
自分を好きになるための方法は?自分を好きになるメリットや名言
自分に自信が持てず、日々悶々としている人がいます。そんな方のために、「自分を好きになる」方法を紹介したいと思います。自分が嫌いになることの原因、好きになる為の行動やメリット、またそのような人の心理や特徴についても見ていきたいと思います。
目次
[表示]自分を好きになる方法はある?自信を持つこととは違う?
自分を好きになることと自信を持つことというのには違いがあると言われています。それは自分に自信がなくとも自分の事を好きになれるということでもあります。
自分を好きになることは難しく考えられてしまいがちですが、その違いについて少しだけ説明していきたいと思います。
自分を好きになれない人は多い
世の中には自分を好きになることが出来ない人が多いとされています。それは自分に自信が持てず、自分を肯定する自己肯定感が低くなってしまっているからとも言われています。
自己肯定感というのは自信を肯定し、自分の事を受け入れられるという心理の事をいい、自分の事が受け入れられない為に自分を好きになることが出来ないとも言い換えることが出来ます。
自分を好きになることと自分に自信を持つことは違う?
自分を好きになることと、自分に自信を持つことというのは同じ意味のようにも見えてしまいますが、厳密にはそれは違っています。
自分を好きになるということは、自信を持つことが重要なことではなく、自分の事を受け入れられる自己肯定感を持つということが最も大切なこととなります。
それには「自分がすごいものである」というような自信を持つよりは、自分の難点や欠点を受け入れられることの方が自分を好きになることに繋がってきます。
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自分を好きになれない人の心理や原因とは
自分が好きになれないということには様々な原因がありますが、基本的にそのような心理の状態ではメリットとなることはほとんどないでしょう。
そんな自分が好きになれないことの原因や心理の事を探っていきたいと思います。
自分は愛されないと思い込み、すぐ被害妄想に入る
自分が好きになれない人というのは、自分が他の人間に愛されていないと思い込み、すぐに被害妄想に入ってしまうという傾向があります。
自分が愛されていないと思うせいか、相手に少しでも指摘されることがあると、ちょっとしたことでも傷ついてしまい、さらに「相手に嫌われている」と思い込み、不安な気分に陥ってしまいます。
自己否定・自己犠牲が癖
自分が好きになれない人には自己否定や自己犠牲が癖となってしまっている場合があります。ちょっとした失敗をするだけでも自分の事を必要以上に否定してしまい余計に傷ついてしまいます。
また自分を否定する気持ちが強いのですが、同時に自分の事を認めて貰いたいという気持ちも強く、心の奥底では自分を良い人間であると評価してもらいたいという願望もあります。
そのためか、周囲に嫌な仕事があったりすると、無意識の内に自分の評価を上げたいという気持ちが強まり、その仕事を率先して引き受け、自分が犠牲となることを厭わない傾向にもあります。
自分が不利になることばかり考える
自分が好きになれない人は自分が不利になることばかりを考えてしまう癖もあります。そのようなことは同時に自分の事を大切にしていないということでもあります。
そのような性質を持つ人というのは、他人に何か指摘されたり、注意されても、自分の評価が落ちることを気にしなくなってしまうため、その他人からの厚意を無視したり、後回しにすることが多くなります。
そのような結果、周囲の期待や信頼を裏切ってしまいますが、それでも「損をするのは自分だけだ」という考えもあるためその行動を改めようとしないことになってしまいます。
長所ではなく短所ばかりに目がいく
自分を好きになれない人の場合、自分の長所ではなく短所にばかり目がいってしまう傾向にあります。
自分の容姿、能力、ネガティブな性格等、自分の欠点を洗い出すことはとても上手なのですが、その自己評価と理想の自分とを重ねてしまい、余計に自分の事を嫌ってしまうことにもなります。
睡眠時間を削り悪い生活習慣を作る
睡眠時間を削り、悪い生活習慣を作ってしまうことが自分を好きになれない人の特徴にあります。
自分に自信がないために、睡眠時間を削り、それで稼げた時間の中で何かを行動をすることで、普通の人よりも何かしらの優位に立っているという実感が欲しくて、そのようなことをしてしまいます。
食事を疎かにする
自分が好きになれない場合、食事を疎かにするという傾向がみられる人もいます。
それは自分の体の事を大切にせず、気にかけていないことでもあり、自分の体に支障がないだけの「最低限の栄養だけ取れればいい」という考えを持ってしまいます。
そのような考えに囚われてしまい、手軽に食べられるカップ麺やジャンクフードなどの体にあまり良くない食べ物を頻繁に取るようになったり、時に食事を抜いたりして、結果として体調を崩すことも珍しくありません。
自分を利用したり傷つける人との交流が続いている
自分を好きになれない人というのは、自分を利用したり、傷つける人との交流を不本意にも続けてしまう悪い傾向があります。
それは、自分を利用したり、傷つけるということは相手が自分に対して、関心を持っているという実感を得やすいことでもあります。
そのため、自分の事を認めたり関心を持ってほしいという想いから、それが良いことではないとわかっていても、そのような相手に依存してしまうという傾向があります。
悲劇のヒロインやヒーローだと思い込んでいる
自分が好きになれない人の中には、自分が特別な存在であると思い込む人もいて、その思いと被害妄想が強いことが重なると、自分の事を悲劇のヒロインやヒーローだと思い込んでしまう人もいます。
自分の抱えている不満も自分の生まれや環境のせいだとも思い込み、あくまで自分ではなく「周りがすべて悪いと」ということにして、自分は「もともとは特別な存在」だったという現実逃避をしてしまうことがあります。
憧れの対象に異常に崇拝する
自分の事を好きになれない人ほど、自分の憧れの対象に以上に崇拝する傾向にあります。それは自分の自信の無さからやってしまうことでもあります。
自分の理想とする人を崇拝し、その言動や仕草を真似することで、あたかも自分もそのような存在として、魅力があると思い込んでしまう節があります。
0か100かの完璧主義
自分の事を好きになれないという人ほど、物事を極端に捉えて0か100かの完璧主義であろうとします。
周囲の人間から見たら大したことのないものでも、完璧に決着をつけようとしてしまいがちで、その様子がとても神経質であるかのようにも見られてしまいます。
自分を好きになる方法【考え方編】
自分を好きになることは人が思っている以上に難しいと考えられていますが、それでも自分をポジティブな方向に変えたいと思う人はいます。
そんな人達のために、自分を好きになる方法というものを紹介していきたいと思いますが、まずはその考え方を変えていくことについてを見ていきたいと思います。
自己肯定し自分を良い所を見つける
自分を好きになる方法として、自己肯定をし、自分の良い所を見つけるということが必要となってきます。
自分が嫌いであるという人は、自分を否定することが得意でありますが、逆に自分の良い所を見つけて自己肯定をするというようなことは苦手になっています。
自分を好きになる為の一歩目としてはまず、自分を否定することをやめて、自分の良い部分を探し、それを自分の物として受け入れ自信を持つことが重要となります。
自分には価値のない人間という考えを捨てる
自分が嫌いである人は何かと自分を否定し、自分の事を価値がない人間だと卑下してしまいがちなのですが、そのような考えをすることには特に何のメリットもないので捨てた方が良いでしょう。
自分を好きになる為には、何よりもそのようなネガティブな思考を捨てて、ポジティブな方向に変えていかなければなりません。
人と比べるのをやめる
自分の事を他人と比べてしまうことは、自分を好きになれない人にやってしまいがちなことなのですが、自分と他人とを比べても実は大して良いようなことはありません。
自分と他者は生まれも育った環境も人それぞれ違い、価値観も当然違ってきます。他人と自分の優劣を比べても、それは優れて当然だったり、逆に劣っていてもおかしくなくその考えはあまり生産性がありません。
そのように他人と比べるよりは過去の自分と比べた方が、自分がどのように成長できたかが、一目瞭然にわかりやすいことが多いため、より建設的に考えることが出来て自分を好きになる事にも繋がります。
何か得意なことを作る
自分を好きになる為には、何でもいいので自分の得意な物を作ることが大切です。もし、それがなさそうであれば自分の好きそうなことを探して実際にやってみることが良いでしょう。
自分の事が嫌いであるという人はこのような、自分の得意だったり、好きであることが意外と考え付かないことがあります。
それらを見つけることは思っている以上に大変で労力が必要となりますが、見つけることが出来れば、それは自分の事を好きになれる大きなきっかけとなります。
自分を可愛がり好きになる
自分を好きになる方法として、自分で自分の事を可愛がってみるというものがあります。そのようなことをするのには自分が嫌いでなくとも抵抗があるかもしれませんが、意外なほどに効果があります。
自分を可愛がっていると、自分の事を肯定するような時間が増えていき、反対に自分の事を貶したり、否定するという時間が自然と減っていきます。
そのような行為を続けていくと、自分を否定することが減っていき、精神的にも余裕が生まれていき、最終的には自分を好きになることが出来ます。
言い訳をせず素直になる
自分の事を好きになるように考え方を改めるには、言い訳をせずに素直になることが重要となります。
何事にも言い訳をしたところで他人の事は誤魔化すことが出来ても、自分の本心までは騙すことは出来ず、さらに言い訳をした相手に対しても何かしらの負い目を抱えてしまいます。
言い訳せず、素直になることで、他人も自分も騙すことなく、また余計な負い目などを抱えなくても済むので、かえって気分が晴れてポジティブに物事を考えられるようにもなります。
自分で自分を苦しめたり傷つけたりしない
自分を好きになれない人ほど、何か失敗したり、不幸があると自分で自分の事を苦しめたり、傷つけてしまう方に思考が行ってしまいがちなのですが、それは決して良いことではありません。
そのように自分を傷つけても、自分を傷つけるだけで誰も得をするような人はいません。また自分を傷つける人というのは、他人も傷つけることに矛先が変わってしまうこともあり得ます。
そのように自分の心境が悪化してしまえば、背負わなくてもよい罪悪感を自分の心に抱えることになり、余計に自分を苦しめ傷つけることになってしまいます。
過去の過ちがあっても自分を許す
自分を好きになれない人は、その原因として、過去に自分が何かしらの過ちを犯していたり、自分の仲に何か許せないものを抱えていることがあります。
人間というのは、誰しもが多かれ少なかれ、なにか失敗していたり、過ちを犯していることがあります。そのためそこにいつまでも囚われているのは得策とは言えません。
まず自分を好きになるためには、そのような自分の過ちを認めて、自分自身を許すことが出来なければならず、そうでなければとても自分の事を好きにはなれないでしょう。
人への感謝の気持ちを忘れない
人間というのは、一人では生きていくことは出来ず、多くの人に支えられていて、そこには感謝されるべき人が大勢いるのですが、なかなか素直に人に感謝することが出来るという人は珍しいことでもあります。
自分の事を好きになる為に、そこで人への感謝の気持ちを忘れず、機会があればお世話になった人にお礼をしてみるというのも一つの方法となります。
お礼をされて悪い気になることはなくほとんどの場合喜んでくれるでしょう。さらに自分もお礼を返されれば気分は上向きになり、自分を好きになる事にも繋がっていきます。
口に出す前に頭で言葉をポジティブに変える
自分が嫌いである人というのは、自分の口にする言葉が無意識の内にネガティブなものとなっていることがあります。
そのような言葉を声に出していては、到底自分を好きになることは出来ません。なのでその口癖から直していくことが自分を好きになる為の近道となります。
自分で声を出す前に、頭の中でその言葉をポジティブなものに変えるようにしていけば自然と自分の事を好きになれることにも繋がっていきます。
自分より他人ばかりを優先しないようにする
自分より他人を優先してしまうことは、それが良いことのように思われてもいますが、自分を大切にするためにはあまり好ましいことではありません。
他の人に「嫌われたくない」「頼みごとを断れない」というような想いから、他人に束縛されてしまい自分を大事に出来ていないことをあります。
そのため、まず自分の事を優先して、他人の事は後回しにすることが、自分を好きになる事にも関わっていきます。
自分の本心と向き合い、嫌いな理由を考えてみる
自分を好きになれない人というのは、意外と自分の本心と向き合うことが出来てなく、「自分の何が嫌いなのか」ということがしっかりと把握できていないことが多いです。
自分の本心と向き合うことは面倒で人によっては辛いことにもなりますが、自分の事をちゃんと整理してみると自分の欠点が全く大したことでなかったり、それほど嫌いになるようなものでもなかったりします。
また自分の意外な長所などを発見することもあるため、自分と向き合うことが自分を好きになる為には必要不可欠なこととなります。
潜在意識に働きかける
人間というのは自分の頭で考えた思考で物事を判断したりしているように思えますが、実際には大部分が潜在意識によって思考が定まっており、無意識の内に何かを考え判断していることの方が多いです。
そのため、潜在意識に自分が好きになれるような働きかけをすると自分の事が嫌いであるという断固とした意思が、自然と書き換えられて、自分を好きになっていきます。
その潜在意識を変える方法というのは、難しいことですが、プラスの思考を繰り返し反復して頭で考えていくようにすれば、それが習慣化して、自然と潜在意識が上向きにすり替わっていきます。