ウェンディゴとは?精霊?人肉が食べたくなる恐怖の症候群? おもしろ

ウェンディゴとは?精霊?人肉が食べたくなる恐怖の症候群?

ウェンディゴとはインディアンのいる地方に存在するという精霊です。ウェンディゴ症候群という人肉を食べたいという衝動に駆られる病気もあり、恐れられています。精霊のウェンディゴとウェンディゴ症候群の情報を、症状や治療法も含めてまとめました。

目次

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ウェンディゴって一体何?何かの名前?

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ウェンディゴとはあまり聞き馴染みのない言葉だと思われますが、それもそのはず海外で実体の無いものに使われている名前なので、日本で使われる事はほとんどないでしょう。

ウェンディゴは精霊の呼び名として使われていて、存在はするが目撃は出来ないとされています。なぜならウェンディゴは人の視界に入らないようにする事が出来るため、となっています。

また、「ウェンディゴ症候群」という精神疾患の1つの呼び名としても使われています。ウェンディゴは人に悪い症状を与える精霊で、ウェンディゴによってかかる疾患のが「ウェンディゴ症候群」です。

ウェンディゴはインディアンに伝わる精霊の名前

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ウェンディゴは、カナダ南部からアメリカ北端のインディアンたちの間で使われている言葉で、精霊の名前となっています。

カナダ南部からアメリカ北端といっても範囲は広く、地方によっては呼び名が変わってきます。ウェンディゴは人に対していたずらというより、嫌がらせをしてくる精霊として知られています。

嫌がらせは、直接危害を加えてくるものではありませんが、精神的に参ってしまうようなものです。しかも目を付けられた人の気が狂うまで、嫌がらせを続けてくるという恐ろしい精霊です。

精神疾患の「ウェンディゴ症候群」を指すことも

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精霊の他にも「ウェンディゴ症候群」という精神疾患の呼び名としても使われています。精神疾患の1つとされていますが、使っている人の間ではウェンディゴの仕業となっています。

「ウェンディゴ症候群」は、土地特有のものだとされており、ウェンディゴの存在すると言われている地域だけで、発症するとされています。

栄養の不足などからくるものと考えられていますが、それだけでは説明のつかない症状がでているという事もあり、インディアンの間で恐れられています。

インディアンたちに伝わる精霊ウェンディゴについて

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精霊ウェンディゴは、「冬の魔物」とも呼ばれており、インディアンたちに恐れられています。ウェンディゴの姿を描いた画像などもあり、その禍々しい見た目から、相当恐れられている事が分かります。

ウェンディゴは通常は直接危害を加えてくる事はないと言われている精霊ですが、例外もあり直接やられたという報告も上がっているそうです。

他にもウェンディゴに憑りつかれる場合や、人がウェンディゴになってしまう事もあると言われています。現地の人たちは、ウェンディゴを実在する精霊とし、憑りつかれたりしないように心がけています。

「冬の魔物」とも呼ばれるウェンディゴはどんな姿?画像はある?

ウェンディゴに憑りつかれるのは、厳しい冬の日が多いと言われています。そのため「冬の魔物」と呼ばれる事もあります。ウェンディゴを描いた絵なども、背景は冬となっている事が多いとされています。

ウェンディゴは人に姿を見せない術を知っており、その姿を見る事は出来ないと言われています。なのでウェンディゴを描いた絵には、様々な種類があります。

呼び方が地方ごとに違うように、どのような見た目をしているかも地方ごとに変わってきます。

陰湿な嫌がらせを行うが基本的に危害は加えない

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ウェンディゴは基本的には直接危害を加えてくる事はないとされています。しかし気配を表し、存在感を出すことによって人に気づかせます。

後ろにいると感じても振り向いた時にはそこにおらず、ただただ後ろや近くにいる、という事を気づかせるとされています。

存在を感じさせている状態がしばらく続けられた後に、次の嫌がらせに入ります。何を言っているのか分からないかすかな声で、囁き続けるのです。これは狙われた人間の気がおかしくなるまで続くとされています。

自然を破壊した人間には危害を加える事も

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直接危害を加える事の無いとされているウェンディゴですが、自然を破壊する人間には危害を加える事もあるとされています。

自然を破壊されるとウェンディゴは怒り狂い、人間を食べてしまうと言われています。

夢で見ると危険?獲り付かれた人間はウェンディゴになるという神話も

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ウェンディゴは直接姿を見る事は出来ないとされていますが、夢の中では違います。夢の中にも現れる事があるとされており、その姿を見てしまったものは憑りつかれると言われています。

憑りつかれた人間は、周りの人間が美味しそうに見えてきたり、人肉を食べたいという衝動に駆られるようになっていきます。

その衝動に負け人を食べてしまうと、憑りつかれている人間はウェンディゴに変化していくとされています。

ウェンディゴは実在するとも言われている

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ウェンディゴは姿を現さないとされていますが、夢の中にも出てくるという事で、20世紀までは目撃情報も出てきています。

体長は5メートルを超える大きさで、顔は骨のような、骸骨のような見た目をしており、頭にはトナカイに似ている角も生えていた、とされています。

さらに全身毛むくじゃらだった、とも言われています。

クトゥルフ神話にもウェンディゴの名前は登場

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ウェンディゴは神話にも登場しており、クトゥルフ神話に出てくるイタカと呼ばれている神は、ウェンディゴと同一のものだとされています。

イタカは風を巻き起こして人をさらい、そのまま自分より格上の神に対する生贄に使う、とされています。連れ去られた人は、最終的には戻ってきますが、生きて戻る事は少ないとされています。

辛うじて生きて戻っても、風によって高所に巻き上げられているため、戻ると同時に叩きつけられ死亡したり、高所に居続けたせいで体質が変わり、地上では長く生きる事が出来なくなっているとされています。

ゲームや小説などではモンスター・怪物として取り扱われることが多い

夢の中や神話に出てくるだけではなく、ウェンディゴはゲームや小説にもモチーフとしたキャラクターが出てきています。

ウェンディゴの姿はモンスターと呼べるような姿で描かれている事が多く、大体は恐ろしい化け物として登場しています。

恐怖の人喰い病「ウェンディゴ症候群」!原因や症状は?

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インディアンの間で、ウェンディゴによって起きる症状とされているのが、ウェンディゴ症候群で、人食いに変化する恐ろしい病気とされています。

ウェンディゴ症候群にかかるのは、インディアンの住む地域だけ、ウェンディゴがいるとされている地域だけで起き、ただの精神疾患の1つとは言えないのでは、とも言われています。

症状が進むにつれてどんどんウェンディゴに近づいているとされ、最後はウェンディゴに変化すると言われており、その前に対処する事が必要となっています。

人喰い?ウェンディゴ症候群は精神疾患

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ウェンディゴ症候群を患うと、気持ちが沈んだり、食欲が低下していったりという症状に見舞われます。食欲は低下していくのですが、段々と人を美味しそうと思うようになり、人肉を欲するようになっていきます。

自分はウェンディゴに憑りつかれているんだという不安が襲うようになり、暴力的になったり、我を忘れて暴れ出したりすることもあるとされています。

これはウェンディゴに憑りつかれた事が原因でかかる病気とされています。ウェンディゴに憑りつかれた人間の心臓は凍りついてしまうと言われています。

発症の原因はビタミンCなどの栄養不足説が有力?

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ウェンディゴ症候群の発祥の原因は、栄養が足りていないために起きているのではないかとも言われています。ウェンディゴのいるとされる地方では、食べ物を十分に取れない期間が存在します。

それが厳しい寒さの続く冬で、ビタミンCの不足に繋がります。そのためウェンディゴ症候群は冬になることが多く、ウェンディゴが「冬の魔物」と呼ばれる所以もそこにあります。

また、症状もビタミンCの不足からくる事の多い精神疾患となっている事から、原因は栄養素の不足と言われています。しかし、それだけでは説明の出来ない症状も出ているので、あくまで要因の1つとなっています。

クリー族やオブジワ族など、特定の民族にのみ発症する文化依存症候群という説も

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ウェンディゴ症候群は、カナダ南部からアメリカ北端に住む「クリー族」や「オジブワ族」といったインディアンの中で発症するとされ、そのことも発症に何か関係するのでは、と言われています。

先住民族の中で発症しており、他の地域では見られない症状が出ているため、文化依存症候群の1つだという説も出ています。

文化依存症候群とは?

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部族や民族には独自の文化がある事も多く、宗教観や風習などで根強いている考えなどから、起きたりすると言われています。

そのため、文化の違う人はかからないとされ、文化依存の症候群と言われます。

感染の初期段階はうつに似た気分の低下、食欲の減退

ウェンディゴ症候群を患うと、症状は徐々に進行していきます。初期の症状は気持ちの落ち込み、うつ状態のように気分は沈み、食欲の減退などが起こります。

症状が進行すると自分がウェンディゴに変化すると思い込む

ウェンディゴ症候群の症状が進行してくると、気分の低下だけではなく、さらに変化が出てきます。

その変化とは自分がウェンディゴに憑りつかれており、自身も段々とウェンディゴという存在に近づいているという不安や恐怖感に襲われ、最終的にはウェンディゴそのものになってしまうと思い込むのです。

人肉を食べたい強い衝動に駆られ、通常の食事を一切拒否

症状の進行とともに、ウェンディゴになるという恐怖だけではなく、食に対する欲が復活するのですが、それは通常の食事をしたいという欲求ではありません。

食べたいものの対象となるのは人間で、それ以外のものは一切食べたくなくなります。

知性が低下し、自傷行為や性的な振る舞い、人に危害を加えることも

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ウェンディゴ症候群は、人肉を食べたいという欲求が生まれてくる上に、知能が低下し、判断能力も衰えてくるため、非常に危険な状態になっていきます。

判断能力の低下に伴い、自らを傷つける自傷行為や服を着ない、または着るのを嫌がったりといった行動をとったりするようにもなります。

さらに暴力的になり、他人に害を加える事もあるようになってきます。

手遅れになった感染者は自殺、または処刑されることもある

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暴力的になり人に危害を加えるようになったウェンディゴ症候群感染者は、もう手遅れと見なされて同じインディアンに処刑されてしまいます。

また、自傷行為ではとどまらず、そのまま自殺してしまう事もあります。どちらにせよ治療しないでほっておくと、最終的には死に繋がる病気として恐れられています。

ウェンディゴ症候群とカニバリズムの違いは?

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カニバリズムとは食人の事で、これを行う人間は統合失調症の可能性が高いと言われています。一方ウェンディゴ症候群も似たような症状を伴う場合があります。

しかしあくまでカニバリズムは食人志向とされているので、疾患であるウェンディゴ症候群の食人とは別のものになります。

ウェンディゴ症候群の治療法は?

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ウェンディゴ症候群は治療をしないと、死ぬか殺されるか、という状態になってしまいます。そのため他の病気同様出来るだけ早く治療する事が望ましいです。

ウェンディゴ症候群の治療法は、理にかなっているとされている治療法や、独特のスピリチュアルな方法を使った治療法などがあります。

治療法は?凍り付いた心を解凍させる

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インディアンの中で、ウェンディゴ症候群にかかっている人は、心臓が凍り付くとされています。

その心臓を溶かして戻すのが、治療法とされています。心臓を溶かすために行われるのが、熱して溶かした熊の脂肪をコップ一杯無理やり飲ます、という方法です。

これで凍った心臓は溶けて、ウェンディゴ症候群は治るとされているのですが、熊の脂肪はビタミンCを豊富に含んでいるので、医学的に見ても適切な治療法とされています。

サウナに入って呪文を唱えるというスピリチュアルな方法も

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熊の脂肪を飲ませる、というのはビタミンCの摂取という事で、適切だとされていますが、ウェンディゴに憑りつかれている、という状態から解放されるための治療法は別にもあります。

それがサウナに入り呪文を唱える、というもので、脂肪を飲むという方法に比べてかなりスピリチュアルな方法となっています。

しかし、インディアンたちは憑りつかれているという精神状態になり、食人に走るという事から、ある程度の効果はあるとされています。精神的な要素で病気の治療が成功したというのは、世界でも多数例があります。

ウェンディゴがモチーフのキャラクターや作品

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ウェンディゴという精霊を直接知らなくとも、ウェンディゴをモチーフとしたキャラクターなら見た事があったり、知っているという人もいるかもしれません。

ゲーム「スーパーロボット大戦OG外伝(スパロボ)」

「スーパーロボット大戦OG外伝(スパロボ)」は、「スーパーロボット大戦シリーズ」の1つで、バンプレストから発売されているプレイステーション2のゲームソフトです。

様々なロボットの登場があるこの作品で、ウェンディゴはプレイヤーに敵対するキャラクターとして登場します。

特殊戦闘型兵器というロボット型の兵器で、猿の骨のような見た目をしています。

ゲーム「白猫プロジェクト」

「白猫プロフェクト」はコロプラから配信されているAndroid・iOS用ゲームアプリで、ワンフィンガーRPG、アクションRPGというジャンルのゲームになっています。

「白猫プロジェクト」には敵や味方合わせて多数のキャラクターが登場しており、ウェンディゴもプレイヤーに敵対するキャラクターとして登場します。

「白猫プロジェクト」に登場するウェンディゴは、「冬の魔物」と呼ばれるウェンディゴを表しており、氷のような色をして、角の生えた化け物になっています。

カードゲーム「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」

「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」(ゆうぎおうデュエルモンスターズ)は、高橋和希さんの漫画作品内に出てきたカードゲームを、原作としたトレーディングカードです。

漫画自体も人気で、発売されたカードゲームも人気商品となっています。「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に出てくるウェンディゴは他の作品や、元の言い伝えなどによる姿とはかなり違う姿をしています。

「遊☆戯☆王デュエルモンスターズ」に出てくるウェンディゴは、小さな女の子と装飾品を身に着けたイルカのようなものとなっています。

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