ベクシンスキーとは?地獄のビジョンを描いた画家?作品は? 芸能人

ベクシンスキーとは?地獄のビジョンを描いた画家?作品は?

ベクシンスキーをご存知ですか?「終焉の画家」と呼ばれたポーランド出身の画家です。ナチスドイツの侵略も経験したという彼のプロフィールや作品、「3回見ると死ぬ」と言われている絵についてご紹介します。さらに、似ているという漫画「ベルセルク」についてもまとめました。

目次

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ベクシンスキーとは?混沌と絶望の世界を描く画家

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ベクシンスキーという画家は、絶望や終焉の世界を描く画家として知られています。ですがそこには、多くの人を惹きつける魅力があるといいます。

今回はそんな画家・ズジスワフ・ベクシンスキーの生い立ちや作品について、ご紹介していきます。

ズジスワフ・ベクシンスキーとは

ズジスワフ・ベクシンスキーは、ポーランドで活躍していた画家であり、写真家や芸術家としても名を馳せていました。2005年に亡くなっていますが、その名前は今現在でも多く語られています。

彼は人気な画家でありながら他の文化や芸術に触れることを極端に嫌っていて、母国のポーランドを一度も出たことがなく、ポーランド以外の言葉も話さず、他の作品に興味を示すこともなかったといいます。

さらに政治やマスコミも毛嫌いしていて、内向的な性格のこともあってか隠居のような生活を送っていたという情報もあります。悠々自適に作品の製作に没頭することが好きだったということが分かります。

ベクシンスキーは「終焉の画家」と呼ばれている

写真で見るベクシンスキーはとても優しそうな顔で微笑んでいますね。政治不信などの特徴がありながらも、実際の彼はとても人当たりが良く、人との会話を心から楽しむという純粋な心の持ち主だったと言われています。

ですがそんな彼は、「終焉の画家」「滅びの画家」という異名を持ち合わせていました。何故そのような名前で呼ばれるようになったかというと、その原因は彼の絵の作風にあります。

作品の特徴は?不気味で残酷な世界観に美しさが共存している?

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ベクシンスキーが没後も変わらず注目を浴び続けている理由は、「不気味」「残酷」「絶望」「終焉」「廃退」などをイメージさせる独特な絵の世界観にありました。

しかもただ不気味さを演出するだけではなく、その中に荘厳な美しさをも感じ取れるような独特な画風でした。荘厳とは、立派で重々しさがある様子や、厳かで立派なことを指します。

怖い絵や不気味な画を描いている画家は世界中、そして日本にも多くいますが、ベクシンスキーの絵は特に「不気味なだけじゃない」ということで多くの支持を得ていたのです。

【画像付き】ズジスワフ・ベクシンスキーの絵画作品35選!

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実際にベクシンスキーの絵がどのくらい不気味なのか、気になりますよね。こちらでは、彼の作品を画像付きで35選ご紹介していきます。

絵に描写されていることをご説明していきますが、彼がどんなメッセージを込めていたのかは、ご自身で感じてみてください。

ベクシンスキーの作品にはタイトルが付いていない?

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ベクシンスキーは、絵に対する理論づけや詮索を嫌っていました。そのため、ベクシンスキーは自身が描いた絵にタイトルを付けていないのです。

次から始まる作品の紹介では、分かりやすいようにその絵を一言で表したコメントと共にご紹介しています。ですが決してそのコメントはタイトルではありませんので、ご注意ください。

ベクシンスキーの作品①十字架

十字架に骸骨が括り付けられている絵です。不気味なことにその骸骨には首がなく、さらに下半身もありません。

特に注目したいのが、十字架が「T字型」になっているところです。映画「キリスト最後の誘惑」でもT字型の十字架が登場しましたが、昔のキリスト教はT字型の十字架をエンブレムとしていた時期があったといいます。

ベクシンスキーの作品②ゾンビの馬?

まるでゾンビのような四足歩行の生き物に人間が乗っている絵です。大きさからして、この生き物は馬ではないでしょうか。そして乗っている人間の手元には、小さな赤ちゃんのようなものも見えます。

ベクシンスキーの作品③地獄のビジョン?

人間の形をした何かが男の子の頭に手を置いているように見えます。ですが、男の子の方も生きた人間ではないのでしょう。まるでゾンビのようにも見えます。

さらによく見ると、奥の方には翼が生えたペガサスにも見える生き物が歩いているのが見えます。これこそ「地獄」の姿なのでしょうか?

ベクシンスキーの作品④地獄に落ちた人たち?

たくさんの骸骨が積み重なっているのが分かります。ですが、どれも目や鼻はなく、人間とは思えない大きな口があるだけです。

さらに右上にはうっすらと十字架のようなものや、フードを被った死神のようなものも見えます。地獄の番人が、地獄に落ちた人たちを導いているのでしょうか?

ベクシンスキーの作品⑤愛し合う二人?

まるで抱き合っているように見える骸骨がいるのが分かります。一見2人が愛し合っているように見えますが、顔や手足が何人分もあるようにも見えますね。

ベクシンスキーの作品⑥抱き合う骸骨

先ほどと似ていますが、こちらは本当に2人だけしかいないと思われます。密着してしっかりと抱き合っているのですが、全身が骨と皮しかないように見えます。

ベクシンスキーの作品⑦血の涙

中央にある顔が、血の涙を流しているのが分かります。恐ろしいのは、顔が浮かんでいて、さらに何かから切り取られたような形をしています。周りが殺風景なのも不気味ですね。

ベクシンスキーの作品⑧溢れ出る蜘蛛?

鼻がなく青い目をした大きな顔が口を開けていて、そこから大量の蜘蛛のようなものが溢れています。よく見ると蜘蛛ではなく人間のようにも見え、さらに口に入っていくようにも出ていくようにも見えます。

ベクシンスキーの作品⑨おじいさん

闇の中で手を組んでいるおじいさんが見えます。ですが頭部が異様に大きく、鼻と口がおかしな形をしています。指もかなりやせ細っていますね。彼は何者なのでしょうか?

ベクシンスキーの作品⑩浮かぶ女の顔

左右に木が生い茂るなか、中央に女の顔のようなものが浮かび上がっています。人間とは思えないほど顔は色白く、瞳は緑に染まっています。

ベクシンスキーの作品⑪食卓を囲む2人?

テーブルを挟んで向かい合っている2人が描かれています。ですが、この2人は人間ではないのでしょう。頭部が異様に小さく、手はまるでカマキリのようで、さらに腹部が膨張しています。

テーブルの上にはお酒の瓶のようなものや、パンのようなものが普通に置かれています。彼らは食卓で談笑でもしながら、人間と同じものを食べているのでしょうか?

ベクシンスキーの作品⑫赤が溢れ出る顔

中心にある人間の顔のようなものから、赤い何かが溢れ出ているのが見えます。真っ赤な「それ」は、血のようにも見えますし、脳みそのようにも見えます。

さらによく見ると、人間の顔の額の部分に、もうひとつ顔のようなものが描かれています。

ベクシンスキーの作品⑬頬をなでる手

性別の分からない人間の横顔と、それをなでる左手が見えます。ですが優しくなでているのではなく、顔に食い込んでいるのが分かります。色遣いも独特で、不気味な雰囲気を倍増させています。

ベクシンスキーの作品⑭青の世界?

鮮やかな青の色が印象的な絵です。周りは黒や茶色など暗い絵で描かれていますが、中心はかなり鮮やかな青で、キラキラと光っているようにも見えます。

ベクシンスキーの作品⑮巨象

下の方にランプを灯して歩いているような人間の姿が小さく見えます。左右は高い壁に囲まれていると思いきや、よく見ると上の方に顔があり、大きな象のように見えます。

ベクシンスキーの作品⑯廃墟

廃墟と化した建物のようなものが描かれています。建物は朽ち果て、周りを包んでいる霧のような煙のようなものが、恐ろしさを倍増しています。果たしてここには何が住んでいたのでしょうか?

ベクシンスキーの作品⑰こちらを見つめる者

暗くて禍々しい雰囲気の空間が描かれています。そしてよく見ると、左下の方に人間にも宇宙人にも見て取れる、不気味な顔がこちらをじっと見つめているのが分かります。

ベクシンスキーの作品⑱荒地の墓場?

薄暗くて広い荒地にたくさんのお墓のようなものがあるのが分かります。お墓は遥か遠くまで続いており、なかには倒れているものもあります。

ベクシンスキーの作品⑲巨大な顔?

オレンジをメインとした色遣いが印象的な画です。明るい色を使っているはずなのに、大きな人の顔のようなものが不気味さを醸し出しています。

さらによく見ると、目の部分にある大きな玉には、骸骨となった人の顔のようなものが無数に見えます。絵の上部には色々なものが散乱しているようにも見えます。

ベクシンスキーの作品⑳赤ちゃんを抱く者?

大人が赤ちゃんを抱いているように見えますね。ですが恐ろしいことに、大人には「顔面」がありません。頭部はあるのですが、顔面だけが削がれたようになくなっています。

そして抱かれている赤ちゃんも、まるで人間とは思えない不気味な顔をしています。よく見ると、赤ちゃんの右手が3本あるようにも見えますね。この2人は親子なのでしょうか?

ベクシンスキーの作品㉑四足歩行

四足歩行の生き物が描かれています。手足は人間のように長いですが、頭部には包帯のようなものが巻かれています。繭のようにも見えますね。

そして何故か、荒廃した地を四足歩行で歩いています。

ベクシンスキーの作品㉒向こう側にいる者は?

、曲がり角の向こう側からこちらに無数の手を伸ばす骸骨のようなものが見えます。さらに左下に大きな人の顔のようなものもありますね。果たして、向こう側には何が存在しているのでしょうか?

ベクシンスキーの作品㉓千手観音?

千手観音のように手が何本もある人間?が座っている様子が分かります。ですが顔を見ることは出来ず、さらに右側に赤ちゃんのような小さな人間?も見えます。背景の三日月も不気味ですね。

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