黒い太陽731は本物の死体で撮影?作品レビューは?【ネタバレ注意】 芸能人

黒い太陽731は本物の死体で撮影?作品レビューは?【ネタバレ注意】

「黒い太陽731」は、悪魔の飽食を原作とし、関東軍731部隊を描いた映画で、被験者をマルタと呼んだり、人体実験の様子を描いた作品です。凍傷実験、減圧実験など、様々な実験が描かれ、本物の死体を使ったシーンもあると話題になりました。黒い太陽731をまとめました。

目次

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「黒い太陽731」って?映画?

正式名称は、「黒い太陽七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌」(くろいたいようななさんいちせんりついしいななさんいちさいきんぶたいのぜんぼう)(以下「黒い太陽731」と称する)と言います。

このタイトルは邦題で、原題は「黑太陽731」となっています。1988年に公開された映画で、内容にかなりグロ要素が含まれており、閲覧注意な映画として有名です。

まだ戦時中にあった日本の研究機関の通称をタイトルとして、その部隊がどのような事をしていたか、といった内容の映画になっています。

「黒い太陽七三一 戦慄!石井七三一細菌部隊の全貌」は香港映画

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「黒い太陽731」は、日本の部隊を描いた映画ですが、監督は牟敦芾という人で、香港の映画になります。

脚本や出演者なども、全て中国人俳優が務めている作品です。

関東軍石井「731部隊」を中心に描いた戦争映画でもある

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内容や製作の方法がグロテスクすぎたので、有名となった映画ですが、歴史を知ってもらおうという意味も込められている作品です。

戦争中に「731部隊」と呼ばれる研究機関によって行われた、人体実験をメインに描いた作品で、教育的な価値を持たせようともしているとのことです。

しかし、内容のグロさと制作方法が特殊だったことで、見世物としての色合いが強くなってしまっている、と言われています。

731部隊とは?

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正式名称は「関東軍防疫給水部本部」(かんとうぐんぼうえききゅうすいぶ)と言い、表向きの役割は衛生的な給水体制を整えたりするための研究や、感染症などの予防をするための部隊とされていました。

この部隊の秘匿名称と呼ばれる暗号名のようなものが、「満州第七三一部隊」となっており、731部隊と呼ばれています。

731部隊の隠された任務が、生物兵器の研究や開発で、そのために動物実験や人体実験を繰り返していたとされています。その実験の内容を描いたのが、「黒い太陽731」となっています。

「黒い太陽731」はホラー映画?

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「黒い太陽731」は、内容のグロさや、表現方法が有名になり、スプラッター映画やホラー映画とも言われています。

「黒い太陽731」は、原作がありそれを元に作られています。ただ小説とは違い映像で表現した事と、リアルさを追求したのか、その表現方法は賛否両論となっています。

内容が内容だけに、インターネットで検索してはいけないワードとも呼ばれています。

「悪魔の飽食」をもとに制作された

「黒い太陽731」は、「悪魔の飽食」(あくまのほうしょく)という小説を原作としています。「悪魔の飽食」は、小説家の森村誠一さんが書いた小説で、ノンフィクション小説となっています。

「悪魔の飽食」は2部作品で、「続・悪魔の飽食」が続編となっています。この小説には写真も掲載されていたのですが、誤用もあり、その信憑性を疑われている部分もあります。

作者に協力したのも、赤旗という新聞の記者であった人物で、日本軍を悪としてその立場を貶めようとする側の人間だった事も、作品の信憑性を問われる要因となっています。

映画「黒い太陽731」はホラージャンル?

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原作の「悪魔の飽食」自体が信憑性を問われる作品であったことや、そのグロテスクな内容から、「黒い太陽731」はホラージャンルの映画とも言われています。

歴史的事実を基にした映画と監督は言っていますが、話題性や利益を得るためにかなり誇張していると言われており、どちらかというと娯楽的な、ホラージャンルの映画として見られています。

グロテスクなシーンばかり!?本物の死体を使っていた?

この映画が話題を呼んだのは、グロテスクなシーンだらけという事もありますが、そのシーンに本物の死体を使ったという事が、他の映画ではありえなかったので、話題を呼びました。

この映画には、死体を切り刻む解剖シーンなどがあるのですが、そのシーンに使われたのは人形などではなく、本物の死体を使い解剖シーンを撮っていたのです。

解剖シーンでは子供の解剖が行われているのですが、その子供の死体は本物を使っているとのことです。

動物虐待のシーンも…

「黒い太陽731」を戦争の事実を知るための、教育的な映画として見れないという理由の1つに、本物の死体を使っているという事もありましたが、原因は他にもあります。

動物実験を行っていたのは事実かも知れませんが、その動物実験のシーンにも本物の動物が使用されているのです。しかも、それは死体ではなく、生きたままの動物を使用しています。

生きた猫をネズミの群れに放り投げ、ネズミに噛み殺させる、生きたネズミに火をつけ焼き殺すなど、ただの動物虐待となっている場面があります。

映画「黒い太陽731」はスプラッター映画?

「黒い太陽731」は上記の本物の死体を使ったり、生きた動物を使用するといった事や、グロテスクなシーンだらけで、しかもそれを誇張している事からスプラッター映画とも言われています。

スプラッター映画とは、残酷なシーンを生々しく表現したり、血しぶきなどを誇張したりするようなホラー映画の中の1つとされている種類です。

「黒い太陽731」も、その内容と表現の方法から、スプラッター映画の1つとしている人が多いとされています。

インターネットでは検索してはいけない言葉とも

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内容があまりにもグロテスクな為、不快に思ったり、気分の悪くなる人、ショックを受けてしまう人も大勢いるため、インターネットで検索してはいけない言葉の1つ、とも言われています。

映画や原作で実際に描かれた人体実験は?

「黒い太陽731」では、原作の小説を基に様々な実験の内容を、映像で表現しています。中国人捕虜に対して、731部隊が人体実験を行う様子は、観る人を選ぶ残酷な内容です。

被験者をマルタ(丸太)と呼び、人扱いしていない事も残虐性が見えます。

実際に描かれた人体実験①凍傷実験

凍傷実験と称された実験では、零下35度という中に10時間放置した被験者の腕をお湯に浸すとどうなるか、という実験が行われています。

被験者は、お湯に浸された事によってぐじゃぐじゃにふやけてしまい、その皮膚を引っ張り剥がされます。すると皮膚と一緒に肉も剥がれ、骨まで見える状態になってしまいます。

骨だけになった自分の両腕を見た被験者が、泣き叫ぶというシーンになっています。

実際に描かれた人体実験②即凍実験

即凍実験と称された実験では、被験者の両腕を零下196度の液体に入れさせ、即時に凍らせます。完全に凍った両腕を、731部隊の研究者がハンマーで粉々に砕いていく、という実験が行われています。

被験者は粉々になっていく自分の腕を見ながら、泣き叫んでいます。

実際に描かれた人体実験③細菌爆弾実験

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細菌爆弾実験と称された実験では、十字架に括りつけられた複数の被害者がいます。その近くで細菌爆弾を爆発させ、被験者の様子を窺うという実験が行われています。

爆弾が爆発し、しばらくして煙がおさまってくると、被験者たちの苦しんでいる様子が見えてきます。爆風で手足が吹き飛んだもの、目玉が飛び出しているもの、様々な様子で苦しむ複数の被験者たちが描かれています。

実際に描かれた人体実験④毒ガス実験

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毒ガス実験と称された実験では、ロシア人が被験者となっています。ロシア人の母親と子供、それと一匹のハトが毒ガス室に入れられます。

毒ガス室に毒ガスが送り込まれると、それまで泣き叫んでいた母親と子供は咳き込みだし、苦しみだします。同様にハトもバタバタと羽ばたき苦しみだします。

しばらくもがき苦しんだ後、母と子とハトは絶命し、動かなくなります。その様子を731部隊の研究者は、冷静に記録しているといった様子が描かれています。

実際に描かれた人体実験⑤減圧実験

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減圧実験と称された実験では、全裸の被験者が減圧室に入れられる所から実験が始まります。段々と減圧されていくごとに、被験者の様子がおかしくなっていきます。

実験が続けられていくと、被験者は頭を抑えながら倒れこみ、体が膨れ上がってきます。すると、肛門から糞便が飛び出し、続けて腸も飛び出してきます。

肛門から長い腸が飛び出している状態で、被験者は絶命します。

実際に描かれた人体実験⑥生体解剖

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生体解剖のシーンでは、少年という年齢の子供を眠らせ、解剖し次々と臓器を摘出する様子が描かれています。

その後、731部隊の研究者たちは、貴重な成長期の少年の臓器を手に入れたという事を喜び、今夜は一杯やるぞ、と臓器の入った入れ物を片手に皆で盛り上がります。

臓器を摘出された少年の死体は、死体焼却場に持っていかれ、ごみ同然の扱いで焼却されます。この解剖シーンでは、本物の死体を使っているという事で、生々しく、グロテスクなものとなっています。

映画のクライマックスでは猫がネズミの犠牲に!?

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「黒い太陽731」の終盤では、「窮鼠猫を噛む」という言葉が出てきて、それを表現するためだけに生きた猫をネズミの群れの中に放り投げるシーンがあります。

この猫もネズミも実際に生きた猫とネズミを使っており、本当に猫が噛み殺されています。

他にも、最終的に全ての証拠を隠滅するために、研究所を破壊するシーンがあるのですが、その時ネズミが燃えながら研究所から逃げ出している様子を描いたシーンがあり、これも本物のネズミを使用しています。

ニコニコ動画ではこのシーンを見ることも?

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動画配信サービスの「ニコニコ動画」では、この「黒い太陽731」の「窮鼠猫を噛む」の動画が投稿されています。

「ニコニコ動画」は、様々な年齢の人が閲覧するサイトなので、よくわからないまま見てショックを受けたという人もいます。

観てみようと思う人は、衝撃的な映像なので自己責任で閲覧しましょう。

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「黒い太陽731」はノンフィクション?捏造?

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「黒い太陽731」の原作である、「悪魔の飽食」自体の信憑性が問われている事もあり、「黒い太陽731」もその信憑性を疑われています。

731部隊のいた日本で、日本人によって作られたものではないという事も、反日精神から生まれたのでは、という疑念や反日感情を煽るための作品では、と思われる要因となりました。

また、原作の「悪魔の飽食」に書かれていた実験の結果が、医学的にはありえないと言われてもいました。様々な面から信憑性が疑われ、スプラッター映画と言われているのです。

「悪魔の飽食」は資料としての信ぴょう性がない?

「悪魔の飽食」の作者である森村誠一さんは、推理小説や他のノンフィクション小説も書いている小説家です。様々な賞を受賞していて、実績のあり有名な小説家です。

しかし、この「悪魔の飽食」は共同取材に協力してくれた人が、日本軍の地位を下げようとするような記事を書く連中だったという事もあり、ただのプロパガンダ小説だという評価も受けています。

もちろん作者である森村誠一さんは、この批判に対してこの小説は事実を基にしたノンフィクション小説である、という事を言っています。

反日感情から生まれた作品?

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原作の「悪魔の飽食」が書かれた時代は、まだ戦争を経験した人も多くいて、日本や日本軍を恨む人も大勢いました。

また、日本に住む中国人の中にも、反日精神を高めようとする人間もいると言われています。

また、敵を作る事によって、愛国心を強めたり、一致団結させるというやり方もあるため、反日精神を煽るために作られたのではないか、反日精神によって作られたのではないか、とも言われています。

医学的に起こりえない実験結果

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「悪魔の飽食」では、真空の空間にいると、内臓が穴という穴から飛び出すという描写をしています。映画でも、そのような描写をしています。

しかし、これは宇宙開発の研究によって、そのような事が起こりはしないと分かっており、やはり原作の小説もただのフィクションなのではないか、と言われています。

実験結果で殺人ウイルスを作成した噂もあるが

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731部隊は、このような実験を繰り返し、殺人ウイルスをすでに開発していたという噂もあります。

その噂では、結局使う前にアメリカに原爆を落とされ、敗北したため、証拠隠滅のために研究所を破壊した、と言われています。

また、その研究結果をアメリカに渡したことによって、助かる事が出来た731部隊の人もいると言われています。

【ネタバレ・画像あり!】黒い太陽731のストーリーは?

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「黒い太陽731」はそのグロテスクさで有名となってしまった作品ですが、映画ですのでストーリーのあるものとして作られています。

黒い太陽731はどんなストーリー?

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「黒い太陽731」のストーリーは、医学の博士でもある石井四郎中将が七三一部隊に配属される事から始まります。

その後上記のような実験を行って、細菌兵器の開発に勤しむ731部隊の様子が流れていきます。

最後は、研究施設を破壊して証拠隠滅を図り、自分の部下たちにも731部隊の事や実験の事は、一切話さないように命令する、といったストーリーです。

“友好は友好、歴史は歴史”という字幕から始まる

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冒頭では「友好は友好、歴史は歴史」という字幕から始まっています。これは字面通りとれば、現在では中国との友好関係にあるが、このような歴史があったのだ、ということです。

他に意味を読み取るとするなら、このような事をした歴史があり、その事は許さないというような意味にも聞こえますが、どのような意味が込められているのかは、牟敦芾監督や関係者にしか分かりません。

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