
スレンダーマン事件とは?都市伝説を信じた少女達が起こした衝撃事件
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[表示]スレンダーマンに関するその他の話題
1人の人物がインターネット上のフォーラムにあげた創作画像がもととなって、世界的に知られるようになっていったスレンダーマン。
不気味な設定は多くの人々の想像力を刺激し、スレンダーマンは数々の創作作品にも登場しました。ここでは、スレンダーマンから生まれた作品など、スレンダーマンにまつわるその他の話を紹介していきます。
スレンダーマンの動画は数多く存在する?
https://www.youtube.com/watch?v=Dm3GEzZohHU
スレンダーマンを目撃したという様子を収めた動画も、ネット上には複数投稿されています。
上の動画もその1つで、スレンダーマンに娘を誘拐される動画や、家の中に突然スレンダーマンが入ってくる動画、森の中でスレンダーマンに遭遇した動画などがまとめられています。
どれも迫真の映像なのですが「娘がスレンダーマンに連れていかれるのを後ろから撮影する父親とは…?」と、不自然さを指摘するコメントも寄せられています。
イギリスでもスレンダーマンが出現?
2015年には、イギリスでもスレンダーマンを目撃したという情報があがるようになりました。
架空の存在であるはずのスレンダーマンですが、スタッフォードシャーなどで目撃情報が寄せられ、黒い眼をした子供と一緒に現れることも多いと言われています。
このスレンダーマンの情報が伝播して生み出されたと考えられる怪人は、イギリスでは「フィア・タブ(影の男)」と呼ばれているそうです。
エンダーマンのモデルはスレンダーマン?
ゲーム「マインクラフト」に登場するキャラクターであるエンダーマンは、スレンダーマンをもとに作られたキャラクターです。
真っ黒で身長が高い(3m)という外見的特徴以外にも、瞬間移動をして攻撃してくる、子供の代わりにブロックを持ち去っていくといった行動にも、スレンダーマンとの共通点が見られます。
出現率が低く、レアキャラであるところも、都市伝説のスレンダーマンとの共通点と言えるでしょう。
種族不死の使い魔バラバのモデルにも?
オンラインカードトレーディングゲーム「ロードオブヴァーミリオンアリーナ」に登場した、不死の種族である「バラバ」というカードも、スレンダーマンがモデルと考えられています。
バラバの外見は上の画像の通りで、確かにスレンダーマンと酷似しています。また、姿を見ると病気になり、触ると死ぬと言った設定も、スレンダーマンの都市伝説と似ています。
スレンダーマンが映画化?
スレンダーマンにまつわる都市伝説は映画化もされており、2018年にアメリカで公開されています。邦題は「スレンダーマン やつを見たら、終わり」です。
本作は、興味本位で見たらスレンダーマンの呼び寄せるという呪いの動画を鑑賞した4人の少女が、スレンダーマンに狙われるという恐怖体験を描いたホラー映画です。
日本では劇場公開はされず、ビデオ作品やデジタル配信でのみ視聴可能となっています。
日本版スレンダーマン?「ゴム人間」とは何?
真っ白いのっぺらぼうの顔や、異様に長く伸びた手足から、2102年に「東京スポーツ新聞」は紙上でスレンダーマンを取り上げた際に、「恐怖のゴム人間」と紹介しました。
一方で、日本国内ではスレンダーマンが誕生する以前から「ゴム人間」と呼ばれる怪人を見かけたという人が続出しています。
ここでは芸能人や著名人の中にも目撃者が多数いる「日本版ゴム人間」について紹介していきます。
ゴム人間とは?どんな見た目?
ゴム人間は、タレントの的場浩司さんが読売TV系列で放送されている「ダウンタウンDX」内で、10代の頃に目撃したという話をしたことがきっかけで、知られるようになった怪人です。
的場さんによると、ゴム人間は緑色の肌をしており、質感もゴムのようであったと言います。母と子の2人で街中を歩いており、スレンダーマンのように周囲に危害を加えてくることはなかったそうです。
的場さんがこの話をした後、石坂浩二さんや「ジョジョの奇妙な冒険」の作者である荒木飛呂彦さんなどからも、色や性別は違えどもゴムのような質感の人間を見たという発言が続出しました。
ゴム人間の正体とは?
オカルト研究家である山口敏太郎さんは、ゴム人間は人間関係の希薄になった現代における、見ず知らずの人に感じる恐怖心が見せる幻影である考察しています。
他にも地底人や宇宙人なのではないか?という噂も存在しますが、目撃者に多忙な芸能人や漫画家などが含まれることから「疲れ過ぎて脳が誤作動したのでは?」という見解もあります。
悲劇のスレンダーマン事件
スレンダーマン事件は、現実の世界に居場所のなかった少女2人が、正体はただの作り話であるスレンダーマンの都市伝説にすがって起こしてしまった事件でした。
裁判の判決で容疑者の少女2人は無罪となりましたが、彼女達は長い間精神病院に拘束されることを余儀なくされ、被害者の少女にも大きな傷を残しました。
大人にとってはネット上のジョークであっても、信じてしまう子供がいることを忘れてはならないという教訓を、この事件は残したと言えるでしょう。