「ひま部」で起きた事件とは?学生限定アプリひま部は本当に危険? 社会

「ひま部」で起きた事件とは?学生限定アプリひま部は本当に危険?

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①2016年に35歳男性が女子高生にみだらな行為をして逮捕

2016年11月、35歳の男が「ひま部」を通じて知り合ったという17歳の女子高生に、神奈川県横須賀市のホテルでみだらな行為をしたとして青少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されました。

容疑者は高尾慎也

容疑者は東京都板橋区大谷口のアルバイトである高尾慎也(35)で、調べに対し容疑を否認していました。

女子高生が年齢を偽っていた?

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高尾容疑者は警察の調べに対し、「(女子高生は)18歳だと聞いていた」などと話しており、女子高生側が容疑者に対して年齢を偽っていたことからこのような事態になったとも考えられています。

ネットでは女子高生を非難する声も

ネット上では容疑者を非難する声がある一方で、年齢を偽っていたと言われる女子高生側の行為を非難するような声も見られます。

姿や顔の見えないネット上で自称年齢を偽っていたとすれば、容疑者が実年齢を知る由もないので、無罪に等しいという意見まで出ているようです。

②2019年にも30歳男性が女子児童にみだらな行為をして逮捕されている

つい最近である2019年にも、ひま部を通じて知り合ったという女子児童にみだらな行為をしたとして30歳の男が逮捕されています。

容疑者は萩原秀明

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逮捕されたのは名古屋市西区に住む無職の荻原秀明(30)で、調べに対し「今は話したくない」と容疑の認否を留保していました。

被害者は12歳の女子児童

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被害者となったのは当時12歳の女子児童で、この女子児童への事情聴取から、自宅でみだらな行為をしたという犯行が明らかになりました。

事件に対するネットや世間の反応は?

事件に対して世間では、12歳という幼さでネットアプリを使用し二回り近くも年上の男性とつながりを持っていたことに対して問題視する声があがっています。

未成年側にも問題があると主張するコメントがあり、事件を未然に防ぐには大人だけでなく未成年のネットの使用法について対策を考えていく必要があるでしょう。

「ひま部」の詳細は?どんなアプリなの?

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全国の学生の間で、手軽に交流できる場として利用されているアプリ「ひま部」ですが、実際どのようなものなのでしょうか。詳細についてみていきましょう。

2015年にサービスを開始した学生限定のコミュニティアプリ

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ひま部は、株式会社ナナメウエが開発・運営を行っている学生限定のSNSで、2015年5月にサービスを開始しています。

Android版のダウンロード数はこれまでに10万人を超えており、学生限定アプリでは最大規模とされています。iOS版、パソコン版も存在し、幅広い端末で利用が可能です。

アプリで蓄積されたデータは、同社のAIソリューションである「DataWow」の開発にも使用されていて、安全なインターネットの利用を促進するために、東京大学大学院と共同で研究も行っています。

ひま部を利用している年齢層は?

ひま部には規定として年齢制限があり、中学生から大学生までの学生だけが使用することができます。学生以外は禁止とはされていますが、学生時代から継続して使用している場合はその限りではないようです。

学生5,949人を対象に行われた調査では、ひま部を利用していると答えた割合が中学生で13.5%、高校生9.3%、大学生で6.3%と、中学生の利用率が最も高く、若年層ほど利用人数が多い事がわかりました。

問題を受けて2019年4月から、学生証など学生だと証明できるものによる年齢確認機能が追加され、確認できるまではアカウントを使用できなくなるよう仕様変更されています。

人気YouTuberも紹介している

ひま部は、チャンネル登録者数13万人を超える人気YouTuberによっても紹介されています。

「りなてぃん」により紹介されている動画内では、友達が寝てしまっている時間など、することがなく手持無沙汰な時に手軽に使えるアプリだとしておすすめされています。

この動画に対して視聴者からは、「私も使ってる」「ひま部は変態多いよね」「面白そう!さっそく使ってみます」などといったコメントが寄せられています。

ひま部にはどんな機能がある?使い方は?

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ひま部には都道府県や学年を任意で設定することができ、それにより同年代同士で繋がることが可能です。「推しメン」機能を使用することで、特定のユーザーをフォローすることもできます。

「学内」と呼ばれるタイムラインに200文字以内でつぶやきを書き込んだり、個人同士に加え最大50人の複数ユーザーとチャットすることも可能です。

①レターや誰でも電話でやりとりし放題

レターと呼ばれる機能では、特定のユーザーに対し200字までのメッセージを送ることができます。受け取ったレターは承認すれば、他のユーザーに公開することも可能です。

また人気機能である「誰でも電話」は、タイムラインで募集した相手と通話ができるもので、最大12人まで通話に参加することができます。

ビデオ通話ができる「誰でもビデオ電話」もよく使われる機能ですが、通話機能では文字が残ることがないため、このアプリが犯罪の温床となる原因ともなっています。

②VIPメンバーシップという有料コンテンツも

ひま部における唯一の課金要素に「VIPメンバーシップ」というものがあります。加入すると広告が出ないようになったり、本来ファンが100人以上いないと出来ないような操作が可能になったりします。

特に「足跡が操作できるようになる」というメリットが大きいようで、実際にその機能を利用するメンバーが予想を超えて多かったそうです。

運営側はアプリの大型アップデートがあるたびに、VIPメンバーになるよう促すような機能を付け加えています。

③スクショを撮ると相手に通知が行くので注意

ひま部では、相手のトップ画像や投稿の写真、また送られてきた写真をスクリーンショットすると、その相手に通知が行くような機能があります。

チャット画面にも「スクリーンショットを撮りました」といったメッセージが残るため、相手に知られずに写真をスクリーンショットに撮ることは不可能でしょう。

オリジナルのキャラクターも存在する

ひま部にはオリジナルキャラクターである「アルパカ」がいて、アプリのアイコンに使われているほか、チャット機能のスタンプにも使われています。

オンラインではアルパカのグッズ販売も行われていて、以前は様々な種類のアルパカがいましたが、今ではもっぱら「駆け出しアルパカ」のみになっています。

ひま部の禁止事項は?

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ひま部ではユーザーが安全にアプリを利用できるようにするために禁止事項を設けています。

禁止事項として定められているのは、出会いや異性交遊に関する情報のやり取り、有害となる性的内容コンテンツのやり取り、援助交際など不純な交際の交渉、脅迫や犯罪を助長させる内容、著作権の侵害などです。

近年特にSNSの利用が増える中でトラブルも発生しているため、運営側もこういった行為に対してはかなり敏感になっていると言えるでしょう。

ルールを守らないと一定期間アプリを利用できなくなる

出会い目的の使用や、LINEなど他SNSのアカウント交換は一切禁止されており、24時間体制でのパトロールが行われているそうです。

ユーザーによる通報・ブロック機能がある他、ルールを守らない場合はユーザー名を「ゴミ虫くん」にされてしまい、一定期間アプリを使用できなくなります。

悪質な行為を繰り返した場合永久凍結の可能性も

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禁止行為を何度も繰り返した場合、アカウントは永久凍結され、二度と使えなくなってしまいます。

1回の禁止行為ですぐに永久凍結となる場合もありますが、過去に行った軽い違反行為が蓄積し、溜まりに溜まった結果凍結されるというパターンもあるようです。

永久凍結は基本的に解除されることがないという前提ですが、中には重大な違反でないにも関わらず運営側の誤解で凍結されたという場合もあるので、身に覚えがない場合は問い合わせてみるのもひとつの方法です。

ひま部は危険?安全に利用する方法はないの?

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ひま部は多くの学生に親しまれているアプリですが、そこには多くの危険も潜んでいます。安全に利用するにはどのような事に注意すべきなのでしょうか。

出会い目的・出会い厨が多い

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ひま部でよく見られるのが、男性から女性へ下ネタを送るなどのセクハラ行為や、学生同士での出会いを求めるようなメッセージのやり取りです。

ひま部の中には「サークル」という機能があり、その中でグループチャットのようなものを行うことが出来ます。これを利用し、恋愛相手やオフ会参加者を募集するなどといった事がされています。

簡単になりすましができる

ひま部は「学生限定」とうたっているものの、大人が学生になりすまして登録し、学生相手に出会いを求めるなどといった事が簡単に出来てしまうのが事実です。

現在は年齢確認制度が設けられていますが、徹底されていない場合は未成年犯罪の温床となってしまいかねません。

中には脅してくる人も

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出会い目的の利用者の中には、しつこく絡んできたり、断れば個人情報を特定するなどの脅迫をしてくる人もいるので注意しなければなりません。

そのような規約違反者を見つけた場合は、通報する、ユーザーとして参加している運営の「アルパカ」に報告するなどの対処が必要です。

ひま部はTwitterに続き2番目に児童ポルノ被害が多いアプリ

警察が検挙した児童ポルノに関連する事件のうち、被害にあった18歳未満の70%以上を中高生が占めており、その被害は脅されるなどして自撮りした裸の写真を送らされるといったものが全体の4割を占めています。

2017年にはSNSを起因とする事件が1813件発生しており、うち181件はひま部に起因するもので、これはTwitterの695件に続いて2番目に多い数字となっています。

2018年の上半期だけで94件発生しており、2019年5月に「保護者の皆さまに知って頂きたいこと」という形で、ひま部の存在意義や運営方針が公開されていますが、決定的な問題解決法は未だ取られていません。

アプリのルールを守っていれば基本的に事件に巻き込まれることはない

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同世代の色々な人と関わりを持てる反面、危険も潜んでいるひま部ですが、ルールを守って正しく利用していれば友好的に使えるツールです。

プロフィールに顔写真を載せない、個人情報を公開しない、また見ず知らずの人に個人情報を伝えないなど最低限の注意を払うことは必要となるでしょう。

ひま部ユーザーにおける「大手さん」「安定さん」とは?

ひま部のユーザーの中には、「大手さん」や「安定さん」と呼ばれる人々が存在します。それらは一体どのようなユーザーを指しているのでしょうか。

「大手さん」は、ひま部運営公認の特別なユーザー

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ひま部には、運営側が公認している影響力の大きなユーザーが存在し、ひま部用語では「大手さん」と呼ばれています。

ひま部公式アカウントでは最近できた「論争大図鑑」というシステムでランク付けが行われており、ランク付けの対象は大手さんであることが多いようです。

公式のランク付けにおいては最上級であるSSランクから、その他はSランク以下、とされています。

「大手さん」その①:ほらっちょ姉さん

ほらっちょ姉さんは、過去の自身が受けた性暴力などの経験から、被害相談や悩み相談を個人チャットで受け付けており、中高生に高い人気を受けています。

また自らひま部内の禁止行為を取り締まるなどしており、運営からも気に入られているユーザーであるようです。

ほらっちょ姉さんはTwitterでも大抵ひま部関連の内容を発信しています。アンチユーザーが見られることも多いですが、それも影響力の大きさゆえと言えるでしょう。

「大手さん」その②:天才的0くん

天才的0くんは、そのプロフィールにて「ひまぶ運営公認の準運営」とうたっており、「ひま部を盛り上げるために管理の仕事をしている」とも言っています。

ひま部でのサークル人数は上限である1万8千人を突破しているようで、かなりの人気と影響力を持つユーザーであるようです。

運営元である株式会社ナナメウエからホワイトデーにクッキーやチョコレートを貰ったり、フルーツを差し入れてもらったりしているようで、運営からも頼りにされている様子が分かります。

「大手さん」その③:Beep

ひま部の論争代表と言えば1番最初に名前があがるというユーザーで、主にマシンガントークで相手を圧倒し、揚げ足を取って爽快に勝利するという特徴を持ちます。

ひま部において、マシンガントークでBeepに勝てるユーザーは存在しないとも言われています。

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