英国紳士とは?定番スーツなどのファッションから振る舞い方まで紹介

世界中の紳士たちの中でも最もエレガントなイメージを持たれるのが「英国紳士」と呼ばれる人たちです。一体どのようにして英国紳士という存在が出来上がってきたのでしょうか。その由来や、スーツや指輪などのファッションの特徴、マナーについてまとめていきます。

英国紳士ってどんな人のこと?

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紳士のお手本のようなイメージのある英国紳士ですが、どのようにしてその典型が出来上がってきたのでしょうか。噂の真相を含めてその由来について調べてみました。

英国紳士の由来は?どんな人を指す言葉?

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英国紳士とは、上品で教養があり礼儀正しい男性である「紳士」の英国的な類型であり、一種のステレオタイプです。いわゆる架空の人々ですが、イギリス国民の間では憧れの存在となっています。

当時イギリスの文化や言動はヨーロッパの中でも酷評されており、孤立していたため、これ以上品格のなさを笑いものにされないよう文化や思想の向上を図るべきという世論が盛り上がりました。

そのような中で、イギリスの富豪や為政者に対する規範を作ろうと世間からアイデアを募り、広まったのが「英国紳士」と呼ばれる男性像でした。

英語で言うとジェントルマン?英国紳士とは同じ意味?

紳士は英語で言うと「Gentleman(ジェントルマン)」で、イギリスにおける歴史的な社会階級である「ジェントリ」に由来しています。

厳密には「ジェントリ」は、貴族と異なる称号を持つ地方領主階層を指すものですが、後に貴族階級や中級階級を含め、統治階級にふさわしい教養・徳性を身につけた男性のことをジェントルマンと呼ぶようになりました。

品があり教養のある男性を指すという意味では、英国紳士イコールジェントルマンと言ってよいでしょう。

英国紳士のマナーとは?

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英国紳士には、礼儀にうるさく、身だしなみはスーツ等できちんと整え、女性や弱気者に手を貸し大切にするといった基本像があります。

時代の変化に応じて微妙に変化はしてきていますが、このようなダンディズムや服飾、礼儀作法は、現代に至るまでの男性文化に世界的影響を与えてきたといっても過言ではありません。

英国紳士は今でもイギリスにいる?

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イギリスのことを良く知らない人にとっては、イギリスは絵にかいたような英国紳士であふれていると思われることもありますが、現代の英国においてはそうではないようです。

日本で言えば「大きい子供」と言われるような子供っぽい男性が多いと言われていたり、見栄っ張りな人が多いと言われたりもしています。

子供っぽく粗暴なイメージもありますが、レディーファーストを心掛けるような文化は今もあり、中には昔からのイメージ通りに品格や教養を持った紳士もいるようです。

英国紳士は傘をささないって本当?

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「英国紳士は傘をささない」という言葉があるそうですが、イギリスでは傘をさすという行為はダサいもので、紳士なら傘はささずにステッキのようにスマートに持つものだと言われていたようです。

これはどうやら実際にある話らしく、イギリスの人は雨が降ってもほとんど傘を差さないそうです。たまたま傘を忘れた、という感じではなく、雨が降っても濡れて歩くのは当たり前のことなのです。

日本であれば、傘を忘れた人が濡れて歩いていると気の毒だと思われますが、イギリスではむしろ逆で、傘を差している方が少数派であるようです。

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英国紳士のファッションを真似するには?ルールはある?

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英国紳士と言えばいつもスーツでピシッと決めた姿を思い浮かべます。英国紳士のようなカッコいい着こなしをするにはどのようなポイントに注意すればよいのでしょうか。

英国紳士はスーツにハット、コートが定番?

英国紳士はいつもスーツをビシッと着こなしているイメージを持たれますが、英国紳士だからといっていつもスーツを着ているわけではありません。

英国紳士は「人のために装う」という意識を持っており、普段は質素な服装をしていても、人をもてなす際はきちんと着替えて迎えるというのが礼儀であるようです。

また映画などでは更にロングコートを羽織り、頭にはハットを乗せているような様子が描かれていますが、現代においてはハットを日常的に被るようなことはほとんどないそうです。

英国紳士御用達のブランドは?

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イギリスでは伝統的にベーシックなデザインが好まれるため、派手さはありませんが、生地がしっかりと作られているのが特徴です。中でも有名なブランドをいくつかご紹介しましょう。

「JOHN FOSTER」は約200年もの歴史を持ち、ちょうどいい生地感で世界中から評価されています。1938年に設立された「SCABAL」は、高級紳士服サプライヤーとして不動の地位を確立しています。

「Empire Mills」は、短納期・高品質をモットーにしているメーカーです。近年ではオリンピックの英国代表チームのスーツに採用されるなど、名声がますます高まっています。

持ち物にもこだわりが?オススメの鞄はある?

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身だしなみのうちでは、バッグも重要な要素です。英国紳士御用達のバッグブランドとして有名なのが「dunhill(ダンヒル)」で、1880年にロンドンで創立して以来、世界中で高い人気を誇っています。

元々高級馬具を扱う店だったこともあり、レザーのクオリティが高いことで知られていて、エレガントなビジネスバッグを数多く取り扱っています。

上質なイタリア製の皮を使用した「アルバニー」のドキュメントケースや、クラシックな雰囲気が魅力的な「デューク」、更にdunhillのビジネスバッグの最高峰と言われる「ウーズレー」があります。

英国紳士のアクセサリーは小指の指輪だけ!

英国紳士は結婚指輪さえ身につけないと言われますが、それでも唯一許されているアクセサリーが小指にはめるシグネットリングです。

シグネットリングは男性の宝飾品の中でも最も古い歴史を持つとされ、ヨーロッパの貴族が各々の紋章をリング上部に刻印したことが起源だといわれています。

身分証明の道具でもあり、このリングをはめることは特権階級にだけ許されていたことから、富裕を象徴するものとして身につけられていました。

オススメのピンキーリングはある?

品格ある英国ラグジュアリーを提供するブランド「Asprey(アスプレイ)」から、シグネットリングが発売されることとなりました。125年以上前のデザインを復活させた、クラシックなモデルです。

アスプレイのシグネットリングは、ボンドストリートにある本店で職人たちが丹精込めて制作しており、オーダーメイドすることで自分だけのオリジナルなシグネットリングを作ることが可能です。

シンプルな18金のイエローゴールドを使用し、印面には家紋やイニシャルを刻印したり、ストーンを乗せたりすることもできるそうです。

英国紳士のファッションをご紹介!

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英国紳士のスーツスタイルも魅力的ですが、普段のカジュアルなファッションがどのようなものなのかも気になるところです。そのスタイルをいくつかご紹介していきます。

その①:スーツスタイル

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英国紳士のファッションと言えばまずスーツが定番のイメージです。英国紳士たちはどのような着こなしをしているのでしょうか。

ロングコートを合わせた印象的なスタイル

映画「ファンタスティック・ビースト」に主演で出演している俳優のエディ・レッドメインは、イギリス出身でバーバーリーの元モデルでもあります。

同作では英国紳士らしいファッションを見せており、スーツスタイルに印象的なグリーンのロングコートを合わせて本人のスタイルの良さを際立たせています。

全身の色合いも、グリーンやブラウンを使用していますが、どれも明るすぎない色を合わせており、個性的ながらも上品な雰囲気となっています。

インナーにカーディガンを合わせて品よく

さらにエディ・レッドメインは映画以外でもスマートなスーツコーディネートを見せています。

落ち着いた色のブラウンのスーツには白シャツとシックな黒のカーディガンを合わせ、上品さを高めています。

シャツの襟元を開けカジュアルな雰囲気がありつつも、品を忘れないのが英国紳士風のスーツコーディネートであるようです。

その②:カジュアルスタイル

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英国紳士はスーツスタイルだけでなく、普段はカジュアルなファッションで過ごすことがほとんどです。彼らの日常のファッションについても覗いてみましょう。

ジーンズでラフに

プライベートではジーンズを着用することも多い英国男性ですが、落ち着いた色のニットを合わせた大人の雰囲気を出したりしています。

ポロシャツで涼しげに

ポロシャツは印象的な柄物を選ぶことで、存在感のあるコーディネートになります。

ポロシャツはシャツに比べるとカジュアルさが抑えられるため、ハーフパンツを合わせても上品な印象を与えることが出来ます。

その③:サマースタイル

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夏は暑さもありカジュアルさが最も増す季節ですが、そんな時期に英国紳士たちはどのようなファッションをしているのでしょうか。

デニムスタイルに革靴を合わせる

ボタニカルな柄のTシャツにデニムと夏らしいカジュアルファッションですが、足元に革靴を合わせることでカジュアルになり過ぎないようにしています。

個性的なシャツで印象深く

シャツにスラックスというシンプルなスタイルでも、個性的な柄のシャツを選べば一気にお洒落感がアップします。

服のサイズを身体にぴったりと合わせることで、ダボつかずにきっちりと見せることが出来ます。

英国紳士の特徴は?気遣いが素晴らしい?

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英国紳士は何と言ってもマナーに厳しく、特に弱い者や女性に対しての気遣いをとても重んじています。そんな英国紳士たちに見られる行動の特徴についてご紹介しましょう。

困っている時、すぐ助けに来てくれる

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英国紳士は、常に一歩先の行動を取ります。助けて欲しいというサインを出す時には、既に行動に移して手助けをしています。

例えば、重い荷物を持ちながらエレベーターの場所を尋ねれば、荷物を受け取り階段をささっと上がっていってくれたり、グラスを割ってしまえば、心配すると同時に迅速に片づけをしてくれたりします。

相手の真意を読み取って行動してくれる

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英国紳士は、相手の様子や発言から自分に何をして欲しいのか隠された意図を読み取り、言われる前に行動に移すことが出来ます。

海外でははっきりと自分の要望を言葉にする場面が多く見られますが、紳士はそうしなくても、少しの質問や仕草だけで察してくれるのです。

優しさがさりげない

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優しく気遣ってくれますが、それは決して押しつけがましいものではなく、いかにも当たり前というようにさりげなくやってのけるのも特徴のひとつです。

心から相手のことを考えているからこそ、恩着せがましくならずに至って自然に人に優しくすることが出来ます。

相手への気遣いが半端ない

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紳士は常に相手の事を考えているので、どのような場面でも気遣いを欠かすことはありません。自分の義務として、人のためにやるべきことを考えて行います。

誰にでも、いつでもどこでもとにかく気を遣っている

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英国紳士のマナーとして、特に弱い立場の人間や女性に対しては手を差し伸べるという意識が強いですが、彼らは基本的にどこにいても、誰に対しても気遣いをすることが出来ます。

例えばそれが友人であってもなくても、家族であってもそうでなくても、周囲にいる人には気付く限り手助けを忘れないのが英国紳士です。

いつも穏やかで落ち着いている

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彼らは常に冷静な思考で行動しており、落ち着いていて、話す内容やものの考え方、行動が一貫しています。

人によって態度を変えたり、感情に任せて行動したり、暴言を吐いたりといった行動は決して取りません。

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