男性専用車両の導入に対する意見まとめ!賛成?反対?なぜ無いの? 芸能人

男性専用車両の導入に対する意見まとめ!賛成?反対?なぜ無いの?

みなさんは、「男性専用車両」に賛成でしょうか?それとも反対でしょうか?導入を求める署名があるものの実現しておらず、海外でも例が少ないようです。ここでは、男性専用車両のメリット・デメリット、「なぜ男性専用車両はないのか?」との疑問に対し、その理由をご紹介します。

目次

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男性専用車両がないのはなぜ?理由は?

女性専用車両はすでにあるにもかかわらず、男性専用車両が導入されないのはなぜなのでしょうか?コスト面や、作ったとして実際に利用されるかどうか不明など、さまざま理由があるようです。

ここでは、「男性専用車両」が導入に至っていない5つの理由をご紹介していきます。

男性専用車両はなくて女性専用車両はある?

現在のところ、日本国内は正式には存在していません。一方で、「女性専用車両」は徐々に導入が進んでいます。日本における女性専用車両の歴史は古く、初出は1912年にさかのぼります。

当時の女性専用車両は、「婦人専用電車」という名称でした。実装の背景には、「風紀上、男女が車両に同乗するのはよろしくない」という封建的な観念がありました。しかし、この取り組みは短期間で廃止されています。

その後、女性専用車両が本格的に実践されたのは、痴漢ならびに迷惑行為が社会問題として浮上した2000年代になってからです。京王電鉄京王線で2001年12月に試験導入されて以降、次第に増加しました。

男性専用車両がない理由①実例が少ない

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女性専用車両が実施された一方で、なぜ男性専用車両は存在していないのでしょうか。その一つ目の理由は、単純に実例が少なく実装に有効なデータが不足しているためです。

国土交通省鉄道サービス政策室によると、国内における男性専用車両の存在は確認されておらず、実例は皆無といえます。また、JR西日本広報部の調べでも、男性専用車両は導入は確認されていません。

男性専用車両がない理由②コスト・手間がかかる

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費用や手間がかかることも、男性専用車両がない理由の一つです。専用車両を導入するとなると、規格の策定や標識のデザインなどさまざまなコストがかかります。

また、導入後の管理においても費用が必要です。こういったコストを裂いてでも男性専用車両を設置する必要は、いまのところないというのが現状のようです。

男性専用車両がない理由③利用されるかどうかわからない

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国内では実例がないことや痴漢冤罪の件数の少なさから、仮に設置したとしても実際に利用されるのかが不明という点も、男性専用車両の実装を妨げる要因になっています。

そもそも、現在導入されている女性専用車両も利用率が低いのが現状です。一般車両が混雑しているのに、女性専用車両はガラガラということも少なくありません。

ましてや男性専用となると、かなり利用率が下がるのではという懸念も男性専用車両が導入されていない理由の一つです。

男性専用車両がない理由④要望の声が少ない

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「男性専用車両を、ぜひ実装してほしい」という声は、現在のところあまり多くないといわれています。

女性専用車両については、痴漢や女性が車両において暴行を受けた1988年の「地下鉄御堂筋事件」以後、導入の要望が社会的に取りざたされていました。

一方で、2008年の痴漢冤罪事件「大阪地下鉄御堂筋痴漢捏ち上げ事件」が世間を賑わせた際も、地下鉄側に男性専用車両を要望するメールは20件ほどにとどまっています。

男性専用車両がない理由⑤男性ばかりだとむさ苦しいから?

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一部には「男性ばかりだとむさ苦しい」ため男性専用車両は作られていないのではないか、という声もあります。たしかに、夏場に満員電車で全員男性というのは、不快感を催す人も少なくないでしょう。

女性を満員電車のむさ苦しさの緩和剤としてとらえているようで、あまり褒められた意見ではないとの声もありますが、建前を抜きにした人間らしい正直な意見ともいえます。

そもそも女性専用車両が男性差別との意見も?おかしい?

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そもそも、女性専用車両自体が、男性を差別しているため廃止せよという意見もあります。料金は同じなのに男性が乗車できるスペースが減った、女性ばかり優遇されている、と感じる男性も多いようです。

対して、自分の娘や妻、彼女が実際に痴漢被害を受けたり、受ける可能性を想像する男性は、女性専用車両を擁護する傾向にあります。

女性専用車両でさえ反対派が存在する中で、男性専用車両を作り、性別による区別をより際だたせることへの疑義も男性専用車両が前向きに検討されない理由の一つとなっています。

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男性専用車両の導入に対する世間の意見は?賛成?反対?

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現在のところ導入には至っていない「男性専用車両」ですが、実際のところ、どのくらい要望の声があがっているのでしょうか?また、賛成派と反対派の争点はどこにあるのでしょう。

ここでは、男性専用車両に関するアンケート結果や、賛成派・反対派の男女別の声などをご紹介していきます。

男性専用車両の導入はどのくらい望まれている?アンケート結果は?

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さまざまな相談事のサポートに取り組む日本法規情報は、2018年に「女性専用車両に対するアンケート」を公開しました。その中には、「男性専用車両が必要だと考えますか?」という設問が記載されています。

回答者は699人で、回答結果は下記の通りでした。

  • 必要である         :28%
  • どちらかといえば必要である :34%
  • どちらともいえない     :25%
  • どちらかといえば必要ない  :7%
  • 必要ない          :6%

この結果では、「必要である」との考えに傾いている人が「62%」に及んでます。また、「必要ない」と考える人は、「13%」と少数派であることが明らかになっています。

男性よりも女性の方が導入に積極的?

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BIGLOBEモバイルによる男女800人を対象とした類似のアンケートでも、下記のように男性専用車両を希望する人が多い結果が出ています。

  • 男性専用車両の導入を希望する(全体):53.8%
  • 男性専用車両の導入を希望する(男性):49.8%
  • 男性専用車両の導入を希望する(女性):57.8%

また、上記の結果から男性専用車両導入の希望者には、男性より女性の方が積極的です。夫や息子が痴漢冤罪に巻き込まれることを懸念する声や、通勤ラッシュの時間帯はわけてほしいという要望も多々見受けられます。

男性専用車両を作るのに賛成という意見は?【男性の場合】

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男性専用車両に賛成する「男性」の意見を見てみましょう。彼らが賛成する主な理由は、やはり痴漢冤罪への恐れです。

男性専用車両があれば、満員電車に乗車していて女性の近くに乗った際、不慮の事態に備えて両手を挙げておいたり、荷物を両手で抱えて手を塞いでおくといった気を遣う必要はなくなります。

気兼ねなく乗れるという気持ちから、男性専用車両を望む男性も多いのです。

男性専用車両を作るのに賛成という意見は?【女性の場合】

先にもご紹介した通り、男性専用車両に賛成する女性は少なくありません。

自分が痴漢に遭いたくないという理由もさることながら、夫や恋人、父親や兄弟が痴漢冤罪に巻き込まれてほしくないという考えから、多くの女性は男性専用車両の導入に好意的です。

男性専用車両を作るのに反対という意見は?【男性の場合】

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男性専用車両に積極的に反対する意見は、アンケートの結果からわかるように少数派です。男性の反対理由としては、女性ばかり優遇されている気がして嫌だという感情的な理由が若干見られます。

実利的な側面では需要があまりないため、男性専用車両の設置にかかる手間や費用を、日常的な環境整備に回してほしいという意見もあります。

男性専用車両を作るのに反対という意見は?【女性の場合】

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男性専用車両の設置を、頑なに反対する女性はほとんどいません。「女性専用車両自体が差別的」、「すべて共同にしてほしい」という区別を良しとしない女性が一部反対しているのみで、きわめて少数派です。

男性専用車両ができたら、乗りたい?乗りたくない?

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男性専用車両ができたとして、利用したいかという問いに対する反響はさまざまです。満員電車で男に囲まれるなんて絶対に嫌だという声もあれば、痴漢冤罪の可能性が減り安心という人もいます。

共用車両を使った際、女性から「男性専用車両に乗れよ」という視線を送られそうで、居心地が悪くなりそうと心配する意見もあります。

男性専用車両のメリット・デメリットは?

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男性専用車両を導入に対して、痴漢冤罪が減るというメリットをあげて賛成する人が多くいます。果たしてこれは本当なのでしょうか?

また、男性専用車両にデメリットはないでしょうか?ここでは、男性専用車両の利点と欠点をあわせてご紹介します。

男性専用車両を作るメリットは?痴漢冤罪が減る?

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実際に痴漢冤罪はほとんど起きていないとはいえ、起きてしまった場合、巻き込まれた人は社会的に信頼を失い、人生が大幅に狂わされてしまいます。

そのため、痴漢冤罪の予防として、男性専用車両を設置するという対策はメリットがあると考えられています。また、疑われることを避けるため、両手をあげて乗車するといった気遣いも不要になります。

また、女性専用車両と同時に男性専用車両を設置することで、男女間でサービスの差がなくなる、男性に気後れして利用をためらっていた女性が女性専用を利用しやすくなる、といったメリットもあります。

男性専用車両を作るデメリットは?

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基本的には、メリットを主張する声の多い男性専用車両ですが、中には、デメリットを主張する人もいます。

その意見は、極右のフェミニストから「男性優位」と責められるのではないかといった懸念や、コストと見合わないといった内容です。

中には、ホモセクシュアルが常駐するのではないか、腐女子のネタにされるかもしれないから嫌、といった実際にそういった問題が生じるかは疑問の残る珍説も存在します。

男性専用車両の導入に対する社会の動向は?

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これまでは、男性専用車両についてのアンケートなどをご紹介してきましたが、世間一般では、議論は進んでいるのでしょうか?また、実際にはどのような活動が行われているのでしょうか?

ここでは、男性専用車両にまつわる社会的な動向をご紹介します。

男性専用車両の導入を求める署名活動が話題に

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男性専用車両に関して、その導入を求める署名活動がインターネット上で展開されています。署名活動が行われているのはサイト「Change.org」で、2016年頃より開始されているようです。

2019年4月には3800名、7月には6500名程度の署名が集まっています。署名の発起人は、痴漢冤罪から男性が逃れる場所を作りたいという意識から署名活動をはじめたとのことです。

「男性専用車両」の設置を求める議案が西武鉄道の株主総会で否決され話題に

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西武鉄道において、「男性専用車両の導入を求める声」が株主から寄せられたのは2009年のことです。この要望も、痴漢冤罪への防止策として提案されたものでした。

しかし、同年6月24日の株主総会にて否決され、男性専用車両の設置の話は立ち消えになりました。筆頭株主からの同意が得られず、男性専用車両についての質疑も少なかったといいます。

枝野幸男氏とゲイレポーターの論争が話題に

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立憲民主党の枝野幸男とゲイリポーターの酒井佑人は、男性専用車両の設置について論争したことがあります。これは、女性専用車両反対派の男性らが、国会議事堂駅前で女性専用車両に乗車したことに端を発しています。

現在のところ、女性専用車両に男性が乗車してはいけないという法的根拠はなく、あくまで「任意での協力」という形式になっています。この状況において、賛成派、反対派が激しく恫喝し合う事態も起きました。

これを受けて件のレポーターが、定例会議にて、枝野幸男に「LGBT対策がなってない」と質問しました。二人のやりとりにおいて、男性専用車両が言及され、一時話題となりました。

男性専用車両に対する海外の現状や日本の現状は?

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日本においては、導入には困難な状況が続いている男性専用車両ですが、海外においても実際に設置している国は少ないようです。

ここでは、男性専用車両をめぐる海外の動向や、日本の現況、女性専用車両の普及などについてご紹介します。

世界的にも男性専用車両を導入している国は少ない?フィリピンくらい?

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世界的に見ても、男性専用車両を導入している国はほとんどありません。実際に設置している国は「フィリピン」です。

フィリピンの首都マニラで運行している「マニラMRT-3線」には、男性専用車両だけでなく、女性専用車両も設置されていて男女別に乗車する仕組みになっています。

しかし、ラッシュ時には、男性専用車両に女性が紛れ込んでしまうこともあるといいます。

女性専用車両を導入している国は?

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男性専用車両が導入されている国はほとんどないだけでなく、女性専用車両も普及率は低めです。現在までに実施している、もしくは実施されていた国は、日本以外では下記の通りです。

  • イギリス
  • インド
  • インドネシア
  • 韓国
  • タイ
  • 台湾
  • チェコ
  • フィリピン
  • ブラジル
  • ロシア

イギリスでは、一時導入されていたものの、「性別隔離」、「ハラスメントに屈している」として廃止されています。男女平等の思想が顕著な国では、実施は難しいのが現状です。

ロシアでは、酔っ払い対策として設けられ同伴男性であれば、一緒に女性専用車両に乗車してもよいという決まりがあるようです。

女性専用車両を導入している鉄道会社一覧は?

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男性専用車両の議論は遅々として進まない一方で、女性専用車両については、普及が広がっています。実際に下記の鉄道会社には、女性専用車両が設けられています。

  • 札幌市交通局
  • 東日本旅客鉄道株式会社
  • 京王電鉄株式会社
  • 東京都交通局
  • 東京地下鉄株式会社
  • 東葉高速鉄道株式会社
  • 東武鉄道株式会社
  • 西武鉄道株式会社
  • 京成電鉄株式会社
  • 芝山鉄道株式会社
  • 小田急電鉄株式会社
  • 東京急行電鉄株式会社
  • 横浜高速鉄道株式会社
  • 首都圏新都市鉄道株式会社
  • 東京臨海高速鉄道株式会社
  • 相模鉄道株式会社
  • 京浜急行電鉄株式会社
  • 横浜市交通局
  • 名古屋市交通局
  • 西日本旅客鉄道株式会社
  • 阪急電鉄株式会社
  • 京阪電気鉄道株式会社
  • 阪神電気鉄道株式会社
  • 近畿日本鉄道株式会社
  • 南海電気鉄道株式会社
  • 泉北高速鉄道株式会社
  • 大阪市高速電気軌道株式会社
  • 北大阪急行電鉄株式会社
  • 神戸市交通局
  • 北神急行電鉄株式会社
  • 神戸電鉄株式会社
  • 西日本鉄道株式会社

関東、大阪には導入されていますが、九州では普及率が低いのが現状です。今後、痴漢被害の増減や男女の意識の変化によって、普及率も変化していくものと予測されています。

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