ホームシックを克服する方法はある?原因やなりやすい人の特徴とは?

一人暮らしや留学などが原因で、大人であってもホームシックに陥る人はいます。しかし、ホームシックになりやすい人に特徴というのはあるのでしょうか?ホームシックの意味や症状、防止するための対策や克服方法などについて紹介していきます。

ホームシックとは?みんな経験するものなの?

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生まれ育った地元や親元を離れて暮らしていると、慣れない生活の中でふと襲ってくるどうしようもない寂しさ。

単なる寂しさとホームシックでは、どのような違いがあるのでしょうか?ここではホームシックとどういう意味なのか、その概要を紹介していきます。

ホームシックとはどういう意味?

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ホームシックとは生まれ育った家や両親などの出生家族の元を離れた時に、異常なまでに家に帰りたい・寂しいといと感じることです。

現在の環境に不安を感じ、安心感を与えてくれる実家に帰りたい、家族に守られたいという願望が膨れ上がった状態で、やや病的な心理状態とも言えるでしょう。

家族の顔を見たくなったという軽度のものではなく、現在の生活をかなぐり捨ててでも家に帰りたいというのが、ホームシックの特徴です。

日本語では「懐帰病」・英語では「homesickness」が正しい?

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英語では「homesick」は形容詞のため、正しくは「homesickness」が日本で言うホームシックに該当します。

また、日本語ではホームシックは「懐郷病(かいきびょう)」と呼ばれており、芥川龍之介も小説『玄鶴山房』内で、この単語を用いています。

ホームシックは多くの人が経験あり!女性の方が発症しやすい?

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ホームシックは精神状態が相当に不安定になっている際に見られる症状ですが、ある調査では一人暮らしをしている女性のおよそ半数がホームシックの経験ありという結果も出ています。

また、男性の場合も3人に1人はホームシックにかかったことがあるという結果が出ており、多くの人にホームシックの経験があると言えるでしょう。

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ホームシックの症状は?自分がホームシックかどうか診断してみよう!

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自分はホームシックなのか?それとも実家を離れて、新しい環境で少し心細くなっているだけなのか?判断がつかないという方もいることでしょう。

ここではホームシックの人に見られる特徴や症状を紹介していきます。複数当てはまった場合は。ホームシックにかかっている可能性が高いと考えてくださいね。

帰宅した途端に情緒不安定になる

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職場や学校にいた時は普通に振舞っていたのに、自宅に帰ると緊張の糸が切れたような状態になり、実家に帰りたくて号泣してしまう。このような症状が見られたら、ホームシックの可能性が高いと考えられます。

実家にいた頃は辛いことがあっても、帰宅するとご飯ができていて家族がくだらない話をしてきた、そんな温かい光景が恋しくてたまらなくなってしまうのです。

目的が分からなくなってしまう

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憧れていた仕事のためや、勉強したかったことのために親元を離れて一人暮らしを始めたはずなのに、本当にこれでよかったのか、何をしたかったのか分からなくなってしまう。

こういった症状も、ホームシックにかかっている人にはよく見られます。新しい環境に馴染めなかったり、思い描いた生活と現実が乖離していたことで、苦しんでしまうのでしょう。

そしてその結果、過去に戻りたい、実家に帰りたいという気持ちが高まってしまうのです。

勝手に涙があふれる

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特に気持ちを揺さぶられるようなことがあったわけではないのに、気が付くと涙がこぼれているということも、ホームシックの症状として比較的見られるものです。

寂しさから情緒不安定になっていて、ストレスが限界の状態に達している状態と考えられます。

家から出たくなくなる

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新生活が始まった際に環境の変化に対応しきれずに心身ともに疲れ切ってしまい、休日は家でゆっくりしたいと考えるのは正常なことです。

しかしホームシックの人の場合は、ただ家にいたいというだけではなく、家から一歩も出たくない、電話にも出たくない、ベッドから出るのすら嫌だという無気力さが目立ちます。

実家に帰りたくてたまらない

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ホームシックの症状の最たるものが、実家に帰りたい・家族に会いたいというものです。これは家族との関係が良好であったり、地元の人間関係が恵まれていた人程、よく見られる症状と言えます。

将来のことが不安でたまらなくなる

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ホームシックにかかってしまい、何故こんなところにいるのか、これからどうしていけばよいのかと迷子になったかのように途方に暮れてしまうこともあります。

これまでと生活がガラリと変わってしまったことから、足場が崩れてしまったような心もとない気持ちになってしまうのです。

イライラしてしまう

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環境が変わると、今まで当たり前のように出来ていたこともままならなくなることも多くあります。

特に海外留学や海外転勤をした場合は、日本との文化の違いや不便さが目に付くようになり、何をするにもイライラするようになってしまいます。

このような症状も、ホームシックが原因で起こるものと考えられているのです。

人に会うのが怖くなる

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家族や地元の友人に会いたいと思う一方で、現在周囲にいる人には会いたくない、怖いと感じてしまうこともホームシックにかかっている人にはよく見られる症状です。

やはり新しい環境に馴染めていないことから、本当は仲良くなれる可能性がある人すら遠ざけるような行動を取ってしまうのです。

動きたくない

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家から出たくない、人に会いたくないだけではなく、家事をする気力も起こらないし何もしたくないという心理状態も、ホームシックの症状として挙げられます。

やらなければならないと思っていても体が動かず、趣味など好きなこともする気力が起こらないとなると、鬱病などの深刻な症状に進展してしまう恐れもあるでしょう。

何も楽しめない・楽しめる気がしない

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友人と連絡を取ってみても、好きだったことをしてみても全く笑うことができず、ただ疲れてしまうだけということも、ホームシックにかかっている人の特徴です。

気力が起こらないために好きなことにも心が動かされず、無感動な状態になっているのです。

思考がネガティブになる

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仕事で大した失敗をしたわけでもなく、また学生の場合は入学したばかりで友達がいなくても不思議ではない時期にもかかわらず、自分は何もできない、誰にも好かれない人間だと過剰に悲観的になってしまう。

実家にいたころであれば家族が愚痴を聞いてくれたり、地元の友人が励ましてくれたのに、誰もそばにいないという寂しさから、物事を大げさに捉えてしまうのでしょう。

このように過剰にネガティブになってしまうことも、ホームシックにかかっている人には見られる症状です。

食欲がない

お腹がすいているのに食べたいものが思いつかず、食欲がわかない。料理をする気力も外食に行く気も起きないというのも、ホームシックにかかっている人に見られる特徴です。

好きなものを食べても美味しいと感じられず、感情がプラス方面に動くことがあまりなくなってしまうのです。

拒食・過食になる

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拒食や過食になると、辛さに鈍感になることができると考えられています。そのため、ホームシックの原因から目をそらすために拒食症や過食症に陥ってしまう人もいるでしょう。

しかし、これらの症状はホームシックの解消には繋がりませんし、体にも決して良いとは言えません。

拒食や過食の症状が見られた場合は、医療機関を受診する、家族や信頼のおける友人に会いに来てもらったり、話を聞いてもらうようにしましょう。

吐き気やめまいがする

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環境の変化によるストレスから、めまいや吐き気、動悸などの症状が見られることも、ホームシックにかかっている人には珍しくありません。

この状態も放置しておくと自律神経失調症になってしまう恐れもあるため、生活に支障をきたす前に対処をした方が良いでしょう。

心療内科の受診のハードルが高いようであれば、漢方薬局でも自律神経失調症の相談には乗ってもらえますよ。

不安でなかなか寝付けない

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新しい環境のストレスや不安から不眠になったり、眠りが浅くなる人もいるでしょう。眠れないことで余計に精神状態が不安定になってしまい、さらにホームシックが悪化してしまう恐れもあります。

ホームシックの対策・克服法まとめ!【一人暮らし・社会人編】

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実際にホームシックになってしまった場合、どうすれば克服することができるのでしょうか?ここでは、一人暮らしを始めた人や社会人の人におすすめの、ホームシックの対策や克服方法を紹介していきます。

出来る限り家にいないようにする

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なるべく人が多い場所に出かけるようにして、寂しさを紛らわせるようにするのもホームシックの対策として効果的です。

にぎやかな場所にいることで気分が安定する上に、行きつけの店ができるとお店の人や他のお客さんと話す機会も生まれ、悩みの種となっている学校や会社以外に心の拠り所ができますよ。

家族とビデオ通話をする

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スカイプなどを使って家族とビデオ通話をするのも、ホームシックを緩和させる良い対策です。

特に話をしなくても良いので、休日には朝から実家とビデオ通話を繋ぎっぱなしにしておくと、実家にいるような雰囲気を味わえます。

ぼんやり家族が暮らしている様子を見ているだけでも、癒されますよ。

友人を招いてパーティーを開く

一人暮らしの部屋に多くの友人を呼ぶのは近隣への迷惑を考えると避けるべきですが、特に仲の良い友人を招いてホームパーティをするのも気分転換になるでしょう。

これだけ良い友人に恵まれたのだから、自分は幸せな人間だし頑張れる、と自信を取り戻すきっかけにもなるはずです。

新しい生活を楽しむ気持ちを大切にする

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新しい生活の嫌な部分や大変な部分だけが目についてしまって、そこからストレスをためてホームシックになってしまうケースも多くあります。

そのため、新しい生活の良い面を見つけるようにすればホームシックの症状が和らいでいくでしょう。

一人暮らしは寂しく感じることもありますが、何でも自由で決められて気ままに過ごせるというメリットもあります。生活を楽しむように心がけてみましょう。

我慢せずに思いっきり泣く

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ホームシックで泣いてしまうことを異常なことだと思わずに、時には思い切り泣くことも精神衛生には良いと言えます。

一人暮らしのアパートや社員寮などで周囲が気になってしまう場合は、布団をかぶって思い切り泣いてみましょう。意外とスッキリするものですよ。

自分と同じ症状の人を見つける

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自分と同じ時期に実家を出た友人など、同じ状況にいる人に悩みを打ち明けてみるのも良いでしょう。

特に新社会人や新入生の場合は、周囲に同じようにホームシックに悩んでいる人は多いものです。実家に帰りたくなっちゃった、と軽い感じに打ち明けてみると、意外と意気投合できるかもしれませんよ。

元気になれる曲を聴く

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気分が上がるような音楽を聴いて、前向きさを取り戻すのも良いでしょう。今はSpotifyなどの便利なサービスもあり、スマホさえあればどこでも音楽が楽しめます。

家に帰ったらすぐにお気に入りの音楽を流すようにすれば、テンションを高めに保つことができますよ。

ゲームをする

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気を紛らわせるためにゲームの世界に没頭するというのも、ホームシックを和らげる対策と言えます。ゲームをやっている間は現実の寂しさから目をそらすことができるため、良い気分転換になるはずです。

また、オンラインのゲームなどであれば他の人と繋がっている気分も味わえ、孤独感も緩和できるでしょう。

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