
子供がいない夫婦が最近増えている?メリット・デメリットとは?
最近は子供がいない夫婦が増えてきています。子供がいないことでのデメリットもやはりありますが、実はメリットもたくさんあります。今回は、子供がいない理由や幸せなのか、離婚率、老後や遺産相続の問題などについて、まとめてみました。
目次
[表示]子供がいない夫婦は幸せ?
「結婚すれば子供を産むのが当たり前」という考えが強いですが、最近では子供を和えて作らないという家庭も、徐々に増えてきています。
その背景には女性の社会進出化などが関わっていて、これからもっと増えていくことになるかもしれません。
子供がいない夫婦は、幸せなのでしょうか?子供のいない夫婦について、見ていきましょう。
最近、子供がいない夫婦が増えている
実は最近、子供がいない夫婦が増えてきていると言われています。というのも、女性の社会進出化が進み、社会で活躍する女性が増えたため、子供よりも仕事に専念してしまうようになっているのです。
結婚の平均年齢も徐々に高くなってきて晩婚化しているので、年齢を重ねるにつれて子供が授かりにくくなっているということも理由の一つです。
子供がいない夫婦は、わざと作らない、欲しいけどできないなど、家庭ごとにさまざまな原因があります。
子供がいない夫婦の悩みとは?周りの目や口出し?
子供のいない夫婦が増えてきているとはいえ、やはりまだまだ大半の家庭では結婚後出産し、子供がいます。そのため、子供がいないと周りにせかされるように口を出されることも多いでしょう。
このような周りの目や口出しは、特にほしくても子供ができないという夫婦にとって、たとえ善意であろうと辛く感じてしまうようです。
子供がいない夫婦には、子供がいない理由がきちんとあるので、周りの理解や協力が追い付いていないことが最大の問題だともいえます。
子供がいなくても幸せな夫婦はたくさんいる?
子供がいない夫婦が、必ずしも不幸だとは限りません。むしろ、望んで子供を作らなかった夫婦は、子供がいないからこそ幸せだと感じることもあります。
また、望んでできなかった場合でも、夫婦仲が良いのであれば、無理に子供を作らなくても幸せだという夫婦がたくさんいます。
夫婦がそれぞれ幸せであるかどうかは子供の有無によって決まるのではなく、妻と夫の関係が一番重要になります。
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幸せ?子供がいない夫婦のメリットとは?
子供がいない夫婦はやはり子供がいる夫婦よりもまだまだ少なく、子供がいないのは良い事ではないと思われがちです。
しかし、子供がいないことで、幸せだと感じている夫婦もたくさんいます。多くの人は子供がいないデメリットばかりを気にしがちですが、メリットもたくさんあるんです。
子供がいない夫婦ならではのメリットをいくつかご紹介しましょう。
自分がしたい仕事を続けられる
子供がいると、どうしても仕事よりも子供優先になってしまうため、本当にやりたい仕事があっても、やりにくいです。
しかし、子供がいないと仕事内容を気にすることがないため、好きな仕事を好きなだけすることができます。
また、子供のためにと必要以上にお金を残さなくてもいいので、給料面だけで仕事を選ぶこともなくなります。
夫婦としていつまでも仲良くいられる
子供が生まれると、夫婦から母親と父親という関係になることも少なくありません。母親は子供が最優先になり、夫のことには手抜きになってしまい、夫婦仲が悪くなってしまうことがあります。
産後に夫婦仲が悪くなることを「産後クライシス」と言い、最近問題にもなってきています。
子供がいないとこの問題が起こらず、ずっとお互いのことを大切にできるので、夫婦として、いつまでも仲良く暮らすことができます。
老後の貯金や生活費に困らない
子供は何かとお金がかかるので、子供に使うお金が生活費や自分たちの老後の資金を圧迫してしまうことがあります。
子供がいないとそれだけのお金が浮くので、少し生活費に回すお金を増やして贅沢したり、老後の貯金も不安のない額を十分にすることができます。
縛られることがなく自由
子供がいると、出かける場所や何をするにも子供基準になり、自分が本当にしたいことはやりにくくなります。
子供がいない夫婦は子供に縛られることがないので、自分たちの好きなように、自由に生活をすることができます。
子供の学校や行事の都合を考える必要がないので、自分たちで予定を合わせ、旅行にでかけたりすることもできます。
子育てで悩むことがない
子育てというのは悩みがつきもので、子供のいる夫婦で子育てに悩んだことがないという人はいないでしょう。
子供の悩みは、生まれてすぐの時から大人になるまで、常に親につきまとうものです。
子供がいない夫婦は、そのその悩みの種がいないため、そんな悩みとは無縁です。子育てで悩むことなく、明るい気持ちで過ごせます。
責任を負わなくていい
子供ができると、夫婦は必然的に親になるので、その子供の全責任を負わなければいけません。子供のしたことは、すべて親の責任ともいえます。
しかし、子供がいなければ、そのような責任を負う必要はありません。責任は自分たちのことだけでいいので、気楽に過ごすことができます。
余計な心配をしなくてよくなる
小さい子供の行動は予想がつかないので、いつ何があるか、常に心配ごとがついてきます。
しかし、子供がいないと自分たちの心配だけでいいですし、自分のことは自分が一番わかっているので、心配事になることも少ないでしょう。
妻が劣化しにくい
出産や子育てはとても体力を使うので、子供を産んだ母親は、出産前の美貌や若さを失ってしまうこともあります。
体も太りやすくなってしまい、子育てに追われる毎日で、以前のようにオシャレを気にかけている余裕がなくなります。
子供がいないといつまでも自分の身だしなみに時間をたっぷり使うことができるので、妻はキレイなままの状態をキープできます。
実際は辛い?子供がいない夫婦のデメリットとは?
子供がいない夫婦と言われると、デメリットが多いと感じる人もたくさんいるでしょう。確かに、子供がいない夫婦には、子供がいないことでもデメリットもいくつかあります。
子供がいない夫婦のデメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。ご紹介していきます。
老後の生活が寂しく後悔することも
子供がいないと、歳をとった後の生活を二人だけでは寂しく感じることがあり、「あの時に子供を作っておけば」と後悔することもあります。
また、夫婦二人だけだとどちらかが介護が必要になった時も、二人とも年をとってしまっているので大変です。
老人ホームや介護施設でお世話になったり、歳をとったパートナーに任せなければいけなくなってしまいます。
自分やパートナーの両親に孫の顔を見せてあげられない
自分以外に兄弟がいない場合、自分たちが子供を作らなければ、両親にハマ語ができることがありません。
自分たちは子供がいないことを気にしていなくても、両親に対しては申し訳ないという気持ちを持っている人も多いです。
他の兄妹がすでに出産していて、孫がいる状態であれば、少し気も楽になるでしょう。
パートナーが浮気しやすくなる
子供が欲しくてもなかなかできないと夫婦仲がぎくしゃくすることがあり、どうなるとパートナーは他に癒しを求めて、浮気に走ってしまうこともあります。
子供がいないことで家に縛られないので、外泊なども自由にしやすくなります。どちらかが浮気に走ってしまう前に、きちんと夫婦で話をする必要があります。
周囲からかわいそうな目で見られることがある
子供がいない夫婦が最近は増えてきていますが、人によっては「子供がいない=かわいそう」と思う人もまだ少なくありません。
そのため、子供がいないことで周囲からかわいそうな目で見られてしまうこともあります。
周囲に子供を作らない説明をするのが面倒
いつまでも子供ができないと、「どうして子供ができないの?」「いつ作るつもりなの?」と聞かれることも増えてくるでしょう。
何度も同じ質問をされ、そのたびに子供を作らない理由を説明するのが面倒に感じてしまうこともあります。
しかし、スルーしているといつまでも同じ質問を何度もされるだけなので、一度キッパリと理由を説明しておいた方がいいかもしれません。
ハラスメントにあう
子供がいつまでもできないと、周囲から冷たい視線を送られたり、辛い言葉を投げられたりするハラスメントにあうことがあります。どちらか一方に原因がある場合、その人が厳しく責め立てられることも。
子供がいないことでのハラスメントを無くすには、理由をきちんと周りに説明し、理解をもらえるように、夫婦二人で協力することが重要です。
他の夫婦が羨ましくなる可能性がある
子供が欲しくてもでき中田夫婦の場合、いくら夫婦二人で幸せな家庭を築いていたとしても、やはり子供のいる他の家庭を見ると、羨ましくなることがあります。
「どうして自分には子供ができなかったのか」と落ち込んでしまうことも。子供が欲しいという気持ちは、子供を諦めた後でも簡単に切り替えることは難しいのです。
家の中が殺風景になる
子供のいる家庭は、にぎやかで騒がしくなりますが、夫婦二人だけだと年を重ねるにつれて徐々に静かになり、子供のおもちゃであふれかえっている家に比べ、殺風景になってしまいます。
しかし、無駄なものもないので、夫婦二人でゆっくりと充実した生活を送ることができます。
子供がいなくても、人生の幸福度に影響はない?
実は子供のいる夫婦と子供のいない夫婦に「自分の生活に満足しているか」というアンケートで、満足している人が子供のいない夫婦で75.8%、子供のいる夫婦で79.7%という結果がでたそうです。
子供のいる夫婦の方が若干満足度は高いものの、それほど大きなさがないことが分かります。
子供がいても幸せではないと感じる人がいるように、子供がいなくても幸せだと感じる人は多いので、人生の幸福度にそれほど大きな影響を与えているというわけではないようです。
子供がいない夫婦の実態は?老後はどうなる?
子供がいない夫婦にとって気になるのが、やはり老後の生活や遺産相続の問題です。子供がいない夫婦は、どのような老後を過ごすのでしょうか。
また、子供がいない風の割合や離婚率などについても、ご紹介します。
DINKSとは?子供がいない夫婦の呼び名?
DINKSとは、「Double Income No Kids」の略で、子供がいない共働きの夫婦を意味しています。共働きが増えると、やはり仕事の問題があるので、子供を作りにくくなるようです。
子なしの共働き夫婦を特定する呼び名があることからもわかるように、それだけ子供がいない夫婦が増えてきているということです。
子供がいない夫婦の割合は?
子供がいない夫婦の数は、総務省統計局の「国勢調査」によると、共働き夫婦全体の約31%になります。
この割合でみると、共働きの夫婦の3組に1組が子供がいない夫婦ということになります。
やはり、共働きだと仕事を優先してしまうことも多いため、共働き世帯が増えてくると、自然に子供がいない夫婦も増えてきます。
子供がいない夫婦の離婚率は高い?ウソ?
夫婦というものは、長年ずっと一緒にいると恋愛感情も徐々に薄くなってくることが多いです。その薄くなった恋愛感情を補うものが、家族としての愛情や子供です。
パートナーに対し恋愛感情がなくなっても、子供がいると子供のことを考え、離婚に至らないケースは非常に多いですが、子供がいない夫婦はこれを気にする必要がなくなります。
そのため、子供がいない夫婦の離婚率は全体の43%で、子供がいない夫婦の比率を考えると、子供がいる夫婦に比べて離婚率が高くなっています。
子供がいない夫婦は犬や猫を飼いがち?
子供がいないとどうしても家の中が静かになってしまい、寂しく感じてしまう人もいるようです。なので、子供の代わりに犬や猫を飼うという人も少なくありません。
自分たちと血のつながった子供ではありませんが、子供と同じように可愛がり、たくさんの愛情を注いでいます。
犬や猫とゆっくりと暮らしたいという理由で、あえて子供を産むのではなく、犬猫と一緒に過ごしているという夫婦もいます。