「禁足地」(入ってはいけない場所)はどこにある?日本と海外の禁足地一覧 社会

「禁足地」(入ってはいけない場所)はどこにある?日本と海外の禁足地一覧

「禁足地」という言葉を聞いたことがありますか?一般の人間はもとより、皇族ですら立ち入れない場所・禁足地が、この日本に、そして世界にはあると言われています。八幡の藪知らず、オソロシドコロ…そんな日本と海外の禁足地を紹介していきます。

目次

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禁足地とは

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禁足地とは、その地にまつわる歴史や宗教上の背景から、決して立ち入ってはいけないとされる場所です。

ある種の聖域でもある禁足地ですが、中には千葉県のある「八幡の藪知らず」のように、どうして入ってはいけないのか、その理由がはっきりと分からない場所も存在します。

地図にあるのに、存在しているのに立ち入ってはいけない。私達に恐怖を感じさせる禁足地を、日本国内、世界に分けて紹介していきます。

日本にある禁足地・禁足地帯一覧:八幡の藪知らず(千葉)

八幡の藪知らずは千葉県市川市の本八幡にある禁足地です。本八幡というと都心からもほど近いベッドタウンですが、このようなところに何故、禁足地があるのでしょうか?

表向きには、捕まえた魚を保護するための池があるため、その生態を守るために立ち入り禁止とされている八幡の藪知らず。その真相について調べてみました。

絶対に入っていけないと言われる八幡の藪知らずとは

八幡の藪知らずは別名「祟りの藪知らず」とも呼ばれています。藪と言っても面積は狭く、その奥行と幅は共に20m足らずしかありません。

しかし、一度入ったら二度と出てこれなくなると恐れられているのです。決して迷ってしまって出てこれなくなるのではなく、神隠しにあってしまう人が多いのだと言われています。

江戸時代には現在の状態であったという八幡の藪知らずは、藪の中の竹を切った者が変死したという伝承もあり、現在もこの一角だけ、鬱蒼と竹が茂っています。

八幡の藪知らずへのアクセス方法

八幡の藪知らずの最寄り駅は、JR総武線本八幡駅で、北口から出て国道14号沿いに右に200mほど直進した場所にあります。周辺は住宅や駐輪場などが並ぶ、ごく普通の市街地です。

他にも付近には都営新宿線の本八幡駅や、京成電鉄の八幡駅もあり、いずれの駅から向かっても徒歩10分ほどで到着可能です。

禁足地へ入ってみた人の感想は?

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日本に点在する禁足地の中でも、八幡の藪知らずは都心からのアクセスが便利なため、訪れる方が多いようです。

人通りも車通りも多い場所にあることから、実際に行った方の感想として目立つのが「こんな場所にあるの?」といったものでしょう。

日常の中にポッカリと切り取られたように浮かび上がる八幡の藪知らずは、僻地にある禁足地とは違った不気味さを感じさせるようです。

日本にある禁足地・禁足地帯一覧:オソロシドコロ(長崎)

オソロシドコロは長崎県の対馬にある禁足地帯で、1300年ほど前から人の立ち入りが禁止されていると言います。

名前からして禍々しい印象を受けるオソロシドコロですが、一体どんな場所なのでしょうか?

長崎県対馬にある世界遺産オソロシドコロとは

日本と韓国の中間地点に位置する長崎県の対馬。その対馬にあるオソロシドコロは、地元の方が信仰している「天道信仰」の霊山・龍良山があると言います。

そして、その龍良山の中でも、神様が祀られているとされる場所は立ち入りが禁止される禁足地帯となっているのです。

また、対馬の隣に位置する沖之島は「神の棲む島」と呼ばれ、世界遺産に指定された現在でも島そのものが禁足地に指定されています。

クレイジージャーニーでも取り扱われ不気味だと話題になっていた

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2018年2月放送のTBS系列のバラエティ番組「クレイジージャーニー」では、オカルト研究家の吉田悠軌さんがオソロシドコロを訪れ、話題となりました。

中でも天道信仰の神である天道法師の墓と伝えられている石積みの塔や、朽ちかけた鳥居などに対し「不気味過ぎる」「呪われそう」といった意見が多くあったようです。

転んではいけない?!オソロシドコロの歩き方とは

オソロシドコロに入り前には、塩で身を清める必要があります。また、山中では物を落としても拾わない、大声を出さない、転んではいけないという決まり事もあるそうです。

さらに、天道法師のお墓がある「八丁郭」には決してお尻を向けてはならず、参拝をした時には後ろ向きに歩いて帰るという決まりもあるのです。

また、鳥居をくぐる時には自分の履物を頭にのせて裸足になり、「いんのこ、いんのこ(犬の子)」と唱えながら通らないといけないとも言われています。

オソロシドコロへのアクセス方法

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オソロシドコロの所在地は対馬市の厳原町浅藻で、天道法師のお墓である八丁郭があるのは、龍良山の南面とされます。

公共の交通機関で行くのは困難な場所にあり、対馬の中心地である厳島から車で40分程度行ったところに、龍良山はあります。

日本にある禁足地・禁足地帯一覧:常紋トンネル(北海道)

常紋トンネルは、JR北海道の石北本線の生田原駅と金華駅の間にある鉄道トンネルです。

このトンネルが開通したのは1914年なのですが、開通に至るまでは多くの人が犠牲になったという噂があり、心霊スポットとしても有名な場所です。

常紋峠にある常紋トンネルとは

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常紋トンネルが着工されたのは1912年のことで、湧別~遠軽までを結ぶ湧別線を通すために、この土地にトンネルを造ることとなりました。

しかし、人気の無い未踏の地であったこの区間にトンネルを造るという作業は極めて困難であり、着工から3年近くかかって、やっと常紋トンネルは開通したと言います。

人柱が行われていたトンネル

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古くからこの常紋トンネルには黒い噂がありました。それは、「非合法な労働環境に置かれた、タコ部屋労働者によって造られた」「人柱が埋まっている」といったものです。

そして、1968年に十勝沖地震が発生した際、崩壊した常紋トンネルから立ったままの人骨が発掘されたことにより、噂が本当であったことが明らかになりました。

しかも多くの人骨に暴行をされた跡と見られる損傷が確認されたと言います。現在では慰霊碑が建立されましたが、それでも常紋トンネル付近では、怪奇現象が続いているそうです。

常紋トンネルへのアクセス方法

常紋トンネルは、JR石北本線の金華駅と生田原駅の間に位置し、「常紋方面入口」と書かれた看板に沿って横道に入った場所にあります。

かつてはD51の姿が撮影しやすいことから「撮り鉄の聖地」とも呼ばれた常紋トンネルですが、付近の道は舗装されておらず、熊が姿を見せることもあるそうです。

日本にある禁足地・禁足地帯一覧:ハーディー・バラックス(東京)

ハーディ・バラックスは、東京都港区の六本木の中心地にある米軍施設です。

元は旧陸軍の敷地であったものの、第二次世界大戦後にアメリカ軍に没収され、現在でも日本の法律が通用しない「治外法権」となっています。

六本木のど真ん中にあるハーディー・バラックスとは

2017年にトランプ米大統領が訪日した際、移動の拠点として使用されたのがハーディ・バラックスのヘリポートでした。

米軍基地であるハーディ・バラックス内には、米軍の機関紙である星条旗新聞のオフィスや将校の宿泊施設などが入っており、近くには六本木ヒルズや国立新美術館などがあります。

施設の広さは2万6937㎡あり、これは東京ドームの約半分です。いずれは日本に返還される予定ですが、現在のところ詳細は決まっていません、

ハーディー・バラックスに纏わるエピソード

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ハーディ・バラックスの正式名称は「赤坂プレスセンター」です。しかし、米軍がハーディ・バラックスと呼ぶことから、日本国内でもこの名称の方がメジャーとなりました。

ハーディ・バラックスのバラックスは英語で宿泊施設という意味です、ハーディは朝鮮戦争で殉職したエルマー・ハーディ伍長にちなんでいるそうです。

ハーディー・バラックスのアクセス方法

ハーディ・バラックスは、青山一丁目から六本木六丁目に向かう途中に位置する、六本木トンネルの近くにあります。

六本木トンネルの上は米軍のヘリポートになっており、ここから米軍のヘリコプターが離発着しています。禁足地ではありますが、米軍関係者の招待があれば宿泊施設として利用可能だそうです。

日本にある禁足地・禁足地帯一覧:久高島のフボー御嶽(沖縄)

フボー御嶽は、沖縄久高島にある禁足地です。2015年には日本の天然記念物と名勝に指定されています。

古くから魂の還る場所として、琉球の人々から神聖視されているフボー御嶽は、普段は何人たりとも立ち入ることを固く禁じられ、島の神女が祭祀の時にのみ立ち入ることを許されます。

観光でも話題の久高島のフボー御嶽とは

フボー御嶽のある沖縄の久高島は、美しい景観が楽しめる離島として人気の高い観光スポットで、レンタサイクルを利用すれば、島内の観光地を一巡することが可能です。

フボー御嶽も入り口を見ることしかできませんが、近くにいるだけで神聖な気を感じることができるパワースポットとして、話題を集めています。

琉球の創世神アマミキヨがつくった七御嶽の一つとされている

琉球王国に伝わる琉球神話の中で、沖縄を創造した神とされるのが女神・アマミキヨです。

このアマミキヨがつくったとされる神々を祀る祭祀が御嶽(うたき)であり、フボー御嶽は7つの御嶽の中でも最も神聖なものとして扱われています。

久高島のフボー御嶽のアクセス方法

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フボー御嶽のある久高島へのアクセスは、南城市安座真の安座真港から出ているフェリーを使います、所要時間は25分程度です。

久高船待合所から北へ、徒歩で23分、自転車ならば6分程度行ったところにフボー御嶽はあります。

日本にある禁足地・禁足地帯一覧:剣の池(長崎)

剣の池は、長崎県の無人島・辰の島の奥地にあると言われている神聖な場所です。

数々の伝承を持つ辰の島の中でも、不可侵とされている剣の池とはどのような場所なのでしょうか?

壱岐にある禁則地帯と言われる剣の池とは

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剣の池は壱岐の7不思議とも呼ばれる場所で、崖の内側にある菱形の池として存在しています。海とつながっていると言われていますが、真相は不明です。

立ち入りを禁じられた禁足地ではありませんが、地元の人しか行かれないような奥まった場所にあります。

剣の池に纏わる逸話とは

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剣の池には様々な逸話が残っており、その中には「人間の言葉を話す巨大な牛と遭遇して、ここに入らないように言われた」「外国人の幽霊を見た」といったものが伝わっています。

また、剣の池には辰の島の王であったカザハヤ王が遺した宝物が眠っていて、池を覗き込むとその人が1番欲しがっているものが浮かんでくると言われています。

しかし、池に手を伸ばすと引きずり込まれるという噂もあります。

剣の池のアクセス方法

剣の池のある辰の島へは、長崎県の勝本港からフェリーで10分ほどで到着します。

潮が引いている時に海岸の岩場を辿っていくと、赤い鳥居のある場所にぶつかり、そこに剣の池はあるとされます。池自体は浅く見えますが、中心部は深くなっているそうです。

日本にある禁足地・禁足地帯一覧:人穴富士講遺跡(静岡)

人穴富士講遺跡は、静岡県富士宮市人穴地区にある聖地で、浅間大菩薩の御在所、木花之佐久夜毘売命などの祭神がおられる場所としてて知られます。

世界遺産の構成資産でもある人穴富士講遺跡とは

この地では、富士講の開祖である長谷川角行が約1000日の間、人穴富士講遺跡にある風穴・人穴で修業をしたという伝承も残っています。

富士講と深く結びつきがあることから、人穴の周囲を取り囲む顕彰塔や記念碑群である人穴富士講遺跡は、「富士山-信仰の対象と芸術の源泉」の構成資産として、世界遺産に指定されています。

鳥居を車で潜ると帰れないと言われている

人穴富士講遺跡にある人穴浅間神社の鳥居を車で通過すると、帰ってこられなくなるという都市伝説が存在します。

こちらはネット発祥の都市伝説のようで、人穴浅間神社の鳥居を車で抜けたら、帰り道に事故にあった、心霊現象にあったという体験談が元になっているようです。

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