【北九州監禁殺人事件】松永太の現在は?息子はテレビに出演? 社会

【北九州監禁殺人事件】松永太の現在は?息子はテレビに出演?

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同年6月彩を純子に殺害させる

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純子の甥・優貴の死体解体を終えると、松永太は妹夫婦の長女・彩に対して通電を繰り返すようになり、太っていると理由をつけて食事量も減らすと、彩は瞬く間に衰弱していきました。

松永太はA子に『彩は口を割りそうだから処分する必要がある』と殺害を示唆する発言をし、緒方純子は優貴殺害の直後に松永太から死体解体用の道具を多めに購入するよう言いつけられていました。

松永太の発言や解体道具の準備から、緒方純子とA子は松永太が彩の殺害を考えていると察知していました。残った2人は既に松永太の考えに抗うことはありませんでした。

彩は30分もの通電を受けた後、自ら死を選択した

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1998年6月7日、松永太は浴室に監禁している彩の元に行くと2人きりで何度も話し合いをしました。松永太は彩に自ら死ぬことを選択させたかったのでしょう。しかし彩はなかなか首を縦に降りませんでした。

松永太は彩の両手足を紐でスノコに縛り付けると、顔面への通電を30分に渡り行うと、純子とA子を呼び寄せ『彩が死にたいと言っている』と発言し、これに彩は頷きました。

弟・優貴を絞殺したのと同じ台所の床に横たわった彩は、コードを通しやすいように自ら首を10㎝近く持ち上げると、純子とA子が2人がかりで彩を絞殺し、死体解体・処分しました。

2002年3月6日17歳のA子がマンションから逃げ出し助けを求めた

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緒方家一家が消滅して以降も、A子は松永太に殺害されることなく生き延びていました。子供たちの世話や掃除など雑用係としての手が必要だったためかもしれません。

A子もまた、父親の死体解体緒や緒方一家の殺害・死体解体に加担したことで松永太から脅され通電などの虐待を受け続けていたことなどから、逃亡することはありませんでした。

しかしA子が17歳の時、松永太から『18歳になったら風俗嬢になってこれまでの養育費4000万円を返せ』と言われ、その際緒方純子に首を絞められたことをきっかけに逃亡を決意したのです。

1度逃亡に失敗するも諦めなかった

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連日のように続く通電と、18歳になったら「やりたい夢」があったA子は逃走を決意すると、2002年1月30日に松永太の隙を見計らって逃亡すると、祖父母の家へ駆け込みました。

逃亡は成功したのですが、この時松永太はA子の叔母(A子の父・虎谷久美雄の姉)と交際していたため、松永太はA子の叔母と祖父母を騙して利用すると逃亡から2週間ほどでA子を連れ戻すことに成功しました。

連れ戻されたA子は激しい虐待を受け、ラジオペンチで自分の右足親指の爪を剥ぐこともしましたが、A子は諦めることなく同年3月6日に再び逃走すると、祖父母に助けを求め事件発覚へと繋がりました。

松永太と緒方純子が起こした北九州監禁殺人事件のその後と裁判

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A子が命がけで逃走し警察に被害を届け出たことと、A子の証言から明るみとなった北九州監禁殺人事件は、主犯・松永太と共犯・緒方純子が逮捕され、残された子供たちは保護されました。

逮捕当初は偽名を使っていて本名さえも名乗らず、事件については黙秘を続けていた松永太と緒方純子でしたが、緒方純子は松永太からの洗脳が解け、堰を切ったように自供を始めました。

北九州監禁殺人事件その後と、無罪を主張し続けた松永太と、洗脳から解放され事件の詳細を語った緒方純子の併合裁判とは一体どのようなものだったのでしょう。

松永太は死刑判決を受けたが最高裁に上告

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松本太と緒方純子の第一審裁判は、当初A子に対する監禁致傷罪などで2002年6月に福岡地方裁判所の小倉支部にて開廷しました。しかし、緒方純子が2002年10月23日から自供をし始めました。

これにより殺人容疑での再逮捕が続き、後半期間は当初よりも延期となり、2003年5月第3回公判からは殺人罪などの心理が開始となり、公判は計72回で2005年1月26日まで行われました。

同年9月28日の第一審判決公判で、主犯・松永太には死刑判決が下されましたが、同日付で福岡高等裁判所に即刻控訴し、第二審判決で控訴棄却となると、最高裁に同日上告しました。

2005年9月28日死刑判決が下された

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北九州監禁事件の被害者たちは、殺害されると死体を解体され海や公衆便所などに捨てられ処分され、監禁部屋の排水管・浴室タイルも交換済みで、殺害の遺体・物的証拠がない事件でした。

生き残ったA子の証言や松永太の呪縛から解放された緒方純子の証言を最も有力な間接証拠とし、『事実確認書』や死体解体道具購入時の領収証、マンション住人の証言などを集め松永太を追い詰めます。

無罪を主張していた松永太ですが、裁判での発言や言い訳は時に変遷することもあり信憑性に欠けるものばかりでした。2005年9月28日には第一審判決公判で死刑判決を下されています。

松永は無罪を主張しており即控訴

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第一審公判は第72回にも及ぶ中、松永太は『自身はアドバイスや助言をするだけで殺害には関与していない』ことで一貫して無罪を訴え続けました。

更には、『自分は緒方一家のトラブルに巻き込まれたので、被害者である』とまで言い放ち、あくまでも7人の被害者は事故と緒方一家の問題であるとの主張をしました。

第一審で死刑判決が下ると、これを不服とし、すぐさま福岡高等裁判所に控訴しました。

最高裁へ上告したが2011年12月12日に死刑判決が確定

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2007年9月26日、福岡高等裁判所での第二審控訴判決は、第一審での死刑判決を支持するものとなり、松永太の控訴は棄却となりました。

逮捕時から変わることなく、自身の無罪を信じて疑わない松永太は、第二審での判決に怒りを露わにすると、2007年10月5日付で最高裁判所に上告しました。

2011年12月12日、最高裁判所で行われた上告審判決公判にて上告は棄却、第一審・二審での死刑判決を支持する判決が下されたことにより、松永太の死刑が確定したのです。

松永は北九州市内のカラオケ店従業員の女性を狙っていた

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松永太と緒方純子が逮捕された後、北九州市内のとあるカラオケボックス店で働いていた若い女性に、警察から突然連絡が入り松永太との関係を尋ねられています。

家宅捜索したマンションの部屋からは、このカラオケ店従業員の女性の顔写真と家の住所が書いてある紙が見つかっていたのです。

松永太は金欲しさから、この女性従業員を狙っていた可能性があったのです。

松永と純子はカラオケボックスで働く女性のもとへ頻繁に来店

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このカラオケ店従業員の女性の話によると、松永太は緒方純子を伴い足繁くこのカラオケ店に来店していたといいます。

松永太はこの女性従業員の他にも、カラオケボックスで知り合った女性に対し、「コンピューター技師・ミヤザキ」を名乗り近づいていました。

これが同じカラオケ店だったかは定かではありませんが、カラオケボックスは松永太が獲物を探すには格好の場所のひとつだったと考えられます。

松永は医師、純子は看護師長と言っていた

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松永太はこのカラオケ店従業員の女性に対し「東大卒の医師」であり、同伴する緒方純子は松永太の勤務する病院の看護師長だと言っていたようです。

松永太は女性に近づく際には自身を『エリート』にすることが常で、緒方純子は騙す女性を信用させるために、自身に近い存在や、親族などを演じさせることが常套手段でした。

松永は女性に「好きだ」と言って飲みに誘っていた

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松永太はこの女性に対し、「あなたのことが好きだ」と言っては飲みに誘っていたようです。

それまでの結婚詐欺と同様にエリートを演じて女性に近づき、職場以外の場所で2人きりで会って言葉巧みに口説き落とすつもりだったのでしょう。

純子は「先生はすごい人」と後押しをしていた

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看護師長として松永太と帯同していた緒方純子も、この女性に対して「先生は凄い人」「相手してあげてね」と松永太の女性に対するアプローチを後押しする発言をしていたそうです。

この女性従業員は、親ほども年の離れた松永太からのアプローチに対してどう感じていたかは定かではありませんが、医師というエリートから好意を寄せられることに悪い気分はしなかったでしょう。

二人が逮捕されたことでこの女性は被害に合わなかった

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この女性従業員は、松永太に狙われていたことは確かですが、何度も飲みに誘われても『従業員と客』という範囲からなかなか抜け出さなかったことが功を奏しました。

女性従業員へのアプローチを続けていた松永太と緒方純子は、北九州監禁殺人事件が発覚し逮捕されています。

言葉巧みに自身に近づいてきた2人が残虐な事件の主犯だったと知ったこの女性も、北九州監禁殺人事件が発覚していなければ更なる犠牲者の1人となっていたかもしれません。

北九州監禁殺人事件をまとめた動画も

YouTubeには北九州監禁殺人事件をまとめた動画が公開されていました。事件を知りたい方には一見の価値がある動画でしょう。

法廷での証言を基に作られた再現VTRは緒方純子の目線で作成されており、事件の経緯や詳細がよくわかる内容です。

再現VTRの他にも、松永太の会社で働いていた元従業員が当時を振り返り取材に答えるなどした貴重な場面も含まれています。

松永太の子供が「ザ・ノンフィクション」に出演

松永太と緒方純子の長男が、2017年にフジテレビ系列の「ザ・ノンフィクション」に出演しました。

死刑囚の息子としてネットで叩かれていた長男は、自身の壮絶な幼少時代とその後の自身の苦悩に満ちた生活・心境を洗いざらい打ち明けた事が大きな反響を呼びました。

しかし、その後ユーチューバーとして活動を開始したことにより一部ネット上では『結局金儲けがしたかっただけ』などと叩かれることにもなってしまっています。

北九州監禁殺人事件を題材にした作品

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事件発覚当時、その凄惨さから報道が自主規制されるなどしたこの事件は、テレビなどで詳細を報道されることはあまりありませんでした。

しかしこの事件に関する書籍や、事件をモチーフにした作品などが後に発売されるなどし、事件から時が経過してからもこの事件は凶悪事件として語り継がれているのです。

書籍化「消された一家-北九州・連続監禁殺人事件」

フリーライターとして活躍する豊田正義さんが書いた「消された一家-北九州・連続監禁殺人事件」は2009年1月28日に新潮社より出版されました。

これは豊田正義さんが独自に事件を取材し、死刑囚・松永太にも接見・緒方純子からの手紙を受け取るなどし事件の全貌を一冊の本に集約しています。

この本を読んだ人が気分が悪くなってしまうほど、事件について深掘りし鮮明に書き綴っていますので、事件をもっと深く知りたい方にはぜひ一読して欲しい一冊です。

「闇金ウシジマくん」で北九州監禁殺人事件をモデルにしたストーリーがある

人気漫画「闇金ウシジマくん」では、北九州監禁殺人事件をモデルにした『洗脳君編』が描かれました。

『洗脳君編』では、実際の事件と同様に一家が「神堂」と名乗る男に取り込まれ、通電などの虐待を受け家族同士で殺害・死体解体・遺棄するストーリーです。

このエピソードは、山田孝之が主演するドラマ『闇金ウシジマくんPart3』で映像化され大きな反響を呼びました。

「やりすぎコージー」で北九州監禁殺人事件が紹介された

テレビ東京系列で放送されていた「やりすぎコージー」の特別番組『やりすぎ都市伝説』の2012年秋スペシャルで、北九州監禁殺人事件が紹介されました。

カンニング竹山が都市伝説『マインドコントロールの実態』としてこの事件を紹介したところ、司会の1人である千原ジュニアが、先述した豊田正義さんの書籍を読んでいたと話しました。

千原ジュニアは松永太の法廷での話術や、他者を操る口の上手さに「芸人だったらかなり売れただろう」と自身の感想を述べています。

サイコパスとは?松永太は頭脳明晰なサイコパスだった!

松永太は多くの人々を巧みな話術と巧妙な嘘で騙して財産を奪い尽くし、緒方一家においては凄惨な虐待の末に家族内で憎しみをもたせる関係を構築させるなどし、殺害・死体解体をさせました。

この事件の一連を知った世間の人々は、松永太を【サイコパス】と呼び、その残忍・残虐な殺害手口に戦々恐々としました。暴力犯罪を犯した犯人の5人に1人がサイコパスだという研究結果もあります。

『猟奇的凶悪犯=サイコパス』というイメージですが、では【サイコパス】な人間にはどのような特徴があるのでしょう。松永太は本当にサイコパスだったのでしょうか。

【サイコパス】の特徴とは

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サイコパスとは、健常者と比べて偏った行動・思考をもち合わせていて、他者とのコミュニケーションに支障をきたす「パーソナリティー障害」という精神病を患う人のことをいいます。

『良心・思いやりの欠如』『口が達者で、平然と嘘をつく』『他者に対し愛情がなく冷淡』『自尊心が強く、自己中心的』『罪悪感の欠落、行動に責任を取らない』といった特徴が挙げられます。

サイコパスには生まれ持った気質・性格からくる先天的なものと、「ソシオパス」とも呼ばれる、幼少期の親からの教育や虐待など影響を受けた後天的なものの2種類が存在します。

他者を操ろうとし、刺激を求める

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自分に自信と余裕があり、雄弁で魅力的に見える一方で、自身の目的のためであれば平然と嘘をつき他者を操ろうとします。

『結果がすべて』という考え方を持つサイコパスな人物は、目的達成に対し手段を選ぶことはなく、表情一つ変えることなく他人を騙すので、割と簡単に人を操ることが可能です。

更に『刺激を求める』傾向が強く、穏やかな日常を好まないサイコパスな人物は、自分の欲望を満たすためであればスリルを追求しあえてリスクを冒し危険な行動もとるのです。

松永太はサイコパスだった!

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北九州監禁殺人事件の主犯・松永太は、サイコパスの特徴によく当てはまっており、更には幼少期から成績優秀で頭の回転が速い、頭脳明晰なサイコパスといえるのではないでしょうか。

松永太のIQ値がどれほどのものかは不明ですが、30人以上もの女性を強姦・殺害・死姦したアメリカのシリアルキラー・テッドバンディなどもIQが高く、その天才的頭脳を犯罪に利用しています。

松永太もまた、生まれながらにしてサイコパスの気質・性格をあわせ持ち、学生時代から嘘を積み重ね、他者を騙す経験を繰り返すことで、備え持ったサイコパスの資質を開花させていったのです。

『通電装置』が松永太のサイコパスを深めていった

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松永太が虐待に使用した暴力装置『通電』は、松永太が会社ワールドを設立後、従業員に悪徳商法を叩き込んだり、しつけるための暴力行為の最中で生まれた装置で、ワールドの従業員が作りました。

この通電という暴力装置を使い従業員を虐待しつつ、人体への影響を探るための実験を繰り返すようになり、手足や頭部、局部にまで通電して痛みの感想を聞き、皮膚・身体の状態を確認しました。

こうした通電が従業員に対し連日のように繰り返し行われて、最強の暴力装置である『通電装置』は完成し、北九州監禁殺人事件でも虐待のメインとして使用されるようになりました。

性的乱交を繰り返す

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松永太のサイコパスには『性的乱交』という特徴があります。サイコパスには他者に対しての愛情や思いやりがなく、報酬や欲望に対してのドーパミンの分泌により性的反応をします。

故に、複数の女性と同時・並行して肉体関係をもつことは容易なことで、松永太は元妻と婚姻関係にある間も不倫相手が複数いました。

また、緒方一家においては懐柔する・弱みを握るために内縁の妻・緒方純子がいながらも、母・静美、妹・理恵子とも肉体関係をもっています。

逃亡者を追う異常な執念深さをもつ

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松永太は、緒方純子が湯布院町に逃亡したときや、A子が祖父母の元に逃亡したとき、それぞれの親族に嘘をついて取り込んだ末に逃亡者を捕まえると、激しく虐待しています。

逃亡を許さず執念深く追う部分もサイコパスの特徴の1つといえるでしょう。松永太には逃亡を図る他者の気持ちを全く理解することが出来ないのです。

逃亡者の親族を利用して捕まえたり、捕らえた後に虐待を一層激しくする点は、この事件と同様にサイコパス事件といえる2012年に発覚した『尼崎監禁連続変死事件』にもみられた特徴です。

死刑囚・松永太は死刑執行を免れるために必死にあがいている

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緒方一家の資産を食いつぶし、用なしになると家族内で憎しみ合わせて殺害を実行させ、死体も証拠も残さず他人に殺害を実行させた松永太死刑囚は、現在、福岡拘置所に収監中です。

裁判中も被害者全ての死亡に対し、事故や共犯・緒方純子やそれ以外の被害者に責任転嫁し、言い訳を並べ続けた凶悪犯は、他人の命は軽視するが自身の命は尊いもののようです。

現在も無罪を主張し続けているのは、単純に自分が『死にたくない』ただその一心のような気がします。死刑が執行されるまでの間にほんの僅かでも謝罪・償いの気持ちが生まれることを望みます。

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