
亡くなった人は見てる?四十九日間や守護霊の信仰、生まれ変わりの話
死んだら死んだ人に会える?死後の世界は無?亡くなった人が見守ってくれている、そばにいる、見てると感じるのは何故?会いに来るのか、想いを伝える方法や話しかけるには、亡くなった人が喜ぶことは何か、気になりますよね。生まれ変わる、前世を覚えている話と共に紹介します。
目次
[表示]亡くなった人は見てるって本当?しばらくはそばにいる?
大切な人を失った後、ふとした時に亡くなった人が見てる、見守ってくれていると感じることがありますよね。
実際に亡くなった人がしばらくそばにいるという信仰もあるのですが、亡くなった人はいつまで、どこまで見てるのでしょうか?
亡くった人は近くで見守っているという信仰がある
仏教の教義よると、亡くなった人の魂はしばらくは肉体と繋がっており、亡くなった人自身が自分の死を受け入れるまでは魂は遺体のそばにいると考えられています。
この期間がだいたい7日間であり、亡くなってから1週間、初七日を迎えるまでは亡くなった人は見てる、そばにいると感じやすいと言われているのです。
亡くなった人が守護霊となってずっと見守っているという信仰も
亡くなった人の中には、一度天国に渡った後に再度大切な人の元に戻ってくる、会いに来る人もいると言われています。
このような人の魂は守護霊となって生きている人を見てるため、いつも亡くなった人の気配がする、見守ってくれている気がするという方の場合は、守護霊がついてくれているのかもしれません。
亡くなった人はどこまで見てるの?常に見られてる?
こちらの動画では、江原啓之さんが「亡くなった人はどこまで見ているのでしょう?」という素朴な疑問に答えています。
リスナーの方は「あまり色々見られると恥ずかしい」とのことだったのですが、江原啓之さんによると亡くなった人にもマナーはあるうえ、ずっと同じ人を見ていられる程、暇ではないとのこと。
しかし江原啓之さん本人が昔つまみ食いを使用とした時に、誰もいないはずの背後から肩を叩かれたことがあるとのことで、「悪いことはできませんね」と締めくくられています。
亡くなった人が49日を生前の世界で過ごすという信仰
仏教では初七日、四十九日といった法要の区切りがありますが、これらは亡くなった人の魂と密接な関係があると考えられています。
亡くなった人の魂はどのようにして、いつ頃あの世へと旅立っていくのか。順を追って見ていきましょう。
亡くなった人は亡くなって24時間は魂として自分の肉体の周りを彷徨う
お通夜が行われるまでの亡くなった後の24時間は、亡くなった人の魂と肉体はしっかりと結びついた状態だと考えられています。
そのため、この期間きちんと遺体を安置せずに荼毘に付してしまうと魂は迷子になってしまい、安らかに旅立つことができないと言われているのです。
亡くなった人は7日ほどまでは自宅周辺にいることが多い
それから初七日までの間は、なくなった人は生前に暮らした家の周辺にいて家族の生活を見てると考えられています。
自分の葬儀を見ることで死を受け入れ、家族や生前の暮らしへの執着を捨ててあの世に旅立つ決意を固めるのです。
亡くなった人は葬式も見てる?1週間ほどで死の自覚が進む
亡くなった人は自分の葬儀もきちんと見ており、それによって「自分は死んだんだ」ということをはっきりと悟ると言われています。
そして初七日までの間に気持ちの整理をつけ、だんだんと自分の死を受け入れていくのだとされます。
亡くなった人のその後は?四十九日をすぎて死後の世界へ
その後、四十九日を迎えると亡くなった人の魂はあの世へと旅立っていきます。仏教では四十九日の法要が最も大切なものと考えられており、この間は慶事の席への参列や神社への参拝は避けるべきと言われています。
亡くなった人はその後、導きの霊に導かれてあの世へ
四十九日を過ぎると亡くなった人の魂は導きの霊に伴われて新しい世界に旅立っていきます。
四十九日以降は時折、家族や大切な人を会いに来ることがありますが、初七日までのように、ずっとそばにいるということはありません。
「亡くなった人が見ている」という教えは、大切な人の死を受け入れるための考え
亡くなった人が他界してから暫くは見てる、見守ってくれているという考え方は、「亡くなった人が死を受け入れる期間」と教義にはありますが、同時に遺族が心を整理するための時間でもあります。
余命宣告を受けていようと、何があってもおかしくない高齢であろうと、多くの人にとって大切な人の死というのは受け入れがたく、現実として向き合うまでに時間を要するものです。
そのため「亡くなった人の魂のため」としながら、残された人のためにも初七日や四十九日といった法要の区切りも大切な意味を持つと言えるでしょう。
亡くなった人は本当に見てるの?実際に霊を見た人がいる?
信仰の1つとして、亡くなった人が死後も大切な人を見てる、見守っているというものがあるとお伝えしましたが、中には実際に亡くなった人を見た、感じたという体験を持つ人も少なからず存在します。
四十九日までの間になくなった人を見た人の体験談を紹介していきます。
亡くなった人を見た人の体験談は?
大切な人を亡くした人の中には、亡くなった人が半透明の体で家の中を移動している姿をはっきり見たという人もいます。
さらに亡くなった人が喉が渇いている、お腹がすいているということを直感的に感じて、お水やお茶、好きだった食べ物をお供えした経験があるという人も。
先祖に神職についていた人がいたりすると亡くなった人の気配を感じやすいとされ、家族の中で唯一自分だけが故人の姿を見たという声も見受けられます。
亡くなったことに気づかず日常生活を送る人も
戦争や事故といった要因で急逝した人の中には、自分が亡くなったことに気づかないケースもあると言います。
そういった人達は、導きの霊などにもう亡くなったのだと聞かされても納得することができず、いつまでも生前にいた場所に囚われ続けてしまうのだそうです。
こうした霊魂が地縛霊となり、いつまでも安らかにあの世へ移動することができないと考えられています。
亡くなった人はその後どうなる?死後の世界は無い?
亡くなった人は四十九日が過ぎるとあの世へ旅立つと言われていますが、死後の世界はあるのでしょうか?
死後の世界は無?それとも死後には全く別の世界があるの?亡くなった人がどこへ行くのかを紹介していきます。
死後の世界は存在するの?
生前に善い行いをした人の魂は天国へ、非道な行いをした人の魂は地獄へ落ちると言われていますが、天国と地獄は現世と共存しており、亡くなった時の気持ち次第でどちらかに進むとの説もあります。
つまり亡くなった時に苦しく、「まるで地獄のようだ」と暮らしを嘆いている場合は地獄へ、悲惨な状態であっても希望を失わずにいれば命を落としても天国へ誘われるとされるのです。
死後の世界が無いと思っている場合は彷徨うことに?
あの世など存在しない、世迷いごとだと考えている人は、亡くなった後もあの世の存在を受け入れることができずに、自分の魂があの世に行っても意識が戻らないと言われています。
そのため死後の世界は無?という考え方は、様々な宗教で非常に危険な認識だと考えられているのです。
亡くなった人は四十九日が過ぎて1年くらいはたまに会いに来る
四十九日が過ぎて亡くなった人の霊魂があの世に移動しても、一周忌を迎えるまではたまに現世の様子を見に来るそうです。
その時に先祖代々のお墓があると亡くなった人も迷子になることがなく、あの世と現生を繋ぐアンテナのような役割を果たすとされます。
亡くなった人は三途の川を渡ることで死者となる
亡くなった人はすぐに天国や地獄に行くのではなく、まずは三途の川を訪れると言われています。この三途の川があの世と現世の中間地点となり、ここを渡ると完全に死者となるのです。
亡くなった人は死後の世界で人生の反省をする
三途の川に着くと、川の向こうに自分よりも先に亡くなった親族や知人の姿があり、極楽浄土といったような花が咲き乱れた美しい世界が見えてきます。
そのため、ここを渡れば天国に行かれる、ここが天国の入り口かと錯覚してしまうのですが、亡くなった人は三途の川の手前で暫く生前の自分の行いを反省することとなります。
川の向こうに幸せそうな景色が広がっていても、必ずしもすんなりと天国に連れて行ってもらえるわけではないのです。
亡くなった人はその後天国に行けるか地獄行きか決まる?
亡くなった人は三途の川の手前で自分の人生を振り返るとともに、生前の自身の様子を第三者の視点で再確認します。
この時にはご先祖さまや先に亡くなった親しい友人らもやってきて、生前の様子をともに確認したうえで、良い人生であったか、そうでなかったのか、ジャッジをしてくれると言われています。
そしてこの結果によって、亡くなった人が天国に行かれるのか、それとも地獄に行くことになるのかが決定されます。
亡くなった人が死後数ヶ月経つとどうなる?生まれ変わるって本当?
仏教には輪廻転生という教えがあり、亡くなった人は生まれ変わると考えられてきました。しかし、亡くなった人が生まれ変わるのまでにはどのくらいの時間が掛かるのでしょうか?
また中には生まれ変わる前のこと、前世のことを覚えているという人も存在すると言います。亡くなった人が生まれ変わるまでの過程を見ていきましょう。
死後数ヶ月が経つと供養で時々この世とあの世が繋がる
亡くなった人があの世に行った後には、お盆や法要などの際に現世と繋がる機会が生まれます。
そしてこのように僅かな期間、現世を訪れることを繰り返し、死後数ヶ月が経ってから亡くなった人は生まれ変わると考えられているのです。
亡くなった人はやがて生まれ変わる
亡くなった人は前世とは全く違った環境、境遇に生まれて一から生きなおすことで、魂の修行を積むのだと仏教では定義されています。
そのため生まれ変わってきても生前の家族の元に来てくれるわけではなく、現世のどこかでまた新しい生を与えられているということになります。
生まれ変わっても過去の記憶を覚えている人もいる?
生前の記憶を覚えている人もいるとされ、『「あの世」とのおしゃべり』という書籍を出版したthe Planet from Nebla氏というアメリカの人気ブロガーも、その1人です。
彼は幼少の頃に守護霊と会話できることに気づき、古代文明レムリア時代の記憶についても守護霊から教えてもらったと綴り、孤独や喪失にも意味があるのだとメッセージを送っています。
本書は上の画像のようなチャーミングな守護霊のイラストと共に、ライトな語り口で書かれており、スピリチュアルな本は門外漢で敷居が高いという方からも「前向きになれた」と高い評価を獲得しています。
亡くなった人に会いたい!死んだら会えるの?
大切な人を失った喪失感から、もしかして死んだら死んだ人に会える?と考えたことがある方も少なくないでしょう。
しかし、死んだら死んだ人に会える?という考えは非常に危険なものだと言われており、自分のみならず亡くなった人をも不幸にしてしまう恐れがあるのです。
死んだら死んだ人に会える?という説の真偽と、その考えに潜む危険性を見ていきましょう。
「死んだら死んだ人に会える」は嘘?
天国も地獄もそれぞれ3つの階層に分かれており、先に亡くなった人と同じ階層に行くことができれば、それが人であってもペットなどの動物であっても会うことができると言われています。
しかし基本的には上の階層とも下の階層ともコンタクトは取れないため、死んだら必ず先に亡くなった人と会えるというわけではないのです。
亡くなった人への思いが強すぎると成仏できない!
亡くなった人のことを忘れずに、お墓に足を運んできちんと供養することはとても大切なことです。
しかし、同じ場所に行きたい、会いたいと強く願い過ぎてしまうとその気持ちに引っ張られて、亡くなった人は成仏できないと言われています。
亡くなった人に安らかでいて欲しいのであれば、会いたいという気持ちは堪えて、故人の魂が幸せになれるように願いましょう。
亡くなった人に思いを伝える方法は?
たとえ会うことや存在を感じることができなくても、亡くなった人に想いを伝える方法というのはあるのでしょうか?亡くなった人に話しかけるには、想いを伝える方法について紹介していきます。