

「いっぱいちゅき」の元ネタはポプテピピック?使い方や返し方は?
ネット上で頻繁に使われている「いっぱいちゅき」というセリフ。出典は大川ぶくぶの人気漫画「ポプテピピック」です。元ネタのエピソードとともに、使い方やパロディ動画などをご紹介します。「いっぱいちゅき」以外の使えるセリフも満載です。
目次
[表示]ネットで話題の「いっぱいちゅき」とは?元ネタは?
昨今のネット上では「いっぱいちゅき」という文言がたびたび見かけられます。一見ただの赤ちゃん言葉ですが、流行のきっかけは「ポプテピピック」という人気漫画です。
「いっぱいちゅき」とは?元ネタは大川ぶくぶ原作の4コマ「ポプテピピック」
ポプテピピックは大川ぶくぶさんによる4コマ漫画。竹書房から配信されている『まんがライフWIN』で2014年から連載されています。「いっぱいちゅき」はこの漫画に登場するキャラクター、ピピ美のセリフです。
「いっぱいちゅき」が使われたシーンは?
「私は神だ。知りたいこと何でも教えよう(wiki調べ)」というピピ美に、「私のことどれくらい好きかおしえて?」と問いかけるポプ子。しばしの沈黙の後、ピピ美は「いっぱいちゅき♡」と答えます。
これが人気の「いっぱいちゅき」の元ネタとなったエピソードです。
アニメ版では第1話に収録!「いっぱいちゅき」の動画
アニメ版では記念すべき第1話に「いっぱいちゅき」のエピソードが登場しています。
神々しい光を放つピピ美の姿に一瞬だけカットインするWikipediaの画面や、セリフの軽快な掛け合いと絶妙な間は、原作4コマの面白さを失わないテンポで展開されています。
「いっぱいちゅき」を発したピピ美役の声優は大塚芳忠と日髙のり子
ポプテピピックのアニメは、1回の放送で15分のエピソードを2回繰り返し、1回目と2回目でポプ子役とピピ美役を演じる声優を入れ替えていることが特徴で、放送当時も大きな話題となりました。
第1話では、前半をポプ子役江原正士さん・ピピ美役大塚芳忠さん、後半をポプ子役三ツ矢雄二さん・ピピ美役日髙のり子さんが担当しています。
いずれも声優としては大御所と呼ばれるメンバー。そしてダンディな声に定評がある大塚さんや、愛らしさ抜群の日高さんの「いっぱいちゅき」に視聴者は沸き立ちました。
ポプテピピックの「いっぱいちゅき」の使い方や返し方は?
かわいらしく愛嬌がある「いっぱいちゅき」というセリフ。交友関係など、日常生活でも気軽に使えるネタとして親しまれています。
汎用性が高い事から様々な使い方がある
ポプテピピックでは、毒舌や煽りなどのネガティブな要素が含まれるネタが多い中、「いっぱいちゅき」は単純なポプ子とピピ美の仲の良さを表現しており、日常でも使いやすいネタとして好まれています。
単純に親しい相手に好意を伝えるために使うこともできますし、好きな作品や趣味などについて語るときにも気軽に使えるセリフです。
TwitterなどのSNS画像付きや顔文字付きで使われていることが多い
ツイッターなどのSNSではポプテピピックのネタだということが分かりやすいように、画像を添付したり、ピピ美に似せた顔文字「(☎︎ω☎︎)」を添えて使われることが多いようです。
「いっぱいちゅき」と言われた時の返し方は?
元ネタでは「いっぱいちゅき」がオチとして使われているので、返しとして決まったセリフというものはないようですが、「OH,YEAH…」など、同じポプテピピックのセリフを引用して返すのが定番になっています。
ネタとはいえむやみに使うと赤ちゃん言葉だと認識され引かれることもある
とは言え、「いっぱいちゅき」はポプテピピックを知らない人から客観的に見ると、ただの幼稚な言葉遣いと思われてしまいます。
使う場合はポプテピピックを知っている人や、互いにネタのおふざけを許容できる間柄に限るなど、TPOを弁えて使うのがよいでしょう。
「いっぱいちゅき」を元にした動画や作品
ポプテピピックのアニメ化を機に「いっぱいちゅき」の認知度は格段に上がり、多くのパロディ作品が作られています。
中村優一にとどめを刺した仮面ライダー電王のMAD
こちらはピピ美の声を担当した大塚芳忠さんが出演する「仮面ライダー電王」のMAD。ピピ美の声を大塚さん演じるデネブが喋っているように当てはめています。
デネブの相棒として共演した中村優一さんは、アニメ放送時から大塚さんの「いっぱいちゅき」に悶えていたようですが、このMADが追い討ちとなり「とうとう。 萌え死にました。」とコメントを寄せています。
Twitterやpixivでは「いっぱいちゅき」のパロディイラストが多く投稿されている
Twitterやpixivでは、ポプ子とピピ美を自分の好きな別キャラクターに置き換えたものや、ポプ子とピピ美を華やかな絵柄に「逆作画崩壊」させたものなど様々なパロディイラストが投稿されています。
ギターで「いっぱいちゅき♡」を弾いてみた動画も投稿される
セリフを「弾いてみた」と言われると、なかなか奇妙に聞こえますが、こちらの動画では声優がセリフを喋っているイントネーションをギター演奏で再現するという高度な技術が用いられています。
動画サイトでは9,000回以上の再生数を記録(2019年4月現在)しており、「才能の無駄遣い」「こういうの、、、いっぱいちゅき♡」等のコメントが寄せられ、人気を集めています。
「いっぱいちゅき」と言われると死んでしまう動画
こちらは「いっぱいちゅき」と「私ハリフキダシ見ると死んでしまいます」のネタを合体させた動画です。
「死んでしまいます」と「いっぱいちゅき」の無限ループの中で様々な声優の声真似が織り交ぜられ、笑いの絶えない1分10秒を楽しむことができます。
「FateGO」での「いっぱいちゅき」
人気ソーシャルゲーム「FateGO」の二次創作では、「いっぱいちゅき」のパロディ作品がTwitterで人気を集めました。
マスターが令呪を使って「俺のことどのくらい好きか教えて?」と問いかけ、ジャンヌオルタが引き攣りながら「いっぱいちゅき」と答えています。
普通だったら絶対に言わないであろうキャラクターが「いっぱいちゅき」と発する姿は、多くのファンの間で反響を呼びました。
「いっぱいちゅき」などポプテピピックのLINEスタンプも販売されている
LINEで販売されているポプテピピックのスタンプには、もちろん「いっぱいちゅき」のスタンプも含まれています。
しゃべって動くスタンプはLINEのやりとりを彩り、煽り合いも可愛い絵柄のおかげで和やかなものになるはずです。
「いっぱいちゅき」が登場するポプテピピックとは?
ここまでの話題と人気を集めている「ポプテピピック」とは、そもそもどういう作品なのでしょうか。
ポプテピピックはどんな作品?
ポプテピピックはポプ子とピピ美という二人の14歳の女の子がメインの4コマ漫画です。金髪ポニーテールが特徴で背が低いのがポプ子、背が高くて黒く長い髪にリボンをつけているのがピピ美です。
アニメでは同じ内容をキャスト変更して繰り返し放送するという斬新な構成と、豪華なキャスト陣が話題となり、注目されました。
ポプ子とピピ美を演じるキャストは、他の作品でも関わりのある組み合わせが多く、放送中もファンの間では毎回変わるキャストの組み合わせ予想が盛り上がりました。
ポプテピピックが人気な理由は?シュールな内容で話題を集めた?
ユルくてかわいい見た目とは裏腹に、ポプ子は目についたものはすぐに挑発し、自分が煽られるとキレてしまう過激な性格。毒舌満載の時事ネタやブラックユーモアを繰り広げ、そのギャップが人気となりました。
突然キレだすポプ子と、そんなポプ子を甘やかすピピ美のやり取りはシュールな笑いを誘います。また、過去のアニメや映画のパロディなども盛り込まれており、「わかる人にはわかる」面白さも人気の要因です。
アニメでは蒼井翔太さんが突然一人だけ実写で登場するなど、何が起こるか分からない展開にファンは目を離すことができません。
画像付き!「いっぱいちゅき」以外のポプテピピックで汎用性の高いセリフ
ポプテピピックには「いっぱいちゅき」の他にも汎用性の高いセリフが数多く登場します。代表的なものをまとめて紹介していきましょう。
「えいえい、怒った?」「怒ってないよ」
ポプ子がピピ美に「えいえい」とパンチを繰り出した後、「怒った?」と問いかけ、ピピ美は「怒ってないよ」と答えるエピソード。
原作はこれが2コマ×2回繰り返される4コマです。アニメでは延々これが繰り返されるかと思いきや、ポプ子がパンチのフェイントを入れるなど、クスッと笑える要素がさらに追加されています。
「もう見た」
動物園にやって来たポプ子とピピ美。様々な動物を指さしていくピピ美に「カワイイー!」と声を上げるポプ子ですが、一度見た動物が再び指されると途端に「もう見た」と冷めた表情を見せます。
このシーンはAC部がアニメ制作を担当したため、独特の絵柄によるポプ子の表情はとてもインパクトあるものになりました。
「何気ない〇〇が□□を傷つけた」
作中では「何気ないマンボがサンバ師匠をきずつけた」「何気ないオーレがフラメンコ師匠をきずつけた」という形で登場しています。
一見似ているようで違うものを、外野の人間から一緒くたにされてしまった時の悲しみを表すときに便利な言い回しです。
「いやよく見たらクソむかつく」
鳩時計を「あらかわいい」とほめた直後に「いやよく見たらクソむかつく」とハンマーで壊そうとするポプ子のセリフ。急な心変わりが起こった時に使えますね。
「帰りなさい!」
猫のフリをして猫用ベッド占拠する宇宙人に「帰りなさい!」とポプ子が連呼し、追い出します。
この宇宙人がどこから来たのかは全く不明ですが、とにかく帰ってほしい人がいるときに使えるセリフです。
「よすよす」
頭を撫でるときの「よしよし」が変化したものです。仲のいい人と褒め合う使い方ができますね。
「さてはアンチだなオメー」
ポプテピピックを知らない人でもSNSなどで使用している姿が見かけられるほど有名なセリフです。否定的なコメントをしている人を煽るときなどに使用されています。
「アンチ~♪よい子だねんねしな~♪」
作品を叩くアンチが騒がしい時に使いたいセリフですね。バリエーションとして「信者~♪よい子だねんねしな~♪」というバージョンもあります。
「ハイクソー」
このシーンではゲームをしていたポプ子があまりのクソゲーに嫌気がさしてコントローラーを投げ出しています。
どうしようもない嫌なことがあったとき、すべてを投げ出したいときに叫びたいセリフです。