だるま屋ウィリー事件とは?概要と場所、事件のその後を紹介!

バラエティ番組「水曜どうでしょう」で起こった”だるま屋ウィリー事件”は、今でもファンの間に語り継がれる事件です。事件に関するフィギュアやDVDまで存在するという事ですが、一体どんな事件で場所はどこか?今回はそんな”だるま屋ウィリー事件”について調べてみました!

だるま屋ウィリー事件とは?事件の概要

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知らない人にとっては、”だるま屋ウィリー事件”という名前そのものがかなり謎です。一体だるま屋とは何?ウィリーってどういうこと?深まる謎を探ってみましょう。

事件が起こった番組「水曜どうでしょう」は北海道の大人気ロケ番組

「水曜どうでしょう」というのは、平成8年10月から始まり、深夜に放送されていた北海道ローカルの番組ですが、レギュラー放送は、2002年の9月に終了しています。

俳優の大泉洋さん他、放送作家の鈴木貴之さん、ディレクターの藤村さんと嬉野さんがレギュラー出演しているメンバーで、この4人が日本全国をあちこち旅をするバラエティ番組です。

しかし、その人気から、レギュラー放送後も不定期で新作放送があったり、過去の放送が再放送されるなど、今では、日本全国において大人気の番組となっています。

事故を起こした張本人は「だるま屋」の大泉洋

まず、事件名にも入っている「だるま屋」ですが、これはこの番組の企画内で、大泉洋さんが運転していたバイクの荷台に”だるま”を乗せていたことから、大泉さんが「だるま屋」と呼ばれていた、という事のようです。

「米屋」の鈴井貴之が一緒に走っていた

その時、大泉洋さんと一緒にバイクで走っていたのが、「米屋」こと、放送作家の鈴木貴之さんです。

鈴木さんは放送作家といっても、大泉さんが所属する会社の取締役会長であり、また北海道を中心に活躍しているタレントでもあるので、裏方ではなく、普通にテレビ出演している方なんです。

大泉洋の乗ったカブがウィリーして暴走、安全第一のバリケードに激突

番組でカブに乗っていた大泉洋さんと鈴木貴之さんですが、道路上の工事現場に差し掛かり、片側交互通行信号が赤信号だったため一度止まりました。その後その信号が青になり、鈴木さんはスムーズに発進しました。

しかし、一方の大泉さんのカブは発進せず、鈴木さんに置いて行かれて焦った大泉さんが、ギアを触ったところでカブがウィリーしてしまいました。

そしてそのまま、大泉さんを乗せたカブは、前方にあった”安全第一”のバリケードに激突してしまった‥というのが、この事件です。

1999年8月放送回の企画は「原付東日本縦断ラリー」

そもそもこの事件が起こったのは、「水曜どうでしょう」の中で、”原付東日本縦断ラリー”という企画のロケを行っていたときでした。

これは、東京から札幌までの間を72時間以内に、スーパーカブという原付バイクで走破するという企画だったようです。

開始してすぐに絵面の改良が提案された

このロケでは基本的に、大泉洋さんと鈴木貴之さんがカブで走っているところを後ろから撮影していました。というのも、低予算番組のため、何台ものカメラでいろんな角度から撮影することが出来なかったようです。

そのため、ずっと二人の後ろ姿だけが映し出されるという絵面に、ディレクター陣は、何か手を打たねば‥という危機感を抱いたそうです。

そこで、大泉さんのカブの荷台には、群馬県の達磨寺で買っただるまを、鈴木さんの荷台には、コシヒカリの米袋を積むことになったということです。

工事現場にさしかかった所で「だるま屋ウィリー事件」が発生

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だるまと米袋を積んだカブの後ろ姿をずっと追って撮影している中、工事現場で立ち止まった大泉洋さんを襲ったのが、この事件だったのです。

だるま屋ウィリー事件の動画

これが、実際にその事件が起こった場面ですが、結構しっかりとぶつかっている様子が分かります。

大泉洋と安田顕によるチームナックスの話に関する記事はこちらから

だるま屋ウィリー事件はなぜ起こった?事件の詳細について

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さて、うまく発進できずにウィリーしてしまった大泉洋さんのカブですが、一体なぜこのようなことになってしまったのでしょうか?

大泉洋が乗っていたバイクの種類はカブ!カブの基本的な操作は?

この番組内で大泉洋さんが乗っていたのは、スーパーカブという原付バイクでした。スーパーカブのギアはロータリー式といって、N(ニュートラル)、1速、2速、3速と順番に切り替わり、またNに戻ります。

カブは左手部分にクラッチはなく、クラッチは自動で行ってくれます。初めは1速で発進し、その後、スピードが出るにしたがって、2速、3速とギアチェンジしていく必要があります。

カブは慣れないと運転が難しい

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カブは、慣れてしまえばとても乗りやすいそうなのですが、アクセルを戻してクラッチを切り、徐々にギアチェンジしていくのが、感覚をつかむまでは少し難しいのだそうです。

慣れるまでは、ギアチェンジの時にガックンガックンとなったり、アクセルを開いたままでギアチェンジをしようとすると、大泉洋さんのように、ウィリーしそうになるという事です。

当時大泉洋はカブに乗ったことがなく運転に慣れていなかった

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そもそも大泉洋さんは、このロケで乗るまで、カブには乗ったことがなかったそうで、数分の練習だけで、この企画がスタートしてしまったのだそうです。

闘争心が燃えた結果冷静な判断が失われていた

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大泉洋さんがウィリーしてしまった時の状態というのは、片側通行信号で停車していた時で、この信号は青になるまでのカウントダウンが表示されるタイプのものでした。

カウントダウンが「3・2・1・GO!」という、まるでF1のスタートのような状況に、一緒に並んで走っていた鈴木貴之さんを隣に、闘争心が燃えてしまったのでしょう。

冷静ではない状態で、ギアを1速にせず、ニュートラルのままアクセルをふかせてしまったために、大泉さんは、はじめスタートが切れなかったようです。

スロットルを全開状態でギアを1速にしたのが激突のも原因の一つ

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しかし、ニュートラルの状態でアクセルを開いたとしても、この時に落ち着いて、またアクセルを戻してから1速にギアチェンジをしていれば問題はありませんでした。

ただ、先に行ってしまった鈴木貴之さんに焦りを感じた大泉洋さんは、アクセル全開のままでギアを1速に変えてしまったため、カブがウィリーしてしまったと思われます。

事件直後ディレクターの藤村忠寿は笑いを堪えきれていなかった

大泉洋さんと鈴木貴之さんがカブを運転している後ろからカメラを回していたディレクターの藤村忠寿さんのこの時の反応ですが、”あぶない!やばい!”というような焦りを感じたものではありませんでした。

言葉では「大丈夫ですか?」と、問うてはいましたが、カメラを回しながらも笑いを堪えることが出来ず、それがまた、視聴者の笑いを誘いました。

事故をした大泉洋は唖然!何事もなかったかのようにしていた

大泉洋さんが”安全第一”のバリケードに突っ込んでいる間に、再び信号が赤に変わってしまったため、大泉さんは自ら停止場所まで後退し、爆笑してしまっているディレクターに「え?何がですか?」と発言しています。

突然のことに一番驚いたのはもちろん本人でしょうが、平静を装い、何事もなかったかのようにふるまっている大泉さんがまた面白いです。

藤村忠寿に突っ込まれて「なまら恐かったよ!」と本音を暴露

最初は何事もなかったようにしていた大泉洋さんでしたが、ディレクターの「ものすごい前輪上がってましたけど、”安全第一”に突っ込んでましたけど大丈夫でしたか?」という問いかけに、このように答えていました。

「大丈夫じゃねえよ!なまら怖かったよ!」‥、もちろんこれが本音でしょう。

その後鈴井貴之に追いつき名言を発した

大泉洋さんは、ウィリーしてしまいバリケードに激突した挙句、再び信号待ち状態になってしまったため、初めの青信号で普通に発進していた鈴木貴之さんとは、かなり距離が開いてしまいました。

2回目の青信号で、ゆっくりと慎重に発進した大泉さんがやっと鈴木さんに追いつき、どうして遅れたのか聞かれた時に発した言葉は、今でもこの番組史に残る名言と言われています。

「動かないからアレっと思って、ギアいじったっけロー入っちゃって、もうウィリーさ」

大泉洋の事件に鈴井貴之は「美味しいな」と発言

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事件の内容を聞いた鈴木さんは、「いいなぁ、おいしいなぁ、いいタイミングだもなぁ!」という発言をしています。

だるまと米袋を荷台に乗せても、やっぱりカブに乗った二人の後ろ姿を撮っているだけ‥という代り映えしない絵面が続いていた最中に起こった事件だっただけに、こういう発言だったのでしょう。

安全第一がなければ海に突っ込んでいたことを危惧

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大泉洋さんは、「オレ、あの”安全第一”なかったらヤバかったぜ、海に突っ込んでたよ!」とも発言しています。やはり、本当は相当な恐怖を抱いていたようです。

この場所は、右側にそびえたつ山、左側にはガードレールをはさんですぐ下が海、という場所でした。

大泉さんのいうように、バリケードがなく、もしウィリーした状態でガードレールを乗り越えてしまっていたら‥と考えると本当に怖い状況だったかもしれません。

一歩間違えれば警察沙汰になっていた

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もし、これで大泉洋さんがケガをしていたら、もし、”安全第一”のバリケードが破損していたら、これは警察に届け出なければならない、本物の事故です。

運よく大泉さんにケガがなく、バリケードも壊れずに済んでおり、この様子を放送しても影響がなかったようですが、一歩間違えればこれは警察沙汰になり、お蔵入りになっていた映像だったかもしれません。

だるま屋ウィリー事件にネットの反応は?

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このハプニングは、「だるま屋ウィリー事件」と呼ばれていますが、実際はただの事故です‥。この事故についてネットでの反応はどんなものなんでしょうか?

ネットで「だるま屋ウィリー事件」と調べると、本当にたくさんヒットします。そして、”これって当て逃げなんじゃないの?とか、放送して大丈夫なやつ?”なんて、声も確かにあるようです。

ただ、”これは伝説だ”、”あの場所にカブで行きたいw”、”カウントダウン式の信号を見ると思いだしてしまって笑える”といったような、この放送を面白がる声が圧倒的に多いようです。

だるま屋ウィリー事件のその後は?

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”安全第一”のバリケードに激突したあと、何食わぬ顔をしていた大泉洋さんですが、その後はどうなったのでしょうか?

その後、再度「若干の小ウィリー」を起こす

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その後大泉洋さんは、「原付日本列島制覇」という2011年の新企画の中でも、駐車場から出発する時に”若干の小ウィリー”を起こしています。

これがまた、「だるま屋ウィリー事件」を思い出させるとして、視聴者の笑いを誘っていました。

大泉洋にはトラウマが残りその後は安全運転に

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「だるま屋ウィリー事件」を起こした直後、2度目の青信号となった時の発進では、大泉洋さんはソローリとかなり慎重になっていました。

また、2011年の「原付日本列島制覇」という企画でカブに乗っている時も、かなり慎重な運転をしていたので、やはり、「だるま屋ウィリー事件」は、大泉さんの中では大きなトラウマになっているのかもしれません。

大泉洋は事故直後に編集点を作ろうとしたがそのまま放送された

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大泉洋さんは、事故のあと一度停止場所まで戻り、「ミスター(鈴木貴之さんのこと)は?あれ?なして先行っちゃったの?赤だったのにねぇ」と発言しています。

事故そのものをなかったことにして、編集で、鈴木さんがなぜか、赤信号だったのに発進してしまった、ということにしようと企んだようです。

つまり、事故の部分を放送しなくてもつながるように自ら編集点を作ったのでしょう。ただ、このもくろみは失敗に終わり、結局は全てが放送されてしまいました。

鈴井貴之に追いついて事情を説明した大泉洋の言葉が名言として残っている

ただの事故として終わったかもしれないこの放送回が、「水曜どうでしょう」の神回となったのは、理由があります。

大泉洋さんにケガがなく、”安全第一”のバリケードが壊れた訳でもなかったことに加え、緊張感を感じさせないディレクター陣の笑い声が視聴者の笑いを誘ったこと。

さらに、「動かないからアレっと思って、ギアいじったっけロー入っちゃって、もうウィリーさ」という大泉さんの名言が光っていたことが何よりも大きかったといえるでしょう。

北海道の初回放送は野球の雨天中止により放送時間が繰り上がり見られなかった

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この「だるま屋ウィリー事件」が起こった時の「水曜どうでしょう」の放送回ですが、実は北海道での初回放送日に、時間が変更になっています。

これは高校野球が雨天中止になったことで、「熱闘甲子園」の放送がなくなり、放送時間が繰り上がったからですが、そのために、この放送を見逃してしまった北海道民が多くいたようです。

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