ポヴェーリア島とは?世界一危険な島?やばすぎる歴史とは おもしろ

ポヴェーリア島とは?世界一危険な島?やばすぎる歴史とは

ポヴェーリア島は世界でも有数の心霊スポットとして知られている場所です。かつてはペスト患者の隔離施設や精神病患者の収容施設として利用されていました。精神病院では医者による人体実験が行われていたともいわれています。今回はそんなポヴェーリア島についてご紹介します。

目次

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都市伝説!世界一危険な島?ポヴェーリア島とは?

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世界一危険な島という都市伝説が存在する「ポヴェーリア島」。地元の人で知らない人はおらず、世界的にも有名なしまです。ここではポヴェーリア島についてご紹介したいと思います。

ポヴェーリア島とは?イタリアのベネチアにある島?航空写真は?

ポヴェーリア島とはイタリアのベネチアに存在している島のことです。ベネチア本島の南に位置するリード島の内側にあります。面積はおおよそ17イェーカーです。

17イェーカーは約0.07平方キロメートルであり、東京ドーム2個分程度という非常に小さい島です。

ポヴェーリア島は世界一危険?理由は?

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この一見何の変哲もないポヴェーリア島が世界的に有名な理由は、この島が世界一危険であると言われているためです。一体何が危険なのか、それはこの島に恐ろしい数の幽霊がいると言われているのです。

実はポヴェーリア島は過去にペスト患者の収容所となっていたことがありました。そのため、この島でたくさんのペスト患者が亡くなっています。

ポヴェーリア島で亡くなった人の数は10万人以上とも言われており、その亡霊が今でもポヴェーリア島をさまよっていると言われているのです。

ポヴェーリア島の様子は?島内の画像はある?

ポヴェーリア島にはかつてペスト患者の収容施設として使われていた建物や、病院、修道院などの施設が存在しますが長年使われていないため全て廃墟となっています。

そのため、島内はおどろおどろしい雰囲気が全体に漂うお化け屋敷のような状態となっています。

危険といわれるポヴェーリア島の歴史や噂は?

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現在世界一幽霊が出やすい場所であると言われているポヴェーリア島。ではなぜこの島はそれほどまでに心霊スポットとして知られるようになってしまったのでしょうか?

そこにはポヴェーリア島に関わる悲しい歴史が背景にあります。ここではポヴェーリア島の歴史や噂などについてご紹介していきたいと思います。

14世紀、都市国家ベネツィアとジェノバの抗争の舞台に

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ポヴェーリア島は9世紀ごろからベネツィア共和国の下で発展し、独自のポデスタ(首長)を立てるほどに成長しました。

しかし14世紀ごろベネツィア共和国とジェノバの関係が悪化し、抗争が始まるとジェノバ共和国軍からの襲撃を受けます。

ベネツィア共和国はポヴェーリア島の住民をジュデッカに避難させ、ポヴェーリア島に要塞を建設しました。そして抗争終結後、ポヴェーリア島は無人島となります。

ペスト患者の隔離場所にも?島の土壌の半分は死者の灰?

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その後ポヴェーリア島はペスト患者の隔離施設として利用されるようになりました。きっかけは1793年に貿易で訪れた2艘の船の乗組員の中にがペスト感染者がおり、ポヴェーリア島に隔離されたためです。

当時ペストは不治の病として知られており、治療法も確認していませんでした。かつペストは感染性のある病気のため、中世ではペストに対する唯一の対策が患者の隔離だったのです。

約450年間、隔離施設として使われた!?死者数は16万人以上

ペストの隔離施設として利用されていたのは1348年~1793年であり、実に445年の間隔離施設として利用されました。

前述のとおり当時はペストに対する治療法が見つかっておらず、不治の病とされていました。当然隔離されても治る見込みは無く、一度隔離されたら死ぬまで出ることができない場所だったのです。

この445年で分かっているだけでも16万人を超す患者がポヴェーリア島で亡くなったとされています。

20世紀に入り、精神病院が建てられた?幽閉施設に?

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1793年にペスト患者隔離施設としての役目を完了したポヴェーリア島ですが、悲劇はまだ終わりません。20世紀に入ると今度は精神病患者の隔離施設として利用されることとなります。

1922年にポヴェーリア島に精神病院が建設され、多くの精神病患者がこの病院に収容されることとなりました。

精神病院で行われたロボトミー手術や人体実験

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これはあくまで噂であり事実はどうかは全くの不明ですが、この精神病院では精神病患者を利用して日夜人体実験が行われていたと言われています。

精神病を外科手術で治癒しようという「精神外科」という考え方があり、この中で「精神病患者の前頭葉を切除する」という「ロボトミー手術」というものが考案されました。

現代では問題点が明らかになり「禁忌」とされていますが、当時はこの外科手術の研究のために多くの精神病患者に対してロボトミー手術を行っていたと言われています。

幽霊に取り憑かれた医者が発狂する事件も?自殺して精神病院は閉鎖?

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精神病院は1968年に閉鎖されていますが、この原因が「幽霊に取りつかれた医者が発狂して自殺したためである」と言われています。

しかしながら公的な記録では1968年に閉鎖されたのは老人ホームのような介護施設であったとされているため、そもそも本当に精神病院があったのか、自殺した医師は存在したのかは不明です。

ポヴェーリア島でロボトミー手術や人体実験が行われていたという話も、都市伝説的に語り継がれているだけだとの指摘もあります。

ポヴェーリア島は世界一幽霊が出る島?心霊現象?取り憑かれた人も?

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こうした歴史的背景もあり、ポヴェーリア島は世界一幽霊が出る島として知られています。

かつて心霊番組の一環でこの島を探索した番組司会者は「ここで短い間幽霊に取りつかれた」と告白しています。

ポヴェーリア島は国有地となり立入禁止に?今でも大量の人骨がある?

現在ポヴェーリア島は国有地となっており、立入禁止です。もしこの記事を読んで気になった方がいらっしゃったとしても無断で侵入すれば逮捕されるので注意しましょう。

その理由の一つとして、今でもポヴェーリア島で亡くなった人たちの大量の人骨が存在することが挙げられています。こちらは写真でも残っているので事実のようですね。

ポヴェーリア島には不気味な言い伝えも

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ポヴェーリア島は地元でも恐ろしい土地として認識されており、「邪悪な人間が死ぬとポヴェーリア島で目覚める」という言い伝えがあるほどです。

ポヴェーリア島の現在は?

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ここまでポヴェーリア島が心霊スポットとして知られてしまった悲しい歴史をご紹介してきましたが、ここでは現在のポヴェーリア島についてご紹介したいと思います。

ポヴェーリア島は競売へ!?理由は財政難?

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ポヴェーリア島は2014年5月に競売にかけられています。正確には「99年リース契約」を結ぶための競売です。イタリア政府は財政難を改善するために、国有地を競売にかけるという政策をとることとしました。

ベネツィアの歴史的建造物が行政によって競売に出されるケースも増えており、民間企業や団体に競り落とされてホテルなどに改装されることも近年では珍しくありません。

そのためポヴェーリア島もリース契約とはいえ競り落とされてしまえば、現在のような立入禁止の無人島ではなくなるのでは?と世界中から注目を集めたのです。

政府は観光地化を望んでいる?

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政府としてはポヴェーリア島に高級ホテルなどを建設し、観光スポットとして利用されることを望んでいるようです。

ペスト患者の遺体が埋まっていることから、ポヴェーリア島の土では植物も育たないとも囁かれていますが、実際には緑豊かな島であるため、観光地化するのもそう難しくはないのでしょう。

今年、5人の旅行者が一夜を過ごそうと島を訪れた。しかし、夜になると彼らは助けを求めて悲鳴を上げ、近くを通ったヨットが通報して、5人は救助された。

(引用:AOLニュース)

上のニュース記事は、2016年10月にポヴェーリア島に無許可で上陸した旅行客について報じられたものです。

このように現在の無人島状態のポヴェーリア島に違法に上陸しようとする旅行者が後を絶たないことから、観光地として開放しても、ある程度の収益も見込めるのかもしれません。

ポヴェーリア島の競売には、反発の声も

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ポヴェーリア島の競売には反発の声も挙がっています。ジュデッカ地区の人たちは「みんなのポヴェーリア」というFacebookを立ち上げ、競売に参加するため募金を募っています。

またポヴェリアを守る会というボランティア団体も、市民からの寄付でポヴェーリア島を競り落とし、島内の環境を維持しようとチャリティコンサートなどを開催しました。

氏名不詳のミスターXがポヴェーリア島を競り落とす!?

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みんなのポヴェーリアは募金初日から約150000ユーロを集め、島のリース権を競り落とせるのではないかと見られていました。

しかし競売が始まると名前を公表していない「ミスターX」が現れて、513000ユーロでポヴェーリア島の権利を買いたいと名乗りを挙げたのです。

みんなのポヴェーリアはポヴェーリア島の写真をeBayで販売するなどして金策に走りましたが、513000ユーロを超える資金は調達できず、結局5月13日にミスターXが島のリース権を競り落としました。

ヴェネツィア市がオークションに介入

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競売が終わった後、ミスターXは実業家のブルニャーロ氏であることが明らかになりました。

しかしベネツィア市は、アパート1棟程度の金額でポヴェーリア島が競り落とされたことに異を唱え、所有優先権を行使して競売に介入するという声明を発表したのです。

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財政困難であるベネツィア市が競売に介入しようとする背景には、民間に市の土地が売り払われ続けたことでベネツィア全体がテーマパークのようになってしまった、という市民には受け入れ難い事実があります。

ポヴェーリア島は立入禁止の無人島ですが、ベネツィアの市民にとっては自分たちの愛する故郷の一部なのです。

ポヴェーリア島の現在の所有者は?

結局2014年の6月にイタリアは「ブルニャーロ氏の落札額は極めて安価である」として、5月に行われたポヴェーリア島の競売を取り消す判断を下しました。

落札金額の513000ユーロは、イタリアがポヴェーリア島の環境を維持するために過去15年の間に使った合計金額の、僅か3%にも満たないのだといいます。

ベネツィア市民の働きかけでリースの権利も消滅したことから、ポヴェーリア島は現在もイタリアの国有地であり、ベネツィア市に所有権があるとされています。

現在、ポヴェーリア島に行くことはできる?

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ポヴェーリア島へ実際に行くことは可能なのでしょうか?ここではポヴェーリア島への行き方や体験談などについてご紹介したいと思います。

ポヴェーリア島に行ってみた体験談は?

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かつて5人の旅行者が無断でポヴェーリア島に上陸し、一晩を過ごそうとしたことがあったそうです。しかし、夜になると彼らは精神的に異常をきたし、突然助けを求めて発狂し始めたそうです。

偶然近くを通りかかったボートが助を求める声に気付き救助したそうですが、もし一晩過ごしていたらどうなっていたのでしょう。何かに憑りつかれてしまっていたのかもしれませんね。

ポヴェーリア島への行き方は?

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ポヴェーリア島は実はアクセスが便利であり、ベネチアの中心地であるサンマルコ広場からボートで10分くらいの場所に存在します。

ポヴェーリア島に観光で行くことはできる?

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ポヴェーリア島は立入禁止であり、基本的に一般人がポヴェーリア島に入ることはできないようです。

体験談の方がどのようにして入ったのかは不明ですが、記事を見た方が「よし、行こう」と思っても実現するのは難しそうです。

ポヴェーリア島に関する作品まとめ

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ポヴェーリア島はその話題性から様々な作品で取り扱われています。ここではポヴェーリア島に関する作品をまとめて紹介していきたいと思います。

ポヴェーリア島に関する映画?「The Plague Doctor」

ポヴェーリア島の歴史を題材とした映画が「The Plague Doctor」です。この映画を見ることでポヴェーリア島にまつわる話を理解することができるでしょう。

なお、The Plague Doctorとは当時ペスト患者の診察を行っていた医者のことです。

映画「シャッター アイランド」のモデルはポヴェーリア島?

2010年に公開されたマーティン・スコセッシ監督の映画「シャッター・アイランド」。

この物語の舞台は精神病患者を収容した孤島シャッター・アイランドなのですが、シャッター・アイランドはポヴェーリア島をモデルにしているのでは?と考察されています。

劇中では精神病患者を隔離した島で行われるマインドコントロール実験等の描写もあるため、映画を観てポヴェーリア島にまつわる都市伝説を想起する人も多いようです。

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