

羽生結弦の尿膜管遺残症とは?24時間テレビでの病気告白が炎上?
日本を代表するスケーターの羽生結弦さんが尿膜管遺残症という病気になったそうです。この病気は激痛を伴う病気だそうですが、いったいどんな病気だったのでしょうか?また24時間テレビの中でぜんそくを告白して炎上したという噂がありますが、この噂についても調べてみました。
目次
[表示]- 01.
羽生結弦が病気に!尿膜管遺残症とはどんな病気?
- 01.1.
羽生結弦のプロフィール
- 01.2.
2014年、全日本選手権優勝の裏で尿膜管遺残症を患っていた!
- 01.2.1.
演技後は花束を拾う余裕もなかった
- 01.3.
検査のためエキシビジョン欠場、30日に手術
- 01.4.
尿膜管遺残症とは?尿膜管の炎症?
- 01.4.1.
症状は分泌物の悪臭や発熱など、癌になるおそれも
- 01.5.
尿膜管遺残症の手術とは?投薬治療や腹腔鏡手術?
- 01.6.
尿膜管遺残症になる原因は免疫力の低下?
- 01.7.
病気の手術をした2014年は体調不良や怪我に悩まされたシーズンだった
- 01.7.1.
腰痛のためフィンランディア杯を欠場
- 01.7.2.
中国杯では練習中に選手と激突、全治3週間の怪我を負う
- 01.8.
関連する記事はこちら
- 02.
24時間テレビで病気を告白して炎上⁉
- 02.1.
2歳の頃から小児ぜんそくを患っている
- 02.1.1.
現在も常に予防に取り組んでいる
- 02.2.
24時間テレビで持病を告白!
- 02.3.
ナレーションが炎上の原因に?
- 02.3.1.
Twitterでも番組が問題の言葉を発信して炎上!
- 02.3.2.
一人の医療関係従事者のリプライが反響に
- 02.3.3.
公式ツイッターが一斉砲火を浴びる
- 03.
病気を押してタイトルを獲得した羽生結弦の精神力
羽生結弦が病気に!尿膜管遺残症とはどんな病気?
華麗なスケートの演技で日本中を魅了した羽生結弦さんは、尿膜管遺残症という病気で苦しんでいたようです。
あまり聞きなれない病気ですが、どんな病気なのでしょうか?羽生結弦さんが発症した尿膜管遺残症について見ていきましょう。
羽生結弦のプロフィール
最初に羽生結弦さんのプロフィールからご紹介します。
- 生年月日 1994年12月7日
- 出生地 宮城県仙台市泉区
- 身長 172㎝
- 体重 57㎏
- 所属クラブ 全日本空輸(ANA)、クリケット・クラブ(トロント)
2014年、全日本選手権優勝の裏で尿膜管遺残症を患っていた!
羽生結弦さんが尿膜管遺残症になったのは2014年のことです。12月26日から12月28日まで全日本選手権の3大会連覇を目指して出場していた時のことです。
27日のフリー演技を控えた26日の夕方、羽生結弦さんは周囲に「気持ち悪い」と訴えていたそうで、27日も時折襲う腹痛と吐き気をこらえながら演技に出場したようです。
演技後は花束を拾う余裕もなかった
演技はこれまでにないほど息が切れ、汗がしたたり落ちていたとうことです。演技終了後は相当お腹が痛かったのでしょう、お腹を抱えてリングから退場し、花束を拾う余裕もなかったそうです。
尿膜管遺残症は激痛を伴うということですので、ほとんど精神力で演技をこなしたようです。優勝を勝ち取ったのは見事としか言いようがありません。
検査のためエキシビジョン欠場、30日に手術
大会の翌日には長野で開かれる予定だったアイスショー「「メダリスト・オン・アイス」のエキシビションが控えていました。しかし腹痛で出場することが出来ませんでした。
28日と29日に複数の医師から診断を受け、30日に緊急手術をしたそうです。
尿膜管遺残症とは?尿膜管の炎症?
尿膜管遺残症の「尿幕」とは、胎児の時に臍帯(へその緒)と膀胱をつないでいた管のことです。
尿幕はその後、退化して膀胱と臍(おへそ)の連結はなくなりますが、「尿膜管遺残症」はこの尿膜管が退化せずに残っている状態のことを言います。
尿膜管の退化が不完全なために、おへその辺りから尿の排泄が見られたり、感染を起こして化膿してしまうことがあります。本来はないはずの管なので、そこに垢や溜がたまりやすくなるのです。
症状は分泌物の悪臭や発熱など、癌になるおそれも
尿膜管遺残症の症状は、へそから膿のような分泌物が出てきて悪臭を放ち、へその周辺に激痛を伴います。
嘔吐や発熱が見られることもあります。抗生剤や消毒などで一時は治ったとしても尿膜管遺残を取り除かない限り、繰り返します。
小児の時に症状が出ることが多いのですが、成人になってから症状が出る人も少なくありません。放っておくと癌になる可能性もあると言われ、取り除く手術をしたほうが良いということです。
尿膜管遺残症の手術とは?投薬治療や腹腔鏡手術?
尿膜管遺残の切除は開腹せずに腹腔鏡手術で行われることが多いとのことです。適切な処置をしないと腹膜炎に悪化することもあるそうです。
尿管を全摘出するために全身麻酔が必要ですが、腹腔鏡手術だと開腹せずに、少しの傷で済むので術後も回復が早いそうです。とはいえ、術後もかなり痛みがあり感染症の危険もあるので入院は必要だそうです。
通常、手術後は10日間ほど入院をするようです。
尿膜管遺残症になる原因は免疫力の低下?
尿膜管遺残症になる原因は免疫力の低下や休息不足が関係しているそうです。
羽生結弦さんは連日ハードな練習とプレッシャーで休む暇もなかったのでしょう。そうなると必然的に免疫力も下がり、発症してしまったのではないかと思われます。
以前羽生結弦さんは筋筋膜性腰痛症に悩まされているという報道がありましたが、こちらも過度のトレーニングによる筋肉の疲労と精神的なプレッシャーが原因だったようです。
病気の手術をした2014年は体調不良や怪我に悩まされたシーズンだった
尿膜管遺残症で手術をした2014年はソチ5輪のチャンピオンとしての重圧がかかり、プレッシャーも相当なものだったと思われます。
そのせいもあったのでしょう、2014年シーズンの羽生結弦さんは体調不良やケガに悩まされ、体調管理が大変だったようです。
腰痛のためフィンランディア杯を欠場
羽生結弦さんは2014年に全治4週間の腰痛に襲われています。10月10日から12日にフィンランドで行われる予定だったフィンランディア杯は、残念ながら欠場しています。
中国杯では練習中に選手と激突、全治3週間の怪我を負う
また2014年の中国杯では練習中に他の選手と激突し、出血した包帯を巻きながら演技を行ったそうです。脳震盪(のうしんとう)も疑われる中での滑走が論争を巻き起こしています。
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24時間テレビで病気を告白して炎上⁉
羽生結弦さんが病気を公表したことで、炎上事件が起きたことはあまり知られていないようですね。過去に羽生結弦さんの発言がもとになって炎上事件が起きたことがあるのです。
ここからは羽生結弦さんの病気カミングアウト炎上事件について調べてみました。
2歳の頃から小児ぜんそくを患っている
羽生結弦さんは2歳の頃から小児ぜんそくを患わっていることはファンの間では有名です。
羽生結弦さんがフィギュアスケートを始めたのは、フィギュアスケートを習っていた4歳年上のお姉さんの影響も大きかったようですが、ぜんそくを克服するためということもあったそうです。
野球やサッカーだと屋外の埃でぜんそくが悪化する心配がありますが、氷の上だとその心配がないので、フィギュアスケートはうってつけだったといえるでしょう。
現在も常に予防に取り組んでいる
羽生結弦さんはぜんそくが発症してから現在まで常にぜんそくと闘いながら競技生活を送っています。
ぜんそくは最悪「死」に至ることもある病気です。発作が発症してしまうと、呼吸をすることが出来ず苦しむことになります。
そのため羽生結弦さんは常に吸入器を常備し、マスクをつけて予防に取り組んでいるそうです。
24時間テレビで持病を告白!
この自身のぜんそくについて羽生結弦さんは24時間テレビに出演したときにこんなコメントを残しています。
『僕ら喘息持ちの選手からしたらそれが普通なので、「自分が喘息持ちだからこんなにもしんどい」とかそういう思いはほとんどなかった』
(引用:日本最大級の本田圭佑応援サイト)
羽生結弦さんのコメントはこの病気に悩む多くの人の心に響いたようです。なによりもこの病気と闘いながら数々のタイトルを手にしている羽生結弦さんの姿は勇気づけられますね。
ナレーションが炎上の原因に?
しかしこのコメント後の番組のナレーションが問題だったようです。羽生結弦さんが上のコメントをした後にナレーションが流れました。
それは「羽生はぜんそくを言い訳にはしない」というものです。このナレーションは病気をしている子供たちが、「自分が言い訳をしていると思われる」ととられかねません。
ナレーターは一瞬だったので、番組放映中はスルーした人が多かったようです。
Twitterでも番組が問題の言葉を発信して炎上!
おそらくこのナレーションがテレビだけで放映されていたら騒動はここまで大きくならなかったと思われます。
しかし24時間テレビでは、放送と同時にツイッターで番組の進行状況を発信し続けていました。
ツイッターの注目度は高くツイートの内容が多くの人の批判にさらされたのです。以下がツイートの内容です。
「この後は2歳の時に小児ぜんそくと診断された羽生結弦選手が、病気を言い訳にせず世界のトップで戦い続ける思いをテレビで初告白。さらに、郷ひろみと氷上コラボ!全国の病気を抱える子供たちにエールを送る。」
(引用:ライブドアニュース)
一人の医療関係従事者のリプライが反響に
上の文の「病気を言い訳にせずに」という部分が問題だったのですが、上の文章を見るとぜんそくの子供たちは「病気だからと言い訳していると思われている」と傷つく可能性があります。
このツイートの内容を見てひとりの医療関係従事者のリプライが爆発的な反響を呼びました。
「病気を言い訳にせずに」という一文を見て、喘息その他で本当に運動のできない子どもたちが「僕は言い訳してると思われてるのか…」と傷つくことは容易に想像できそうなものです。
言葉の選択が悪すぎだし、個人的には羽生選手の素晴らしい演技を「ぜんそくの」と修飾する必要はないと思います。もちろん羽生選手が「ぜんそくを持ちながら」あるいは「ぜんそくを克服し」活躍するのは多くの子どもの励みになると思います。それは「言い訳にせず」という曖昧な根性論では無く、適切な医学的管理によるはずです。 そして病気の子どもができるだけ普通に生活できるように手伝うのが我々の仕事。ご存知ない方のために付け加えると、ぜんそくはしぬかもしれない病気です。そしてしぬきっかけとして良くあるのは我慢してしまうこと。もしぜんそく発作が起こったら、我慢してはいけないのです。 「ぜんそくを言い訳にせず」と言うのは本当に最悪の言い方です」(引用:ライブドアニュース)
公式ツイッターが一斉砲火を浴びる
この確信をついたリプライを契機に、24時間テレビの公式ツイッターは一斉砲火を浴びて炎上してしまいます。
羽生結弦さんは自分の発言が発端となってこのような炎上事件が起こってしまったのですが、ファン思いの羽生結弦さんのことですので苦々しい思いだったのではないでしょうか。
病気を押してタイトルを獲得した羽生結弦の精神力
羽生結弦さんのかかった病気、尿膜管遺残症について見てきました。激痛を伴う病気だそうで、その病気を押してタイトルを獲得したのは彼の精神力のなすところではないでしょうか。
また24時間テレビでの炎上事件は羽生結弦さんの発言を、軽く受け止めてしまった24時間テレビ側の責任にあると言えますがそれにもめげず、これからもメディアで活躍してもらいたいものですね。