椎名もたの急死の死因は自殺?飛び込み?うつ病と言われる「赤ペン」 タレント

椎名もたの急死の死因は自殺?飛び込み?うつ病と言われる「赤ペン」

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中学2年生の時、ボーカロイドで楽曲制作をスタート!

椎名もたさんの引きこもりが始まったのはそこからです。学校へ行く勇気がわかずに、学校のことを考えただけでも震えが起きたり呼吸が乱れたりしたといいます。そんな時ボーカロイドという道を見つけました。

ボーカロイドは歌に自身がなくても自分で作詞作曲した楽曲を合成された声に歌わせることで一曲を完成させることができます。椎名もたさんは持ち前のセンスで楽曲を作ると、動画サイトに投稿しました。

ぽわぽわPとしてニコニコ動画で活躍!評価され不安になり嘘をついた?

当時注目されつつあった初音ミクの歌声に合わせて、ゆったりとした優しいテンポ・リズムとメッセージ性野こもった歌詞で圧倒的な支持を集め、時には再生回数が一曲で50万を越えることもありました。

ニコニコ動画などで脚光を浴び注目が高まるにつれて、ツイッターでは中学生だとバカにされることを知った椎名もたさんは自らを大学生と偽り活動を続けます。

しかしツイート内容に矛盾が生じたことから大学生でないことが露呈し、たちまち非難を浴びるようになります。

体調を崩し定時制高校に編入するも中退!家庭環境の愚痴で叩かれる

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椎名もたさんの不登校は続き、高校進学は第一志望が叶わず、合格した高校でも定時制に編入するのがやっとの状態でした。周りに相談できる仲間もいないので、マイナスの感情は募りに募っていきます。

家庭環境で些細な嫌なことが積み重なっていくと、それをツイッターで愚痴を吐露していきます。すると大勢のフォロワーから煙たがれるようになり、椎名もたさんの居場所はますます狭まっていきました。

批判され精神が不安定に?死んでやると言ったことも

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誰にも相談できなければ人はどんどん精神的に潰れていきます。椎名もたさんは通っていた定時制高校も途中退学せざるを得ないまでに追い詰められていき、さらには「死にたい」衝動に駆られることもありました。

ツイッターは自分の本音を匿名で吐露できますが、椎名もたさんの場合はぽわぽわPとして知られていたので、ネガティブなツイートはすぐに批判の対象になり、椎名さんはこの頃からうつ病に苛まれます。

2011年1月に引退表明!翌年3月に活動再開!「lifeworks」発表

うつ病を患ったことでネットの批判に耐えられる精神状態ではなくなった椎名もたさんは、2011年の1月に一度ボカロPを引退します。楽曲を制作することは好きでも、批評の対象となることに耐えられませんでした。

しかし翌年の3月になると「lifeworks」という新曲を引っ提げて活動を再開させます。精神的な不安は続きますが、ライフワークのタイトルからも、自分にはボーカロイドの道しかないと悟ったようです。

「GINGA」に誘われ2012年(16歳)でCDデビュー

椎名もたさんは16歳になった2012年にGINGAというグループから楽曲制作の才能を高く評価されてスカウトされます。こうして椎名もたさんはアーティストの仲間入りを果たしました。

中学時代は趣味の延長線上で音楽活動をしているだけでしたが、出す曲が再生回数を伸ばすことに攻撃の対象になることもあり、16歳でのデビューは椎名もたさんにとっても自分を変える大勝負でした。

2012年3月ファーストアルバム「夢のまにまに」をリリース!

GINGAに入った椎名もたさんは2012年3月にファーストアルバム「夢のまにまに」をリリースすると、それまでニコニコ動画や初音ミクを知らなかった一般層のファンにまで少しずつ浸透していきます。

「夢のまにまに」にはデビュー前から制作発表していた14曲が収録されており、椎名もたさん亡き現在もファンに根強く愛される一枚となっています。

移籍後セカンドアルバム「アルターワー・セツナポップ」を発表!

U/M/A/Aに移籍してまもなく発売されたセカンドアルバム「アルターワー・セツナポップ」当時は18才になっていた椎名もたさん。他のアーティストへも楽曲提供するなど実力も本物になっていました。

タイトルの「セツナ」には「切ない」と「刹那」の二つの意味がかかっていると分析するファンもいて、現在も名盤としてファンの間では伝説の一枚として語り継がれています。

恋愛が拠り所に?精神的に安定した?

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中学時代の壮絶ないじめ体験がもとで他人との関わりを避けてきた椎名もたさんにとって、デビュー後に沸いた恋愛感情精神を安定させる心の拠り所になっていると後のインタビューで語っています。

具体的に相手はどのような女性かは言及していませんが、音楽関係者から「恋愛しろ」と言われたこともあり、恋愛を通じて他人と関わることの喜びを知ることが出来たと気持ちを吐露しています。

2015年3月4日、人生を振り返ったアルバム「生きる」をリリース!

椎名もたさんにとって最後のアルバムとなる「生きる」は、そこに詰まっている楽曲の一つ一つに重いメッセージが込められていたと、椎名もたさんの死後に多くのファンによって語り継がれています。

曲ごとにテーマが付いており「孤独」や「変化」などこれまでの椎名もたさんを苦しめてきた過去や、今後強く生きて行こうとする自身の心境の変化などが歌われています。そして最後が「さよーなら」でした。

クラウドファウンディングにより遺作が限定発売!

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椎名もたさんの死はファンに衝撃を与えました。直前まで頻繁にツイートを繰り返していた椎名もたさんの死を素直に受け入れられずに頭がパニック状態に陥るファンもいたほどです。

実はこの頃、椎名もたさんにはまだ世の中に発表していない楽曲がいくつかありました。椎名もたさんの死後、それをクラウドファウンディングという形でファンから資金を募り限定発売することになりました。

それに合わせてデビュー曲である「夢のまにまに」の再販と、イベントの開催が伝えられると、悲しみに打ちひしがれていたファンの間に再び活気が戻ってきました。

椎名もたの代表的な楽曲は?

椎名もたさんがボカロPとして活動した期間は16歳から20歳までと短い間でしたが、その間にも名曲といわれる楽曲を数多く残しており、現在でもファンの心をとらえて離しません。その一部を紹介します。

「Q」

アップテンポでスピーディーな曲調が特徴的なメロディに斬新なセンスを感じさせる一曲です。絶えず溢れ出る問いかけを求めたところで得られる答えの虚空さを越えてラストの何気ない感謝が心を惹きます。

「パレットには君がいっぱい」

何といっても歌詞が斬新です。目に見える世界観をすべて色で表現しようとしています。アルミホイルのパレットというフレーズは空虚な都市を連想させ、そこに鮮やかな女性の存在が浮かび上がるようです。

「ストロボラスト」

異様なイントロがまず耳に残ります。そこから徐々にテンションがあがっていき、淡々と聞こえてくるフレーズが心地よささえ感じます。精神的に疲れている時に聞くと癒されるとファンの間でも人気です。

「少女A」

「少女A」というタイトルが最初に目を惹きます。誰の命も等しく平等であり裁かれるのも一緒で、うつに触れているなど少女Aが椎名もたさん本人を投影しているように感じるとの声もあります。

自分の押さえ込んだ感情、どこにぶつけたらよいか分からない正体不明の負の感情を曲に乗せて表現することで椎名もたさんは自分の居場所を見出していたようです。

「とりあえずアナタがいなくなるまえに」

大切な人が遠くへ行ってしまうことを歌った切ない曲ですが、この「いなくなる」というのは単純に別れる彼女を歌ったものとの説と、「死」という永遠の別れを意味するとの説があります。

椎名もたの死因には噂が虚実飛び交っているが楽曲の魅力は本物!

椎名もたさんは14歳でボーカロイドに出会い自らの感情を楽曲に乗せて表現する道を見つけます。壮絶ないじめ体験に苦しみながらもようやく手に入れた自分の世界でしたが、批判にさらされ殻に閉じこもります。

天才は短命と言われていますが、人一倍思い悩むからこそ天才なのでしょう。思い悩んだ末に生み出された数々の楽曲は椎名もたさんの亡きあとも多くのファンに愛され語り継がれる伝説となっています。

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