ヤニクラとは?どんな症状?なってしまう原因や治す方法・対処法は?

ヤニクラの意味とは喫煙の際にクラクラしたり、吐き気の症状が出たりすることを指します。ヤニクラの原因が何であり、どう対処しどんな対応策で治すことができるでしょう。また蒸気タバコのプルームテックでも同じなのかなど探っていきたいと思います。

ヤニクラの意味とは?

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ヤニクラとは、「ヤニ」すなわちタール成分を含むタバコを吸って、クラクラする様を表す意味の言葉です。喫煙初心者が、いわゆる「ふかし」でなく肺に煙を吸引すると強烈なヤニクラを感じます。

このヤニクラの症状が強い快感であることも多いですし、非常に不快な症状であると感じる人もいます。ニコチンの耐性が出来ていないうちは、この症状は辛いものです。

ヤニクラではどんな症状が現れる?頭痛や吐き気?

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ヤニクラの症状の原因は、主に血管の収縮が起こることによる軽いめまいのようなものです。タバコの煙に含まれるニコチン成分が、呼気から瞬時に血流に入り血管を収縮させます。

これにより血流量が急激に低下し、個人差はありますが頭痛や吐き気となる場合があります。それほどニコチンは毒性が強く、その依存性は麻薬並みとも言われます。

喫煙が習慣化することで徐々に耐性はつきますが、ヤニクラを感じなくなることはありません。吐き気の症状がキツイ人では、タバコは以後受け付けないというケースもあります。

ヤニクラになりやすいのは、どんな時?

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ヤニクラになりやすい状況はいくつかあります。それは空腹時や寝不足などで血流が落ちている時です。ヤニクラは血管収縮による一種の貧血状態ですから、血管が収縮気味の際には余計起こりやすいのです。

あるいは連続して喫煙をした場合にも、ヤニクラの症状が強く出ます。全般に体調不良の時にも、ヤニクラを強く感じますから治すまでは対策が必要です。

ヤニクラの感覚が好きな人もいる?

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しかしこのヤニクラを感じることに喫煙の最大の意味を感じる喫煙者がほとんどです。ニコチンは脳に直接作用し、脳内物質の分泌を促します。この時の薬理効果を、脳が快感として受容してしまうのです。

その上ニコチンは他の麻薬物質と比較しても、同等レベルな快楽と依存性を持つ物質です。タバコが美味しいという感想は、実際には味に対してでなくニコチンの作用であるヤニクラが好きだということです。

タバコを吸うと落ち着くとか、食後の一服がいいなどの感覚は依存症状なのです。

クールスモーキングとは?、に関する記事はこちら!

ヤニクラの原因は?

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ヤニクラの症状を感じる、その原因についてを細かく挙げてみましょう。この原因に関しては、そう多くの要素はありません。

ヤニクラの原因①ニコチンの作用による血管収縮

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まずはニコチンという強い毒性を持つ物質の機序作用が、ヤニクラの原因の筆頭です。呼気からの吸引で素早く血管収縮が起こるため、めまいに似た幻惑的な感覚が伝わります。

血管収縮の度合いが酷い場合に、頭痛・吐き気などの症状が発現することがあります。しかし常用するうち、その効果の程度が自覚できるようになり、強い習慣性を持つようになります。

ヤニクラの原因②一酸化炭素によって起こる血流低下

タバコは一種の不完全燃焼による煙ですから、微量とはいえ一酸化炭素を吸引することになります。これによっても血流低下が発生し、ニコチンの薬理効果をさらに助長する結果となります。

密室での連続的な喫煙や、集団での一斉の喫煙で、このリスクは上昇します。

ヤニクラの原因③空腹時など血管収縮時に喫煙するため

上記2つの主要因に加えて、身体の血流量が乏しいタイミングでは、より強くヤニクラの症状が出ます。空腹時などは血管収縮がより強くなりますので、ヤニクラの症状も強めに出ます。

睡眠不足の状態でも、ほぼ同様なことが言えます。しかし起き抜けの一服で強いヤニクラ感があるのは、睡眠中はニコチン摂取がないためです。ニコチン血中濃度が低い状態でもヤニクラ感が強く出ます。

副流煙を吸ってもヤニクラになる?

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では人が吸ったタバコの煙、副流煙でヤニクラは起きるでしょうか。これはニコチンの作用という面では、直接呼気に入ることはほとんどなく、副流煙中のニコチンは通常度外視できるレベルです。

しかし換気が悪い状況下では一酸化炭素濃度は微量ながら高くなりますので可能性は十分あります。タバコの煙そのものの煙さから、息苦しさを感じてヤニクラに近い状態になることは考えられます。

ヤニクラ症状を、頭痛やめまい、吐き気とするならば、副流煙も原因になるでしょう。このことを「受動喫煙」と言って、昨今では対処・対策が積極的に推進されています。

連続でタバコを吸うとヤニクラになる?

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連続してタバコを吸うことで、ヤニクラは起きやすく、しかも強い症状になります。これはニコチンの血中濃度が下がらぬまま、次の吸引が行われれば当然の結果と言えます。

また、一酸化炭素を取り込んでしまうリスクも高くなり、一種の酸欠の可能性が高まります。チェーンスモーカーは、無意識にこの状態を作り上げている可能性が高いので、治す工夫が必要です。

ヤニクラにならない人も存在する?

タバコを吸ってもヤニクラにならないという人もいます。そうした方は、煙を肺に吸引していないか、ごく微量に調節している場合でしょう。肺に煙を吸引すれば、程度こそ違えどヤニクラは起きます。

パイプや葉巻などを、「香りを楽しむ」ものとして嗜好している愛煙家は、こうした吸い方をします。最近ではこうした吸い方を「スロースモーキング」という総称で表すことが多いです。

ヤニクラになるかならないかは、タバコの煙から効率よくニコチンを摂取する吸い方をしているかで分かれます。その意味からいえば、ヤニクラにならない人もいる、という言い方は可能です。

ヤニクラにならないための対策・対処方法や治し方は?

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では、ヤニクラにならない対処・対策にはどんなことがあるでしょう。またヤニクラになった場合に、それを治す効果的な方法はあるのでしょうか。

対策・対処法①空腹時には吸わないようにする

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対処・対策としては、まず空腹時の喫煙は避けるようにすることです。すでに触れた通り、空腹時は血流量が少ないためニコチンの血管収縮の影響を強く受けます。

この時受けたヤニクラ症状のダメージを治すには、直ちに喫煙を止め清浄な空気の場所に行くことです。それ以前に、食事を美味しくいただくなら、タバコは後回しと対処することが賢明です。

対策・対処法②チェーンスモークで連続的に吸わない

チェーンスモークは、ヤニクラを起こす最大の原因です。何かに没頭する際、チェーンスモークする癖がある人がいますが、これは避けるべきでしょう。対策は簡単で、続けて吸うことを我慢するのみです。

対策・対処法③喫煙場所は出来るだけ換気する

ヤニクラにならないための対処法としては、その場をよく換気することも大事です。副流煙が蔓延する密室では、ヤニクラの嫌な症状である頭痛などが起きやすくなります。

仮に換気扇などがないとするなら、窓開けを励行する対策で治すことができます。夏季・冬季では難しいことですが、嫌な症状が出る前に行いたいものです。

対策・対処法④睡眠不足の時には吸わない

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実際問題、睡眠不足な時ほど、タバコに手が伸びる喫煙者が大半です。麻痺しつつある感覚が蘇る錯覚があるのでしょう。現実には寝不足の時の喫煙は、ヤニクラが起きやすくなります。

血流量が落ちていればそれは当然なのです。寝不足でのヤニクラは、その後の睡眠の質を低下させます。頭痛や酸欠気味では、安眠状態に移行しにくいので控えたほうがいいでしょう。

対策・対処法⑤新鮮な空気の場所で深呼吸する

ひとたびヤニクラ症状で吐き気などまであれば、まずは新鮮な空気で呼吸を整えましょう。酸欠傾向なら深呼吸の繰り返しで治すことが期待できます。

また、タバコの害を避ける気持ちになるように、呼吸を良質のものにするイメージが大切です。

タール値の低いタバコを吸う

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タバコ製品は、パッケージにニコチン・タールの含有量が記載されています。大抵のタバコでは、低タールなタバコはニコチンも低い値です。強いタバコほどヤニクラを起こしやすいのです。

また、煙の出方もマイルドな傾向が強いので銘柄を検討するとヤニクラの度合いの対策になります。しかし統計上、低タールだから発がん性などの面で有利であるとは言えないので注意しましょう。

プルームテックなどの電子タバコでは、ヤニクラにならない?

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ヤニクラの原因である一酸化炭素は、燃焼によって発生します。その点、プルームテックなどは加熱による「蒸気」を吸うものなので煙は一切でません。ですからヤニクラの嫌な症状は出にくいでしょう。

しかしながらプルームテックも「ニコチン」を吸引することに主眼が置かれた製品です。ですからニコチンによる薬理効果の影響でのヤニクラはあります。通常のタバコよりは断然少ないと言えますが。

紙巻タバコからプルームテックに移行した方の多くが「物足りない」と感じるようです。しかしニコチン中毒から完全に脱却したわけではないのです。吸えばやはり、クラクラと感じるはずです。

ヤニクラを完全に解消するには、タバコをやめるしかない

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ヤニクラという現象がタバコに原因がある以上、ヤニクラから完全に逃れるにはタバコを止める以外に治す方法はありません。しかしタバコは麻薬並の依存性・中毒性があります。

そう簡単に止めることができず、苦しむ人がたくさんいます。

タバコをやめるとどんなことが起きる?

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では、タバコをやめると人の体にはどんな変化が起きるのでしょう。これらを時間軸に沿って、次々に起こる現象や得られる結果について追跡してみましょう。

8時間後:血中ニコチン濃度は93.25%減少!

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まず喫煙停止から8時間後に起こる状態からです。ニコチンの血中濃度は実に、93.25%も減少するのだと言われています。概ね「睡眠時間」と同等の時間ですが、ここまで濃度は減少するのです。

起き抜けに、タバコに手が伸びるのは、このニコチンの欠乏から来る中毒症状と言っていいものです。

24時間後:ほぼニコチンは排除され禁断症状がピーク!

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次いで、丸一日が経過した状態です。24時間経過しますと、血液中からニコチンはほぼ排除されます。ゆえに欠乏感は最大のピークに達し、タバコを我慢することが非常に困難な状態となります。

何か強い「禁煙」の決意でもなければ、ここで挫折することは非常に多く見られます。落ち着かず、怒りっぽいなどの情緒不安定な状態になります。

48時間後:味覚・嗅覚が正常に戻る!

そして48時間が経過しますと、タバコで常時麻痺していた「味覚・嗅覚」が正常な状態に戻ってきます。相変わらず当人は、タバコを吸いたい気持ちでまだいっぱいで、近隣のタバコの匂いに敏感です。

72時間後:体内からニコチンが100%消える!

そして3日経過しますと、残存していた体内のニコチンが完全に抜けます。禁煙における最初の難関が、この3日という時点です。何とかここまでやり過ごして、やっと禁煙のスタートラインと言えるでしょう。

というのも、まだまだ脳の記憶はタバコを欲しがっているからです。ここでさらに引き締めないと、いとも簡単に禁煙から脱落してしまう段階です。

2~4週間後:ストレスが軽減されリラックスな精神状態!

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個人差が非常に大きいですが、概ね1か月を経過するまで禁煙が続けられますと、徐々にラクになるようです。それまでのように、起きている間ずっとタバコのことだけ考える状況からは抜けます。

タバコなしの日常に慣れ始め、ややリラックスを取戻します。ただし多くの禁煙者の告白で、この1か月目でも、まだまだ相当キツイという声が上がっています。禁煙成功か否かの大きな分岐点と言えます。

1年後:心疾患リスクが半分まで下がる!

そして禁煙も1年を経過しますと、我慢が相当利くようになります。そして嬉しい結果として、心臓疾患にかかるリスクが、喫煙者と比較して約50%まで低下します。

ここまでの禁煙が出来ると、身体全体に及んでいたタバコの悪影響から離れていきます。呼吸はラクになり、食べ物も美味しく感じ、それゆえ体重増加する人が多く出ます。

禁煙の同好会などでは、300日や1年経過を一つの大きな「山」と見なすことが多いようです。

10年後:タバコ起因の死亡リスクが約半分に!

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そして禁煙から10年が経過しますと、ほぼ全てのタバコ由来の「死亡率」が、半分まで下がります。10年も吸わなければ、もう大丈夫かというと実際にはまだなのです。

禁煙5年後くらいに、何ということもなく、また喫煙し始めてしまうような人の報告もあります。

20年後:肉体はやっとタバコ害から完全解放される!

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そして禁煙から20年経過しますと、とうとうようやく、ほぼ全てのタバコ害から解放されます。20年も長く、喫煙から遠ざかっていれば、一応これで一安心というわけです。

従来の医学では、禁煙するにこしたことはないという事自体は定説でした。しかし今日では、20年吸わない生活をすると、完全に「リセット」されたと同じであると認識されています。

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