
学生結婚は大変?学生結婚のメリットやデメリット、体験談まとめ!
学生結婚というと、良くないイメージを持つ人も少なくないでしょう。中には、「就活への影響は?」「妊娠をしたら学生生活は?」と思っている人もいるのではないでしょうか。この記事では、実際に学生結婚をしている人の割合やメリット・デメリット、体験談もご紹介しています。
目次
[表示]学生結婚ってあり?学生結婚の現状とは?
ではまず、実際の学生結婚の現状を見ていきましょう。学生結婚をしている人の割合はどのくらいなのでしょうか。
学生結婚をしている人の割合は?医学部の学生に多い?
学生結婚についてのとあるアンケートでは、実際に学生結婚をしている人の割合はわずか0.6%という結果になりました。恐らく全国的に見ても、学生結婚の割合は決して多くないと言えるでしょう。
また、医学部の学生は学生結婚が多いと言われています。特に医師になる人の場合には、就職してからは休みが取れない場合が多く、学生のうちに結婚して出産までする人も少なくないようです。
出来ちゃった婚が多い?苦しい生活を強いられる?
出来ちゃった婚の割合は、15~19歳で約8割、20~24歳で約6割というデータがあります。このデータを見る限り、やはり学生結婚は出来ちゃった婚の割合が高いと言えるでしょう。
また、男女ともに学生の場合は安定した収入を得ることが難しく、経済的に余裕がなくなってしまう場合が多いでしょう。
離婚率は高い?学生結婚して幸せに暮らしている人もいる?
特に出来ちゃった婚の場合には、男性側にプレッシャーがかかって離婚率が高くなるでしょう。ただし、それは学生結婚だけでなく、一般的な結婚についても言えることです。
もちろん学生結婚であっても幸せな生活を送っている人もいます。学生結婚にもメリットはたくさんあるのです。
学生結婚のメリットとは?
では、実際に学生結婚をすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか。
早い段階で将来設計ができる
人生において、結婚というのはとても大きなイベントですよね。それを学生のうちに済ませてしまうのですから、それより後の将来設計が早い段階でできるということになります。
また、仕事に追われながら婚活をする必要がないのもメリットと言えるでしょう。
夢を叶える過程を共有できる
学生のうちに結婚するということは、お互いの目標や夢を叶える過程を共有できるということに繋がります。お互いに自分の夢を叶える時に側いてくれる人ですから、かけがえのない存在になることでしょう。
出産・子育てに余裕がある
若い女性は比較的安全に出産することができますし、若いうちは体力もありますから子育てに余裕が持てるでしょう。
また、子供を多く授かりたいと考えている夫婦にとっては、学生結婚はかなりのメリットになると言えるでしょう。
いっしょに過ごせる時間が長い
結婚するのが早ければ早いほど、生涯パートナーと過ごせる時間は当然長くなります。誰しも愛する相手とは長く一緒に過ごしたいもの。これも学生結婚のメリットと言えるでしょう。
婚期を逃すことがない
特に女性の場合、20代後半が結婚ラッシュと言われています。実際に、今現在は20代後半が結婚適齢期とされています。
学生結婚をしている人たちは、この結婚適齢期を逃すこともなく、結婚しなければと焦る必要もないわけです。
場合によっては学費が免除される?
いくつかの条件を満たすことで、学費が免除される場合もあります。その条件は学校によって様々です。また、半額免除の場合もあれば全額免除という場合もあるようです。
ただし、学費の免除を受けるためにはきちんと公的書類を提出する必要があります。わからなければ学校側に確認しましょう。
老後を早く迎えることができる
学生結婚をして若いうちに出産まですれば、子供も早く成人を迎えて独り立ちして行きますから、その分早く老後を迎えることができるでしょう。
まだ体力も残っていて元気な状態ですから、それまでできなかった新しいことにチャレンジすることも可能でしょう。
学生結婚のデメリットとは?
もちろん学生結婚はメリットばかりではありません。メリットの分だけ、デメリットもあると言えるでしょう。
経済的余裕がない
学生結婚、特に男女双方が学生で結婚する場合、安定した収入を得るのは難しいでしょう。結婚に加えて出産もとなると、さらにお金がかかります。
親からの援助や公的な援助を受けなければ、学生結婚は経済的にかなり厳しいと言えるでしょう。
自由がなくなる
結婚、さらに出産となると、一般的な学生に比べて自分の時間は圧倒的に少なくなります。もしかしたら、家庭のことに追われて学業もままならなくなるかもしれません。
もちろん大好きな相手と結婚するのは素敵なことですが、自分の自由な時間がなくなるということは覚悟しておかなくてはなりません。
就職に影響する
特に転勤の多い職業に就きたいと考えている場合には、結婚しているということで不利になる可能性があります。
また、女性の場合は妊娠の可能性も考えるとさらに不利になると言えるでしょう。就職してすぐに産休を取られるのは、やはり企業としては好ましいことではありません。
友達・知人と環境がちがう
周囲の友達・知人は学業に専念して、その合間にアルバイトやサークル活動をし学生生活を謳歌している一方で、学生結婚となると生活費や学費を稼ぐのに追われてそれだけで精一杯になってしまいます。
結婚をすれば家庭が優先になります。自分の自由がなくなるどころか、今まで親しくしていた友達とも疎遠になってしまうかもしれません。
結婚式やハネムーンを挙げられない
プロポーズや結婚というのはタダでできても、結婚式やハネムーンはそうはいきません。一生に一度のものですから、一般的には相当なお金がかかります。
結婚式やハネムーンに関してはしなくても良いものですが、思い出として残したいという人も多いでしょう。学生結婚となるとこれらは諦めざるを得ないかもしれません。
まわりの偏見がある
世間的には、学生結婚というのは賛同が得にくいものでしょう。「学業に専念してほしい」「就職してからでも」「もっとゆっくり考えてからでも」と思う両親は多いでしょう。
周囲の偏見なんて気にしないというカップルでも、経済的・精神的負担と世間からの厳しい声が合わされば心が折れてしまうこともあるでしょう。
この人でいいのか迷う
学生と言ったら人生経験もまだ浅く、将来を共に歩むのが本当にこの人でいいのかなと迷ってしまうこともあるでしょう。若いうちに結婚したカップルの離婚率が高いのも事実です。
もちろんずっと寄り添っていけるパートナーに出会えることもあるかもしれませんが、学生のうちはまだそういった面での判断力が未熟だと言えるでしょう。
学校を退学しなければいけない可能性も
女性の場合、学生のうちに出産をするとなると休学、最悪の場合は退学をしなければならなくなる可能性もあるでしょう。
学生結婚が必ずしも悪いわけではありませんが、大学生として学業を全うしたいのであれば学生結婚についてはよく考える必要があるでしょう。
学生結婚する場合やった方がいいことは?
では、実際に学生結婚をするとなった場合に、やっておくべきなのはどのようなことなのでしょうか。素敵な夫婦生活を送るためにも、しっかりと確認しておきましょう。
扶養の見直し
学生結婚をする場合には、どちらかが親の扶養を外れなければなりません。夫婦の収入がどうであれ、関係なく外れる必要があります。
どちらかの親が結婚に協力的で、また夫婦の収入が少ない場合には、扶養に入れてもらうことで社会保険などを利用することは可能です。
年金、健康保険
親の扶養に入っていてもいなくても、20歳を超えたら年金を支払う義務が生じます。しっかりと支払っておかないと、将来年金を受け取ることが出来ないというのは誰しもが知っていることだと思います。
ただし、学生の場合には申請すれば年金が免除されるという特権があります。経済的に年金を支払うのが難しい場合には、この制度を活用するべきでしょう。
また、病気を患った時のために、国民健康保険には必ず入るようにしましょう。病気以外にも、妊娠や出産の時にも自己負担が減りますよ。
公的扶助を調べる
それぞれの市区町村には、それぞれの公的扶助があります。例えば、妊娠や出産でお祝い金や給付金がもらえたり、新婚さんがその街に住むだけでもらえる手当もあります。
このような公的扶助は、調べれば数多くあります。申請しなければ公的扶助は受けられないので、しっかり調べて活用するようにしましょう。
学生証などの変更
結婚すると姓が変わりますから、学生証の改姓手続きというものが必要になります。旧姓のまま過ごすことも可能ですが、どちらにせよ書類を提出する必要があります。
また、学費の免除などについてもわからないことがあれば大学に確認してみましょう。
奨学金関係の見直し
奨学金を受け取っている場合には、必ず改姓の連絡をする必要があります。公的な書類ですから、絶対に忘れないように注意しましょう。
両親の説得
学生結婚は、両親の支えや援助があるのとないのとでは大きく変わってきます。経済的な面でもそうですが、出産などの祭にも非常に心強い味方となってくれるでしょう。
両親を説得するには、「なぜ結婚したいのか」「なぜ学生のうちに結婚したいのか」「結婚後の生活プラン」などといったものをしっかりと伝える必要があるでしょう。
そのためにも、お互いの両親に挨拶をしに行く前に、まずは二人でしっかり今後のことについて話し合うべきでしょう。
資金計画をしっかり練る
両親を説得するというのにも繋がることですが、結婚後の資金計画はしっかりと練っておきましょう。生活費はどのくらいなのか、学生のうちは月にいくら稼げるのか、就職してからはどうなのかなどということです。
二人の間にどんなに深い絆があっても、愛があっても、お金がないと生活していくことはできません。生活の基盤となる重要なことですから、しっかりと二人でプランを考えておきましょう。