心の闇が深い人の心理や原因は?性格や行動の特徴と治し方について 恋愛・心理

心の闇が深い人の心理や原因は?性格や行動の特徴と治し方について

「心の闇」は凶悪犯罪が発生した時にその犯人の心理を指してメディア報道などで使われる事が多い言葉ですが、近年では一般的にも使われる様になっています。今回は心の闇の原因や特徴、その行動や性格、治し方や接し方など、詳しく解説していきます。

目次

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心の闇とはどういう意味?

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常人には全く理解できない動機での凶悪犯罪などが発生すると、ニュースメディアなどで「心の闇」という表現でその犯人の心理を表現する事があります。

今回はこの「心の闇」について詳しく解説していきたいと思います。まずは心の闇という言葉が、いつ頃から使われるようになった言葉なのか?また、単に心が弱いという場合とはどう違うのか?を見ていきましょう。

誰でも持ってる?心の闇とは、いつから使われるようになった言葉?

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一般に「心の闇」とは過去の辛い経験から生じたトラウマなどが原因となって心に傷が生じ、それが元になって自分自身への強い嫌悪感や周囲への憎しみなどが増大して作り出される闇深い心理状態を指しています。

生きている中で、全く辛い経験をした事がないという人は恐らくいないと思われます。つまり心の闇は大なり小なり誰もが持っています。心の闇が有るか無いかよりもその度合いの大きさを考える事の方が重要です。

「心の闇」という言葉自体は心理学用語でもなんでもなく、メディアが作り出した言葉です。この言葉が盛んに使われるようになったのは、1997年の「神戸連続児童殺傷事件」の報道からだと言われています。

心の闇と心の弱さの違いは?

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「心の闇」と聞くと、ネガティブ思考で自分に自信が持てず、何事にも勇気が出ないといった「心の弱さ」と混同して考えてしまう場合がありますが「心の弱さ」と「心の闇」というのは根本的に意味が異なります。

「心の弱さ」というのは単に自分に自信が持てずに不安が増大してしまい、アクティブに行動できない、困難が生じるとすぐに諦めてしまい、挑戦して乗り越えようという意志が持て無いなどの受動的な心の状態です。

対して「心の闇」は過去のトラウマ、例えば親からの虐待や学校での凄惨なイジメなどが原因となり、社会に対して怒りを向けたり自分に対して嫌悪感を向けたりするなどの、能動的な心の状態です。

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それでは「心の闇」が深くなってしまう原因について、いくつかの例をあげながら見ていきましょう。そこから、それぞれの抱える心の闇の正体が浮き上がってくるかも知れません。

自尊心を傷つけられた

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「自尊心」とは自分の人格や体など自分自身を形成する全てを、自分自身が認識して肯定する心を指します。この自尊心が傷つけられてしまうと、人は自分自身の心をコントロールする事が難しくなります。

自尊心を傷つけられるということは、自分のパーソナリティそのものを攻撃される事と同じです。元々の自尊心が高い人ほど、これを脅かされた場合、自分自身を守るために周囲にその責任を求めます。

これが、社会全体への怒りにつながり深い心の闇が形成されるきっかけとなり、無差別殺人などの凶悪犯罪へとつながってしまう可能性も指摘されています。

自分に自信が持てず不安を感じやすい

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また、何らかの理由で自尊心が傷つけられ、それをそのまま受け入れてしまった場合、次第に自分自身への自信が根本的なところから失われていきます。これは強い不安を生み出します。

不安な状態が深刻化していくと漠然と「未来に自分を脅かす何か悪い事が起こるかもしれない」と考えてしまう「予期不安」を強く感じる様になり、周囲への強い警戒心を生み出します。これも心の闇と言われるものです。

過去に裏切りの経験がある

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人から酷い裏切りを受けると、それが原因で心に闇を抱えてしまう場合があります。その人を信頼していればしているほど、裏切られた時の心の傷は大きくなり、周囲の全ての人間に対して心を開く事が難しくなります。

一度こうした状態に陥ってしまうと、克服することは容易ではありません。心を開いていない事は周囲にも伝わりその人を警戒する様になります。その状態が続くと、周囲と自身の間の壁はどんどんと厚くなります。

ストレスが溜まっている

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心の闇を抱えている人の多くは、強いストレスを感じ、それを心に溜め込んでいます。自分と社会の間に壁があることを感じていて、自分の中にある感情が外にうまく発散できないという感覚を持っています。

心の闇と一言で言っても、周りに馴染もうとして無理に明るく振舞っている人、自分の殻に閉じこもって周囲との接触を極力避けている人など様々ですが、共通点として心に強いストレスを溜め込んでいる場合が多いです。

自分の事が好きになれない・嫌い

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心の闇を抱える人に多く見られる傾向として、自分の事が好きになれない、嫌いというものがあります。これも過去の経験や生い立ちが関係している場合がほとんどだと考えられます。

過去に自尊心を傷つけられて自己肯定感が低下してしまった、自分の容姿が嫌いで自信が持てないなど、様々な理由が考えられますが、気持ちが外側に向かわずにどんどんと内側へと向かい深い心の闇を形成して行きます。

過去のトラウマや辛い過去がある

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これは、上で紹介した理由の全ての根本原因だとも言えますが、過去にトラウマや辛い過去を持っており、それが原因になって深い心の闇を生み出す場合が多いです。

どんな人間であれ、過去には大なり小なり辛い経験を持つものですが、その辛い経験が過酷なものであればあるほど、深い心の闇を形成してしまう傾向が強くなります。

例えば、親からの虐待や度を過ぎた壮絶なイジメなどで、命の危険を感じながら育ってきた様な人は、ほとんどの場合深刻な心の闇を抱えています。

愛されたい寂しさを持っている

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心の闇を抱えた人の多くは、愛情不足で強い寂しさを慢性的に抱えています。幼い頃に親から十分な愛情を受けずに育つと、自己肯定感を持つ事ができません。これが深い心の闇につながっていきます。

この場合は、虐待やネグレクトなどのわかりやすい例だけでなく、親から愛されている自覚はあるが、自分を理解してくれていないという気持ちが強いなど、親との信頼関係がうまく築けない事も原因となり得ます。

通り魔などの大量殺人を起こす人の心理

心の闇という言葉は、犯人の動機を理解する事が難しい凶悪事件などが発生した場合に使われます。こうした心の闇という表現が使われる様な凶悪事件には、大きく2つのパターンが考えられます。

1つは通り魔などの無差別大量殺人が発生した場合です。こうした事件を起こす人の心理としては、まず最初に、自分の人生に絶望していて、終わらせてしまいたいと思っているという事が考えられます。

また、これまで周囲に自分が虐げられてきたと強く感じていて、社会への強い復讐心を抱いているという事も考えられます。社会へ復讐して自分の人生も終わりにしようと考え、こうした行動に出ると考えられます。

連続殺人を起こす人の心理

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心の闇という表現が使われる様な事件の2つ目のパターンは、人を殺す事自体を目的として連続殺人を犯す場合です。これは例としては神戸児童連続殺傷事件の犯人酒鬼薔薇聖斗などが挙げられます。

このタイプの殺人を犯す人の心理は、単に人を殺すことそのものに興味ある、人を殺す事で快感を得られるからその為に殺すといった、さらに根が深いものです。

こうしたタイプの人の特徴として、他人への共感能力が極めて小さい事が挙げられるでしょう。人の心をどうしても理解する事ができないため、殺される側の立場に立って考える事ができません。

心に闇が深い人の特徴は?

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続いては、心の闇が深い人に多く見られる特徴をいくつか紹介していきます。

やたらと笑顔で容姿が良い人に多い

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心の闇が深い人というと、根本的にネガティブな性格でいつも暗い顔をして過ごしている様な人を思い浮かべるかもしれません、しかし、心の闇が深い人だから暗い人という図式は全く成り立ちません。

心に深い闇を抱えている人が、普段から明るく振る舞い、周りに笑顔を振りまいているケースは多々あります。また、身なりに非常に気を使っていて、容姿も良い人が多いという傾向もあります。

つまり、表面的なイメージから心の闇の度合いを単純に判断する事はできません。不自然なほどに、やたらと笑顔が多い人が心に深い闇を抱えている場合も多々あるのです。

自己嫌悪に陥りやすい

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心の闇が深い人の特徴としては、自己嫌悪に陥りやすいというものもあります。自己嫌悪というのは、自意識が強い人ほど抱きやすい感情です。

自分へのこだわりがとても強いために、それを誰かから否定されると自尊心が深く傷つけられ、その状態が続いた場合、次第に強い自己嫌悪を抱く様になります。

元々は自分を認めて欲しいという気持ちが強いのに、自分自身までもが自分を嫌悪しているというねじ曲がった心理状態が深い心の闇へとつながってしまいます。

真夏なのに長袖や首を隠す服装をしている

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心の闇が深い人の中には、真夏であっても、長袖や首を隠すタートルネック、首に何か巻いているなどの服装をしているという人がいます。

これは、例えばリストカット跡や、コンプレックスになっている古傷などを隠している場合。あるいは、周囲への極端な警戒心の強さから肌を晒す事自体に不安を感じている場合などが考えられます。

怪しげな宗教や団体に入っている

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心に闇を抱えた人は、通常なら明らかに怪しいと感じる宗教や団体などに所属してしまう場合があります。これは心に寂しさを抱えている事から怪しげな思想にすがってしまう事などが理由です。

また、怪しげな宗教団体もこうした心に闇を抱えた人をターゲットに勧誘する事が多いため、心に闇を抱えた人は怪しげな宗教や団体に所属しているケースが多いのです。

苦手な人や嫌いな人が多く、1人で行動しがち

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心に深い闇を抱えている人は、基本的に自分の心の中に踏み込んでこられる事を嫌います。少しでも自分の中に入って来ようとする人を苦手に思ったり、無神経な人を酷く嫌ったりします。

そのため、心に闇を抱えている人は集団で行動する事を嫌い基本的に1人で行動しがちです。まら、一見社交的に振舞っている人も本当は周りに気を使う事に疲れ果てていて、適度に1人になる時間を作っています。

気遣いができるが、キャパオーバーすると連絡が途絶える

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心に闇を抱えた人は、人に嫌われる事を嫌うために、周囲に対してとても気を使う事があります。一見気遣いのできる親切な人に映りますが、実は本人はかなり無理をしています。

これは心の闇を抱えている人の強い負担になっている事が多く、その負担がキャパオーバーになると途端に連絡が途絶え音信不通になってしまう事が多いです。

人を信用していないため、人間関係で見切りをつけるのが早い

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心に深い闇を持つ人は、強い寂しさを抱えているため自分に害がないと感じた人に対しては依存する様に、親密になる場合があります。

しかし、根本的なところでその相手を信用しているわけではないため、何らかのきっかけでその人との関係が途絶えたとしても、意外なほどあっさりと見切りをつけて諦めてしまいます。

気持ちの切り替えが出来ずいつまでも引きずる

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逆に、自分自身のことに関しては強い執着心を持ってしまい、一度傷つくと気持ちを切り替える事が中々できずにいつまでも引きずってしまう傾向が強いです。

過去にした嫌な経験が何年経っても忘れられず、ふとしたきっかけでそれが思い起こされ、強い不快感を感じてしまう事もあります。これは時に叫び出したいほどの負の感情を呼び起こし、その人を苦しめ続けます。

根は真面目で頑固

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心の闇が深い人は、根が真面目で少し頑固なところを持っている事が多いです。元々が真面目な性格であるために、物事を適当に捉える事が苦手です。

周囲からのからかいを真に受けて嫌な思いをしたり、周りのちょっとした不正を目撃して強い憤りを感じてしまったりと、幼い頃から強いストレスを感じながら生きています。

LINEなどの連絡で返信が来ないことをかなり気にする

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また、LINEなどで連絡を取っている時に、相手からの返信がすぐに返ってこないと、自分が何か相手の気分を害する事が言ったのだろうか?などと過剰なほどに気にしてしまいます。

未読や既読かも常に気にしており、相手が既読しているにも関わらず返信してこないと、それだけで気分が落ち込んでしまいます。

人の心を気にし過ぎているという事もありますが、相手の立場に立って考える余裕がないために、忙しくて返信できないだけだろうとか、単に返信する事がないから返信しないだけだろうといった思考に立てません。

親しくなると横暴になる

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心の闇が深い人の特徴として、親しくなると途端に横暴な態度に変わるというものがあります。

知り合ったばかりの頃は相手に過剰なほどに気を使いますが、徐々に試し行動をして相手が何をしても自分に優しくしてくれるという事がわかると、次第に要求がエスカレートし、横暴とも言える態度をとり始めます。

感情の起伏が激しい・承認欲求が過剰

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心の闇が深い人は、自己肯定感が低い傾向にあるため、感情が不安定で落ち着きません。機嫌よく楽しそうに過ごしていたかと思うと、次の瞬間には不機嫌になっているという事もよくあります。

また、自己肯定感が低いことは過剰な自己承認欲求にも繋がっています。自分を無条件に肯定してくれる間は機嫌よく楽しそうに振る舞いますが、少しでも否定されると途端に不機嫌になってしまいます。

恋愛においても駆け引きや人を試す行動をする

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心の闇が深い人は、自己肯定感の低さや周囲の人を信用していないという面から、恋愛においても相手を思い通りに動かすための駆け引きをしたり、相手の愛情を試すような行動を取ったりしがちです。

言ってほしい言葉を試行錯誤して言わせようとする

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心の闇が深い人は、自己肯定感が低く、自己承認欲求が過剰です。その自己承認欲求を満たすために、相手に自分を満たしてくれる言葉を言わせるために試行錯誤します。

そこに相手の人格は存在せず、自分の思いのままに動く操り人形を求めているだけなのですが、本人はその事を自覚できません。自分の心地の良い言葉を言ってくれる事が自分への愛情だと心から信じています。

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