ワイオミング事件とは?不気味な電波ジャック?真相をネタバレ! 社会

ワイオミング事件とは?不気味な電波ジャック?真相をネタバレ!

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syamuのネタ動画が話題に?

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ワイオミング事件は、結局Youtubeを利用したお騒がせフェイクニュースでした。その為、フェイクニュースと分かってからもワイオミング事件をネタにするユーチューバーが現れました。

syamuと言う名前の日本人らしきユーチューバーがワイオミング事件をネタにした動画を何本も公開しています。でもその頃にはワイオミング事件はフェイクニュースだという情報は拡散していました。

ワイオミング事件に対する反応は?

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動画が公開された当初は、ネットの話題を独占したワイオミング事件でしたが、真相が解明されてからはネットを使った悪ふざけとして見向きもされなくなりました。

それでもワイオミング事件をフェイクニュースと知らずに見た人の中には、不安や恐怖を覚える人が少なからずいるのも事実です。

映像が怖すぎると話題に

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全くのフェイクニュースだったワイオミング事件ですが、何も知らない人にはかなりのインパクトを与えたのは事実です。BGMにホラー映画の音楽を使っていることもあります。

また預言書のような不気味なメッセージも、不安を掻き立てるのに十分な怖さがありました。もしかすると犯人は他人を怖がらせて楽しんでいたのかも知れません。

デマだとわかっていても怖い?

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デマだと分かってからのワイオミング事件は、ネットでもほとんど話題にならなくなりました。冷静に分析するとワイオミング事件を紹介した動画にはおかしい部分が一杯ありました。

それでも事実と虚偽を巧みに組わしたミステリアスな部分は、見た人の好奇心を刺激する話題性がありました。

ネットでは、その不気味さから都市伝説化している

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ネット上では、ワイオミング事件はすでに都市伝説化しています。エンジェルナンバーや謎解きゲームのようなメッセージは実に巧妙に作られていました。

ワイオミング事件には、事実には不可欠の「いつ」という要素がありませんでした。つまり、ネット上に突如現れた事件と言う物語だったのです。

いかにも現実に起こったような面白さがありましたが、事実としての重みの無いニュースでした。それでは次に実際に起きた電波ジャック事件を紹介します。

実際にあった電波ジャック事件は?

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マックス・ヘッドルーム事件以外にも多くの電波ジャック事件は起こっています。これまでに起こった電波ジャック事件にはどういうものがあるのでしょうか詳しく見て行きましょう。

ストホーヴェン事件

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2007年6月17日チェコ国営放送が電波ジャックされた事件です。この事件は悪質さの程度において比類を見ないほどのものでした。内容は国営放送の映像に核爆発の映像を割り込ませたのです。

犯人は、現代アート集団「ztohoven」のメンバーで、公共の場でサプライズ的な芸術活動を度々やっていました。しかしのどかな風景の中に突如キノコ雲が沸き立つ映像はかなりショッキングです。

実際に核戦争が起きたと勘違いした人もいたと言われます。流石にイタズラにしては度が過ぎるとしてメンバーは全員逮捕されました。しかも実刑判決まで受けています。

「連帯」事件

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「連帯事件」は、1985年9月にポーランドの国営放送局の電波が乗っ取られた事件です。犯人はニコラス・コペルニクス大学の4人の天文学者でした。犯行に使われたのはパソコンと自家製の放送機材です。

国営放送の放送に割り込んで放送した内容は、独立自主管理労働組合「連帯」のロゴを画面に映し出して、選挙のボイコットを促した反政府デモの訴えでした。

4人の学者は、ポーランドの放送法に違反した罪で逮捕されています。当時ポーランドの平均月収が20ドルもない時代に、100ドルの罰金ですから重罪として罪を受けました。

プレイボーイ事件

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1987年9月、アダルト放送局のプレイボーイチャンネルの電波ジャック事件です。犯人は「トーマス・ヘイニー」というクリスチャン・ブロードキャスティング・ネットワークの従業員でした。

トーマスヘイニーはプレイボーイチャンネルのポルノに対する取り組みを批判する為に、電波をジャックして抗議のメッセージを流したのです。この事件を起こしたことで、ヘイニーはCBNを解雇されています。

レバノン侵攻時の電波ジャック

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2006年7月に、レバノン侵攻したイスラエル軍の情報戦です。電波ジャックされたのはイスラム武装組織ヒズボラが保有する「アル・マナール」という衛星放送局でした。

アル・マナールの電波を乗っ取ったイスラエル軍は、ヒズボラの議長「ハサン・ナスルッラーフ」をテレビ放送で批判します。また戦闘ではイスラエルが優勢に進めている映像などを流しました。

これは局地戦に於いて、戦局を有利にする為に電波ジャックを利用したプロパガンダでした。どの程度戦況の推移に効果があったのかは武力紛争という混乱した状況なのではっきりとした分析は出ていません。

杉並区防災無線電波ジャック事件

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杉並区防災無線電波ジャック事件は、1985年6月22日に起きた防災無線を電波ジャックして行った選挙違反です。1985年東京都議会議員選に立候補した、長谷川候補は中核派の支援を受けていました。

この選挙運動の演説中に防災無線から長谷川候補者を罵倒する音声が約25分間流れました。犯人は革マル派の犯行とみられていましたが、犯人を特定できず事件は迷宮入りになっています。

犯行の手口は防災無線機と同じ周波数の通信機を使って電波を割り込ませると言う単純なものでした。ちなみにデジタル信号化された現在はこの種の電波ジャック行為は、できないようになってます。

地下鉄オウムソング事件

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1995年6月に、地下鉄サリン事件で知られるオウム真理教も電波ジャック事件を起こしています。電波ジャックされたのは「地下鉄銀座駅」と「永田町駅」の構内放送でした。

電波ジャックされた時間は5分~7分。その間に流された音楽はオウム真理教の当時の教祖である麻原彰晃(あさはらしょうこう)の尊師のマーチなどのオウム真理教の音楽でした。

ちなみにオウム真理教は余りにも反社会的な行為を繰り返したため、教祖以下多くの幹部が重罪に問われ、2000年2月に破産に伴いオウム真理教という名称は消滅しています。

キャプテン・ミッドナイト事件

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1986年4月26日、アメリカのケーブルのHBOが電波ジャックされた事件です。テレビで「コードネームはファルコン」と言う映画を放送中に衛星放送の電波がジャックされました。

そして「キャプテン・ミッドナイト」という競合している番組の紹介メッセージが3分間ほど放送されました。犯人はエンジニアで実業家の「マクドゥーガル」は、発覚後に逮捕されました。

犯行の動機はHBOの利用料金が高いので不満を持ったうえでの犯行でした。

法輪功による電波ジャック

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2002年に起きた中国電子台の電波ジャック事件です。犯人は中国では邪教とされている法輪功と呼ばれる気功集団です。その法輪功が通信衛星の電波をジャックしました。

しかも法輪功は、たびたび電波ジャックを起しており中国政権が禁止している法輪功に関する映像を放送したとされています。

NHK総合テレビの電波ジャック

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1978年1月17日、NHK総合テレビのお昼の「NHKニュース」が電波ジャックされた事件です。犯人は「国際人民連帯委員会」が実施たとされています。

ジャックされた放送内容は、女性の声で革マル派の学生が警察官に殺害された事件(ただし革マル派がそう主張しているだけです。)の真相究明を訴える内容でした。

ちなみに、革マル派と電波ジャックをした同委員会とは無関係とされていますが、真偽のほどは不明です。またこの事件でNHKには100件近くの苦情や抗議が寄せらました。

「天安門事件」映像

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「天安門事件」映像とは、2014年8月1日の中国浙江省温州市のケーブルテレビの電波ジャック事件です。犯人は40歳のシステムエンジニアと言われています。

中国政府が禁止している天安門事件の映像や、獄中にいる民主化活動家らの釈放を求める映像など、中国共産党を批判する映像が数十分間流れました。中国警察は40歳のシステムエンジニアの男を逮捕しています。

通信妨害(ジャミング)とは!

電波ジャックは、他者の電波を奪い自分が制作した音声や映像を割り込ませる悪質なイタヅラです。その程度によっては犯罪にもなります。電波ジャックの基本は他者の通信を妨害することから始まります。

通信妨害は無線通信を妨害することを言います。基本は正規の電波と同じ周波数を使って電波障害を起こします。その目的は政治的・軍事的な利用に使われることが多いです。

また個人レベルのイタズラもあります。それでは電波妨害とはどういうものかを見て行きましょう。

ジャミングの歴史

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ジャミングとは電波妨害のことです。その起源は通信の発達により軍事面で多用され、戦争で使われる敵国の無線通信を妨害して自国に有利に作戦を進める為に行われました。

第2次世界大戦の日本とアメリカの戦いでもジャミングは盛んに行われました。アメリカは戦争中に日本が占領していたサイパンなどの島々を攻略したと日本向けに放送しています。

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放送の目的は、日本国民の戦意喪失を企図するものでした。このアメリカの放送に対して日本はジャミングを掛けて日本のラジオでアメリカの放送を聞けないようにしています。

また近代でも大韓民国のラジオ放送局の放送に、北朝鮮がジャミングを掛けて放送の妨害をしていました。なおNHKの国際放送に対しても、北朝鮮がジャミングを掛けることがありました。

電波ジャックの大衆化

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放送は一度に多くの人間に同じ情報を伝えることができます。かって電波妨害は軍事利用・政治利用されて来ました。それは現在でも変わっていません。

しかし、モバイル機器の発達や通信機材の小型化によって個人レベルでも通信機を作成してジャミングをすることが可能になりました。その結果、イタヅラ目的でジャミングや電波ジャックをする輩が現れたのです。

顔の見えない犯人!

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今回ご紹介したワイオミング事件は、「電波ジャックでっちあげ事件」でした。それでも動画がアップされた当初は、不気味で謎の電波ジャック事件として話題になりました。

電波ジャック事件の特徴は、犯人の顔が見えません。その為、目的や意図が分からず多くの人を不安や恐怖に陥れる物もあります。もっとも厄介なのは専門家の起こすイタズラです。

それは放送関係者や、政治・軍事レベルで電波ジャックに携わっていた専門家が反社会的なイタヅラをする場合です。ワイオミング事件も映像の構成から見て技術レベルの高い人物の犯行だと考えられています。

真相を暴かれる電波ジャック班

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通信技術の発達は、逆探知や周波数の特定など細かい部分に及んでいます。その為、昔に比べて電波ジャックされる事例は減って来ていると言われています。

その逆にモバイル機器などの個人レベルでの電波ジャックが起きる可能性があると言われています。実際、ワイオミング事件で不安恐怖を感じた人は少なからずいます。

ネットが発達した現在、ネットから流れてくるニュースが、本物のニュースなのかフェイクニュースなのか、慎重に見極める必要が有りそうです。

フェイクニュースの影響の大きさ

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今回紹介したワイオミング事件はガセネタをあたかも大事件のように拡散したお騒がせ事件でした。ところがガセネタが歴史を動かす事例があります。

1988年の「ベルリンの壁崩壊」も東ドイツ政府が「事実上の旅行自由化」を政令として出したという誤った情報がベルリンの壁崩壊につながりました。

インターネットの普及で、動画サイトには様々なフェイクニュースが溢れていると言われています。今回紹介した本物の事件と、フェイクニュースの違いを知って偽情報に惑わされないようにしましょう。

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