あいりん地区は日本一治安が悪い危険な街?ドヤ街の詳細は?潜入も?

大阪の西成区にあるあいりん地区は治安が非常に悪く危険なことで有名です。ホームレスが横行し激安な宿泊所であるドヤ街が立ち並びます。内部では貧困ビジネスが盛んに行われる危険すぎる一角と言われます。そんなあいりん地区へ潜入レポートした記事を元に現状を探ります。

日本一治安が悪いあいりん地区とは?

治安の悪さでは日本一と言われる「あいりん地区」とはどんなところなのでしょうか?日本一とされる根拠は何なのでしょう。

この記事ではあいりん地区と定義される比較的狭いエリアに果敢に足を踏み入れた何人かの勇気あるレポーターによるルポルタージュ風のWeb記事を参考にしながら実態を解説していきます。

あいりん地区の場所は?

あいりん地区の場所ですが、JR大阪環状線の「新今宮駅」の南側地帯のエリアに位置します。新今宮駅の北東側エリアは「新世界」と呼ばれるエリアで通天閣に象徴される繁華街です。

ほんのひとつ隣の駅は「天王寺(=阿部野橋)駅」であり、全国的にも有名な「あべのハルカス」が聳え立つという位置関係にあります。つまり大阪では3番目の都会とされる天王寺の目と鼻の先。

そしてあいりん地区の真東の狭いエリアには「飛田新地」と呼ばれる遊郭街があります。大阪府には「ソープランド」と名乗る店は皆無でこのエリアのみ突出しています。ある意味入り組んだ位置関係です。

あいりん地区の歴史は?旧釜ヶ崎?

あいりん地区は元々は広い意味での「釜ヶ崎」という街の一部を指していました。あいりん地区という呼称は、1966年に国や自治体の行政機関や報道機関が取り決めた名称です。釜ヶ崎の定義は次の通り。

釜ヶ崎(かまがさき)は、かつて摂津国・大阪府西成郡今宮村(のちに今宮町)に存在した字、および現在においてその一帯を指す地域通称。現在では西日本旅客鉄道関西本線以南の西成区萩之茶屋一丁目・萩之茶屋二丁目の各一部を主に指すが、当初は同線以北の浪速区恵美須西三丁目・恵美須東三丁目・戎本町二丁目の各一部も含んでいた]。

いわゆるあいりん地区を含んでおり、同地区の通称としても使われる。

(引用:wikipedia)

日本のスラム街?あいりん地区の衝撃の実態とは?

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あいりん地区に関する情報の中には耳を疑うものやにわかには信じられないような話が実に多いです。ここでは潜入取材で得られた情報や実際に現場に赴いて体験した逸話などを紹介します。

ホームレスが多い

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あいりん地区では通称「白手帳持ち」といわれる技能職で働ける者以外は多くが路上生活に甘んじているといいます。通称「ドヤ」と呼ばれる激安の簡易宿泊所に泊まるお金さえも惜しんで暮らすためです。

代表的な場所は「三角公園」というあいりん地区の中心部などになります。しかしここで「ブルーシート」の屋根付きに寝泊りできるのは西成でもベテランの部類のみの特権。夜通しふらつくか寝袋生活が主。

賃貸物件も存在はしますがあいりん地区のホームレスはその実数もはっきりしないと言われています。国勢調査もこのエリアに限っていえばほぼ無意味だそうです。

女性のホームレスもいる

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ホームレスと言えばイメージはほぼ中年以後の年配男性が想起されますが女性もいるようです。あまり若い女性は見かけないと言われていますが座りこんで何もしないでいる女性の姿はあるようです。

最近では公営の簡易宿泊所も稼働していますので女性が路上で寝ているようなことは稀だと思われますが。実態は謎といえるでしょう。

ホームレスたちのメッカは三角公園?地図は?

三角公園という名の公園は全国各地に数多くあり、大阪近隣でもアメリカ村に同じ名の公園があります。西成あいりん地区の三角公園の正式名称は「荻野茶屋南公園」です。

JR新今宮駅から徒歩で約10分程度の距離にあります。潜入レポートによれば駅からこの公園までは距離こそ短いものの、辿り着くまでの暗黙のプレッシャーが重いそうです。

三角公園はその周辺はブルーシート屋根の小屋が並びます。そして季節毎にはステージを中心として祭り(決起集会)が営まれるようです。

冬はホームレスが凍死する

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真冬であればこの大阪西成地区でも未明には気温が氷点下になることはそう珍しくありません。単に寝袋に包まって路上で眠ってしまうと地面が熱を奪い続けるため、凍死する人が実際出るようです。

仮に段ボールなどで入念に養生した造りのハウスを自作しても100%の保障はないようです。このため特に冷える夜などは一晩中「歩き続ける」ことで凍死を回避しようとする人もいるようです。

また同じ「ハウス生活」を余儀なくされる者同士であっても厳格な「カースト(格差)」があり貧困者がいます。新参者が安住できる場はほとんどありませんから尚危険度は高いと言えます。

暴力団事務所も多数存在する

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今現在の実態は大阪府警の発表している「指定暴力団一覧」からのみ抜粋すると、九代目酒梅組、二代目東組の名が上がっています。治安が悪く危険な場所と言われる最たる理由はこれです。

おそらくはその他にも多数の組事務所があいりん地区周辺・近辺に散在していると見て良いでしょう。運営収入は児童ポルノや覚せい剤など多岐に渡る内容であり、悪の巣窟といえます。

過去に暴力団と関わった人、指名手配されている人もいる

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この一般人には踏み入り難いあいりん地区の特性を活かし犯罪者が潜伏することがあるようです。実際に「手配」がかかっている者、そして暴力団と揉めて逃れている者と2系統があるようです。

こうした「ワケアリ」な人々は困窮から生活保護を申請することもままならず、誰からも素性を知られぬよう大人しく暮らしていると言われます。

住所不定の日雇い労働者が多い

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あいりん地区には他所の土地から流れ辿り着き、結局「住所不定」のままにホームレスとなり日雇い労働で生計を立てる人も多くいます。

日雇い労働では特に現住所の登録が必要ないことが多く、しかも偽名であっても雇用側は困ることが皆無です。雇用保険などはここには無縁で、その日暮らしをしようと思えば十分可能なのです。

宗教施設も多い

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宗教とホームレスの間に何か関係があるのかというと、実はこれがあるのです。あいりん地区近辺にはキリスト教系の施設があります。キリスト教系があいりん地区で施すのは「炊き出し」なのです。

慈善事業のようでいて、炊き出しで行列を成すほどに人を集めれば彼らは「布教活動」に勤しみます。施される方もタダ飯というわけにもいかず不承不承に讃美歌を歌ったりする顛末です。

一説には韓国系のキリスト教団体が一番熱心といわれます。

偽名もOK、前科不問の仕事がある

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あいりん地区では特に免許などが必要のない土木工などで働く場合には、偽名でもOKで身分証の提示も不要ということです。前科歴などに関しても今現在指名手配中かどうかなどは一切問われません。

その辺りをうるさく言い出し始めると雇うのが面倒にもなるし知ってから知らんぷりも出来にくいというところでしょう。ワケありの人々にとっては有難いことでここに来れば仕事にありつける算段です。

それゆえに自分の居場所をこの地に作り、競って仕事を求め真面目に勤める人も数多くいるということです。

覚せい剤取引が盛んに行われている

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暴力団の事務所が多いこととも関連しそうですがあいりん地区を歩いていると声をかけられることがあるそうです。「気持ちのよくなるもの要る?」のようなノリで来るということです。

この段階では相手はバイアグラなど不当な手段で得た薬物の小売をすることが多いそうです。しかし覚せい剤(シャブ)の話を持ち掛けると数日後に来るといいよ、のような返答があるらしいです。

表立って明確な売買ルートが一般人に知れ渡ることはまずないですが、取引はほぼ確実に行われていると考えてよさそうです。

結核の蔓延が深刻な問題に

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あいりん地区の住民の多くが「警察」「病院」には関わりを持ちたがらないと言われます。そもそも警察には身元など知られたくないのですが病院も「酒飲んで休んでいればいい」という発想から。

この病院行かずの実態が我が国ではすっかり「沈下」傾向であった結核の温床になっているそうなのです。単なる風邪とは違い結核はきちんとした投薬が必要です。放置すれば飛沫感染で広まります。

 厚生労働省の「結核新規登録患者数・罹患率」や医療関係者が持つ資料によると、2014(平成26)年、新規登録患者数は全国で1万9615人、国内での罹患率は15.4だった。都道府県別では大阪府が1位、大阪市の新規登録患者数は988人、罹患率は36.8と国内罹患率を大きく上回っている。

もっともこの大阪市の新規登録患者数と罹患率は、西成「あいりん地区」に限ると、新規登録患者数は99人、罹患率は383.7と驚異的な数字を示す。これでも多少マシになった方で、2010年には600を超えていたし、それ以前には700を超えていたという。

(引用:ダイアモンド・オンライン)

あいりん地区では露店「泥棒市」が開かれている

あいりん地区では労働福祉センターの脇の路上で盛んに露店が営まれます。これを通称「泥棒市」と呼びます。その名の通り相手構わず盗んだものに値付けして売りさばくというもの。

笑い話のようですが自分が盗まれたものを盗み返して売っているというケースさえもあるといいます。正当な仕入れルートではないので格安ではありますが内容・品質にも疑問は残ります。

闇市では睡眠薬が人気?売った人は殺人者になる?

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あいりん地区での露店ではDVD等の展示と併売で睡眠薬などが売り物になっていることは非常に多いです。これは生活保護者が医療負担ゼロの原則で医者から処方された薬剤を横流しするためです。

生活保護者にすれば元手ゼロで労せずしてお金が得られるチャンスです。睡眠薬はそうした中でも常時人気のある薬剤。需要と供給がマッチしてしまっているのです。

しかし医師の中には、もしもそれら薬剤でショック死などが起きれば「売った側」が殺人に問われるのではと指摘する向きもあります。薬の種別で相応の金額になるものゆえに根が深い問題です。

飲食店では靴を盗まれ売られる

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お座敷形式の飲食店に入っていたら、靴を片方だけ盗まれた人がいたといいます。困ったその人が店をとりあえず出ると向かい側の露店でその片側の靴がもう売っていたという実しやかな話もあります。

提示された金額、500円で買い戻したということらしいです。作り話のようですがこれは実話とのことです。

50円の缶ジュースは贅沢品?

あいりん地区内部では自販機のジュースも相当安く並んでいるといいます。暮らす人々の稼ぎを考えれば定価で売っているジュースなど高嶺の花そのものです。

1缶50円のジュースでさえも贅沢品のひとつとされます。あいりん地区を一歩出れば110円の缶ジュースが三角公園近くではごく普通に50円で並んでいることもよくあることです。

警察署近くが最も危険なエリア

あいりん地区の住民はことのほか警察を嫌っていると言われます。夜は「西成警察署」の近辺が最も危険なエリアと化すようです。

例えば公園などでの物盗りなどを密告(チンコロ)しようとする者がいれば事前に制裁。「ヤる前に、いてまえ」との勢いで警察署の前だろうが堂々と暴力沙汰は起きます。

そうしたことから西成警察署の入り口はまるで「要塞」のように堅牢な作りをしています。

過去には暴動も起きている

通称「西成暴動」の歴史は古く、しかも繰り返し起きて来た経緯があります。記録に残る最初の暴動は1961年の「第1次暴動」で日雇い労働者がタクシーに跳ねられたことが原因とされています。

その後1970代には新・左翼系が「窮民革命論」をアジり日雇い労働者を扇動して度々暴動が連発しました。そののち、2008年までには第24次暴動まで発生しました。

あいりん地区の風俗は?売春婦の相場は500~800円

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あいりん地区の夜の路上に現れる売春婦はそのほとんどが老女です。大抵は「1000円でどう?」という交渉から始まるようですが値切れば500円かそれ以下にもなると言われています。

俗称「立ちん坊」と言われるスタイルですが実際の行為に及ぶことはあまりなく、ただの「たかり」のことが多いとも言われます。

実際問題「その気」になればあいりん地区からそう遠くない「飛田新地」で女性遊ぶことができます。無論そちらも危険地帯のひとつではありますが。

あいりん地区では若い女の売買が行われている?人身売買の噂

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現代においては信じられないような衝撃ですが、あいりん地区では未だ「人身売買」が横行しているそうです。しかも女性を「性奴隷」として売買する最も非道な手口があると言われています。

その一端を、引用して紹介してみようかと思います。

明治5年に「芸娼妓解放令」が出てから、人身売買が排除され、制度のうえでは性奴隷の売買はできなくなった。とはいえ、制度上では禁止されても「抜け穴」はいろいろあり、実態としては奴隷化も人身売買もすぐになくならなかった。
~中略~

その流れがいまだに残っており、現在の警視庁のサイトのよれば毎年検挙及び被害報告があることが分かる。日本での人身取引実態については、外国人技能実習制度を含むアジア人労働者における強制労働、ナイトクラブや売春などで外国人女性を働かせる強制労働、援助交際や「JKビジネス」などの慣行など、ビジネスへの関与などを問題視している。

(引用:独女チャンネル)

あいりん地区の子供たちの事情は?小学校は教科書が違う?

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あいりん地区には荻野茶屋小学校という公立校がありましたが少子化が深刻で2015年に廃校となったようです。現在は通称「いまみや小中一貫校」に併合されています。

かつては小学校で使われる教科書が違うなどの噂もありました。なにしろカオスを絵に書いたようなエリア内の学校のことなので尾ひれはついているかとは思われます。

あいりん地区は宿が安い!ドヤ街としても有名

日本の3大ドヤ街といえば、東京の「山谷」、横浜の「寿町」にこのあいりん地区が加わります。しかし宿の安さではあいりん地区が断トツ安くて有名なのではないでしょうか?

「ドヤ」の語源は宿(やど)を逆に言ったものとされます。あいりん地区に現存すると言われるドヤの中には「1泊500円」という途方もなく安い宿があります。概ね相場では2000円あれば寝ることは可能。

施設的にはシャワー完備であったりWifi完備であったりとサービスは旺盛です。公営の簡易宿泊所が1000人以上のキャパを持ちますがドヤ街は今も栄えているようです。

女性専用フロアがあるホテルもある

何でもありなこの街には「女性専用フロア」があるホテルも存在します。潜入レポートによれば「ホテルサンプラザ2」が女性にはお奨めだとか。料金は1泊2000円程度とこの地区では高級なランク。

ネットからの予約もできれば冷蔵庫・TVも完備とのこと。部屋は3畳程度と確かに狭いのですが寝泊りするだけなら十分。驚きなのは「住民票」を置くことも可能であるとか。氏名一致すれば郵便も可。

料金的には難波地域のネットカフェでの「ナイトパック」料金とそう変わりがないとのこと。

B級グルメタウンとしての一面もある

泊まる所もあれば当然「食」も存在します。著名なものとしては「なべや」の一人前鍋セットが圧巻。ボリューム満点の牡蠣みそ鍋が1200円と激安価格。お鍋で呑んで食べても3000円からお釣りが出ます。

他、もつ焼きの「やまき」の串焼きは1串70円で超ビッグサイズでワンコインで呑んで食べられます。お好み「ちとせ」も評判ですし、老舗のホルモン焼きそば「権兵衛」も高評価。

新鋭のお店ではカレー専門店「薬味堂」がおいしいと評判です。

ストリートビューであいりん地区が見られる?

Googleマップの機能で「ストリートビュー」があります。これは地図上の任意の箇所に「ペグマン」と呼ばれるアイコンをドロップしてその場所のリアル画像を見るというもの。

当然Googleの関係者が撮影しなければストリートビューには反映しません。しかしなんと今はあいりん地区の内部まで一部が見れるようになっています。三角公園付近でもばっちり見れます。

撮影隊の方の気苦労が想像できそうな印象がありますが、見るとのんびりとした感じが漂っているようです。

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