
大谷翔平の評価がスゴい!メジャーでも圧倒的?アメリカでの人気は?
大谷翔平選手は2017年オフにメジャーリーグに挑戦しました。日本では投手と野手の二刀流が話題になり、圧倒的な成績も残した大谷選手は、アメリカでの評価はどうなのでしょうか。大谷選手の二刀流や活躍に対するアメリカ現地の評価を紹介していきます。
目次
[表示]【大谷翔平の評価】新人王獲得でアメリカ人の常識を覆す!
大谷翔平選手は2017年オフに満を持して米メジャーリーグに挑戦し、ロサンゼルス・エンゼルスに入団しました。メジャーに行っても大谷選手は大活躍し、新人王も獲得しています。
大谷選手はアメリカのメジャーリーグでどのように活躍しているのでしょうか。
MLBでも大活躍!大谷翔平のプロフィール!
大谷選手はその規格外の身体能力や、二刀流などの野球の常識を覆すようなプレースタイルで話題となっています。まずは大谷選手のプロフィールを見ていきましょう。
- 生年月日:1994年7月5日
- 出身地:岩手県奥州市
- 身長:193センチ
- 体重:95キロ
- 出身校:花巻東高校
大谷選手は同郷の先輩・菊池雄星選手に憧れて花巻東高校に入学し、1年秋から4番・エースとして活躍します。その後3年時にはアマチュア野球界最速となる160km/hも記録します。
その後2012年オフにドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団し、順調に頭角を現します。そして2017年オフに満を持して米メジャーリーグに挑戦します。
二刀流デビューで全米が熱狂!
大谷選手は日本で二刀流として前代未聞の大成功を収めました。今まで打者、あるいは投手として大成功した選手は数多いものの、同時に両方で結果を残した選手は日本プロ野球にはいません。
こんな規格外の選手がメジャーリーグに挑戦することで、現地アメリカの評論家も「ショウヘイはもっとうまくなる。まだ若いし、無限の可能性を秘めている」と語っています。
また、アメリカの野球ファンも早くも大谷選手の活躍する姿が見たいようで、「オオタニサン」「SHOW(翔) TIME」など、大谷選手にまつわる言葉が生まれるなど熱狂しています。
打者専任を求める声も?三冠王になれるレベル?
大谷選手は日本で二刀流を成功させました。メジャーリーグに挑戦する際も、二刀流を認めてくれる球団と優先的に交渉していたようです。
大谷選手は投手としてもかなり有望な選手なのですが、球界の著名人は打者としての才能を評価する声も大きいようです。
大谷選手はメジャーリーグで活躍したイチロー選手と松井選手を足して2で割ったようなハイブリッドな才能を持っているともいわれ、打者に専念することを望む声も多いようです。
LAスポーツ大賞にも大谷翔平の新人王獲得がノミネート!
大谷選手はメジャー1年目、大活躍し見事新人王を獲得しています。その活躍と新人王獲得は、LAスポーツ賞へノミネートされるなど、アメリカスポーツ界を席巻しました。
すでにメジャー20傑入り!
大谷選手はすでにメジャーリーグの歴史上でもかなり優れた成績を残しているといえます。
選手が攻撃の面でチームに貢献した度合いを示すwRC+という指標は145を示し、メジャーリーグの平均よりも45%多く得点を生み出しているということになります。
この数字はメジャーリーグで250打席以上打席に立った選手の中でも史上13位に入る記録です。
大谷翔平2019シーズンの評価は?
大谷選手は2018年からメジャーリーグに挑戦し、現在も1軍で活躍しています。新人王を獲得し、大活躍だった2018年と比べ、2019年の活躍はどうなのでしょうか。
今シーズンは怪我の影響で打者に専念
投手と野手の二刀流が期待されている大谷選手ですが、2019年シーズンはけがの影響もあり打者での出場が続いています。3番や5番などのクリーンナップを任されることも多いです。
手術後初めてブルペンで変化球を解禁!回復は良好!
大谷選手は2018年10月、右ひじのじん帯の再建手術(通称トミージョン手術)をしました。その後は前述したようにシーズンでもしばらく打者に専念し、試合に出場しています。
しかし大谷選手は2019年8月中旬、今季では10度目となるブルペンでの投球練習をしており、手術後初めて変化球を何球か投じています。
スライダーやカーブを投じた大谷選手のけがの回復は順調なようで、投手・大谷選手が見れる日も近いのではないかと期待が高まっています。
6月は9本塁打で月刊自己最多!
大谷選手は打者としての活躍もすさまじく、6月には9本塁打を記録しています。月に9本の本塁打は自身でも最短記録であり、「打者に専念した方が良いのでは」という意見も多くなりました。
大谷選手は打者に専念すればメジャーリーグで三冠王を狙うことのできる選手だという評価もあり、投手だけでなく打者としても超一流です。
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ベーブ・ルースに値する選手?
大谷選手以前に投手としても野手としても活躍した選手といえば、野球創成期のベーブ・ルースさんにまでさかのぼります。そのため大谷選手はベーブ・ルースさんと比較されることも多いです。
しかし野球の普及に大きく貢献し、歴史上でも偉大なベーブ・ルースさんと大谷選手は比較するに値しないという意見もありますが、ベーブ・ルースさんを超えるという人もいます。
イチローと松井秀喜を足して2倍にした強さ⁉
メジャーリーグで活躍した日本人選手といえばイチローさん、松井秀喜さんですが、大谷選手の打撃センスはその2人を「足して2倍にした」ような強さだと評価されます。
前述したwRC+はイチロー選手が124、松井選手が109という数値であり、これと比べても大谷選手の記録のすごさがわかります。
イチローお得意の曲芸打ちも繰り出し投手たちもお手上げ
イチローさんといえばその類稀なるバットコントロールで地面すれすれの球でもヒットにしてしまうことが有名です。大谷選手は、その「曲芸打ち」も披露し、メジャーの投手たちもお手上げ状態となっています。
数字がすごさを証明!打者としても素晴らしい常識破りの実力
大谷選手は打者として様々な数値で圧倒的な記録を残しています。その一つが打球速度です。大谷選手の平均打球速度はメジャー15位、ホームランの平均飛距離は3位となっています。
しかし大谷選手は打つだけでなく走塁のスピードもメジャートップクラスであり、まさに走攻守3拍子揃った選手だといえます。
日本人には珍しく下半身が安定している?
大谷選手は現在、右足を上げずにタイミングをとるという「ノーステップ打法」を採用しています。大谷選手は日本人打者としては珍しく、下半身が安定しているからこそできる打法でもあります。
ベテランスカウトも太鼓判の逸材!
大谷選手はライバルチームにのベテランスカウトからもかなり高い評価を受けており、メジャーでは定番の「スカウティング・グレード」という指標ではどの数値も別格であると評されています。
【大谷翔平の評価】まだ課題も多く評価しきれない部分もある?
大谷選手はここまで順調に野球生活を送り、その能力は完璧なようにも見えます。しかし大谷選手にはまだまだ未熟な点もあり、課題とされているところもあります。
大谷選手が未熟とされる点はどこなのか、評価されていない点を紹介します。
最大の課題は投手としての投げ方?
大谷選手は最大の課題として、投球面での組み立て方に問題があるようです。
大谷選手はメジャーでも好投する場面が見られますが、好投した際はいずれも有利なカウントに持ち込めており、追い込んでからのスプリットが有効に機能しています。
しかし不利なカウントになった際の大谷選手は、カウントを整えるボールがなく、3ボールからのフォーシーム(ストレート)はほとんど狙い撃ちされ痛打を浴びています。
左投手に苦戦している
それに対して打者・大谷選手は左投手を苦手としており、課題だといわれています。メジャーでは日本以上にデータを重視し、研究される傾向にあります。
大谷選手は新人王も獲得し、注目度が高いゆえに今後はさらに研究されると考えられます。すると大谷選手がスターティングメンバーにいる際、相手チームは左投手をぶつけてくることも予想されます。
空振り率が高い
大谷選手は打率も低くはないですが空振り率も高く、相手投手にとってはカウントを整えてくれるといった一面もあります。大谷選手は打者として評価が高いですが、まだまだ粗削りな点もあります。
【大谷翔平の評価】アメリカでの人気ぶりは日本メディアが誇張してる?
大谷選手はアメリカでも大活躍し、現地アメリカの野球ファンも大熱狂していると日本のメディアでは報道されています。しかし、本当に現地では大谷選手が人気なのでしょうか。
日本で注目されているのは海外でチャレンジしているから
大谷選手のメジャーリーグへの挑戦、アメリカでの活躍は日本国内でかなり話題と注目を呼んでいます。特にルーキーイヤーの2018年は新人王も獲得し日本は大熱狂しました。
しかし大谷選手が日本で注目されるのは日本で圧倒的な記録を打ち立てたのはもちろんですが、若くして海外に挑戦したからというのが大きいです。
アメリカでは一般的にあまり知られてない?
日本のメディアでは大谷選手について「全米が熱狂」や「全米が震撼した」などといった表現がされます。しかしこれは日本のメディアだけの誇張表現ともいわれています。
大谷選手は、日本を含めたアジア圏ではかなりあがめられて知名度も高いですが、アメリカではまだまだ一般的な知名度は低いようです。本距離LAでも知名度は高いとは言えません。
【大谷翔平の評価】スター性は昔から語られていた!
大谷選手はその成績も圧倒的ですが、やはりスター性がすごいことでも有名です。大谷選手は昔からそのスター性について評価されていたようです。
プロ入り当時から堂々とした言動で周りを驚かせていた
大谷選手のスター性を語るうえでよく言われるのは、その堂々とした態度です。プロ入り直後からマウンドや打席ではもちろんのこと、インタビューの受け答えでも堂々としていました。
高卒でプロに入った大谷選手は、同じく高卒ルーキーとして鳴り物入りで西武に入団した松坂大輔選手がルーキーの時よりも受け答えなどはかなり堂々としていたようです。
順応力が高く周囲を巻き込むタフさがスゴい
大谷選手は二刀流を自ら宣言し、世間の注目度も高い上にそれを実行してしまうという常識を打ち破る活躍を見せています。そんな大谷選手は順応力や周囲を巻き込むタフさが評価されています。
大谷翔平の今後に注目!
アメリカでも二刀流に挑戦し、活躍する大谷選手の現地アメリカでの評価を紹介しました。大谷選手は現地での評価は日本で報道されるほど高くはないようですが、まだまだ2年目なので当然ではありますね。
しかし大谷選手はその適応力や底の知れない潜在能力にあります。日本でもあまり成功すると予想されなかった二刀流にも見事成功しています。
そんな大谷選手なら、メジャーリーグでも想像もつかない偉業をなし遂げてくれるかもしれません。そんな大谷選手にこれからも注目していきたいですね。