
豊田商事会長刺殺事件とは?事件の概要と真相!犯人の現在は?
目次
[表示]- 01.
豊田商事会長刺殺事件とは?事件の概要
- 01.1.
1985年、豊田商事会長が自宅マンションで殺害された事件
- 01.2.
殺害の様子がテレビで生中継され前代未聞の騒動に
- 01.3.
1985年の日本10大ニュースでは、日航便墜落事故に次ぐ第2位に選ばれている
- 02.
豊田商事会長刺殺事件の詳細
- 02.1.
豊田商事は2000億円の被害を出した巨大詐欺事件で注目されていた
- 02.1.1.
豊田商事とは?
- 02.1.2.
現物まがい商法とは?
- 02.2.
1985年6月18日、逮捕される豊田商事会長・永野一男の自宅前に報道陣が集まっていた
- 02.3.
16時30分すぎ、男性2人が永野一男のマンションに現れる
- 02.4.
ガードマンに永野一男に会わせるよう要求
- 02.5.
質問する記者に対し、被害者からの殺害依頼だと答えたという
- 02.6.
2人はパイプ椅子でドアを叩いたりしたのち、窓から侵入
- 02.7.
毎日放送の記者が住民に通報を依頼
- 02.8.
永野一男が全身13か所を刺されるなどして殺害される
- 02.9.
犯行の様子は映っていないものの、マスコミは現場の外部から生放送した
- 02.10.
夕方の生放送のためNHKでは子供に見せないように呼びかける事態に
- 02.11.
部屋から出てきた犯人は報道陣に語りかけ質問にも応じ、タバコを要求した
- 02.12.
その後駆け付けた警察により現行犯逮捕される
- 02.13.
永野一男は病院に運ばれたが多量出血で死亡
- 03.
豊田商事会長刺殺事件の真相って?黒幕は誰だったのか
- 03.1.
主犯格は自営業の飯田篤郎と建築作業員の矢野正計は頼まれたに過ぎない人物だった
- 03.1.1.
飯田篤郎
- 03.1.2.
矢野正計
- 03.2.
永野一男に殺害を依頼したのは被害者の誰か?
- 03.3.
前日に取り締まりを受けていた永野一男も真犯人に口封じさせられた?
- 03.4.
犯人のマスコミの前での殺害は、黒幕からの借金帳消しの条件だったという噂も
- 03.5.
現在でも黒幕がいると言われているが真相は明らかにされていない
- 03.5.1.
政治家説
- 03.5.2.
宗教法人説
- 03.5.3.
豊田商事幹部説
- 03.5.4.
暴力団説
- 04.
豊田商事会長刺殺事件で殺害された永野一男の経歴
- 04.1.
1952年、岐阜県生まれ、小学校卒業後に島根県の叔父宅に移る
- 04.2.
1968年、愛知県の自動車部品会社に就職するも2年で退職
- 04.3.
その後就職した会社を不祥事でクビになる
- 04.4.
1976年、大垣競輪場でスリをして逮捕される
- 04.5.
1981年、大坂豊田商事株式会社を設立しその後豊田商事株式会社に改名
- 04.6.
1985年、豊田商事の詐欺が社会問題化
- 04.7.
1985年、豊田商事会長刺殺事件が発生
- 04.8.
事件の捜査により永野一男の生活は質素なものだったと明らかになっている
- 05.
豊田商事会長刺殺事件のもととなった豊田商事事件とは
- 05.1.
1980年代前半の豊田商事の悪徳商法による詐欺事件
- 05.2.
被害総額の2000億円は現在までの詐欺事件史上最大の被害額
- 05.3.
手口は契約した客に現物を渡さず証券と引き換えにする現物まがい商法
- 05.4.
勧誘には独居老人が狙われた
- 05.5.
「豊田商事」はトヨタ自動車系列と錯覚させるための企業名だった
- 05.5.1.
トヨタは一連の事件で風評被害に見舞われた
- 05.6.
豊田商事系列会社の類似事件①鹿島商事
- 05.7.
豊田商事系列会社の類似事件②ベルギーダイヤモンド
- 05.8.
中坊公平率いる管財人チームの資金回収により被害者救済が行われた
- 05.8.1.
その後、事件の影響によりクーリングオフ制度などが導入された
- 06.
豊田商事会長刺殺事件が起こった原因と問題点
- 06.1.
止めに入らなかったマスコミも同罪、と世間から叩かれた
- 06.2.
当時生中継でアナウンサーが「子供には見せないでください」と呼びかける
- 06.3.
警察の捜査ミスという見解も
- 06.3.1.
詐欺事件の証拠が少なく逮捕できなかったことも事件の一因となった
- 06.3.2.
当時の警察はまだ経済犯罪に慣れていなかった
- 07.
豊田商事会長刺殺事件が社会に与えた影響
- 07.1.
写真週刊誌「FOCUS」で永野一男の死体写真画像が掲載され世間にショックを与えた
- 07.2.
投資ジャーナル事件の中江滋樹が永野刺殺を受けて駆け込み逮捕された
- 07.3.
本事件の映画出演後、ビートたけしはフライデー襲撃事件を起こした
- 08.
豊田商事会長刺殺事件のその後
- 08.1.
最高幹部の死亡により詐欺事件の金の流れの真相解明は困難になった
- 08.2.
永野一男殺害の動機は結局解明されていない
- 08.3.
7月1日、豊田商事が破産宣告を受ける
- 08.4.
犯人への実刑判決の期間に対して温情判決だという声も多かった
- 08.5.
犯行はマスコミに煽られたとも語り、4度再審請求したが棄却された
- 09.
豊田商事会長刺殺事件の関係者のその後と現在
- 09.1.
飯田篤郎は懲役10年の実刑判決、矢野正計は懲役8年の実刑判決が下る
- 09.2.
豊田商事元幹部の前田英仁ははなまるうどんを創業
- 09.3.
犯人の娘は父親の犯行により退職、失踪したといわれている
- 09.4.
現在、実行犯の2人は出所してそれぞれの家族と暮らしている
- 10.
豊田商事関連動画集
- 10.1.
豊田商事の社員研修用ビデオ
- 10.2.
客を信用させるためCMも多数放映していた
- 10.3.
豊田商事会長刺殺事件の犯人映像
- 11.
豊田商事会長刺殺事件をもとにした作品
- 11.1.
小説「地獄の黄金ー小説・豊田商事」
- 11.2.
小説「マネーゲーム」
- 11.3.
映画「コミック雑誌なんかいらない!」
- 11.4.
テレビドラマ「金の夢は血に濡れて」
- 11.5.
映像アニメーション「団断」
- 12.
豊田商事会長刺殺事件の類似事件
- 12.1.
現在も類似の詐欺事件は後を絶たず、豊田商事の残党による詐欺事件も起こっている
- 12.2.
悪質商法は年々手口が巧妙になってきている
- 12.3.
1995年にはオウム真理教幹部がテレビカメラの前で殺害される事件が起こった
- 13.
悪徳商法から身を守る
- 13.1.
さまざまな悪徳商法とその手口
- 13.1.1.
悪徳商法の手口1:マルチ・マルチまがい商法
- 13.1.2.
悪徳商法の手口2:ねずみ講
- 13.1.3.
悪徳商法の手口3:原野商法
- 13.1.4.
悪徳商法の手口4:先物取引商法
- 13.1.5.
悪徳商法の手口5:利殖商法
- 13.1.6.
悪徳商法の手口6:会員権商法
- 13.1.7.
悪徳商法の手口7:現物まがい商法
- 13.1.8.
悪徳商法の手口8:資格商法
- 13.1.9.
悪徳商法の手口9:ネガティブオプション
- 13.1.10.
悪徳商法の手口10:催眠商法
- 13.1.11.
悪徳商法の手口11:キャッチセールス
- 13.1.12.
悪徳商法の手口12:アポイントメントセールス
- 13.1.13.
悪徳商法の手口13:霊感商法
- 13.1.14.
悪徳商法の手口14:点検商法
- 13.1.15.
悪徳商法の手口15:見本工事商法
- 13.1.16.
悪徳商法の手口16:内職商法
- 13.2.
悪徳商法に遭わないために
- 13.3.
悪徳商法に遭ってしまった際の対処法
- 14.
悪徳商法に対する心の準備を
豊田商事会長刺殺事件で殺害された永野一男の経歴
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
ここでは、豊田商事事件を首謀してきた永野一男の経歴を見ていきましょう。
1952年、岐阜県生まれ、小学校卒業後に島根県の叔父宅に移る
永野一男は岐阜県恵那市に生まれています。父親が障害者だったこともあり、永野一男が幼少の頃から農業を営む祖父が一家を支えてきたそうです。
祖父が亡くなると、一家は困窮するようになり、永野一男が中学に入ったばかりの時、母親の実家の島根県に移ったそうです。
やがて、母親は創価学会の熱烈な信者となり、近所に借金を重ね、島根県の実家を出ることになったそうです。
1968年、愛知県の自動車部品会社に就職するも2年で退職
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
15歳の時に島根県の叔父宅に預けられ、中学を卒業後に集団就職で日本電装(現デンソー)に入社しました。
しかし、2年あまりで退職しているそうです。その後は、消火器のセールス、不動産業、商品相場、金先物取引の会社を転々としたそうです。
その後就職した会社を不祥事でクビになる
その後、商品取引業者の岡地に入社し、高い営業成績を誇っていましたが、顧客の金を勝手に使い込んでいたという事実が発覚して解雇されたそうです。
1976年、大垣競輪場でスリをして逮捕される
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
1976年、大垣競輪場で競輪客のポケットから164万円入りの財布を抜き取る事件を起こし、ガードマンに取り押さえられています。
取調べを受けた際、非常に身勝手極まりく、今後の詐欺事件を想起させるような供述をしています。
1981年、大坂豊田商事株式会社を設立しその後豊田商事株式会社に改名
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
1978年頃、豊田商事の前身となる会社をつくり、1981年4月には「大阪豊田商事」(翌年、豊田商事に社名変更)の代表取締役になりました。
1985年、豊田商事の詐欺が社会問題化
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
1985年に入って、いつまでたっても元金すら支払わない「純金ファミリー証券」の会員たちが豊田商事に殺到し、国民生活センターなどにより豊田商事関連の110番が設置されました。
また、関連企業の鹿島商事のセールスマン逮捕、財産を失った老人の自殺などのトラブルも表面化してきました。
1985年、豊田商事会長刺殺事件が発生
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
その最中、暴漢2人より、自宅マンション内にて豊田商事会長の永野一男が殺害され、逮捕目前と言うことでその現場に待機していたマスコミに一部始終が生中継されてしまいました。
事件の捜査により永野一男の生活は質素なものだったと明らかになっている
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
永野一男は殺害された時に所持していた金額はわずか711円だったそうです。
かつては、小型飛行機やクルーザー、ランボルギーニなどのスーパーカーを所有していたそうですが、遺品で目ぼしい物は、30インチのブラウン管テレビとカラオケセットだけだったそうです。
豊田商事会長刺殺事件のもととなった豊田商事事件とは
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
暴漢2人による豊田商事会長の永野一男の殺害。この発端となったのは、豊田商事事件ですが、この事件を詳しく見ていきましょう。
1980年代前半の豊田商事の悪徳商法による詐欺事件
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
1980年代前半に発生した、豊田商事による金の地金(インゴット、金の延べ棒)を用いた悪徳商法である「現物まがい商法」を手口とする組織的詐欺事件です。
被害総額の2000億円は現在までの詐欺事件史上最大の被害額
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
この悪徳商法により、豊田商事は4年間で2000億円もの金を集めることに成功しています。その会員数は4~5万人いたとされます。
手口は契約した客に現物を渡さず証券と引き換えにする現物まがい商法
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
「純金ファミリー証券」を販売をし、会員が金の地金を購入した形にして、豊田商事に預けると1割~1.5割分の賃貸料が入るという振れこみになっていました。
ところが、実際には金の地金による取引そのものも行われておらず、それを返還することもありませんでした。この取引というのは、「紙」と「インク」で商売が可能となるペーパー商法による詐欺事件だったのです。
投資したはずの金の地金は手に入らず、実際に手元にきたのは証券という紙のみであり、この紙切れに騙された手法から「ペーパー商法」とも言われるようになりました。
勧誘には独居老人が狙われた
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
豊田商事が目をつけたのは独居老人でした。年金暮らしの独居老人の家にセールスマンを送り込み、話し相手をさせたり、生活の世話を焼いたりしていたそうです。
営業の給料は「日給2万円+売上の5%」という歩合制だったことから熱心に勧誘したそうです。
老人の家に上がり込み最低でも5時間居座る。中には、朝まで勧誘していたという例もあったそうです。
「豊田商事」はトヨタ自動車系列と錯覚させるための企業名だった
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
そもそも「豊田商事」という企業名自体、トヨタ自動車系列のグループ企業と錯覚させるためだったそうです。最初から詐欺という犯罪で一儲けしようとした永野一男が名付けたとされています。
トヨタは一連の事件で風評被害に見舞われた
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
「豊田」を企業名にした理由には、永野一男が中学卒業後の最初の就職先がトヨタ自動車系列の企業である日本電装(現デンソー)だったからと言われています。
豊田商事は、当然ながらトヨタグループとの資本関係は全くありませんでしたが、豊田商事の芸能人を使ったCMではトヨタグループだという印象付けを大々的にアピールしていたのです。
豊田商事系列会社の類似事件①鹿島商事
この会社は、販売対象物を「金の地金」から「ゴルフクラブ会員権」に変え、現物まがい商法に会員権商法を組み合わせた詐欺を行っています。
現物まがい商法だと、時期が来れば本物の金なり現金なりをお客さんに返さなければならないが、ゴルフクラブ会員権の販売だと将来になってもお金を返さなくてもよい、こうゆう形で方向転換を図ったわけです。
顧客が購入した会員権は自分ではプレーせず、「豊田ゴルフクラブ」という別の会社に会員権を賃貸して、そこから賃貸収入を得ると謳っていました。ですが、この会員権に資産価値はありませんでした。
豊田商事系列会社の類似事件②ベルギーダイヤモンド
資産価値がほとんどないダイヤを恒久資産になると称して、詐欺の手口の1つである「マルチまがい商法」の手法で販売しました。
中坊公平率いる管財人チームの資金回収により被害者救済が行われた
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
中坊公平は、1985年 に破産した豊田商事の管財人に就任します。
同社の外務員が国に一度納めた源泉徴収済みの所得税を返還させるため、一人で当時の大蔵省へ通いつめたり、実情を知りながら同社の資金に群がっていた企業を説得したりしたそうです。
また、元社員らの住居を訪ね支払われた給与の返還を求めたりもしたそうです。結果、中坊公平の回収チームにより取り戻せた被害金額の130億円になり、被害者へ還付されます。
その後、事件の影響によりクーリングオフ制度などが導入された
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
この前代未聞の詐欺事件を受け、消費者保護を目的としたクーリング・オフ制度ができました。契約時点から一定の期間内であれば、消費者が契約を解除できる制度です。
豊田商事会長刺殺事件が起こった原因と問題点
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
ここでは、豊田商事会長刺殺事件に関する原因と問題点をみていきましょう。
止めに入らなかったマスコミも同罪、と世間から叩かれた
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
視聴者からは、「現場にいながら、なぜ報道陣は止めなかったのか」、「マスコミも同罪だ」という批判が出ていたそうです。
衆人環視の中での凶行と思われるかもしれないのですが、二人が窓から入ったあと、カーテンが邪魔で、室内で何が起こっているのか分からなかったそうです。
まさか殺人を実行するとは、その場にいた誰もが想像していていなかったそうです。
当時生中継でアナウンサーが「子供には見せないでください」と呼びかける
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
生中継だった為、永野一男の血まみれの映像がモザイクなしで放送されてしまい、NHKのアナウンサーは、「子供には見せないでください」と慌てて呼びかける場面があったそうです。
警察の捜査ミスという見解も
犯行の前日に、兵庫県警が外為法違反で永野のマンションを捜索し、それで永野一男が自宅マンションにいることが世間に知れわたってしまっていました。
その段階で建物の入り口を、警察官が警備していれば、犯行は未然に防げていたかもしれません。
この時点で、既に豊田商事事件は社会問題化しており、世間の非難も頂点に達していました。永野一男に怒りを持つ者が、突発的な暴挙を起こす可能性を考えて警備を行うべきだったのではないでしょうか。
詐欺事件の証拠が少なく逮捕できなかったことも事件の一因となった
豊田商事はこの時点では、まだ破産しておらず営業活動中という状況でしたので、物的証拠が乏しかったと考えられます。
そんな中、証拠を押さえる為に強制捜査を実施した場合、「営業妨害された」と主張し、破産の口実にする可能性があったからだと推察されます。そうなれば詐欺事件として立件するのが難しくなることになります。
当時の警察はまだ経済犯罪に慣れていなかった
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
豊田商事事件が起きた当時は、経済犯罪に警察も慣れていなかったということもあったそうです。
2000億円もの金額の詐欺行為というのは、これまでの詐欺犯罪と照らし合わて考えた時にあまりにもの金額の大きさに、「普通のビジネスなんじゃないか」という認識が警察にあったように推察できます。
最初のうちは利子もきちんと顧客に払っていたそうで、直ちに違法とは言えなかったとされています。
豊田商事会長刺殺事件が社会に与えた影響
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
殺人事件が生中継されるという前代未聞の豊田商事会長刺殺事件がその後の社会に与えた影響を見ていきましょう。
写真週刊誌「FOCUS」で永野一男の死体写真画像が掲載され世間にショックを与えた
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
写真週刊誌『FOCUS』が、断末魔の形相をした永野一男の死体写真を掲載し、世間にショックを与えました。
投資ジャーナル事件の中江滋樹が永野刺殺を受けて駆け込み逮捕された
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
投資のジャーナリストとして活動していた中江滋樹は、月刊誌も執筆していました。絶対に儲かると力説し、推奨した銘柄を選んで出資すれば10倍になって返ってくるとうまい話を持ち掛け、お金を集めました。
実際には永野一男のように証券を渡しただけで株式の詳細は明かしませんでした。580億円にも及ぶ現金を手に入れたとされています。そして、彼は海外逃亡します。
本事件の映画出演後、ビートたけしはフライデー襲撃事件を起こした
映画で描かれたような、倫理観を見失い、個人のプライバシーにも土足で踏み込んでいくマスコミの報道姿勢は、明らかにビートたけしが事件を起こす事になった背景となっていたのではないかと考えられます。
豊田商事会長刺殺事件のその後
— かもめ1号 (@yxyIZKYpJfhpi7Y) July 15, 2019
豊田商事事件に端を発することになった豊田商事会長刺殺事件ですが、「豊田商事事件」は「経済犯罪事件」、「豊田商事会長刺殺事件」は「殺人事件」になります。
各々は、個別の事件として扱われる事になりますが、その後はどうなったのでしょうか?