、水族館で展示されている場合はじっくりと観察することができます。

すごい見た目!かわいい深海魚・きもかわいい深海生物まとめ②

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かわいい深海魚・きもかわいい深海生物はまだまだ存在します。ここでは新たに深海魚・深海生物を10種類まとめて紹介いたします。

きもかわいい深海魚・深海生物⑪アカグツ

水深50~400mの海域に生息するアカグツは名前の通り赤い体を持ち、平べったい体に多数の棘を持っています。さばくのは難しいですが、非常に美味であるようです。

アカグツは魚でありながら、泳ぐのは苦手という特徴を持ち、泳ぐ代わりにヒレを使って歩くように海底を移動します。

岩手県から鹿児島県までの日本海、東シナ海に生息する他インド洋や南シナ海にも生息しています。またアカグツの大きい個体は30cm程度まで成長する事もあります。

きもかわいい深海魚・深海生物⑫ベニカワムキ

カワハギの仲間であり、体長は大きくても10cm程度と小型のかわいい深海魚であるベニカワムキは京都府以南の海や朝鮮半島、台湾などアジア圏にも生息しています。

生息海域は水深100~200m程度の大陸棚。見た目はとてもかわいい深海魚ですが、個体数が少なく展示されるのは非常に珍しい深海魚でもあります。

また時折底曳網に掛かることがりますが、基本的には破棄される魚です。しかし、味は非常に美味しいとされます。

きもかわいい深海魚・深海生物⑬ナツシマチョウジャゲンゲ

捕獲された例が少ない為、まだまだ分かっていないことの多いかわいい深海魚ナツシマチョウジャゲンゲは水深800~900mの海域でくらしています。

ナツシマチョウジャゲンゲが新種として登録されたのは2009年であり、名前のナツシマは捕獲された際の調査船なつしまから取られています。

きもかわいい深海魚・深海生物⑭デメニギス

頭部が透けているきもかわいい深海魚デメニギスが発見されたのは1939年のこと。発見か60年以上たった2004年には初めて泳いでる姿が撮影されました。

突き出した両目が特徴的な深海魚であり、緑色の球状部分が目であり透けた頭部の中は目を衝撃や損傷から守るゼリー状の物質で満たされています。

一見目に見える部分は実は鼻です。デメニギスは太平洋北部の亜寒帯地域に生息しており、生息海域は水深400~800mの深海となっています。

きもかわいい深海魚・深海生物⑮キホウボウ

ぱっちりした目と海底を歩く姿でかわいい深海魚の1つとしてカウントされるようになったキホウボウは名前の通り、ホウボウに酷似した外見を持ちます。

体長は8cm程度。水深150~350m程度の海域に生息し、200~300m地点では漁獲されることも多々あります。

基本的には破棄されますが、肥料に使われたり、揚げ物にして食べられることもあるようです。

きもかわいい深海魚・深海生物⑯マリアナスネイルフィッシュ

前述したクサウオの仲間であるマリアスネイルフィッシュは水深約7000mの地点で撮影されており、オタマジャクシのような外見と半透明に体を持っています。

大きさは最大30cm程度。硬骨魚類の仲間でありながら、大部分の骨は軟骨であり、深海の環境に適応する為に進化したことが分かりました。

また2017年には日本の海洋研究グループが本種の仲間と思われる魚を水深8178mの地点で撮影に成功しています。

きもかわいい深海魚・深海生物⑰クリオネ

流氷の天使とも呼ばれるクリオネはかわいい深海魚・深海生物の中でも高い知名度を誇ります。分類上は巻貝の仲間ではありますが、成長したクリオネは殻を持ちません。

生息海域は北極海、南極海、太洋の寒流域に生息し日本でも見ることが可能な他、2017年には富山県で新種のクリオネが発見されました。

流氷の天使の名を冠するだけあり、人気のある深海生物ですが食性は肉食であり、捕食の瞬間は悪魔に例えられ記事にとりあげられたこともあります。

きもかわいい深海魚・深海生物⑱レッドリップバッドフィッシュ

カリブ海などの温かい海の水深200~1000m地点に生息するレッドリップバッドフィッシュは平べったい体を持ち、ヒレを足のように使って歩く深海魚です。

また名前の由来ともなっている赤い唇が特徴的です。またダイバーに遭遇しても他の魚のように即座に逃げることは少なく、しばし呆然とする様もかわいい深海魚と呼ばれる所以でもあります。

尚バッドフィッシュは現在確認されているのは凡そ35種類。しかし、その何れもが絶滅の危機に瀕しています。

きもかわいい深海魚・深海生物⑲ロングノーズ・キマエラ

水深2000mに生息し、背びれには人を死に至らしめる猛毒を持ったロングノーズ・キマエラですが体の3分の1以上が鼻で構成された特徴的な外見をしています。

名前の由来はギリシア神話の怪物キメラであり、約4億年前にサメから分岐したと推測される地球上で最も古い魚類でもあります。

きもかわいい深海魚・深海生物⑳センジュナマコ

大きさ10~15cm程度のセンジュナマコは水深1500~6000mの深海に生息しており、10~14本の足を持ち、その足をポンプの様に膨らませ、或いは細くして海底を歩きます。

英名はSea pigであり薄い桃色にふくよかな脚を持つセンジュナマコにぴったりなネーミングだと言われています。

センジュナマコは人気のかわいい深海魚・深海生物の1つでもあり、フィギュアやぬいぐるみなどのグッズも販売されています。

すごい見た目!かわいい深海魚・きもかわいい深海生物まとめ③

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続けてかわいい深海魚・深海生物をまとめました。また番外編として、実は深海魚なのに意外に知られていない馴染みの魚も紹介いたします。

きもかわいい深海魚・深海生物㉑ベンテンウオ

北太平洋、ハワイ沖、日本海にまで生息するベンテンウオはシマガツオの仲間であり、滅多に捕獲されない為その生態についてよく分かっていません。

体の上下にある大きなヒレが特徴的で上ヒレは46~55cm、下ヒレは40~43cmもの大きさに達します。またこのヒレは折りたたむ事が可能で体にはヒレを収納する窪みが存在します。

きもかわいい深海魚・深海生物㉒サルパ

サルパは体全体が透き通っており、海中を浮遊して生きる尾索動物の1つです。深海で確認される他海面近くでも確認される事があり、時折浜に打ち上げられる事もあります。

サルパは魚でもクラゲでも無く、ホヤに近いプランクトン性の生物であり植物性プランクトンを食べて生活します。また日本近海にも生息し、もっとも数が多いのが南極海です。

極まれにサルパの中に他の生物が入り込むことがあり、中には意図的にサルパの中に入り込み生活するアミダコのような生物もいます。

きもかわいい深海魚・深海生物㉓イバラカンザシ

世界中の温暖な海に生息し非常にカラフルな見た目を持つゴカイの仲間イバラカンザシは日本でも本州中部以南の海で確認する事ができます。

横から見ると木のように見え、英名はクリスマスツリーワームとなっています。上から見ると人の顔のように見えるのもイバラカンザシの特徴です。

イバラカンザシはハマサンゴの上に生息する事が多く、ハマサンゴはオニヒトデに食べられにくいのはイバラカンザシが関わっているのではとの予測がなされています。

きもかわいい深海魚・深海生物㉔ハナヒゲウツボ

インド洋から南太平洋における熱帯地域に生息するハナヒゲウツボは名前の通りウツボの仲間であり、非常に鮮やかな体色をしています。

海のギャングと呼ばれるほど気性が激しいことで知られるウツボですが、ハナヒゲウツボは比較的大人しい気性をしており人に危害を加える事はないとされます。

食性は肉食で主に小魚を食べます。巣穴に住んでおり、威嚇などの際に半身を出すことはありますが、全身を巣穴から出すことはめったにありません。

きもかわいい深海魚・深海生物㉕ピンクシーファンタジア

クラゲに酷似した外観のピンクシーファンタジアはナマコの仲間であり、薄い桃色の体表から透けて見える管のようなものは消化器官です。

ピンクシーファンタジアはメキシコ湾の深く、水深2750mの地点で発見されました。

幻想的かつ神秘的な見た目で人気ですが、丸見えの消化器官がグロいと感じる人もいるようです。

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