豊田商事会長刺殺事件とは?事件の概要と真相!犯人の現在は?社会

豊田商事会長刺殺事件とは?事件の概要と真相!犯人の現在は?

目次

[表示]

最高幹部の死亡により詐欺事件の金の流れの真相解明は困難になった

約2000億円もの巨額なお金を騙し取っていたにも関わらず、殺された時の所持金はわずか711円でした。また、その際、会社自体が所有していた現金も970万円しかなかったといいます。

月収1000万超の高給取りの社員も多数いたそうで、それに加え、グループ会社の運転資金に利用され、自転車操業状態であったとの噂もあります。

永野一男が殺害された事で、これらの資金の流れが一切分からなくなってしまいました。

永野一男殺害の動機は結局解明されていない

飯田篤郎と矢野正計らによる永野一男殺害に関しては、最初こそ「被害者から頼まれた」と言っていました。

ですが、その後の取調べでは、「豊田商事のやり口にいきどおりを感じてやった」との趣旨の供述もして、犯行動機が変わってしまったそうです。

また、本人達に明確な犯行動機と思われる事がない為、色々と憶測と噂が流れる事になったと考えられます。

7月1日、豊田商事が破産宣告を受ける

大阪地裁は7月1日、被害者らの申し立てから11日というスピードで、豊田商事に破産を宣告しています。

犯人への実刑判決の期間に対して温情判決だという声も多かった

裁判では「残虐で社会的影響の大きな犯罪だが、詐欺商法に対する義憤が主な動機で、同情の余地がないとまで断定できない」と述べ、主犯格の飯田篤郎に懲役10年、共犯の矢野正計に懲役8年の判決が下っています。

犯行はマスコミに煽られたとも語り、4度再審請求したが棄却された

飯田篤郎は服役中も「殺害はマスコミの示唆教唆があった」と4度の再審請求をしています。ですが、いずれも棄却されています。服役後、犯人2人は刑期を終え出所したそうです。

豊田商事会長刺殺事件の関係者のその後と現在

ここでは、豊田商事会長殺人事件に関係した犯人とその家族についてのその後と現在の様子をみていきましょう。

飯田篤郎は懲役10年の実刑判決、矢野正計は懲役8年の実刑判決が下る

豊田商事会長刺殺事件の裁判は1986年3月12日に判決が言い渡されました。

大阪地裁にて、主犯格の飯田篤郎は懲役10年、共犯の永野一男は懲役8年の実刑判決が言い渡されています。判決を不服とし控訴しましたが、1990年・1989年に刑が確定し服役しています。

豊田商事元幹部の前田英仁ははなまるうどんを創業

豊田商事の元幹部だったとされる前田英仁は、2001年に讃岐うどんチェーン店「はなまるうどん」で有名な「株式会社はなまる」を創業しています。

はなまるの東証マザーズ上場申請の際に、前田英仁が豊田商事勤務の前歴を隠してい事が週刊誌により報道され発覚し、会社側から上場申請の延期を申し入れたようです。

現在は社長も変わり、吉野家ホールディングスの傘下になっています。

犯人の娘は父親の犯行により退職、失踪したといわれている

neet1004 / Pixabay

犯人の娘、犯行時の犯人の年齢からすると飯田篤郎の娘と考えられますが、大阪の大手企業に勤めていたようですが、事件後に居づらくなり自主退職し、その後行方がわからなくなったそうです。

現在、実行犯の2人は出所してそれぞれの家族と暮らしている

主犯として懲役10年の判決を受けた飯田篤郎は、出所後は近畿地方のある都市で暮らしているそうです。

一方、共犯として懲役8年の判決が下った矢野正計は、出所後は大阪市内で生活していましたが、その後、中国地方へ引っ越したといわれています。

現在に関する彼らの確かな情報はありません。

豊田商事関連動画集

YouTubeには、「豊田商事」関連の動画が多数アップロードされています。いくつかを取り上げてみましょう。

豊田商事の社員研修用ビデオ

https://www.youtube.com/watch?v=M7w6YrhO5K8

豊田商事の悪徳なセールス技術を身につけさせる色々な手法を教育しています。

客を信用させるためCMも多数放映していた

映像を見る限りでは、何をやっている会社かは一見してわからないのではないのでしょうか。

また、おおよそ詐欺をおこなっている会社がCMを製作し、番組スポンサーとしてCMを提供するとは世間一般の方はとても考えにくいのではないでしょうか。

豊田商事会長刺殺事件の犯人映像

動画には、犯人に対して、モザイクがかけられているものもありますが、当時の映像をそのまま加工なしにアップロードしているものも多数存在しています。

豊田商事会長刺殺事件をもとにした作品

豊田商事会長刺殺事件を題材にした作品もあり、当時話題となった作品もあります。

小説「地獄の黄金ー小説・豊田商事」

豊田商事事件を題材にした大下英治の小説になります。取引があったとされる暴力団関係や新興宗教団体などが仮名で出てきており、真相に迫った内容になっています。

小説「マネーゲーム」

豊田商事事件を扱った小説「マネーゲーム」は1987年、第24回文芸賞佳作を受賞した久間十義のデビュー作です。

映画「コミック雑誌なんかいらない!」

1986年に公開された日本映画で、ワイドショーのリポーター役の内田裕也の視点で、1985年に起きたロス疑惑事件、日航機墜落事故など実際に起きた数々の事件を描いています。

その中の1つとして、豊田商事会長刺殺事件の犯人役をビートたけしが演じ真相に迫りました。

テレビドラマ「金の夢は血に濡れて」

ペーパー商法で社会問題となった豊田商事。詐欺商法の手口や経営破綻までの内幕を一人の復讐者の目線で描くフィクション作品です。 役所広司と片岡鶴太郎が出演しています。

映像アニメーション「団断」

団地の一室を天上の上から見た感覚にさせる3面のスクリーンを縦向けに開いた形状の作品。そのモチーフは1985年の豊田商事事件から得ているそうです。

そのきっかけになったのは、劇団ワンダリング・パーティーの演劇Total eclipseだそうです。

豊田商事会長刺殺事件の類似事件

豊田商事会長刺殺事件後に、豊田商事を含め、関連企業は廃業に追い込まれますが、それらの幹部等が一度知った甘い汁をまた吸うために、同じような詐欺事件を起こしています。

現在も類似の詐欺事件は後を絶たず、豊田商事の残党による詐欺事件も起こっている

alejandrours / Pixabay

豊田商事で詐欺のノウハウを習得した幹部やセールスマンは「残党」として、類似の詐欺商法を展開します。

元銀座第二支店長が設立した海外金融先物取引会社「飛鳥」(本社・東京)は1986年、負債総額15億円を残し、自己破産しています。

また、元福岡支店長が設立した「フェニックス・ジャパン」(本社・福岡)も多数の客から代理店契約商法により、4300万円を騙し取っていました。

悪質商法は年々手口が巧妙になってきている

詐欺を行う集団は、常に新しい時代の流れに対応するような金融商品に関係した詐欺商法を研究しており、複雑になってきています。

現在、大変な社会問題化している「オレオレ詐欺」もこれら詐欺集団により確立されたスキームなのではないでしょうか。

1995年にはオウム真理教幹部がテレビカメラの前で殺害される事件が起こった

豊田商事会長刺殺事件と同じく、マスコミによって生中継されてしまった殺人事件が1995年にも起こってしまいました。それが「村井秀夫刺殺事件」です。

地下鉄サリン事件を起こしたオウム真理教の幹部であった村井秀夫は、教団ナンバー2という重要な立場の人物だったといいます。

1995年4月23日の午後8時半頃、教団の宗教施設「サティアン」から教団総本部であるビルに戻ってきた際、在日韓国人だった人物に刺殺されています。

悪徳商法から身を守る

現在では、関連省庁や地方自治体も悪徳商法等から国民・市民を守るべく、インターネットのホームページなどを通じて、積極的に色々と対策を発信しています。

ここでは、それら悪徳商法を紹介し、その対策、また実際に遭遇してしてしまった場合の対処法についてみていきましょう。

さまざまな悪徳商法とその手口

さまざまな悪徳商法の手口をみていきましょう。

悪徳商法の手口1:マルチ・マルチまがい商法

商品を購入し、自分もまた商品の買い手を探し、買い手が増えるごとにマ—ジンが入り、自分の系列に加入者を増やしていくと大きな利益が得られるというものです。

販売業者の成功話と違って売れない商品を抱え込む等問題が多いそうです。

悪徳商法の手口2:ねずみ講

先に組織に加入した者が、後に組織に加入した者から金銭等を受け取るという配当組織です。無限連鎖講の防止に関する法律によって、金銭に限らず有価証券等も禁止対象です。

「マルチ商法」と「ネズミ講」の違いは、「マルチ商法」は「商品」を扱い、「ネズミ講」は「金銭」を扱うというものです。

ただし、「マルチ商法」は「特定商取引法によって規制」されていますが、「ネズミ講」は「無限連鎖講の防止に関する法律」により「全面的に禁止」されています。

悪徳商法の手口3:原野商法

「将来値上がりは確実」等と偽り、ほとんど価値のない原野等を時価の何十倍もの高値で売りつけます。

最近では、原野等をだまされて買った人を転売話で釣り、お金をだまし取るという二次被害も起きているのだそうです。

悪徳商法の手口4:先物取引商法

取引のしくみ等を話して帰った後、「絶好のチャンス」と興奮した口調で電話し、契約を強行するそうです。

一端契約に応じると取引をやめずに次々にお金を出させ、大損に導かれるのだそうです。

悪徳商法の手口5:利殖商法

「将来値上がりする」「有利な利殖」を口実に勧誘します。あとで顧客から買い戻しや転売依頼の話を受けても一切応じないのだそうです。

悪徳商法の手口6:会員権商法

ゴルフ場利用会員権、世界中で提携のあるリゾート施設会員権、エステ会員権など、人の心の中にある「ちょっとリッチな気分で楽しみたい」を利用したものでした。

実態といういうのは、施設利用の際に、「条件」や「日程」が決まっていたり、「年会費」や「利用料金」が別だったり、予約が取れないなどがあり、会員の怒りを買かうことになりました。

解約すると戻り金は購入額の10分の1程度と少額になっしまい、社会問題となりました。

悪徳商法の手口7:現物まがい商法

金やダイヤモンド、ゴルフ会員権等を業者が売りつけて、それを一定期間預かり、利子をつけて返すというものです。

実際のところ、現物は消費者に引き渡されることもなく、業者が現物を持っていないのだそうです。

悪徳商法の手口8:資格商法

公的資格を掲げて「講座を受ければ国家試験免除」、私的な資格を設け「近く国家資格になる」等と偽ります。

電話勧誘が多く、あいまいに答えていたら契約したことになっていたこともあるそうです。契約取り消しの申し出に応じない業者も多いそうです。

悪徳商法の手口9:ネガティブオプション

注文(申し込み)していない商品を一方的に送りつけ、消費者が受け取った以上、支払わなければならないと勘違いして支払うことを狙った商法です。

代金引換郵便を悪用するものもあるそうです。

悪徳商法の手口10:催眠商法

安売りや講習会の名目で人を集めて、閉め切った会場で限られた数の日用雑貨を無料で配り、雰囲気を盛り上げて興奮状態にし、最後に高額の商品を売りつける商法です。

悪徳商法の手口11:キャッチセールス

駅や繁華街の路上でアンケート調査等と称して近づき、喫茶店や営業所に連れ込み、商品や役務の売買契約を結ばせる商法です。

悪徳商法の手口12:アポイントメントセールス

「景品が当たった」「あなたが当選した」「無料サービスします」「会ってお話したい」等と勧誘目的を隠して喫茶店や営業所に呼び出し、商品やサービスを売りつける商法です。

その際、異性間の感情を利用したものを「デート商法」とも言います。

悪徳商法の手口13:霊感商法

「先祖のたたりで不幸になる」「購入すれば不幸から免れる」等と、人の不幸や不安につけ込み、高額な壷や数珠、印鑑等を買わせる商法です。

悪徳商法の手口14:点検商法

点検に来たと訪問してきます。「ふとんにダニがいる」「白アリ被害」「壊れている」等とだまして代替品を売りつける商法です。

悪徳商法の手口15:見本工事商法

「目立つ場所で宣伝になる」「カタログに写真を掲載させてもらう」等住宅設備関連の商品を特別に安くするように言うが、実際は少しも安くありません。

ずさんな工事や安全性に問題がある場合も多いそうです。

悪徳商法の手口16:内職商法

「宛名書きで自宅収入を」「技術を身につけて高収入を」等と、広告やダイレクトメールで勧誘してきます。

仕事の為として、材料や機械を売りつけたり、内職講習会と称して多額の受講料を取ったりもします。しかし、実際には、購入者には仕事を回して貰えなかったりなどのトラブルが発生し、投資金が無駄になります。

NEXT:悪徳商法に遭わないために
3/4