デザイナー佐野研二郎のパクリ疑惑、過去デザインと現在の仕事。

2020年の東京オリンピックロゴデザインのパクリ問題で一躍有名になってしまった、デザイナー佐野研二郎。そんな佐野氏とは、いったいどんな人物なのか?オリッピックロゴ問題以前から、現在に到るまでの佐野氏についてまとめてみた。

佐野研二郎とは?

佐野研二郎の経歴

佐野研二郎(さのけんじろう)は、東京都出身のグラフィックデザイナー。1972年7月29日生まれの現在45歳。1996年、多摩美術大学美術学部グラフィックデザイン学科卒業後、有名な博報堂に入社。その後、株式会社MR_DESIGN(ミスターデザイン)を設立。数多くの広告デザイン、プロダクトデザイン、キャラクターデザインを手掛けており、TBSのマスコットキャラクター「BooBo(ブーブ)」、日光江戸村の「ニャンまげ」などのキャラクターデザインも佐野氏の代表的な仕事である。

オリンピックロゴのパクリ事件

2015年7月24日、2020年東京オリンピック及びパラリンピックの公式エンブレムとして、佐野氏のデザインが採用された。しかし、ベルギー人デザイナーのオリビエ・ドビ氏が、2013年にベルギーのリエージュ劇場のために制作したロゴと酷似していると指摘し、使用差し止めを求めて国際オリンピック委員会(IOC)を提訴した。佐野氏は「全くの事実無根」と盗用疑惑を否定していたが、「国民の支援がないエンブレムを使い続けるのは困難」との判断に至り、佐野氏のデザインは取り下げられた。

 

佐野研二郎の現在は?

現在でもデザイン事務所は営業中

佐野氏の事務所「MR_DESIGN_NEW 」は、現在も運営されています。WEBサイトは基本的には英語表記になっていますが、掲載されてるのは「サントリーの天然水(SUNTORY)」「におわ納豆(mizkan)」など、ほぼ日本での仕事です。(最近のものでいうと、宇多田ヒカルさんがCMに出演している南アルプスの天然水にも携わっているようですね。)参考URL:https://mr-design.jp/

 

現在の活動:元SMAPのファンサイト「新しい地図」をデザイン

佐野研二郎がデザインした「新しい地図」

元SMAPのファンサイト「新しい地図」も、アートディレクターとして佐野氏の名前があります。というか、この「新しい地図」に携わっているメンバーがかなり豪華。クリエイティブディレクターの多田琢(ただたく)氏は、小栗旬さんの出演している「ペプシネックスゼロ」の桃太郎シリーズなどのCMを手掛けている著名なCMプランナー。その他の人たちも本当に著名な人々ばかりです。すごいですね・・・。

 

新しい地図に込められたメッセージ

「新しい地図」のロゴに暗号が秘められているとの憶測が飛び交っている。方角を表すアルファベットの内、反転している様に見える3つを繋げて「NEW」と読み解き、「S=SMAP」とすると、「新しいSMAP」という意味ではないか?。また、反転という観点から対義語として「新しくないSMAP」。つまり、いずれ中居・木村も揃い以前のSMAPに戻るのではないか?などの見方もある。見る人それぞれ解釈ができる仕掛けは、エンターテイメント性が高く、今後どういった発信がなされているのか気になるところだ。

 

佐野研二郎、死亡説?

佐野研二郎の葬儀が行われていた

2016年11月佐野氏の母校でもあり、佐野氏が教授も務める多摩美術大学の学園祭で「佐野研二郎葬式ごっこ」が学生のパフォーマンスとして行われた。弔文と称した文章には、彼を批判するというよりは、彼の無念さなどを綴った内容であったが、まだ存命の人間に対する「葬式」というパフォーマンスが倫理的な問題として取り上げられた。

 

現在も活動中とのことなので、死亡はしていない様子

サントリー「南アルプスの天然水」などのCMも佐野氏が手掛けていますし、雑誌「BRUTUS(ブルータス)」にも佐野氏の記事が掲載されています。メディアへの露出は極端に減り、彼の現在の姿はあまりテレビで拝見しませんが、死亡説はデマという事でしょう。

 

佐野研二郎は現在でも仕事が多い

NHKの番組も担当している佐野研二郎

こどもの自由な発想に一流のクリエイターが本気で向き合うという、NHK Eテレ「オドモTV」にも、佐野氏はアートディレクションとして携わったそう。この番組も元SMAPの「新しい地図」同様に、豪華なメンバーで構成されている。「電車男」「モテキ」などの映画プロデューサーとして有名な「川村元気(かわむらげんき)」氏、テーマ音楽には「RADWIMPS」、ダンサーとして活躍している森山未來など、30分番組とは思えない豪華な顔ぶれである。

佐野研二郎は有能だった

「新しい地図」や「オドモTV」でも分かるように、佐野氏の携わる仕事はクオリティが高いものが本当に多い。パクリ疑惑など負の面が多々目につくが、彼のアートディレクターとしての有能さは、彼の携わっている仕事のクオリティを見れば一目瞭然である。

 

現在も佐野健二郎にパクリ疑惑のあるデザイン

その他のパクリ疑惑デザイン(1)

オリンピックのロゴ・エンブレムの盗用疑惑問題から、佐野氏の過去に手掛けてきた仕事に対しても疑惑の目が向けられた。その中でも注目を集めたのが、サントリーオールフリーの「夏は昼からトート」キャンペーン。対象商品のシールを集めて応募すると、佐野氏がデザインを手掛けたトートバック30種類の中から好きなアイテムが、必ず貰えるというものだった。その内、8アイテムの盗作を認め残念ながら30アイテムでは無くなってしまったようです・・・。

その他のパクリ疑惑デザイン(2)

佐野氏の手掛けた腕時計のデザインが、カルバンクラインの腕時計と類似しているとの指摘があった。発売時期としてはカルバンクラインが2010年4月で、佐野氏の手掛けた腕時計は2010年5月で、発売時期が近い事からも短期間でデザインをパクるのは難しいのではないかと言われていますが、佐野氏の幾つかの疑惑により、全てが疑わしく感じられてしまいます。

 

佐野研二郎氏のこれから

オリンピックロゴの盗作疑惑から、佐野氏の過去のデザインに対する厳しい批判が続きました。明らかにアイディアを模倣しているものや、そのままトレースしているものなども見受けられましたが、そこもパクリと言ってしまうのか・・・?というグレーゾーンも個人的には多々あったように感じられました。彼が優れたクリエイターである事に違いは無いと思いますので、反省する点は反省し、今後も多くの人をハッピーにする仕事をどんどん手掛けて欲しいなと個人的には思います。