【閲覧注意】奇形児とは?確率や原因は?福島原発事故の影響も?

世の中には一般的な形態とは様相が異なった形で生まれる「奇形児」という小児がいます。その原因や出生確率、事例等を画像付きで解説すると共に、現存する奇形児の施設や博物館、福島県での放射能汚染による奇形といった噂や糖尿病との因果関係についても深掘りしていきます。

奇形児とは?

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「奇形児」とは医学的に、卵子と精子が受精し分娩までに何らかの異常が発生した事がきっかけで形態異常のまま生まれた小児の事を指します。その異常は多岐にわたり、また奇形も様々です。

肉体的な奇形が元で機能障害を起こす事もあります。また、肉眼上では見えない精神発達における遅滞や体内で起きる内分泌障害については奇形とされない事が多いものの、それらが奇形に合併する事が多いのも事実です。

奇形児とは?先天的な形態異常を持つ子供?

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「奇形児」とは受精から出生までの間に母体内で悪要因が機能した事により、何らかの異常が発生し通常の発育に障害が生じた結果、形態異常を持って生まれて来る小児の事を指します。

出産時に何らかの障害により生じた形態異常や出生後に生じた発育障害とは区別されています。出生時から有している機能的な異常、染色体の異常、代謝異常等を含めた場合には先天異常と呼ばれています。

奇形児が生まれる原因や確率は?

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奇形児は様々な原因が複雑に絡み合った事がきっかけで、体の何れかの場所に形態異常を負って生まれてきた小児の事を指しますが、その原因や奇形児が生まれる確率を医学的に解説していきます。

遺伝的要因

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卵子もしくは精子の異常によって「一次性奇形」または「内因性奇形」に二分され、これらは遺伝する傾向にあるようです。その為、両親のうちの何らかの異常が遺伝する事で子どもに奇形を有してしまう様です。

環境的要因

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母親の子宮内で発育している時、すなわち胎児である時に母体が受けた感染症や外傷、摂取した薬剤、放射線や低酸素などといった環境因子によって発育時に異常が生じ、それらが原因で奇形を有してしまう様です。

奇形児が生まれてくる確率

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「奇形児」と一括りに表現するにしても、中には様々な形態を伴った奇形が存在します。その中でも奇形児が生まれてくる一因として、染色体異常が挙げられます。

その異常を有する確率は、母体が40歳を超えると上がります。ダウン症を事例に挙げると、母体が45歳以上で30分の1の確率、30歳以上で952分の1の確率、20歳以上で1667分の1の確率となっています。

天皇家には奇形児が多い?

天皇家ではその昔、実に1700年にも渡って近親間での結婚を繰り返したが為に、知的障害児や奇形児など、何らかの異常を持って生まれてくる子どもが相当多かった、と囁かれています。

ただこの噂は真実ではない様です。124代の昭和天皇は、天皇と皇后の間に生まれて皇太子となり、最初に即位した天皇なのです。それ以前の大正天皇や明治天皇含め、全て側室の子であり、近親婚ですらないのです。

また、近年では遺伝子的に相似する男女から生まれた子どもであっても、そうでない男女から生まれた子どもに発生する先天異常や死産等の割合は変わりない事が臨床医学的に確認されているそうです。

【閲覧注意】奇形児の実際の画像・動画まとめ

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奇形児とは其々に多種多様な奇形を伴って生まれてきた小児のことを総称したものですが、一見目立つものではない奇形から目を背けずにはいられない奇形を伴った人々がいるのも事実です。

ですが、そういった奇形を持って生まれてきた人々に背を向けいては何も始まりません。医学の進歩のためにも奇形を有する人々、そして健常者が一同に取り組んでいくべき課題と言えるのではないでしょうか。

多くの人が奇形という言葉に好意的な印象が低いのも事実ですが、我々が意識的にその知識を深める事で、今後奇形に対する見方が変わってくるかもしれません。ここからは様々な奇形を画像付きで紹介していきます。

ホクロが広がって象のように?「象の腕」

こちらは色素性母斑いわゆる「ホクロ」であり、遺伝子の読み取り異常が原因と考えられています。その為、大量のホクロが原因で皮膚が正常に成長せず、筋肉の成長に支障を来しています。

銀皮症(銀沈着症)

銀の慢性的な摂取により肌が青や灰色に変色してしまう症状です。この銀皮症の患者は世界中で確認されており、原因の1つとして米国等で販売されている「コロイド状銀」の摂取が挙げられています。

コロイド状銀とは微細な銀粒子を液体に懸濁させて作られた代替医療製品。それを長期に渡り摂取を続ける事で、皮膚に蓄積された銀の粒子が日光に曝露されて黒ずむことが原因とされています。

先天性白皮症(アルビノ)

先天的な遺伝子異常によりメラニン色素が作り出せ無いことで起きる症状。画像の通り透き通る様な白い肌とは裏腹に、健常者に比べ紫外線に弱い特徴を持っています。

その神秘的とも言える肌の白さから、アフリカではその身体の一部を呪術として利用する為に大勢のアルビノ患者達が手足等を切断され、酷い時には殺害されたりもしています。

先天性無鼻症

生まれつき鼻が無い状態で生まれてくる先天性疾患です。この症状を持った子どもは世界でも43人しか確認されておらず、非常に稀な疾患ということです。

画像の少女は出生当初、鼻が無いこと以外は何ら異常は見当たらないとされていましたが、生後11週目で左目の白内障が発見され、手術を行うも合併症により失明した他、呼吸がしやすい様に気管切開術も受けました。

現在は、鼻の再建へ向けて2年毎に眉間の間へインプラントを入れ替えて皮膚を伸ばし、最終的にはタトゥーアーティストによって鼻筋と陰影を描き入れることで再建完了の予定となっているそうです。

象皮病

かつて江戸時代の日本でも蔓延していた寄生虫フィラリア(バンクロフト糸状虫)により発症する病気です。感染するとリンパ系に多大なダメージを受けることで足や陰部、腕、乳房などが巨大化します。

かの有名な「西郷隆盛」もこのフィラリアによって下腹部が大きく膨れ上がっていたそうです。

骨繊維異常増殖症

こちらの画像は中国の23歳の女性の顱脳顎面にできた腫瘤。「まるでアバターみたいだ」とも言われるこの症状ですが、彼女の場合この腫瘍により両目は失明、鼻呼吸も出来ず、顔面も大きく歪んでいます。

手術には380万円の費用がかかるそうで、現在地元ボランティアによって義援金が募られているとのことです。

水頭症

こちらの画像はインドに住む現在2歳の水頭症患者のものです。この子どもは世界で最も症状が重く、頭の中には5.5リットルもの髄液が溜まっていたそうです。

脳脊髄液の産生や循環、吸収などの異常により髄液が頭蓋腔内に貯まることで脳室が正常より大きくなってしまう病気です。これにより脳が圧迫され頭痛や嘔吐、失明等様々な症状が出るそうです。

幸福顔貌骨異形成症

遺伝性の骨異形成疾患により一部の骨が伸びず、一部の臓器は成長し過ぎてしまう病気です。この病気は世界でも事例数が少なく30例しか報告されていません。

皮膚が分厚くなり関節に変形が生じる為、運動に支障をもたらします。「幸福顔貌」骨異形成症という名前の由来は、患者の顔が丸く大きな瞳を持つのが特徴で、天使のようだと言われていることから来ているそうです。

全身性脱毛症

こちらの症状は世間でもよく見聞きする円形脱毛症とは異なり、全身の毛が抜け落ちてしまう病気です。脱毛症は自己免疫疾患が原因と考えられています。

外部から侵入したウイルスや細菌に対し、それを攻撃する役割のリンパ球が何らかの異常により毛根を攻撃してしまうことで生じます。その結果、全身の毛が抜け落ちてしまうのです。

疣贅状表皮発育異常症

「ゆうぜいじょうひょうひはついくいじょうしょう」というこの病気は子宮頸がんの原因ともされているHPV(ヒトパピローマウイルス)が体内に侵入し、身体中に硬いイボを発生させる非常に稀な病気です。

世界でも4事例しか報告されておらず、偶然にもこのウイルスに対する免疫力の低い人が感染することで、この症状を発症してしまう為、通常であればこのウイルスに感染しても大事に至る確率は非常に低いという事です。

魚鱗癬

魚鱗癬(ぎょりんせん)は重度の皮膚の乾燥の一種で、魚の鱗のように皮膚表面が硬くなり剥がれ落ちてしまう病気です。遺伝子異常により皮膚表面の角質が異常形成されてしまうのです。

この病気は遺伝子異常を抱えた親から、遺伝して発症する遺伝性(自然発生する時もある)のものや、幾つかの薬や病気によって発症する後天性の二種に分かれます。

ハーレクイン魚鱗癬(道化師様魚鱗癬)

魚鱗癬の中でも特に重篤な症状なのがこのハーレクイン魚鱗癬です。皮膚の細胞間へ脂肪を運ぶ「ABCA12」遺伝子の突然変異が原因で起こるとされています。

両親のどちらかがこの遺伝子を持っている事で、この病気を患った子どもが生まれるといいます。全身の皮膚はめくれ上がり、目や口は赤く仮面を被ったかの様に見える事から道化師(ハーレクイン)と名付けられました。

皮膚を形成するたんぱく質の不足により、通常の人間の皮膚より10倍も速く剥げ落ちてしまいます。その為、肌のバリア機能が妨げられ感染症により命を落とすこともあるのです。

先天性面部横裂

6月生まれである事から両親に康康(ジュンジュン)と名付けられたこの少年は、先天性顔面裂溝口蓋裂を抱えて生まれ、その様相はまるでマスクを顔面に装着している様であった事からこの病名がつけられました。

彼の症状は通常の口唇裂や口蓋裂とは異なっており、外皮だけではなく骨にまで横裂が及んでいました。電子メーカーに務める母親が電磁波を受けた事が原因ではと推測されるも、明確な原因は不明だそうです。

今後顔面の再建に向けて、避けた部分に2回に渡って組織を重鎮する手術が行われるという事です。

先端巨大症

脳の下垂体から排出される成長ホルモンが長期間に渡って過剰に分泌され、体のあらゆる部分が肥大化する病気です。一般的に「巨人症」がこれにあたる事が多いようです。

手足末端の肥大化や顔貌の変化に加え、糖尿病や心肥大、慢性呼吸不全などの合併症をもたらす慢性疾患であるとされています。

巨舌症

通常の舌のサイズを大きく逸脱した舌を持つ患者は、この巨舌症に分類されます。この巨舌症は先天性筋性巨舌症と後天性巨舌症の2つに分けられています。

後天性巨舌症には、リンパ管腫、血管腫、神経線維腫、脂肪腫などが存在しています。巨舌症患者は常に舌を口内に収納できない為、言語障害や摂食障害、呼吸障害を伴うこともあります。

鼻壊疽/悪性腫瘍

顔面の中央に開いた直径10~15cm、深さ7~10cmの穴に苦しんでいるのはインドネシアに住むトゥミニさん。この奇病は顔面が徐々に消失してしまうのだそうです。

「鼻壊疽」という鼻腔から発生する悪性リンパ腫が原因との見方もあるようですが、未だ原因は不明となっている様です。

集面部缺損大成

口蓋裂をはじめとしてあらゆる疾患が顔面に集中する奇病です。中国に住む唐三妹さんは生まれた頃から顔面が崩壊しており、その事から表情を作る事、食事や会話にも困難な状況を強いられたという事です。

この症状が元となり彼女は家から表に出させて貰えず、世間を全く知らずに生活をしていたそうです。後になり、非営利団体のサポートを受け顔面再建術を受ける事ができたという事です。

先天性骨質増生

彼は若いころ下顎がある日突然盛り上がってきた事に驚くも、年と共にそれは巨大化し現在の姿になったそうです。口を開けて食事ができない為、匙を使用してお粥を上から流し込む事しか出来ないのだそうです。

単眼症

染色体異常と遺伝子変異による先天性の奇形です。受胎後5週~10週目に大脳が型作られる際、前脳胞と呼ばれる部位が2つに分離せず、ひとかたまりとなったまま成長してしまう事で発症したものです。

単眼症の子どもは生後1年足らずで死亡に至るケースが殆どと言われている中、この画像の赤ん坊は生命に関わる臓器に重大な異常はなく、自発呼吸も出来ている為、生存の可能性が非常に高いとされているそうです。

プロテウス症候群

年齢と共に皮膚や骨、筋肉や脂肪組織が肥大し、主に頭蓋骨の変形が多く見受けられる稀な奇病です。世界でも僅か200名の患者しか確認されていないそうです。かの有名なエレファントマンもこの患者だそうです。

現在の研究では、このプロテウス症候群の原因がAKT1(ガン遺伝子)であるという事が判明したそうです。

蜘蛛指症

蜘蛛の脚の様に細く長い指が特徴である事から、蜘蛛指症と呼ばれています。通常より関節が柔らかく、手足が異常に長い人に多く見受けられるそうです。次にご紹介するMFSにはこの症状が多く見受けられる様です。

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