こげんた事件とは?福岡猫虐待事件の概要と犯人の写真、現在は? 社会

こげんた事件とは?福岡猫虐待事件の概要と犯人の写真、現在は?

目次

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松原潤のその後

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「こげんた事件」の犯人である『松本潤』が、逮捕後にどのような仕打ちを受けたのかを説明いたします。

9月30日に福岡地裁で裁判が開始

8月7日に福岡県警により逮捕された松本潤は、福岡地検によって起訴され裁判を待つことになります。最初の裁判は9月30日に福岡地裁で行われ、注目した多くの人達が傍聴席に来ています。

初公判で100人、判決時には60人が傍聴

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9月30日に行われた初公判では傍聴人が100人、判決時には60人以上の人達が訪れていたと、新聞等で伝えられました。

動物愛護法違反により懲役6ヶ月執行猶予3年の判決を受けた

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裁判後の10月21日に下された判決は、「犯人は猫の殺害を認めたため、動物愛護法違反により懲役6か月・執行猶予3年」というものでした。有罪判決です。

動物愛護法とは

動物愛護法とは、どういった法律なのか内容をご説明いたします。

動物愛護法では、愛護動物の飼い主に対して、主に以下の行為を禁止しています。

  • 愛護動物をみだりに殺したり、傷つけること
  • 愛護動物に対し、正当な理由なく、餌やり・水やりを止めること
  • 愛護動物の健康・安全を保持することが困難な場所に拘束すること
  • 自分が飼養・保管する愛護動物が疾病にかかったり、負傷した場合に、適切な保護を行わないこと
  • 排せつ物等を掃除しないままの環境で飼養・保管すること
  • 愛護動物を遺棄すること
  • 特定動物を無許可で飼育・保管したり、不正な手段で許可を得ること等→6月以下の懲役または100万円以下の罰金
  • 多数の動物の飼養・保管に起因して周辺の生活環境が損なわれている事態が生じた場合に出される都道府県知事の必要措置命令に違反すること

(引用:sapporo-keijibengos)

量刑については、罰金や執行猶予付きの懲役刑が多いようです。今回の事件での判決をみるとかなり厳罰に処せられたという事がわかります。禁止されている複数の項目に該当した事が原因です。

現在のペット産業市場は、1兆5000億円を超えるといわれ、荒稼ぎしている悪徳業者も多いようです。また、今回の事件は野良猫であり、ペットではありません。

しかし動物愛護法では、ペット以外の動物に対しても法律適応の対象となっています。また動物の種類や家畜については別の項目を用意しています。

動物愛護法では11動物を指定しており、飼育されているものと野生のものの区別もされています。「牛、馬、豚、めん羊、やぎ、犬、ねこ、いえうさぎ、鶏、いえばと、あひる」の11種類です。

また、気になる他のペット類ですが、簡単にはエラ呼吸のものは基本的にはこの法律は適用されない(時期で適用される場合がある)とされ、ほ乳類全般は適用範囲となります。

また、無脊椎動物も対象外となり、例えば「カブト虫とクワガタの対決ショー」などは、動物愛護法には抵触しないので自由に見せていい事になっています。

松原の情報がインターネット上に公開されていた

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松原被告はの情報は、インターネットなどを介して既に多くの人々に名前や顔写真をはじめ多くの個人情報が流されました。裁判所では、そうした部分も見逃してはいません。

「社会的制裁は受けた」と減刑措置が取られた

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情報の流出により犯人や家族は多くの迷惑や嫌がらせを受けているのは事実であり、既に社会的な制裁を受けていると裁判所は判断し、減刑措置がとられています。

実際に今でも彼の当時の顔写真を見ようと思えば見れる状況にあります。いまだに制裁を受け続ける松本潤ですが、最終的には「懲役6か月・執行猶予3年」が言い渡されています。

松原は逮捕後、両親のいる広島へ戻った

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松原被告は、事件当時は福岡に在住していましたが、実家のある広島に戻ったとされています。そして両親のいる実家で暮らす事になったとの情報が残っていました。

探偵ファイルが松原に謝罪を促した

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こげんたちゃんのペット葬を行った「探偵ファイル」は松原被告に連絡を入れ、ネット上での謝罪を促したといいます。

「前向きに考えている」と発言

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謝罪の提言に対して松原が返した言葉は、「前向きに考えている」というもので明確な回答を避けたまま、松本潤の情報は消えていきました。

松原潤の現在は?

2009年に広島で爆発事故があり、松本潤が事故に巻き込まれたという情報が流れました。この情報を確認すると共に、現在の松本潤の行方を追いかけてみました。

事件から7年後広島市の住宅で爆発が起こった

消息を絶っていた松原潤の名前が、事件から7年が経過した2009年9月13日に突然の報道で彼の行方を知ることになります。

この日の午前10時50分ごろ、広島市南区で爆発事件が起きて、負傷者も発生しその名前が松原潤だったのです。以下はニュースの内容です。

2009年9月13日午前10時50分ごろ、広島市南区仁保南1丁目の松原正顕さん(62)方で爆発音がし、玄関に血だらけの男性が倒れていると、近所の人から119番があった。

広島南署の調べによると、けがをしたのは松原さんの長男で会社員の潤さん(34)。潤さんは全身に切り傷を負う重傷という。

広島南署は、潤さんが2階の部屋で、金属を抽出しようとして薬品を熱するか、火を使うかし、何らかの爆発につながったとみている。

(引用:mixi)

この内容を精査すると、爆発を起こした人物は松原潤であると言っています。

34歳の男性が重傷を負ったと報道される

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負傷者の状況は「34歳の男性が全身に切り傷を負う重傷」とされており、血だらけで倒れていた34歳の男性が「松原潤」だと理解できます。

この男性が松原ではないかと言われている

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ネット上では、この人物が完全に松原潤本人だと断定しています。同姓同名で年齢も一致することから、この男性が、こげんたちゃん事件の松原潤であると言われているのです。

こげんた事件後の世間の反応

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「こげんた事件」は、インターネット環境がどんどんと普及される日本中に大きな問題を投げかけました。これを使った犯罪の取り締まりにも賛否があり議論の種となっています。

個人情報を保護すべきなのか、人命や動物の命を重んじるのか、その狭間で繰り広げられる行為はどのように取り締まって監視するべきなのかも今もって結論は出ず、今後の課題となっています。

動物虐待が周囲に与える影響や、なぜ動物虐待が起きてしまうかとい事も問題視されますが、事件が終わると全てが収束して何も無かったように過ごしているのが現実です。

こげんた事件以降、動物虐待と凶悪事件の因果関係が取り沙汰される

こげんた事件の後に、複数の凶悪な殺人事件等が起きており、その犯人の中には動物虐待を行っていたとされる人物が複数見つかっています。

そこで共通する残忍非道な行為からも、動物虐待事件と凶悪事件に因果関係あるのではないかと取り沙汰されるようになりました。

動物虐待の予防が犯罪の予防になるという論調も生まれた

今回の事件が徐々にエスカレートして様子が見て取れましたが、動物虐待が更にエスカレートすると犯罪になると懸念されるようになりました。

そこで、動物虐待を抑止する事で凶悪犯罪を予防できるという考えも生まれたのです。

テレビ局の取材に親戚の男性が「警察ざたになるのはおかしい」と発言

「こげんた事件」は、残虐でその行為を多くの人々に晒しだすという常軌を逸した行為であり、厳罰に処すべきだという考えの対極に、逮捕はやり過ぎではないかという声があったのも事実です。

テレビの取材においても、犯人の親戚を名乗る男性が次のように発言されています。

「飼ってるネコを殺したりなんかしたんなら別ですけどね(中略)警察ざたになるのは、何かおかしいような気がする」

(引用:matome)

この事件により、犯人の家族らは住所や名前が公開され、家族の職場や犯人が在籍していた学校にも非難の声が及び、犯人以外の多くの方が迷惑を被っているようです。

当然の報いだと考える人も多い中で、家畜を食べたり害虫などは平気で殺すのにという意見も少なからずありました。

対象が「可愛らしい子猫」であったために厳罰となり、蜘蛛の足を一本づつ抜いていく画像であれば罪にならないという考え方には矛盾があるという指摘もされています。

事件の書き込みが行われた「生き物苦手板」について

「こげんた事件」の公開場所となった、2ちゃんねるの「生き物苦手板」についてご説明します。

なお、2000年代くらいから、こうしたネット上の掲示板で犯行予告をしたりする行為も多発しており、犯罪を煽る場所になっているのではないかと危惧する人も多くいらっしゃいます。

「ペット大嫌い板」から「生き物苦手板」に名前を変更

「生き物苦手板」は、最初は「ペット大嫌い板」という掲示板でしたが、いつからか名前が変更されています。

元々はマナーの悪い飼い主への批判などを言う場所

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この掲示板がつくられたのは、最初は普通のペット関連の掲示板であり、生き物が苦手だという人や、マナーの悪い飼い主へ物申す人が集まっていたといいます。

そういう事で、ペット好きと反対のペット嫌いの人達が同じ場所に集まることを避け、分離されるように立ち上げたのが、最初の目的だったようです。

次第に生き物に対する暴力行為を仄めかす場所に変わった

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しかし、こうした場所に乗り込んでくる悪意を持った人物もあり、その場所を荒らすことも頻発するようになります。ペット好きが集まる中でペット嫌いの意見を堂々と主張する人達もいたようです。

更には、ペットや他の生き物への暴力や虐待の行為をほのめかしたり、虐待への同調を煽ったり、虐待を正当化することを表現する場所へと全く別の性格のものに変わっていったのです。

事件後は動物虐待を仄めかしていた利用者が激減

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こげんた事件で犯人が逮捕されたあとは、平然と動物虐待行為を仄めかしていた人たちは場を去っていき、動物虐待を非難する場所へと変化しました。

犯罪と思われる行為をすれば他の利用者から通報され個人が特定される事を恐れ、ネット上ではどんな悪行も許されるという彼らの常識が覆ったからでもあります。

近年動物虐待行為に嗜好を示す者も戻ってきた

しかし、一時は平穏な雰囲気であったこの掲示板も時間の経過によって、また一部の動物虐待行為を好む人たちが戻ってきていると言われています。

いくら法律で抑止したとしても、常軌を逸した人たちの行動は止めることはできません。特に犯行声明となれば、仲間内で発表するよりも反勢力の中で宣言した方が宣伝効果が高いと考え、利用する人物もいるようです。

2017年にも虐待の様子を動画で投稿し2名逮捕された

実際に2017年には2名の逮捕が出ていますが、彼らはこの「生き物苦手板」に虐待した場面の動画を投稿しています。

今は、動物虐待に関する書き込みが増える傾向にあるようです。

現在も掲示板は続いている

現在は開設当初のように、ペット愛好家と反ペット愛好家の両者が介在するようになっているようです。但し、お互いが激しく議論を交わしたり、過激な行為はなく掲示板は静かに存続しています。

他の2ちゃんねると同様に互いの不満を漏らしたり、楽しいおしゃべりの場となっているそうです。

2004年に事件を題材にした書籍が出版される

大きな話題となった「こげんた事件」を題材に、2004年に本が出版されましたのでご紹介いたします。

「Dear,こげんた この子猫を知っていますか?」

こげんた事件が発生した2年後の2004年に「Dear,こげんた この子猫を知っていますか?」という事件を題材にし書籍が出版されています。

泣いているだけでは変わらない。
黙っていても変わらない。
小学生、大学生、主婦、会社員……立場を超えて思いがひとつになった。
悲しい出来事――でも、そこから希望の虹を見つけた。
猫虐待ネット掲示板事件を契機に、社会を動かした人々の記録。
2002年5月ネット上で公開虐待された一匹の猫がいた。怒涛のような感情の波、あるはずのない尻尾が痛む。
その一枚の写真に体中の血液がフツフツと音を立てた。
PCの前でとり憑かれたかのように詩を打ち込む私がいた。
そうして出来上がったサイト「Dear、こげんた」には一日数十件に渡る書き込みが掲示板に書き込まれた。最大アクセス数一日一万。
集められた署名は三万を超えた。
猫一匹の事件に?と考えるかも知れない、しかしこの事件は腐敗しつつある日本に投げられた警鐘である。彼らの声はやがて貴方の叫びと変わる。
今からでも遅くはない、この子猫が命と共に放ったメッセージを受け止めて欲しい。
「命」とは?「生きる意味」とは?
全てが「無意味」になりつつある現代の中で、人間本来の優しさを取り戻そうと歩きはじめた人達がいた。
親にこの本を買ってプレゼントした小学生、リストカットをやめた中学生、引きこもりから立ち直ろうと決意した子、主婦、
学校の先生、会社員、自営業、全く違った環境の人々のそれぞれのこげんたストーリーが始まった。

(引用:amazon)

一部を本の中から抜粋しましたが、あのとき立ち上がった人たちの気持ちが綴られています。

たくさんの人に感動と勇気を与え、出版社へ多くの手紙が届いているそうです。

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