
仕事が遅い人の特徴は?一体どうすれば治る?改善策や接し方も掲載!
仕事が遅い人やできない人はどんな特徴や原因を持っているのか、気になっている人も多いでしょう。上司として、部下として、周囲に迷惑をかけたくないと思う人のためにも、今回はそんな人の改善点や対処法について大注目。仕事が遅いことで悩んでいる人は是非ご覧ください。
目次
[表示]職場では嫌われがち?仕事が遅い人
職場で嫌われがちな人の中には、仕事が遅いという特徴を持つ人もいます。
しかし、仕事が遅い人にとってみれば一生懸命にやっているつもり、好きで遅くなっているわけではない、と悩みになっている人も多いでしょう。
そこで今回は仕事が遅い人に注目ということで、仕事が遅い、またはできない人の特徴や原因、解決方法など、為になることについて紹介していきます。
仕事が遅い人・できないの特徴や原因【性格・考え方編】
仕事が遅い人の中には、性格や考え方に特徴があり、それが原因となってしまっているケースもあります。
仕事が遅いことで悩んでいる人、または周りに仕事が遅い人がいてその理由がわからないという人は、思い当たる点がないか考えながらチェックしていきましょう。
仕事の全体像が見えておらず、優先順位の付け方が間違っている
仕事が遅い、できない人の多くは仕事の全体像が見えていないことが多々あります。全体像が見えないと優先順位も決められないため、中途半端になってしまうという仕組みです。
今の作業は何のためにしているものなのか、これをしないと何がどう困るのか、最終的にどうなるのか、そういった着眼点がそもそもない場合もあり、優先順位が決められず、仕事が遅い人になってしまっているのです。
自分なりに効率化を図るなど創意工夫ができない
仕事をする上で、慣れてくれた効率化を図ることはできます。しかし、仕事が遅い人やできない人というのは工夫を凝らすということはしません。そもそも考えようとしないという人もいます。
効率化を図るということは、簡単にできる人ならば当たり前にできることでしょう。しかし、効率化を図らない人、または図れない人というのは、効率化を図るということ自体が大きな試練になっていることもあります。
つまり、効率化を図ることを手間だと考えたり難しく考えすぎたりしているため、いつまでも効率的に仕事をすることができなくなっているのです。
やたらとこだわりが強く成長しようとしない
仕事が遅い人やできない人には、こだわりの強さを持っている人もいます。この場合、本人は「自分は仕事ができる、アイディアもすごい」と思い込んでしまっているのも難しい点です。
こだわりが強いということは一概に悪いこととは言えませんが、あくまで最低限の速度と周囲への迷惑をかけない程度にするのが鉄則です。
しかし、こういった人はこだわることを優先的に考えてしまっているため、自分自身が周りに迷惑をかけているということや、仕事が遅いと思われていることに気づいていないのです。
思考がまとまっていない
仕事に限らず、何かをしようと思ったときにはある程度まとまった考えが必要です。しかし、仕事が遅い、できない人の場合は常に頭が混乱状態になっていることが多いのです。
これは、特に自分に自信がない人に多いという特徴を持っていますが、何かをすることに対して不安を感じたり、自信がなかったりすると、余計なことを考えてしまいがちになります。
そうなると本来の目的を見失ってしまい、目的に辿り着くまでには遠回りをしてしまっているのです。
完璧主義過ぎて力の入れる所を間違っている
特に仕事が遅い人に多いのが、完璧主義者ということです。完璧主義者の中には自他ともに認める完璧主義者もいますが、全てがそうとは限りません。
後者の場合になると、コストや時間、周りとの協調性を考えず「自分が納得いくまでやり遂げるのが完璧」という思考の元で仕事をしてしまいます。
周りとしては、本人が完璧だと自己満足するまで付き合わされてしまうことになるため、仕事が遅い、できないと感じてしまうのです。
問題を1人で解決しようとする、コミュニケーションが不足している
仕事が遅い人やできない人の中には、コミュニケーションをとれないという特徴を持つ人もいます。
何かに悩んだり困ったりしたとしても、コミュニケーションを取ることを億劫に思ってしまい、問題を1人で解決しようとするため、それだけ無駄に時間がかかってしまうのです。
仕事の逆算が出来ないのに自分を過信している
自分自身は仕事ができると思い込んでいる人ほど、仕事がおそい、できないと周囲から思われているケースもあります。
実際に仕事ができる人の中には、自分は仕事ができるほうだと自負している人もいるでしょう。しかし中には、全体像や効率化を図れないのに仕事をできている気でいる人もいるのです。
このタイプの人は、他人のアドバイスに耳をかさずに自分1人でやることがベストだと思い込んでおり、完全に自分の力を過信してしまっているのです。
プライドが高く他人のアドバイスを聞き入れる耳を持たない
【仕事の逆算が出来ないのに自分を過信している】の項目と共通する部分がありますが、プライドが高い人ほど仕事が遅いケースも少なくありません。
プライドが高いため、他人のアドバイスに耳を傾けたり相談をしたりするのは恥だと考えており、結果的に全体の足を引っ張ってしまっているのです。
また、プライドが高い人ほど仕事ができると勘違いをしている人もいます。その場合、自分の力でやるほうがいいという勘違いから、仕事の遅延が発生しているのです。
マイペースで周囲を見ない
仕事に対してもマイペースな人間は、仕事が遅い傾向にあります。基本的に急いだり周りを見たりすることは苦手なので、常に仕事が遅れている状態になるのです。
この特徴を持つ人の場合、根っからの性格上のものなので簡単に解決できないという難点があります。
本人の努力次第であるため、周囲としても改善するためにはどうすればいいのか頭を抱えてしまうケースだと言えるでしょう。
相手の考えを理解しない、そもそも二の次
頑固でプライドが高い人に多いのが、相手の考えよりも自分の考えが至高である、というものです。
仕事内容にもよりますが、基本的に周囲と協力をしなければ仕上がらないものがほとんどです。そんな中で他人の考えを理解しようとしない人がいると、確実に足を引っ張る存在となります。
本人としては、自分の考えが他人よりも優れていると考えているため、遅延をしたという自覚がないことも多く、職場では厄介な人物だと思われていることもあります。
お礼が言えない、謝れない、助けてもらって当然の思考
仕事が遅い人やできない人には、お礼や謝罪などが言えないという人もいます。また、助けてもらって当たり前という考えを持つ人も少なくありません。
これらはコミュニケーションを取るにあたっては大きな弊害となってしまい、全体の作業効率を下げる原因になることもあります。
また、本人は助けてもらって当然という考えなのでミスや失敗に対しては改善しようという気持ちもなく、いつまでも仕事が遅い、できない人のままでいることが多いのです。
お礼以外にも仕事への姿勢など性格的に難がある
仕事への姿勢、性格的にかなり難があるという場合には、仕事が遅い、またはできない人になってしまうことがあります。
仕事の姿勢が悪ければ、それだけ仕事はダラダラとした状態でやってしまいますし、性格的に難があれば全体の足を引っ張ることもありえます。
仕事をするにあたって、コミュニケーション不足や信頼関係が不足をしていると作業効率低下の原因になり、仕事の遅延に繋がってしまうのです。
仕事のゴールがどこなのか理解出来ていない
仕事のゴールが見えていないと、仕事の効率について考えることも、ペース配分を決めることもできません。仕事が遅い人やできない人というのは、そういったゴールが見えていない可能性があります。
また、ゴールが見えていないということは、仕事の全体像が見えていないとも言えます。つまり、適当にやっている部分があったり、集中力が欠けたりしている恐れもあります。
そういったことから、より仕事の遅延が発生してしまい、仕事が遅い、できないと思われてしまうと考えられます。
部下を大切にしない、信頼もされない
仕事が遅い、できない上司の多くは、部下を大切にしないため、信頼もされておらず、コミュニケーション不足で仕事が遅れてしまっているというケースもあります。
部下を奴隷のように扱っていたり、入社が自分のほうが先だったからというだけで偉そうにしていたりすれば、部下から信用されず、仕事の情報を共有はされなくなります。
その結果、部下は部下で信頼できるメンバーと仕事をしていくため、上司はただいるだけの存在となってしまい、いざという時に仕事ができず、遅れてしまう原因になってしまうのです。
思考がネガティブ、責任感がない
ネガティブな考え方に囚われていたり、責任感が一切ないと、仕事に対してのモチベーションが低下をしてしまい、仕事が遅い、できない原因に繋がります。
ネガティブな考えだと1つのことに対して必要以上に悩んでしまい、仕事が遅れてしまいやすくなりますし、責任感がないとゴールに向かおうとも思わず、仕事が遅れることになってしまうのです。
仕事が遅いと言われる人の特徴や原因【行動編】
続いて、仕事が遅いと言われる人の特徴や原因の中で、特に行動に特徴が原因があるケースについても注目をしていきましょう。
考え方自体は悪くない場合もありますが、行動が原因で仕事が遅延している可能性も考えられます。思い当たる人は是非、自分と照らし合わせてチェックしてみてください。
出来ない事の判断が出来ず、何でもかんでも受け入れる
いわゆるYESマンや自分の実力がまだわかっていない人に多いのがこの特徴です。
出来ない仕事なのかどうなのかの判断が出来ず、とりあえず頼まれたらOKしてしまい引き受けてしまう…それによって作業効率が下がり、仕事が遅れてしまっているのです。
特に断るのが苦手という人はこのタイプが多いと言えます。また、出来ないとわかっていたことでも受け入れてしまう人もいるようです。
だらしがなく、デスクも散らかっている
仕事が遅い、できない人の多くはだらしがなく、デスクが散らかっていることがほとんどです。もちろん中にはそれでも仕事ができる人もいますが、大半はデスクが綺麗な人だと言われています。
だらしない、デスクが散らかっているということは、仕事に関する資料などを紛失してしまうリスクがあります。何か必要に思ったとしても、探すところから始めるというのは非常に非効率となってしまいます。
自分に余裕がない
自分に余裕がないと、仕事が遅い、仕事ができない原因に繋がってしまうこともあります。
特に精神的に余裕がないと、行動1つ1つに焦りが出てしまい、結果的に小さなミスの連発を繰り返してしまうことも増えてしまいます。
急がば回れという言葉があるように、気持ちが落ち着いていないと結果的に遠回りとなってしまうのです。
几帳面で細かい所までチェックしないと気が済まない
完璧主義者と通ずるものがありますが、几帳面で細かいところまで気にかけてしまうと、タイムロスが頻繁に発生してしまいます。
それも踏まえた上でルーティンを組めるのであれば問題ありませんが、出来ないのであれば必要な手抜きもしていかないと仕事は捗りません。
また、細かいところまでチェックをしてタイムロスをすると、周囲の人間が待たされてしまうこともあります。そうなると迷惑がかかってしまい、仕事が遅い人という印象で見られてしまうことにもなります。
逆にあまり確認をしないが為に仕事が遅い人もいる
中には確認をしないからこそ仕事が遅い、できない人になっているケースもあります。
細かい確認もタイムロスになりますが、確認をしなさすぎるのはミスの発見が遅れてしまい、二度手間となり、仕事に遅延が発生してしまうことになります。
また、適当な人という印象で見られてしまうため、信頼関係が生まれず、コミュニケーション不足による仕事の遅延が発生するリスクもあります。
メモをとらない
メモをとらないで必要なことや大事なことを忘れてしまうと、その都度マニュアルや他人に確認する必要が出るため仕事が遅れてしまいます。
必要なこと、重要なこと、忘れてはいけないことなど、メモを取るべきポイントというのは忘れてはいけないポイントでもあります。
メモを取らずに忘れてしまうということは、仕事の遅延だけでなく信頼関係にも大きく関わっていくため、仕事ができない人というレッテルが貼られてしまうことにも繋がるのです。
仕事を後回しにする
仕事を後回しにする人ほど、仕事が遅い、できない人だと言われています。
面倒なこと、些細なことなど、後でやればいいや…と思ったものほど厄介な案件だったり、時には忘れたりしてしまうこともあります。
そうなると仕事が遅い、できない人だと思われてしまい、仕事自体が振られないという最悪の信頼関係が出来上がってしまう恐れも出てきてしまいます。
心配性で準備に時間を要する
心配性な人は、準備に時間をかなり使います。それは悪いことではありませんが、本来の仕事にも影響を及ぼすほどのものならば問題だと言えます。
準備というものは仕事をする上での前段階です。確かに大切なことではありますが、本題である仕事が遅れてしまえば本末転倒となってしまいます。
仕事ができる人の中には心配性で準備に時間を要する人もいますが、その場合は仕事に支障が出ないような工夫をしています。準備に時間をかけたいのであれば、今のやり方を変える必要があるでしょう。
全てを理解するまでは仕事に手を付けない
仕事が遅い人に多いのが、仕事の全貌を理解するまでは仕事に手を付けないという人です。全貌を理解するまでに時間を消費してしまうため、結果的に仕事が遅れる原因になってしまうのです。
また、何事も前段階の知識や理解と、実際にやってみてから感じる知識への理解や仕事の内容というのは変わってくることがほとんどです。
結果的に、いくら全体を理解してから仕事をしたとしても、仕事をしている最中で疑問や違和感を抱いてしまい、その度に足を止めてしまうため仕事が遅れてしまうのです。
報連相が出来ていない
仕事をする上で報連相はかなり大切なことです。報告、連絡、相談、それらが欠けてしまえば場合によって取り返しのつかない事態に陥ってしまうこともあります。
特にプライドが高い人やコミュニケーションを取るのが苦手な人にとっては報連相は見逃しがちなポイントですが、ミスがあった時に報連相をしていた、していないのとではフォローに使う時間には大きな差が生まれます。
そのため、報連相をしていればミスがあったとしても周りはフォローに周りやすくなりますが、報連相をしていない場合は事態を把握することにタイムロスが発生し、全体の遅延へと繋がっていくのです。
反対にとりあえず言われた事をするのも仕事が遅い人の特徴
YESマンや自ら考えて行動ができない人に多い特徴なのが、言われたことをするだけというものです。言われたことをするというのは間違いではありませんが、それだけでは単なる「指示待ちの人」になってしまいます。
この場合指示する人が必要となり、最終的に自分で動ける人がやったほうが良いという結論に至ってしまうこともあります。また、自ら考えて動く能力がないと、何かに気づいたりミスを発見したりすることも出来ません。
結果的に仕事が遅いだけでなく、仕事ができない人にもなり、周りから疎まれてしまうことに繋がるケースもあります。