ブラックサンタとは?ドイツの黒いサンタ?悪い子をこらしめに来る? 芸能人

ブラックサンタとは?ドイツの黒いサンタ?悪い子をこらしめに来る?

サンタクロースといえば赤い衣装に白いひげ、、クリスマスのプレゼントをくれるおじいさんのイメージが強いですが、その他にブラックサンタが存在するのをご存知でしょうか?マンガや絵本、映画に登場するブラックサンタは怖い存在なのでしょうか?調べてみました。

目次

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ブラックサンタとは?

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ブラックサンタとはどんな存在なのでしょうか?普通のサンタクロースとはどのような違いがあるのでしょう。まとめました。

「黒いサンタクロース」とも呼ばれ、ドイツの風習で悪い子供をこらしめる存在

ブラックサンタとは、「黒いサンタクロース」とも呼ばれていて、ドイツ語圏内ではポピュラーな存在です。サンタクロースが良い子にプレゼントを配るのに対して、ブラックサンタとは悪い子に粛清を行います。

ブラックサンタがおらず、プレゼントをくれるサンタクロースが訪れるのは日本とアメリカだけだそうです。

聖ニコラウスの同伴者、「クネヒト・ループレヒト」が原型

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サンタクロースは元々、キリスト教の聖人である聖ニコラウスから生まれました。聖ニコラウスが子供達にお菓子などを配って歩いたことから、サンタクロースは生まれ、現在のノルウェーで知られるようになりました。

その聖ニコラウスの同伴者であったクネヒト・ループレヒトが、ブラックサンタの原型となっています。聖ニコラウスの日(12月6日)に聖ニコラウスと一緒に現れると言われています。

双子説もある?

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赤いサンタクロースとブラックサンタは実は双子という説もあります。赤が聖人の「セント・ニコラウス」、黒が「クネヒト・ループレヒト」です。

ブラックサンタの英語名は「Anti-Santa」?

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ブラックサンタは英語名で言うとどうなるのでしょう?ブラックサンタ自体が英語のように捉えられがちですが、英語でblackというのは黒人系の事を指します。「black music」が例になります。

なのでブラックサンタは英語では「黒人のサンタクロース」という意味になってしまいます。日本語のブラックサンタの意味で英語名を考えると「Anti-Santa」となります。

見た目の特徴は?不気味な衣装を着ている?

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ブラックサンタの見た目の特徴はどんなものなのでしょうか?黒い服を身にまとい、長い髭を蓄えてサンタクロースよりも細身で描かれるようです。また灰の入った袋や長い棒を持っていたりもします。

ブラックサンタの見た目には諸説あるようで、藁の服を着ている、毛皮を着ている、服には鈴が付いている、白馬に跨って現れる、皮膚が黒くて鼻が赤いなど、色々な姿で描かれています。

ブラックサンタのイラストや画像は?

実際に描かれているブラックサンタのイラストや画像を紹介します。こちらは黒い肌と赤い鼻を持ったブラックサンタの姿です。聖ニコラウスとは対照的な姿ですね。

こちらは毛皮を纏い、藁と長い棒を持ったブラックサンタです。全くサンタクロースのイメージとは違いますね。

こちらは灰の入った袋と藁を持ち、子供達に迫っています。このようにブラックサンタは様々な姿で描かれています。

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ブラックサンタのお仕置きとは?「悪い子」はどうやって選ばれる?

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ブラックサンタは悪い子にお仕置きに現れると言われていますが、どのようなお仕置きをするのでしょうか?またどんな子供が悪い子に選ばれてしまうのでしょう?調べました。

ブラックサンタは子供たちにお祈りができるかを尋ねる

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ブラックサンタは家に訪れると子供達に「お祈りは出来るか」と尋ねます。そこで「出来ない」と答えると「神様への忠義がない子供」という事で悪い子供だとブラックサンタに選ばれてしまうのです。

お祈りができる子にはご褒美、できない子にはお仕置き

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お祈りが出来る子供は良い子に選ばれてブラックサンタから木の実やリンゴ、ジンジャーブレッドなどのご褒美がもらえます。お祈りが出来ない悪い子にはブラックサンタのお仕置きが待っています。

悪い子にするお仕置きとは?プレゼントはジャガイモ?

ブラックサンタの子供へのお仕置きは、灰の入った袋で叩かれたり、石炭やジャガイモをプレゼントしたり、部屋の中に動物のモツ(内臓)をばらまいたりします。

プレゼントは子供が嫌うもの?連れ去られる子もいる?

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お仕置きで渡されるプレゼントは子供が嫌がるもので、とても悪い子供だとそれだけではなく、ブラックサンタが持っている袋に入れられて連れ去られてしまうこともあるそうです。

サンタクロースの従者には恐ろしい怪物クランプスもいる?

聖ニコラウスの従者には、怪物のクランプスも一緒だといいます。クランプスとはどんな怪物なのでしょうか?調べてまとめました。

ヨーロッパ中部の伝承、クランプス

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クランプスは主にヨーロッパ中部の伝説の生き物で、主にオーストリアやドイツ、ルーマニア、ハンガリー、チェコ、クロアチア、北イタリアなどの言い伝えに登場します。

こちらも聖ニコラウスのお供として付いていき、悪い子供達にお仕置きや警告をすると言われています。聖ニコラウスが回る前の12月5日、最初にクランプスがやってきます。

見た目の特徴は?半獣神?

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怖い悪魔のような形相をしています。クランプスとは古いドイツの言葉でカギ爪を意味するクランペンから取られました。その姿はギリシャ神話に出てくる半獣神「パーン」の特徴を備えています。

大きなヤギの角と毛皮、片足は人間ですがもう片足には蹄があります。そして長い舌も持ち、子供を食べてしまうのです。

お仕置きをするのはクランプスの役目?地獄へ引きずり込むとも

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悪い子供達にお仕置きをするのはブラックサンタではなく、クランプスの役割であるという説もあります。悪い子供へのお仕置きは鞭や錆びた鎖を使い、自分の隠れ家に連れて行ってしまうと信じられています。

時には子供を地獄まで連れて行ってしまうとも言われており、恐れられています。

ブラックサンタは、実は子供を救う民衆の中の神だった?

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悪い子供にお仕置きをするとされているブラックサンタですが、実は子供を救う民衆の神であったという説もあります。それは一体どういうことなのでしょうか?検証してみました。

ジャガイモや臓物のプレゼントは大事な栄養源

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現在のドイツはEUの中でも富豪国ですが、昔のドイツは貧困に苦しんでいました。ドイツが発祥の「ヘンゼルとグレーテル」という童話でも、2人は口減らしをするために子供を森の中に捨てるお話です。

子供にとってはおもちゃは魅力的ですが、食べるものにも困っていた時代に石炭やジャガイモのプレゼントはありがたいものでした。しかしなぜジャガイモがプレゼントだったのでしょうか?

実はジャガイモはヨーロッパではなくアンデスが原産の野菜です。小麦などが育たない痩せた土地でも育てることが出来ました。そのため生きるのが困難な土地でも重宝されていたのです。

臓物は栄養失調に有効

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重度の栄養失調になっていると、ジャガイモのような炭水化物のプレゼントではそんなに回復しません。そんな時、臓物はミネラルやビタミンが豊富に含まれているので、料理に使うと高い効果が望めました。

ドイツの人々は動物の血まで食べる術を知っているので、臓物を粗末に扱う事はなかったはずです。わざわざ室内にばらまくのは、室内の方が臭いが外に漏れにくく、オオカミなどが寄ってこないからでしょう。

重い灰袋で叩くのは殺菌のため?

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貧困に喘いでいる人々は身なりも当然不潔だったはずです。何かしらの病原菌や寄生虫を持っていても、不思議ではありません。

草木の灰は昔から畑などの消毒に使われてきました。現在でも発展途上国では怪我の消毒の目的で使われています。子供達を灰袋で叩いていくのは、一種の防疫効果を考えての行動かもしれません。

子供たちを連れ去るのは親から保護するため?

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物質支援では解決しない問題が、家庭内にある場合もあります。育児放棄や家庭内暴力などが起きている家庭であったら、そこから子供を救い出すために強制的に保護していたのかもしれません。

子供を連れ去られた側は、どんなに暴力を振るっていても子供を愛していると思っていた場合、子供が連れ去られたという事実だけが残ってしまって、そのことが語り継がれている可能性があります。

ブラックサンタにはどこに行けば会える?登場する作品は?

ブラックサンタはどこに行けば会うことが出来るのでしょうか?また、様々な作品にも登場しているブラックサンタですが、どんな作品に登場しているのでしょう。まとめました。

クリスマスマーケットにサンタとともに現れる

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ドイツやオーストリアの主要な都市で開催されるクリスマスマーケットというイベントに、サンタクロースと共にブラックサンタも訪れます。

広場の中心にクリスマスピラミッドという塔が立ち、周りの露店では土産物や、ホットチョコレート、ホットワインなどが売られます。

ブラックサンタが登場する作品も多数

ブラックサンタは日本のマンガやアニメ、絵本にも登場しています。それらの作品をまとめました。

絵本:『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』

ティム・バートンさん作のナイトメアー・ビフォア・クリスマスの絵本です。ストップモーションアニメとして映画にもなっている作品で、公開してから月日が経っても根強いファンがとても多いです。

ハロウィンの街に住む「カボチャ王」と呼ばれる人気者ジャックは、同じように毎年行われるハロウィンに飽きていました。その時彼が目にしたのはクリスマスの世界で、魅せられたジャックがクリスマスを企画します。

この時のジャックの衣装が黒いサンタクロースの衣装でした。ブラックサンタの姿に被りますね。彼がその後どうなったのか、絵本でぜひ確かめてください。

アニメ:アンパンマン「ブラックサンタとすてきなプレゼント」

子供達に人気のアニメ、アンパンマンにもブラックサンタは登場しています。ブラックサンタが定着してきた頃の作品で、「それいけ!アンパンマン」のTVアニメの特番で2003年に放送されました。

森の中でアンパンマンが出会ったのが、雪男の子供のスノーラでした。2人は友達になりますが、スノーラをばいきんまんがブラックサンタに変えてしまうという物語です。

アニメ:おそ松さん「クリスマスおそ松さん」

一世を風靡したアニメ、おそ松さんにもブラックサンタは登場しています。おそ松さん11話「クリスマスおそ松さん」で松野家の四男である一松のサンタクロース姿が、ブラックサンタでツギハギの袋を持っていました。

リア充のカップルの隣に座ると、驚きで声も出ないカップルに次々と話しかける一松でしたが、カップルのこの後の予定が「泊り」であることを匂わせた時に、一松が人体発火するというストーリーでした。

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