「ぐわし」とは?漫画「まことちゃん」のポーズ?意味ややり方は?

漫画家の楳図かずおさんが使われている「ぐわし(グワシ)」というポーズは非常に有名ですが、皆さんはその意味まで知っていますか?そもそも「ぐわしっ」とは何か?また類似の「サバラ」のポーズなどについて画像付きでまとめてみました。

「ぐわし」とは?どんな意味がある?

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この「ぐわし(グワシ)」とは、漫画家である楳図かずおさんの漫画に登場するキャラクターが披露したオリジナルのポーズです。

物を掴むときの擬音として「ガシッ」が使われる事がありますが、その擬音から来ています。

「ぐわし」とは楳図かずおのマンガ「まことちゃん」に登場するポーズ

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「ぐわし(グワシ)」とは、楳図かずおさんが手がけたギャグ漫画作品「まことちゃん」の主人公である沢田まこと(まことちゃん)が披露した指のポーズのことのようです。

「まことちゃん」は日本を代表するギャグ漫画

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この「まことちゃん」という作品はマンガ雑誌「週刊少年サンデー」にて1976年から1981年の5年間にわたり連載されていた作品です。1980年にはアニメ映画化までされた非常に有名な作品です。

作中で主人公の沢田まこと(まことちゃん)は、相手に左手の中指と小指だけを曲げるポーズを見せつけながら「ぐわしっ!!」「グワ~シ!!」と大声で言いながら披露します。

作中のギャグ「グワシ」や「・・・なのら」などのまことちゃん語が流行した

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この「ぐわし(グワシ)」という耳に残るフレーズ(通称まことちゃん語)は連載当時、多くの読者がとりこになり非常に流行したようです。

「ぐわし」の他にも、まことちゃんのセリフの語尾につく「・・・なのら」や、「マッチョメマッチョメ」、「ゲゲッ」、「ギョエー」、「まこと虫」などのまことちゃんが使ったセリフも「ぐわし」同様に流行しました。

「ぐわし」には特別な意味はない?

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そもそも「ぐわし(グワシ)」とはどんな意味があるのでしょうか?実はこの「ぐわし」、意味は特にないのです。作中、まことちゃんは相手に見せつけるように「ぐわし」ポーズをしていますが明確な意味はありません。

そのため「こういう時に使う」といった決まりもなく、ファンの間でも「ぐわし(グワシ)」はまことちゃんの決めポーズ、くらいの認識のようです。

指サイン「ぐわし」の画像は?

この「ぐわし(グワシ)」ポーズですが、SNSなどで検索すると芸能人から一般の方まで多くの方がこの指サインで写真と撮っているのが見受けられます。

ちなみにこの「ぐわし」ポーズを原案者の楳図かずおさんの場合は「ぐわし」を描いた紙パネルを用いてポーズを決めているようです。

「ぐわし」のやり方は?練習が必要?

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多くの人が挑戦しているこの「ぐわし(グワシ)」サインですが、実際にこの指サインをやってみるとなると、どのようにするのでしょうか。簡単にまとめてみました。

  • 1.左手を前に突出し、パーの状態にする
  • 2.突き出した左手の中指と小指だけをそのまま折り曲げる

なんとたったの2STEPでできてしまうのです。これだけ見ると非常に簡単な指ポーズだと思ってしまいますが、実はこの指ポーズにはある落とし穴があるのです。

実は肉体的な構造上できないポーズ?

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この「ぐわし(グワシ)」ポーズですが、実際にやってみようとすると小指だけ曲げようとしても薬指もつられて曲がってしまうのではないでしょうか?

実は指の神経の構造上、小指と薬指はどうしても連動して動いてしまうため小指を曲げると必ず薬指も曲がってしまうのです。そのため漫画のように綺麗なポーズにするのは至難の業です。

練習次第ではできるようになるかも

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しかし絶対にできないというわけではありません。訓練をすれば薬指と小指をそれぞれ動かすことができるようになるのです。ピアニストなどはその大きな代表です。

「ぐわし(グワシ)」サインを投稿している人たちも何回も訓練をしてキレイな「ぐわし」サインを決められるようになった人も少なくありません。時間をかければだれでもできるようになります。

「ぐわし」にはバリエーションがある?

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そんな「ぐわし(グワシ)」ポーズですが、多くのバリエーションがあるのはご存知でしょうか。実は今多くの人が使っている「ぐわし」ポーズの前に初代「ぐわし」ポーズが存在しているのです。

そんな初代の「ぐわし」ポーズに加え、派生「グワシ」までまとめてみました。

作者・楳図かずおがテレビ番組なので披露しているのは二代目グワシ

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メディア露出も多い作者の楳図かずおさんは、TVに出演する際は必ずといっていいほど「ぐわし(グワシ)」ポーズを決めてくれます。しかしこの「ぐわし」は実は2代目のポーズなのです。

初代グワシは英語のNGワード?

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では初代「ぐわし(グワシ)」ポーズはどんなものだったのでしょうか。調べてみると2代目「グワシ」よりもシンプルなものだったようです。

初代グワシは、拳を握り拳を相手に向けた状態で中指のみ立てるというもの

(引用:ウィキペディア(Wikipedia))

このポーズ、どこか見覚えはないでしょうか。お気づきかもしれませんが英語圏で使われている「FUCK YOU」の意味となるファックサインと全く同じだったのです。そのため初代は使われる事はなくなりました。

ちなみに楳図さんは全く意図はしておらず、読者からの投書で指摘をされるまで初代「ぐわし(グワシ)」がこの意味になってしまうとは知らなかったようです。

二代目グワシは今日の一般的なグワシ

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図らずしも件の理由から初代「ぐわし(グワシ)」は使用できなくなった楳図さんでしたが、その後とある出来事から二代目「ぐわし(グワシ)」が誕生する事になります。

二代目「グワシ」は読者のアイディア?

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なんと楳図かずおさんの作品の読者の方から寄せられたハガキには初代「ぐわし(グワシ)」に代わる提案が書かれていたのです。それに感銘を受けた楳図さんは読者の提案を元に二代目「ぐわし」を完成させます。

その後、この二代目「ぐわし」ポーズが当時の日本で爆発的な流行となり、世間一般では「ぐわし=二代目ぐわし」となりました。

読者の提案から派生グワシが誕生?

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読者のアイディアから誕生した二代目「ぐわし(グワシ)」は、その後さらに進化を遂げることになります。その進化のキッカケもまた読者からのアイディアでした。

読者からきた提案「グワシ免許書」

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2代目「グワシ」が定着後、楳図さんのもとに読者からまた新たな提案の手紙が届きました。前述したようにこの2代目「ぐわし」は非常に難しいポーズです。なので難しいならいっそ階級を設けてしまおうというのです。

読者のこの提案を楳図さんは気に入り、その後「ぐわし」には七階級の階級と段を設け、多くの派生「グワシ」が誕生することとなりました。

派生グワシ①四級グワシ

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左手でにぎり拳を作った状態のことをいいます。ジャンケンでいう「グー」の形と同じものです。これが派生「ぐわし(グワシ)」の中でも最も簡単なポーズです。

派生グワシ②三級グワシ

四級「ぐわし(グワシ)」の状態(にぎり拳)から、左手の親指と小指を立てて、その状態を相手の顔に向けることを言います。電話のハンドサインのような状態です。

この四級「ぐわし」は多くの人が一度はやったことのあるかもしれません。

派生グワシ③二級グワシ

初代「ぐわし(グワシ)」のポーズ(にぎり拳の状態から中指を立てる)のことをいいます。このポーズも難易度的にはさほど高いものではありません。

しかしこのポーズは前述のとおり、「ぐわし」よりも「FUCK YOU」の意味のほうが圧倒的に知名度が高いので、あまり人前(特に外国の方)では披露しない方がいいかもしれません。

派生グワシ④一級グワシ

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左手で作ったにぎり拳を相手に向けて、その状態から人差し指と薬指を曲げることをいいます。小指も一緒に曲がらないように注意するのがポイントです。

ちなみにこの1級「グワシ」ポーズ、まことちゃんファンの間では完成した手の形が戦闘機に似ているので「グワシ戦闘機」という愛称でも親しまれています。

派生グワシ⑤初段グワシ

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左手でにぎり拳を作った状態から薬指のみを立てることをいいます。1級「ぐわし(グワシ)」と同様に一緒に動いてしまう小指をうまく折り曲げられるかがポイントです。

この「ぐわし」ポーズはファンの間でも一番難しいと言われるくらいの難易度です。またやりすぎると腱鞘炎や手関節炎の原因にもなってしまうので、じっくり訓練することをオススメします。

派生グワシ⑥二段グワシ

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左手でにぎり拳を作った状態から親指と薬指を立てることをいいます。4級「ぐわし(グワシ)」に似ていますが、決定的に異なるのは「にぎり拳の状態から」指を立てるかです。

こちらも初段「ぐわし」ポーズと同様に薬指の動きに小指がつられてしまうので、じっくりゆっくり慣れていきましょう。

派生グワシ⑦免許皆伝グワシ

左手をパーにした状態の手を見せ、中指と小指を折り曲げることをいいます。2代目「ぐわし(グワシ)」のことです。ここまで出来るようになってはじめてまことちゃんと同じポーズをとることができるようになります。

ちなみに作者の楳図かずおさん自身はこの「ぐわし」ポーズができないので「グワシ」を描いた紙製のパネルを持ち歩いているようです。

「サバラ」とは?「グワシ」とは違う?

ちなみに「ぐわし(グワシ)」のポーズを披露するまことちゃんですが、「グワシ」に似た「サバラ」ポーズもするのもご存じですか?「グワシ」と非常に似ていますが、違うのは折り曲げる指が中指と薬指という点です。

ちなみに「サバラ」の語源は、楳図さんの職場に訪れた子供が帰る際に「さらば(さようなら)」と言うつもりが「サバラ」と言い間違えてしまったところからきているようです。

「ぐわし」が出てくるギャグ漫画「まことちゃん」とは?

「ぐわし(グワシ)」はまことちゃんというキャラクターが披露しているポーズであることをまとめましたがそもそもこの「まことちゃん」とはどんなキャラクター、作品なのでしょうか。

ストーリーや登場人物についてまとめてみました。

「週刊少年サンデー」で1976年から1981年まで連載

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楳図かずおさんが手がけたギャグ漫画「まことちゃん」は、株式会社小学館が出版している週刊少年漫画雑誌「週刊少年サンデー」にて1976年から1981年まで連載された作品です。

元々は同じく週刊少年サンデーで1971年から1972年まで連載されていた主人公のまことちゃんの祖父の沢田元太郎が主人公の「アゲイン」というスピンオフ作品からきているようです。

1970年代後半のギャグマンガの金字塔的な作品

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「アゲイン」の派生作品として誕生したギャグマンガ「まことちゃん」ですが、勢いのある数々のギャグに当時の読者は夢中になり、あっという間に子供たちの人気作品となります。

後に「週刊少年チャンピオン」で連載されていた山上たつひこさんの「がきデカ」、「週刊少年ジャンプ」で連載されていた小林よしのりさんの「東大一直線」らとともにギャグ漫画の金字塔的作品にまで上り詰めました。

「まことちゃん」のストーリーあらすじは?

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このギャグ漫画「まことちゃん」は、聖秀幼稚園に通っている幼稚園児の主人公、沢田まこと(通称まことちゃん)とその家族たちが巻き起こす下ネタエロネタ何でもありのギャグ漫画です。

基本はまことちゃんをはじめとする沢田一家の日常がメインで、江戸時代や未来に行ってしまうタイムスリップ系や作者の楳図かずおさんが得意とするホラーテイストな話もあったりとかなり自由な作風となっています。

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