なつみstepとは?地獄行き少女の物語?FLASH徹底検証! 芸能人

なつみstepとは?地獄行き少女の物語?FLASH徹底検証!

かつてネット上で有名だったFLASH動画の中になつみstepという動画があるのをご存知ですか?安堂なつみを主人公とした可愛らしいアニメですが、実はこのアニメのテーマは怖いもので、地獄行きを表しているといわれています。今回はなつみstepについてまとめました。

目次

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なつみstepって一体何?FLASHアニメ?

manseok / Pixabay

なつみstepとは、かつてインターネット上で大きな流行を巻き起こしたFLASH動画の中でもかなり有名な動画です。

一見すると可愛らしいキャラクターが楽しく旅をしているように見える明るいアニメーションなのですが、そのシーンを詳しく見ていくとその印象は恐ろしいものに変わっていきます。

では実際になつみstepが誰によって作られた作品なのか、その経緯やアニメーションの内容などを詳しくご紹介していきます。

なつみstepは、作者たけはらみのるによるFLASHアニメ

なつみstepとは2003年の夏ごろに公開されたFLASHアニメーションです。作者はたけはらみのる氏(当時はNNSJという名義でした。)です。

たけはらみのる氏の描く可愛らしい「安堂なつみ」という女の子や2chで使われていたアスキーアートのキャラクターが楽し気に旅をしているアニメーションです。

たけはらみのる氏は現在「すたじおぷYUKAI」に所属しており、今でもアニメーション作品の制作に携わってます。

元々はFLASH★BOMBというイベント用に作成された

このなつみstepは元々2003年の7月20日にFLASH50氏が主催となって開催されたオフラインのFLASHイベント「FLASH★BOMB」というイベントに向けて制作されました。

この「FLASH★BOMB」は第3回まで行われ、なつみstepが公開された第1回は東京新宿歌舞伎町のロフトワンプラスにて開催されました。

イベントへの参加はチケットが必要で、230枚用意されたチケットは即日完売し、イベントは大成功を収めたようです。

可愛いキャラクターや軽快な音楽で彩られた作品

ilyessuti / Pixabay

なつみstepはたけはらみのる氏の描く可愛らしい絵柄のキャラクターやアップテンポの軽快な音楽が特徴的なアニメーションです。

主人公の「安堂なつみ」や2chで生まれたアスキーアートのキャラクターたちが楽し気に動き回る一見すると可愛いアニメーションでもあります。

「安堂なつみ」が魚を模したような電車に乗って途中下車をして2chのキャラクターと遊んだりするのが印象的です。

使用されている音楽は「線路は続くよどこまでも」

Larisa-K / Pixabay

なつみstepで使用されている音楽は「線路は続くよどこまでも」で、これは元々 I’ve Been Working on the Railroadというアメリカの民謡です。

これに佐木敏氏が作詞した歌詞がつけられたのが今日私たちが知る「線路は続くよどこまでも」なのです。

この曲をアップテンポかつ明るいイメージにアレンジしたものをなつみstepのBGMとして使用しています。

実際の動画は?

なつみstepの実際のアニメーションは作者のホームページである「こしあん堂」というサイトやYouTubeで視聴することが出来ます。

「こしあん堂」で視聴するにはパソコンにAdobi Flash Playerがインストールされている必要があり、プラグインを有効化しないと見れません。

動画にはおまけもある?視聴に便利なコマンドも

なつみstepには本編の他におまけの動画が存在しています。このおまけ動画はある意味本編のネタバレのような内容になっています。

なつみstepで「こしあん堂」で見る際に動画の再生中にスペースキーを押すと簡易的な操作パネルが出てきます。

この操作パネルでは再生と一時停止、コマ送りとコマ戻しの機能が備わっています。

【ネタバレ有】本当は怖い?なつみstepの解釈と検証

Free-Photos / Pixabay

ここまでなつみstepの概要に関してご紹介してきました。ここまでの紹介内容だと怖いどころか可愛らしいほのぼのとした作品にしか見えません。

しかし、このなつみstepのシーンをコマ送りにして細かく見ていくと視聴した方の有志の検証によると、公式発表ではないものの恐ろしいメッセージが隠されているとされています。

ではここからは、なつみstepの怖い一面をシーンごとに詳しく検証していきましょう。

死の文字を崩した看板

最初に動画開始からだいたい0:08当たりで電車を運転するモナーの後ろにに交通標識のような看板が見えます。

この交通標識にかかれた模様のようなものが「死」という漢字を崩したものであると言われています。

また、その「死」の下に右矢印が書かれており、モナーの運転する電車が矢印の方向に向かっているため、「死」に向かっていると解釈できます。

彼氏らしき人物との喧嘩

続けてアニメを再生していくと、00:14のあたりから「安堂なつみ」が男性らしき影と口論しているような場面が挟まります。

どうやらこの影は「安堂なつみ」の彼氏で、その彼氏と喧嘩しているシーンなのだそうです。画面にモアレのような加工が施されていることから回想なのだということがわかります。

また、直後にもう一度回想画面が移るのですが彼氏らしき影に背を向けて、彼氏の影がゆらゆらと揺らいでいることから、これは別れを示唆していると言われています。

三途の川を暗示している電車

回想場面からアニメを進めていくと冒頭でモナーが運転していた電車の形が、魚を模したものだということがわかります。

電車がレールの上を進むさまを、川の流れに沿って泳ぐ魚とかけているようです。

このことからこの電車は三途の川を示唆する存在だと言われています。

虹の橋、流れ星など死を意識させる存在

モナーの運転する電車の全形がわかる場面で、流れ星が飾られた看板が映ります。さらに00:21から大きな虹の橋がタイトルと共に映し出されます。

虹の橋はペットを飼っていた人が死後にペットと再会するために行く場所と言われており、流れ星にも誰かが死ぬ予兆という意味があります。

このことからなつめstepは死にまつわる何かを暗示しているのではないかとされているのです。また、直後のシーンで子供たちが降る白黒の旗も弔辞を示しているとされています。

到着時刻を示す不可解な文字

さらにアニメを少し進めて00:47地点で「安藤なつみ 7/20/23:36着」という文字が画面左上に表示されます。

先ほどの電車や「死に向かう」ことを連想させる看板から、「安藤なつみ」が死にまつわるどこかに到着する、もしくはしたという推測ができます。

カップルを何とも言えない表情で見つめるなつみ

アニメを進めていくと00:56くらいから2chのギコとしぃのカップルを見て何とも言えない表情をなつみが見せます。

このシーンからはなつみが彼氏と思わしくない別れ方をしたのではないかと予測ができます。

また、この後にモナーの電車に2chの八頭身と>>1が仲良さげに乗っているのですが、これも彼らの設定上ありえないことで、不気味さを助長する要素となっています。

夜の駅のなつみと迫りくる電車、23時36分を指す時計

次のシーンは1:06当たりのまた回想のようなシーンで、夜に走る電車とそれを待つなつみのシーンです。

駅で待つなつみに電車が迫ってくるシーンなのですが、ここで映り込む時計の針が23時36分を指しています。

先ほどの不可解な文字と合わせてすでになつみが死んでいることを匂わせるシーンとなっています。

シーンが戻り舞い散る赤い花びら

回想シーンから再び場面が戻り、原っぱになつみがいるシーンに移ります。そこに風が吹いて赤い花びらが舞います。

花が散華するのは命が散ることの比喩として使われますし、散華したのが赤い花なのは昨今の作品でも血が舞い散る表現として使われています。

先ほどの電車のシーンと合わせてなつみが電車事故で死亡していることが想像できます。

怒るモナーの背景にある鎌

さらにシーンが進むと、モナーが電車になつみが乗っておらず、代わりに八頭身と<<1が乗っており、それに気づいて急いで引き返してくるシーンがあります。

この時にモナーがかなり怒ったような様子なのですが、怒ったモナーの背景が炎と大鎌で彩られています。

大鎌といえば死神を連想させます。このことからモナーは死の世界への送り人ではないかと連想できます。

TEN59とGI59の看板、なつみの進行方向

怒るモナーのシーンの後に再びなつみはモナーの運転する電車に乗り込んで先に進んでいきます。

すると1:28くらいになつみとモナーを見送る2chのキャラクターたちが大勢映し出され、その場面の左側にTEN59とGI59と書かれた看板が映ります。

TEN59は「天国」、GI59は「地獄」とそれぞれ読み替えることが出来、なつみの乗る電車はGI59側に進んでいます。

地獄の入口と思わしき門が見えて来る

さらに動画が進んでいくと、日が暮れていきこれまでの明るい雰囲気とは打って変わっておどろおどろしい場所にたどり着きます。

1:51の画面の中央の背景に大きな鎌のレリーフが刻まれた門のようなものが映っています。門の上にはまるで「考える人」のようなポーズを取った猫の像が配されています。

「考える人」は元々ロダンの彫刻「地獄の門」の一番上に配されている像で、このことからこの門は地獄につながる門ではないかと言われています。

海にペンダントを投げ捨て、黒い太陽が映り動画は終わる

この門が映る直前になつみがモナーにいったん崖際に電車を止めてほしい、というようなことを言っているように見えるシーンがあります。

そこでなつみは持っていたペンダントを崖際から海に向かって投げ捨てます。そのあとに上記のシーンが挟まり、最後に黒い太陽が映ってアニメは終わります。

ペンダントを投げ捨てるのは未練との決別を意味するように見え、黒い太陽はヨーロッパの錬金術における「死と終焉」を意味するものです。

おまけフラッシュでのなつみは足が透けている

このなつみstepにはおまけの動画が存在していて、このおまけFLASHでは泣き顔のなつみが映し出されます。

ただ、このFLASHをSWFファイルから直再生するとなつみがバールを持った全身図が映し出されます。しかもこのなつみの足が透けているのです。

この動画が再生された後に右クリックメニューから再生すると泣き顔だったなつみの顔の瞳が赤く染まり、鋭い形相に一変してバールを振りかざす様子が再生されます。

一連の流れからなつみは地獄行きだと言われている

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このおまけまで含めたアニメの一連の流れから、なつみは彼氏をバールで撲殺してから電車に投身自殺を敢行し、地獄に連れていかれるというストーリーを連想できます。

ただしこれは作者が公式に発表したストーリーではなく、あくまでも視聴者による検証によって導かれたストーリーだということを念頭に置きましょう。

安堂なつみの名前にも意味が?

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なつみstepの主人公の「安堂なつみ」という名前にも意味があるとされています。

一見このアニメの制作者のサイトである「こしあん堂」にちなんで「あんドーナツ」のもじりのように見えます。

しかし、「安堂」を「失恋による安易な動機」、「なつみ」を「な罪」と読み替えると「安易な動機な罪」と深読みすることもできます。

動画制作者のコメントは?

動画の制作者であるたけはらみのる氏は当初この作品を「女の子が失恋から立ち直るストーリー」として作っていたそうです。

しかし、製作途中で「なんだか普通で面白くないから路線変更した」と語っているそうで、元々はこんなに裏のある作品ではなかったようです。

YouTubeには、なつみstepを解説した動画も!

YouTubeにはこのなつみstepについて解説した動画が多数存在しています。

この動画は元動画に各シーンごとの解説をしている動画で、絵と同時に解説が聞けるので非常にわかりやすい検証動画になっています。

動画時間も8分未満と見やすい時間に収まっているので詳しく見たい方におすすめです。

なつみstepに対する評価や反応は?

こんな可愛らしさの中に怖い要素を盛り込んだとされるなつみstepですが、世間の評価や反応はどのような物なのでしょうか。

一見すると可愛らしい世界観の中に重い内容が隠されており、その作風を他の作品に重ね合わせる方もいらっしゃるようです。

ではそんななつみstepのネット上での評判を詳しく見ていきましょう。

検索してはいけない言葉にノミネートされている

Simon / Pixabay

このなつみstepは@wikiの検索してはいけない言葉の中にも選定されています。

先に挙げたよく考えると怖い意味が隠されているのではないかという点が人によっては恐怖を呼び起こすということで検索してはいけない言葉にノミネートされています。

ただ、検索してはいけない言葉の中では恐怖度は低いので比較的安全だと言えます。

ネット上で人気を博し、MUGENにも登場

vinsky2002 / Pixabay

なつみstepはネット上で大人気の動画になり、オンライン上で格闘ゲームができるツール「MUGEN」にも参戦しています。

MUGENに参戦している「安堂なつみ」はまだ未完成のものながらもバールを構えて戦うキャラクターになっています。

原作のFLASH動画ではキャラクターボイスがありませんが、このMUGENのなつみにはキャラクターボイスが搭載されています。

けものフレンズの世界観になつみstepを重ねる人も

可愛らしい絵柄やキャラクターの中に怖い出来事が起こるということでけものフレンズになつみstepを重ねる方もいるようです。

特にイラスト系SNSサービスにてよく見られる作品で、かなり怖いものもあるので検索する際には注意が必要かもしれません。

怖い?爆笑?その他ネット上で流行した作品たち

Wokandapix / Pixabay

ここまでなつみstepについてその作風や様々な検証が為されていることをご紹介してきました。

なつみstepが生まれた2003年から2004年にかけてはプロアニメーターが参加するほどにFLASH動画の界隈は賑わいを見せていました。

そんなまさしくFLASH動画黄金期ともいうべき時代に生まれた作品たちをここではご紹介していきます。

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