
「カアイソウ」の怪文書の意味は?三重小2女児失踪事件の真相は?
目次
[表示]- 01.
「カアイソウ」三重小2女児失踪事件の概要は?
- 01.1.
三重県に住む加茂前ゆきちゃん(当時8歳)が失踪した事件
- 01.2.
未解決事件の1つとして数えられている
- 01.3.
事件発生後から三年後、不気味な怪文書が届き有名になった
- 01.4.
なぜ「カアイソウ」なのか?
- 01.5.
アットwikiで検索してはいけない言葉として扱われている
- 01.6.
関連する記事はこちら
- 02.
加茂前ゆきちゃん失踪後に届いた怪文書とは?
- 02.1.
1994年、事件発生後から3年後「ミゆキサンにツイテ」で始まる怪文書が届く
- 02.2.
怪文書の内容は?【画像アリ】
- 03.
加茂前ゆきちゃん失踪後に届いた怪文書の解読内容や真相は?
- 03.1.
怪文書を解読した内容は?
- 03.2.
怪文書は下書きされていた?違う人物が書いた?
- 03.3.
意図的な字の乱れがある?
- 03.4.
ゆきちゃんではなく「ミゆキ」と表記
- 03.5.
怪文書の「カアイソウ カアイソウ」の意味は?可哀想(可愛そう)?
- 03.6.
「カアイソウ」は可愛そう(コーアイそう)
- 03.7.
「トミダノ股割レ」とは?売春婦?
- 03.8.
「シュンガ」は風俗関係の店?詳細は不明?
- 03.9.
「パーラボウ」はパーラー説が有力
- 03.10.
「ケータショー」は警察署?検査場?小学校説も
- 03.11.
「四ツアシ」は売春婦の蔑称と見られている
- 03.12.
「スズカケのケヲ蹴落シテ」は鈴鹿市の家を捨てるという意味?
- 03.13.
「アサヤン」はヤクザを示している?
- 03.14.
「テルホ」はホテルを意味する
- 03.15.
「ダッタン海キョウヲテフがコエタ」は安西冬衛の詩が元?
- 03.16.
「ツギニ」は「積ぎ荷」?
- 03.17.
ゆきちゃんはロシアに拉致された説もある
- 03.18.
北朝鮮に連れさられた説も?
- 03.19.
三重県は失踪が多い?警察が無能で事件が起こるという声も
- 03.20.
父親が犯人という説もある
- 03.21.
父親が保身の為に犯行に及んだ?
- 04.
「カアイソウ」三重小2女児失踪事件の詳細
- 04.1.
1991年3月、三重県四日市市富田在住の加茂前ゆきちゃんが失踪する
- 04.2.
ゆきちゃんは通学していた富田小学校を13時頃に出ている
- 04.3.
13時30分~14時頃までに帰宅したと考えられている
- 04.4.
家には父・芳行が夜勤明けで寝ていたため、ゆきちゃんは静かに帰宅
- 04.5.
午後2時30分母・市子はパート先から自宅に電話をしている
- 04.6.
市子の電話にはゆきちゃんが出ている
- 04.7.
夕方自宅から姿を消した
- 04.8.
その後小学校6年生の次女が帰宅、ゆきちゃんの姿はなかった
- 04.9.
テーブルの上に温かいココアが残されていた
- 04.10.
ココアはゆきちゃんの好物で自分でつくってよく飲んでいた
- 04.11.
父が起床するが、ゆきちゃんを気にすることなく仕事へ行ってしまう
- 04.12.
そののち長女や母の市子も帰宅、ゆきちゃんは夜になっても帰らなかった
- 04.13.
午後8時に警察へ連絡、家族・小学校の教師とともに捜索するも見つからなかった
- 04.14.
目撃情報はあったものの有力な手掛かりにはならなかった
- 05.
「カアイソウ」三重小2女児失踪事件の謎
- 05.1.
ゆきちゃんは普段遊ぶ際に使っている自転車を使っていなかった
- 05.2.
上着もそのまま家に置いてあった
- 05.3.
いつも遊んでいた友人との約束はその日に限り断っていた
- 05.4.
目撃証言の中で最も多かったのは富田駅近くにいたという証言だった
- 05.5.
しかし目撃証言は事件解決の手掛かりにならなかった
- 06.
怪文書を書いた人物は?送り付けた理由は?
- 06.1.
怪文書を書いたのは高齢者ではないかと言われている
- 06.2.
情報をリークした?保身のために怪文書を書いたという説も
- 06.3.
怪文書を書いたのは売春婦だという説もある
- 06.4.
怪文書を書いたのはインテリ系?精神病のフリをした人間?
- 06.5.
事件の犯人は男?股割レが個人名である可能性も
- 06.6.
怪文書はただのイラズラという意見もある
- 07.
「カアイソウ」三重小2女児失踪事件後の謎
- 07.1.
事件からしばらくして福岡県在住「緒方達生」という人物から手紙が届く
- 07.2.
ダウジングができるため捜査協力するという手紙だった
- 07.3.
ゆきちゃんはすでに亡くなっていると語っている
- 07.4.
ゆきちゃんの霊に協力してもらい操作を進めるという話だった
- 07.5.
犯人は男女2人で顔見知りの犯行だとしていた
- 07.6.
三日後再び手紙が届き邪魔する霊が現れたと告げる
- 07.7.
捜査協力ができなくなったことを伝えた
- 07.8.
結局「緒方達生」は何がやりたかったのか?
- 07.9.
ネット上でも霊視が行われた?霊視結果は?
- 07.10.
2003年10月不審な電話がかかってくる
- 07.11.
声は若い男のもので自身の体格・髪型等特徴を伝えた
- 07.12.
男は自分の髪形を「パンチパーマ」だと告白
- 07.13.
「パンチパーマの男」は目撃情報にあった白いライトバン運転手の特徴だった
- 08.
三重小2女児失踪事件の動画
- 08.1.
「三重小2女児失踪事件の怪文書がおぞましい」
- 08.2.
「消えた少女の謎、届いた怪文書が示す事件の真相とは!?」
- 08.3.
「3分でわかる未解決事件」
- 08.4.
「未解決事件ファイル」
- 08.5.
「加茂前ゆきちゃん失踪事件&怪文書」
- 09.
三重小2女児失踪事件は様々な場所で話題に!
- 09.1.
なんJでは最も怖い話と言われる
- 09.2.
「ノウミサン カアイソウ カアイソウ」も話題になった
- 09.3.
野獣先輩を逆再生すると「カアイソウ」になる?
- 09.4.
スマホアプリ「FGO」も「カアイソウ」をネタに?
- 09.5.
「週刊ヤングマガジン」の漫画「喧嘩稼業」でもネタになった?
- 10.
三重小2女児失踪事件と類似した事件
- 10.1.
ネパール邦人女性失踪事件
- 10.2.
郡上市ひるがの高原キャンプ場女児不明事件
- 10.3.
増山ひとみさん行方不明事件
- 10.4.
坂出タケノコ掘り女児行方不明事件
- 10.5.
西安義行さん行方不明事件
- 11.
暗号の歴史
- 11.1.
スキュレーター暗号
- 11.2.
ポリュビオス暗号
- 11.3.
忍びいろは
- 11.4.
シーザー暗号
- 11.5.
ビジュネル暗号
- 11.6.
機械式暗号装置
- 11.7.
第2次世界大戦後の暗号
- 12.
残された家族の思い
「ダッタン海キョウヲテフがコエタ」は安西冬衛の詩が元?
「ダッタン海キョウヲテフがコエタ」は漢字で書くと韃靼海峡をテフ(蝶)が越えたとなります。これは安西冬衛の「春」の一節で「てふてふが一匹韃靼海峡を渡つて行つた」を元にしたものとでしょう。
「ツギニ」は「積ぎ荷」?
文章の途中で「ツギニ」という言葉が出てきます。接続詞とも捉えることもできますが、他に接続詞を使っておらずかなり不自然です。そこで「積ぎ荷」という説もでました。
しかし、「積ぎ荷」という言葉は日本語には存在しません。ですがこれは怪文書です。暗号を解くために色々な方法が存在します。「ぎ」を取って積荷にすると単純に積んだ荷物の事になります。
荷物が何を指すかは分かりませんが、もしかしたら誘拐された加茂前ゆきちゃんを指していたのかもしれません。
ゆきちゃんはロシアに拉致された説もある
手紙の中に「韃靼海峡を越えて」と「八寒地獄」という言葉が出てきます。韃靼海峡とは現在の間宮海峡のことです。これはオホーツク海と日本海の境目に位置し北はロシアとなります。
またロシアは寒い国で有名です。シベリアなどは-40℃となる極寒の地です。その寒さを日本の地獄の一つ八寒地獄に例えたのではないでしょうか。
つまり、加茂前ゆきちゃんは、間宮海峡を越え寒いロシアに連れ去られたと解釈できます。
北朝鮮に連れさられた説も?
連れ去られた、拉致、と聞くと北朝鮮を真っ先に思い浮かべます。実際に拉致被害者がいて北朝鮮より帰って来るといったニュースもありました。しかし、北朝鮮の拉致の多くは日本海側です。
また、北朝鮮拉致の被害者は一部イレギュラーを除いて成人している人がターゲットとなっています。拉致の目的は、工作員の日本の勉強や日本のパスポートの偽造です。
さすがに小学2年生を拉致しても役に立たないし、そもそも北朝鮮がわざわざリスクを冒して太平洋側までくるでしょうか、彼らもそこまで愚かではないでしょう。
三重県は失踪が多い?警察が無能で事件が起こるという声も
事件の絶対数でいえば都心部の方が多いですが、なぜか三重県は失踪事件が多いと言われています。警察が無能だからとか、最新の技術に興味がなく犯人を見つけられないなど酷い言われ方をしています。
三重県で発生した未解決事件や、不気味な事件などが印象に残っているため、そのように錯覚しているのではないでしょうか
父親が犯人という説もある
犯人は加茂前ゆきちゃんの顔見知りの可能性が極めて高いです。なぜなら、部屋には荒らされた様子がなかったからです。
なにより、夜勤とはいえ、家で寝ていた父親が何も気づかないというのが不自然すぎます。そこで、仮にトミダノ股割レが売春婦として、父親と面識があったと仮定します。
つまり、父親が売春婦の常連客とした場合、何度か会っているうちに、運悪く加茂前ゆきちゃんに目撃されてしまった、ということがあっても不思議ではありません。
父親が保身の為に犯行に及んだ?
父親は売春婦を友達と紹介したのでしょう。しかし、母親にばれるのを恐れた父親は加茂前ゆきちゃんを殺害する計画を立てます。
机の上には飲みかけのココアがあり、いつも出掛ける際に使用している自転車や、3月だというのに上着まで残されていたとなると、家の中からの犯行と考えるのが自然では無いでしょうか。
これらはあくまでも仮説です。しかし、警察も当然身内を疑ったことでしょう。ただ、それらを裏付ける証拠が何一つなかったということでしょうか。
「カアイソウ」三重小2女児失踪事件の詳細
それでは、事件が起こった時、何があったのか事件当日の動向を整理してみましょう。
1991年3月、三重県四日市市富田在住の加茂前ゆきちゃんが失踪する
https://twitter.com/JanettStarkey/status/1071754285812252672/photo/11991年3月15日、当時小学2年生の加茂前ゆきちゃんが自宅から失踪しました。
ゆきちゃんは通学していた富田小学校を13時頃に出ている
先生や友人の話から加茂前ゆきちゃんは13時頃学校を出て帰宅したとのことです。大体どの学校もこの時期は卒業式があります。そういった理由で下校時刻がいつもより早かったのでしょう。
13時30分~14時頃までに帰宅したと考えられている
家は学校まで徒歩で20分~30分時間がかかる距離に住んでいました。なので、下校が13時だとすると13時30分、どんなに遅くても14時頃には帰宅していたものと思われます。
家には父・芳行が夜勤明けで寝ていたため、ゆきちゃんは静かに帰宅
家に帰って来た時、父親は夜勤明けで寝ていました。いつものように父親を起こさないよう静かに帰宅しました。父親は帰ってきたことを知らなかったようです。
午後2時30分母・市子はパート先から自宅に電話をしている
帰宅後、間もなくして電話がかかってきました。この電話はパート先から母の市子さんがかけたものです。
市子の電話にはゆきちゃんが出ている
そしてこの電話には加茂前ゆきちゃん本人が出ています。母は仕事が遅くなる旨の連絡をし、加茂前ゆきちゃんは「はーい」と返事をしたとのことです。
夕方自宅から姿を消した
電話を切った後何らかの理由により自宅から姿を消しました。母がかけてきた電話の返事が加茂前ゆきちゃんの最後の声となったというわけです。
その後小学校6年生の次女が帰宅、ゆきちゃんの姿はなかった
15時30分~16時頃、当時小学6年生だった次女が帰宅しました。いつも友達と遊んでいたので、この時も遊びに行ったものと思ったようです。
テーブルの上に温かいココアが残されていた
テーブルの上には温かい飲みかけのココアが置いてありました。季節は冬です。入れたココアが冷めていないということは、それほど時間が経ってないということになります。
ココアはゆきちゃんの好物で自分でつくってよく飲んでいた
加茂前ゆきちゃんはココアが好きで、よく一人で作って飲んでいたとのことです。小学校2年生が自分でココアを作るって、かなりしっかりした子どもだったのではないでしょうか。
父が起床するが、ゆきちゃんを気にすることなく仕事へ行ってしまう
夜勤の為16時30分頃、父が起床しました。ゆきちゃんの姿は見当たらなかったが、いつものように友人と遊んでいるものと思い、そのまま夜勤へ出勤してしまいました。
そののち長女や母の市子も帰宅、ゆきちゃんは夜になっても帰らなかった
その後、長女が帰ってきて、程なくして母も帰ってきました。時刻は19時頃です。この時間になっても加茂前ゆきちゃんは帰宅していませんでした。
午後8時に警察へ連絡、家族・小学校の教師とともに捜索するも見つからなかった
異変に気付いた母は20時頃、警察に連絡し捜索願を出しました。そして、警察、家族、小学校の教師とともに付近を捜索しましたが見つかることはありませんでした。
目撃情報はあったものの有力な手掛かりにはならなかった
事件後多くの目撃情報が寄せられました。「学校で遊んでいた」や「川で遊んでいた」や「富田駅で見た」など。しかし、どれも有力な手掛かりとはなりませんでした。
恐らく目撃情報のほとんどは思い込みによる偽の情報だったのでしょう。まず、誘拐や行方不明といった人の危機のようなものが前提にある場合、多くの人はなんとかしようと考えます。
そして、不確定だが「そういえばあそこにいたような気がする」や「どこそこで見たような気がした」といったあいまいな情報でも役に立てばと思い提供するのです。
「カアイソウ」三重小2女児失踪事件の謎
この事件は失踪当時多くの謎が残されていました。そしてその多くは今もなお謎のままとなっています。
ゆきちゃんは普段遊ぶ際に使っている自転車を使っていなかった
加茂前ゆきちゃんは遊びに行くとき、いつも自転車を使っていました。しかし、この日は自転車を使った形跡はありませんでした。
自転車を使うまでもない距離に用事があったのでしょうか。それとも、車で移動したということでしょうか。
上着もそのまま家に置いてあった
上着が部屋に残されていたとのことですが、1991年3月15日の三重県四日市の気温は最低気温0.0℃、最高気温10.9℃と、ても上着なしで外に出れる気温ではありません。
やはり車で移動、もしくは連れ去られたと考えるのが妥当でしょう。
いつも遊んでいた友人との約束はその日に限り断っていた
加茂前ゆきちゃんには学校が終わったあと、いつも遊ぶ友人がいました。しかし、この日は「約束がある」といって友人と遊ぶ約束を断っていました。
約束があるということは事前に犯人に会っていたということになります。そして、まったく知らない人と次に会う約束をするでしょうか?やはり顔見知りの犯行が有力です。
目撃証言の中で最も多かったのは富田駅近くにいたという証言だった
目撃証言の中で富田駅の近くにいたという証言が最も多かったようです。一体駅で何をしていたのでしょうか。
しかし目撃証言は事件解決の手掛かりにならなかった
しかし、目撃証言は事件解決につながりませんでした。多くの方から富田駅での目撃証言があったにもかかわらず、誰といたなどの情報がなく、本当に加茂前ゆきちゃんだったのか怪しいところです。
この日は寒く、上着も来ていない女の子が駅で一人でいたら誰かしら声を掛けてもいいものですし、誰か他の人といても目立って仕方がなかったのではないでしょうか。
もし、誘拐や拉致だったとしたら、こんな目立つ行動はとらないでしょう。
怪文書を書いた人物は?送り付けた理由は?
失踪事件から3年が経ったある日、加茂前邸に送られてきた怪文書ですが、一体だれが何の目的で送り付けたのでしょうか。