ジャイアントモアの生態は?絶滅した理由とは?ドラえもんにも登場? おもしろ

ジャイアントモアの生態は?絶滅した理由とは?ドラえもんにも登場?

ジャイアントモアは、西暦1500年までに絶滅してしまった鳥で、鳥の中では最大の生き物です。生息地はニュージーランドで、原住民であるマオリ族の乱獲により絶滅したといわれています。実在せず、詳しい生態など分かりませんが、そんなジャイアントモアについて調べました。

目次

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ジャイアントモアとは?

ジャイアントモアは、ニュージーランドに生息していた大型鳥類「モア」の最大の種類とされています。1500年代以前に絶滅したと考えられています。

ニュージーランドの固有種で、13~25種のモア科の鳥類の中で最大の種です。現存する鳥類では、最大のダチョウよりもはるかに大きく、絶滅種を含めると世界で最も背の高い鳥だったとされています。

一度に産む卵の量は2~4個だといわれ、また、長い嘴の先は下に曲がっていました。

ジャイアントモアの意味は?飛べない鳥?

ジャイアントモアはモアの一種ですから、飛ぶことはできない大型の鳥類です。

ダチョウなどの陸上型の鳥類には、飛べなくても羽といえるような部位が存在しますが、ジャイアントモアにはその部位がなく、鳥類としては非常に珍しい特徴を持っていたようです。

ジャイアントモアの由来は?

ジャイアントモアの学名は、「ニュージーランドの驚くべき鳥」という意味です。直訳すると「恐るべき」となりますが、どちらでも同じ意味でニュアンスの違いということです。

ジャイアントモアの写真・画像は?

ジャイアントモアの写真や画像を探してみました。ダチョウと骨格が似ていますが、ダチョウよりもかなり大きかったことが分かります。

ジャイアントモアは絶滅した?理由は?

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ジャイアントモアは今から500年以上前に、既に絶滅しています。絶滅した理由は、マオリ族による乱獲や天敵のハースト・イーグルなど、色々と推測されていますが、それらをまとめてみました。

ジャイアントモアは絶滅した?

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ジャイアントモアは、1500年代よりも前に絶滅したといわれていますから、今から500年以上前に絶滅したということになります。絶滅した理由には色々とあるようです。

ジャイアントモアの絶滅理由①マオリ族による乱獲

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これまでの絶滅種の多くは乱獲によって絶滅されています。ジャイアントモアもその一種だといわれています。ニュージーランドにはマオリ族という先住民族が住んでいました。

当時のニュージーランドでは、大型の動物が少なかったので、マオリ族の主な食料はジャイアントモアだったそうです。ジャイアントモアは凶暴な性格でないため、乱獲の対象となってしまったといわれています。

ジャイアントモアの絶滅理由②森林開拓

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ニュージーランドはもともと未開の地であり、森林に囲まれた環境にありましたが、当時侵入したマオリ族によって森林の開拓が行われました。

ニュージーランドはマオリ族の食料の確保によって、あっという間に生態系が崩れ、結果として多くの動物が絶滅してしまいました。

そのようにして、乱獲と森林開拓によって、ジャイアントモアは短期間のうちに絶滅へと向かってしまいました。その絶滅の時期ははっきりとは分かっていませんが、15世紀以前には絶滅していた可能性が高いようです。

ジャイアントモアの絶滅理由③ハースト・イーグル

ジャイアントモアの天敵であったと言われる、ハースト・イーグルは翼を広げると3メートルほどもあり、史上最大のワシでもあります。

別名をハルパゴルニスワシとも呼ばれ、ジャイアントモアを始めニュージーランドに住む様々な動物を捕食していたとされています。

肉食獣のいないニュージーランドでは、飛べない鳥たちが夜行性になっていますが、その原因はハースト・イーグルなどのから逃れるためだったといわれています。

ジャイアントモアは現在も生存している?

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ジャイアントモアは、絶滅したとされていますが、世界中で目撃されているといわれています。果たしてジャイアントモアは現存しているのかを調べてみました。

ジャイアントモアの目撃情報が多数

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ニュージーランドでは、これまでにジャイアントモアらしき姿を何度か目撃されています。ジャイアントモアは絶滅された後も、相次いで目撃されています。

しかも、世界各地で目撃されていて、写真を撮られているケースもあります。しかし、写真はピンボケのものが多く、合成写真の可能性も高いそうです。

1860年に目撃情報と足跡が発見される

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1860年に、南島の山岳地帯でジャイアントモアを目撃したとの情報がありました。南島の西部では、ジャイアントモアの足跡を見つけたという情報もありました。

しかしそれらは、鹿やエミューだったのではないかともいわれています。

最近では、1994年に目撃情報が

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最近では、1994年に目撃情報が寄せられていますが、鹿を誤認した可能性が高いようです。

ジャイアントモアは現在でも生きている?

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その後1996年に、オーストラリアの博物学者によって調査が行われましたが、南島には広大な原生林が残されていますから、ジャイアントモアが生存する可能性は否定できないという学者もいます。

ジャイアントモアの生態や生息地・天敵は?

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ジャイアントモアの生態や生息地、どんな天敵がいたのかを調べてみました。

ジャイアントモアの大きさは?体長や体重は?

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ジャイアントモアの大きさは、頭頂までの高さは最大で約3.6メートル、また体重は250kgほどあったと推定されています。

飛べない鳥として有名ですが、飛ばない代わりに足が速く、時速50キロメートルで走ることが出来たといいます。

ジャイアントモアの特徴は?メスの方が大きい?

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明確な性的二型性を持っていて、雄よりも雌の方が大型で背の高さで1.5倍ほど、体重で2.8倍ほどの差があったとされています。

昆虫などではメスの方が大きいケースが多いのですが、鳥類ではメスの方が大きいといった例はあまりなく、ジャイアントモアがかなり特殊な鳥だったことがわかります。

ジャイアントモアの生態とは?

ジャイアントモアは、その巨体のために独自の生態を持っていたと考えられます。しかし、それは化石や伝承の解読などでしか分からないことで、実際の生態は当時のマオリ族しか分からないことです。

食性は草食であり、人間に遭遇しても捕食目的で襲う可能性はなかったでしょう。ダチョウとは異なり、草原ではなく森の中で生息し、キリンのように高い木の枝の葉などを食べていたと思われます。

消化のために小石を飲み込む

ジャイアントモアは石を飲み込む習性がありました。この石を飲み込む習性は鶏などの他の鳥類にもあるものです。

その習性は、食べたものを砂嚢(さのう)ですりつぶして消化させるために草食恐竜と同じことをしていたと見られます。

石を飲み込むことで腸内の消化を助けていましたが、この習慣がジャイアントモアの絶滅を早めてしまったともいわれています。

ジャイアントモアの生息地は?

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ジャイアントモアが生息していたのは、南半球にあるニュージーランドという島国です。ニュージーランドは、大陸の大部分が海に沈んでいた時期がり、当時生息していた哺乳類などは絶滅してしまいました。

2400万年前に、地殻変動によって大陸が隆起し、現在のような形になって鳥類や爬虫類によって独自の生態系を築いてきました。ジャイアントモアやキーウィなども、そうやって生息していました。

ジャイアントモアの天敵は?

ジャイアントモアにはマオリ族以外にも天敵がいたようです。それは広げた翼が3メールにもなる、ハルパゴルニスワシというワシの種類がジャイアントモアを襲っていたといわれています。

ジャイアントモアを狩る方法は?

ニュージーランドの原住民のマオリ族は、当時どんな方法でジャイアントモアを狩っていたのかを調べてみました。

片足を叩いてつぶす

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ジャイアントモアの巨体をささえているのは2本の脚だけであり、片方の足を叩くとバランスを崩して倒れたのではないかと見られます。さらに倒れたジャイアントモアを、袋叩きにして狩っていたようです。

焼いた石を食べさせる

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マオリ族によるジャイアントモアの狩猟の仕方は、ジャイアントモアが石を飲み込む習性を利用して、焼けた石を飲ませて殺していたともいわれています。

ジャイアントモアが知られるようになった経緯は?

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17世紀に、ヨーロッパ人がニュージーランドを発見した頃、マオリ族から巨大な鳥がいたという話を聞かされました。また、巨大な鳥の骨を発見したことから、徐々にジャイアントモアについて調べるようになりました。

ジャイアントモアは伝説上の鳥だった?

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ニュージーランドを発見したヨーロッパ人は、巨大な鳥がこの地にいたことを聞いていました。

しかし、ジャイアントモアはその頃すでに絶滅していて、本物をみることがなく、ヨーロッパ人の人びとは、ジャイアントモアのことを伝説上の生き物だと考えていました。

しかし、その後ニュージーランドに移り住んだヨーロッパ人たちが、巨大な動物の骨をいくつも発見したことで、ジャイアントモアについて研究を始めるようになりました。

考古学者のオーウェンが存在を証明

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当時、イギリス人のジョン・ハリスは正体不明な巨大な骨を王立医科大に勤務していた叔父に送りました。

ジョン・ハリスの叔父であるリチャード・オーエンは、その化石を数年かけて調べ、大型の鳥類であることをつきとめました。リチャード・オーエンはそれを学会で発表しましたが、最初は誰からも信用されませんでした。

しかし、その後も次々と化石が発見されたことによって、ついに一羽の巨大な鳥の完全な骨格を組み立てたことで、オーエンの説が正しいことが証明され、ニュージーランドに巨大な鳥が生息していたことが判明しました。

ジャイアントモアの剥製はある?蘇らせることは可能?

ジャイアントモアの剥製は実在するのか、またジャイアントモアを蘇られることが可能なのかを調べました。

ジャイアントモアの剥製は?

30年前ほど前、ニュージーランドのオーウェン山の発掘作業が行われていた洞窟で、羽毛や筋肉が付いた状態の、ほぼ完ぺき近いジャイアントモアの足が見つかっています。

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