
裏Tiktokとは?エロコンテンツを配信?Tiktokは危険?
中高生を中心に大人気のTiktokですが、裏Tiktokと呼ばれるエロ動画の流出や個人情報の漏えいなど様々な危険が潜んでいます。気づかぬうちにトラブルや犯罪に巻き込まれないように、日本国内や海外で実際に起きた事件や注意点をまとめました。
目次
[表示]裏Tiktokとは?
10~20代の間で大ヒットしているTiktok。そんなTiktokの人気に便乗した「Tiktok風」の成人動画が出回っています。このような動画は「裏Tiktok」と呼ばれています。
現在Tiktokには成人動画の投稿はありませんが過去にはエロ動画を投稿する悪質なユーザーもいました。
そのときの動画が第三者によって「裏Tiktok」として他の動画配信サイトに投稿されているケースもあります。
裏Tiktokは、エロいコンテンツを配信するためのアプリ?
先述の通り、裏TiktokとはTiktok風の成人動画やその映像をまとめたものを指します。つまり「裏Tiktok」というアプリは存在しないのです。
しかし「裏Tiktok」を名乗る成人向け動画サイトは実在します。これはTiktokの人気に便乗してTiktokに似せた構成になっていますが、もちろん本家Tiktokとは一切関係がありません。
そもそもTiktokとは?動画を加工して配信できるアプリ
Tiktokとは中国のメディア企業による短編動画共有アプリです。世界的に大人気で、2018年第1四半期において世界で最もダウンロードされました。
現在サービス終了済みの6秒動画アプリ「Vine」の後発類似アプリではありますが、Vineの人気をそのまま受け継いだようです。
日本でも上陸後約1年で大ヒットしました。動画の加工・共有だけでなく、SNSとしての用途もあります。
Tiktokの特徴は?
Tiktokの使い方はいたってシンプルです。曲に動きをはめる・リップシンク(口パク)などをしながら短い動画を撮影し、撮影した動画を加工・共有します。
専用の編集ソフトを持っていない一般の人でも簡単にクオリティの高い動画を作成・投稿できる点が人気になった理由の1つです。
Tiktokは女子中高生の間で大人気!
Tiktokのコアユーザーは女子中高生です。JKやJCの間では学校の休み時間にTiktokのダンスを遊ぶのがティーンの中で大流行しています。
また、TiktokにはAI機能が備わっており、自分の好きな内容の動画がおすすめとして表示されます。
ダンスや口パク動画のイメージが強いTiktokですが、料理や動物など様々なジャンルの動画が投稿されているので自分の好きなジャンルの動画を閲覧できる点も人気の理由です。
Tiktokではトラブルが増えており、アダルトコンテンツを規制
ファンを増やすために過激な動画を配信するユーザーが現れるのは傾向はどのサイトにも存在します。
Tiktokの場合、アプリの人気急増に伴いエロアカウントが増え始めました。これはVineにも見られた現象です。
しかし、現在ではエロアカウントは皆無です。アプリの人気や影響力を考えてコンプライアンスを強化した運営企業は、アダルト要素のあるアカウントを徹底的に排除しています。
エロいコンテンツを上げていた女子はソクデキというアプリへ移行?
アダルトコンテンツを投稿していたユーザーは強制的にアカウントを削除されています。Tiktokに動画を投稿できなくなったユーザーはソクデキというアプリに移行しているという噂が流れています。
ソクデキとは出会い系アプリですので、Tiktokとはアプリの趣旨が全く異なるものです。
ソクデキにはサクラが多く出会い系アプリとしても機能していないとの評価も多く、元Tiktokユーザーがどのくらいの規模で存在するかは不明です。
裏TiktokはTiktokとは別物?
裏Tiktokを閲覧するにはURLを知る必要があるようです。Tiktokに関する情報を検索していてもなかなかたどり着けないのです。
つまり、正しくTiktokを利用していたら裏Tiktokを見てしまう心配はないということです。
万が一「裏Tiktok」と名乗るサイトや動画を発見しても「Tiktok」の名前に安心して閲覧を続けないように注意しましょう。
裏tiktokはツイッターでも話題になっている
現在はTiktokからエロアカウントが消え、投稿が閲覧できないようになっています。
しかし過去に投稿された動画が第三者によって保存・拡散されるという事象が起こっています。TwitterやYouTubeにあげられた成人動画が話題になっているようです。
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Tiktokには危険がいっぱい?トラブルも?Tiktokの裏に潜む危険性
女子中高生ユーザーが多いTiktokですが、決して中高生の閉ざされたコミュニティではありません。
可愛い女子中高生を見たいために登録している男性ユーザーや悪意を持って利用しているユーザーも存在しています。
そのようなユーザーは閲覧やコメントをするだけなので誰が悪質ユーザーなのか見分けがつきにくく、常に警戒する必要があります。
Tiktokで問題になっているのはエロコンテンツだけではない
アダルト要素についてはコンプライアンス強化によって徹底的に排除されていますが、水面下に潜むトラブルはエロコンテンツだけではありません。
実際に起きた事例や危険性をいくつか紹介します。
かわいい、ブスなどいじめの発端になることもある?
人気動画にランクインしているのは可愛い中高生が多いようです。Tiktokでは可愛い子が人気になりやすいという特徴があります。
一方で、「ブス動画」としてYouTubeなど他の動画サイトに掲載され、馬鹿にされてしまうこともあります。
屈辱的なコメントが集まることもあり、意図しない形で公開されてしまう可能性があるので注意が必要です。
男性から注目されてトラブルになることも
Tiktokにはコメント機能があります。ユーザー同士のコミュニケーションツールとしての役割を持った機能ですが、これを悪用する人もいるのです。
住んでいる場所を聞く内容や連絡先の交換を希望するコメントなど、ナンパのようなコメントは日常的に見られます。
出会い目的でコメントした男性ユーザーから褒められることで気を良くしてしまい、実際に会ってしまったケースもあるそうです。
Tiktokを通じて犯罪に巻き込まれてしまう危険性もある
中国ではTiktokで子どもが知り合った成人男性から家にプレゼントが届いたという事例が発生しています。深く考えずに住所や欲しいものを見ず知らずの成人男性に教えてしまったのです。
Tiktok経由で見知らぬ人と知り合いLINEなどの連絡先を交換できるため、そこから未成年者略取や売春斡旋などの犯罪に繋がる恐れがあるとして警視庁も警戒をしているそうです。
個人情報の流出や特定される可能性も
投稿した場所や学校の制服などから住んでいる場所が割り出される可能性があります。中には住所を特定され、「会えますか?」という怖いコメントをされた人もいるそうです。
その他にも、水着で撮った動画が拡散されてしまったという被害も多数出ています。
Tiktokの動画はYoutube等でまとめられ配信されることも
YouTubeなどの他の動画配信サイトに投稿されるのは「ブス動画」や露出度の高い動画だけではありません。「可愛い小学生のTiktok」など様々なまとめ方で配信されています。
小学校でも、Tiktokが問題に!?
Tiktokが原因でイジメに発展した事例もあることから、小中学校のPTAでTiktokが議題になることが増えているそうです。
学校では禁止しても家庭でも禁止するべきか、使用していた場合の指導法など早急なルール作りが求められています。
危険性を理解せずに使っている場合が多い?
個人情報がバレてしまったらどんなに怖い思いをするのか想像できず、「楽しそう」「流行っている」という理由だけでTiktokに顔出し動画を投稿する子どもが多くいます。
周りの友達がやっているというだけで安全だと勘違いする子どもが多いそうです。
ネットのリスクに関する教育が必要
インターネットには楽しいコンテンツが豊富に存在する一方で危険性も沢山潜んでいます。
動画を投稿するリスクやインターネットを楽しく利用しながら自分の身を守る手段について、親や教師が真剣に考え、積極的に子どもに教えていく必要があります。
安心してTiktokを使うには?設定変更が有効?
Tiktokの利用規約には「対象年齢13歳以上」と明記されています。多くの小学生は対象外ということです。低年齢の子どもに利用させる場合は保護者が責任を持って利用状況を見守りましょう。
また、Tiktokでは様々なプライバシー設定が可能です。「自分の動画をダウンロードできる人」や「コメント可能な人」、「メッセージ可能な人」の制限や、検索非表示設定、アカウントの非公開もできます。
子どもに判断を任せるのではなく、親子で相談しながら必要に応じて制限の強さを考えましょう。
Tiktokは海外でも危険性が問われている?
Tiktokを悪用しているのは日本国内ユーザーだけではなく海外にも存在します。その危険性が問題視されているのは日本国内にとどまらないのです。
Tiktokはインドネシアでは使用を禁止されている?
インドネシア政府は国内でのTiktokの使用を禁止しています。動画の中で表現される曲やダンス、パフォーマンスには性的な表現や宗教を冒涜するような表現があることが原因です。
コンテンツが改善されたら利用再開を許可する方向であり、一時的な禁止だということです。
中国ではわいせつ動画販売に使われている?
Tiktokに直接わいせつ動画を投稿することはできなくなりましたが、すべてのユーザーがTiktokから退場したわけではありません。
中国では、Tiktokには普通の動画を投稿し、連絡先を交換した相手にわいせつ動画を売りつけるという事例が発生しているようです。
悪意がなくても迷惑ユーザーになってしまう可能性にご注意を
注目してほしいという自己顕示欲だけで過激な動画を配信するのはYouTuberだけではありません。
Tiktokにも警察の人に絡んでいる動画や電車の中で寝ている人にいたずらをする動画、公共の場で周りの迷惑を考えずに騒いだり座り込んだりする動画が投稿されています。
このような誘惑ユーザーは「自分たちが楽しいから」という安易な理由で動画を撮影していますが、Tiktokにはわざとじゃなくても迷惑ユーザーとしうレッテルを貼られる可能性が隠れています。
周りが見えていない迷惑な撮影者の存在
Tiktokの動画撮影に夢中になりすぎるあまり、周りが見えなくなって迷惑をかけてしまう事例も多発しています。
- 公共の場で騒いだり座り込んだり、周りの人が不快なのに気づいていなかった
- 偶然写り込んだ赤の他人の顔を許可なく投稿していた
このような場面に遭遇して迷惑だと感じたことがある人は多いようです。特に、自分が写り込んでしまったけど「消してほしい」と言うことができず、投稿内容を心配している声もありました。
裁判沙汰にまで発展しかねないので軽く考えてはいけません。気づかないうちに迷惑ユーザーになってしまわないように周囲への配慮を十分に行いましょう。
楽しいTiktokを楽しく続けるために
インターネットに掲載された動画や写真は誰かが保存している可能性があり、削除してもどこかに残っている可能性があります。
また、あまりにも迷惑行為が増えてしまえば年齢制限の強化やインドネシアのようにアプリの使用禁止など、利用している自分自身の首を絞めてしまうかもしれません。
友達と楽しくTiktokを続けるために、もう1度自分の投稿内容や利用方法を見直してみましょう。