アキレス腱を切る家の裁判その後は?劇的ビフォーアフターまとめ エンタメ

 アキレス腱を切る家の裁判その後は?劇的ビフォーアフターまとめ

番組が面白ければそれでいい?リフォーム番組の金字塔の劇的ビフォアアフターですが、番組うけを狙って裁判になっているようです。依頼者が嘆く劇的ビフォーアフター、ドリームハウスの番組の真相を画像付きで暴いていきます。

目次

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劇的ビフォーアフターで失敗?インチキ匠が家を作って裁判沙汰

テレビ朝日の人気番組『大改造!!劇的ビフォーアフター』。毎回依頼主が提示した予算内で、匠がその家の欠点や住みにくさを改善するという、見ている方もワクワクするような面白さがあります。

狭小住宅の悩みなどを解決してきた長寿番組である劇的ビフォーアフターですが、2009年11月1日放送の「アキレス腱を切る家」の回で、リフォームをめぐってなんと裁判が起きていました。

劇的ビフォーアフター・アキレス腱を切る家とは?

2009年11月1日に放送された劇的ビフォーアフターに登場したアキレス腱を切る家には、以下のような悩みがあり、依頼人は匠にその解消を依頼していました。

  • もともとは傾斜地に建っていた家を2棟無理やりつなげた家。そのため、合計で110cm以上もの段差が家の中にあり、非常に危険
  • 同じ部屋の中を移動するのにも段差があるため、依頼人の奥様はアキレス腱を切ったこともある
  • 2階には高低差70cmにもなる絶壁のような段差が存在する
  • 車庫として使っている土間は、軽自動車がギリギリ停車できる幅しか無い
  • 南側の部屋は家の中で最も明るいものの、往来に面しているため騒音がひどく、利用していない

あり得ない失敗!依頼したはずの段差がそのまま残っていた?

アキレス腱を切る家の家主の依頼は、段差を解消することでした。しかし、匠は何を思ったのか段差をそのままにして、収納にリフォームするという予想外の行動に出たのです。

しかも段差を増やして子供のためにロフトをつくるなど、明らかに依頼主の意図と反する仕掛けを家に組み込んでしまったため、依頼主一家を激怒させてしまったのでした。

断熱や防火の点でも欠陥住宅の判定が下る!

しかもリフォームされたことにより、アキレス腱を切る家の断熱、防火、耐力壁、基礎全てが脆くなってしまったことが日本建築検査研究所の検査によって判明。

リフォーム前は段差に気をつければ暮らせる家であったにも関わらず、劇的ビフォーアフターに依頼したことで、依頼人は自宅を欠陥住宅にされてしまったのです。

劇的ビフォーアフターの失敗のその後!法廷闘争!

依頼人の中薗尚秋さんはリフォームの結果に憤慨し、劇的ビフォーアフターと物件を担当した匠を相手取って裁判を起こしました。

中薗さんは番組に2100万円ものリフォーム代を支払っていたため、損害賠償を請求するには至って普通の行動と考えられます。ここでは、アキレス腱を切る家の裁判について見ていきましょう。

アキレス腱を切る家を担当した匠はどんな人物?

アキレス腱を切る家を担当したのは、滝澤俊之氏という一級建築士でした。2007年には住まいのバリアフリーコンペティションで入賞の実績もある匠であったため、この物件にはうってつけの人物であったはずです。

アキレス腱を切る家の依頼人が裁判を起こす

依頼主はまず、テレビ朝日に欠陥工事だったことを抗議しましたが、全く取り合わなかった為、その後週刊文集に実名(中薗尚秋さん)を出して告発し、この失敗が公になり裁判を行う事になりました。

両者一歩も譲らずまだ決着はついていないません。裁判で負けてしまうと今後、放送再開が決定した際にも差し障るため、何とか番組制作側も穏便にことを済ませたいのでしょう。

劇的ビフォーアフターの大失敗まとめ② ナスカの地上絵が庭に出現

2014年4月に放送された『大改造!!劇的ビフォーアフター 2時間スペシャル・涙の訴え!介護施設の父を引き取りたい』では、何故か庭にナスカの地上絵のようなものを匠が制作して話題になりました。

この回では父の介護のためにアメリカから娘家族が緊急帰国をしたのですが、ナスカはペルーにありますし、依頼人一家の誰もペルーには思い入れはなかった様子。

この回も「変」「家はバリアフリーで良かったのに、なんで余計なことをしたんだろう」と視聴者から疑問の声が寄せられました。

劇的ビフォアアフターで失敗が多発する理由

アキレス腱を切る家以外にも過去には訴訟沙汰になったケースもあり、実は劇的ビフォーアフターをめぐってはトラブルが多発しているとされます。

家のリフォームという大事を扱っていながら、どうしてトラブルを起こしてしまうのか?劇的ビフォーアフターの問題についてまとめていきます。

依頼人は匠に全て委ねる契約

「アキレス腱を切る家」で裁判を起こした中薗さんによると、着手から完成までの間で匠にあったのはたったの2回だけとのこと。

劇的ビフォーアフターでは、依頼者は名の通った建築家に無料でデザインをお願いできるというメリットがある反面、工事費は自己負担なのに、仕上がりは匠にそのほとんどを委ねるというリスクの高い契約となっています。

番組が勝手に呼んでいるだけの「匠」は連絡が取れなくなることも

制作会社がホームページをみて匠に電話をして出演依頼をしているそうで、一旦出演をOKしても、番組の実際の内容を知れば、テレビはショー要素が強くそれなりの見せ場も作らないといけないということが分かり、身を引いてしまいたくなるのも納得できます。

さらに番組内でも出て来ますが、改装工事料金にデザイン料は含まれておらず、その「番組の趣旨を理解して協力してもらえる匠さん宜しくお願いします」という事なので、著名な匠は敢えて劇的ビフォーアフターの仕事を受ける必要はないわけです。

「匠」とは番組が名付けているだけで、選ばれた人が皆本当の意味での匠なのかというとそうではありません。無名の建築家が名を売るために誘いを受けたものの、経験が伴わず欠陥住宅になってしまい、その後いざ連絡を取ろうとしても取れないということもあるそうです。

工事代金未払いで訴えられたことも

2016年には名古屋の建築会社が番組側を相手取って未払いの工事代金を請求する裁判を起こしたこともありました。(2019年に和解済み)

訴状によると、改修したのは平成26年7月に放送された岐阜市の住宅。

当初の改修費は約2200万円の予定だったが、建築士や制作会社から追加工事を指示され、さらに約2700万円増えた。

制作会社と交わした覚書では、予算を超える恐れが生じた場合、制作会社や施主と話し合うことになっていたが、協議の場は設けられず、追加費用も支払われていないとしている。

(引用:産経新聞)

契約内容は、工事代金が予算を超える場合には制作会社や依頼主と協議するという内容でしたが、相談なく工事は進められてしまいました。

普通の流れなら工務店は工事費を依頼人(施主)に支払い請求するのですが、工務店が訴えたのは朝日放送と制作会社です。

ここからわかることは、工事のやり取りや実質的な主導権はテレビ局側にあり、依頼者を通さないままリフォームが行われていたことがわかります。

劇的ビフォーアフターに劣らないドリームハウスの失敗まとめ

劇的ビフォーアフターに並ぶ、住宅建築番組『完成!ドリームハウス』。この番組でも、本当にこの家に住み続けるのかと目を疑うような物件が多数登場して話題になりました。

ここでは完成!ドリームハウスに登場した物件の中から、特に話題になったものを画像つきで紹介していきます。

大失敗① 公園のトイレ

目立つ家に住みたい!という依頼から建てられたのが、上の画像の家です。外観だけでなく家の中のデザインもかなり変わっていて、寝室用のロフトは壁もなくさらに、キッチンの上にあるという斬新すぎる設計。

家の中の写真を見ると、一見どこかの教会のように見える素敵な煉瓦の壁と光の取り入れ方なのですが、あまりに独創的な外観からネットでは「公園のトイレ」と揶揄されてしまいました。

大失敗② 全面ガラス張りの家

こちらは、開放感のあるおしゃれな平屋で、仲良しな家族の気配を感じられる家を希望して出来上がった通称「丸見えな家」です。気配を感じると見えるはちょっと違ったかもしれません。

せめて2階建ての2階部分がガラス張りならまだしも、平屋で全面ガラス張りというのは、全く心が休まらないのではないでしょうか?

しかしドリームハウスは劇的ビフォーアフターとは違い、匠にまかせっきりではないので施主さんの意見も取り入れ出来上がったものなので、裁判沙汰になることはなさそうです。

この家はお風呂やトイレまで丸見えになっていることから放送時からネットで「本当に人が住むの?」と話題になり、放送後には「カーテンが締め切られて中が見えない」とリーク情報も寄せられました。

またTwitterでガラス張りの家がある桶川市に住むという人から「近くにあったスケスケの家、売られることになったみたい」というツイートが寄せられ、この物件が売却されたと話題になりました。

しかし売却されたという噂はガセだったようで、現在は「桶川ヒルズ」と近隣住民から呼ばれ、カーテンを締め切った状態で住み続けていることが判明しています。

大失敗③断崖絶壁・狭小9坪の家

こちらは担当した建築士や施工した工務店が、というよりももともとの物件の立地に問題がありすぎたケースです。

3家族5人で9坪の超狭小ペンシルハウスに暮らしているという物件で、重機も入れないような場所に土地があることから、「なんでここに土地を買ったんだろう?」と視聴者からは疑問の声があがりました。

最終的に開放感を出すためにトイレやお風呂場がガラス張り、高齢の両親の寝室が階段の下という不思議な間取りの家が完成していました。

劇的ビフォーアフター、ドリームハウスの裁判リフォームのまとめ

FrankWinkler / Pixabay

劇的ビフォーアフター、ドリームハウスの製作者や建築士の方の中には、視聴者うけの良い演出やデザイン重視の仕上がりで、依頼主置いてきぼりで希望を無視しているケースが見られます。

第三者から見て住みにくく感じる家でも本当に満足していらっしゃる方も多いでしょうし、視聴者としては面白い番組でした。

しかし、新たに劇的ビフォーアフターが始まる時には、依頼者ありきでの双方WinWinなリフォームをお願いしたいですね。