
世界一大きい犬はどの犬種?世界最大犬種29選を紹介!画像あり!
世界一大きい犬としてギネスにも載ったグレートデーンや、救助犬として多くの人を救って有名になったセントバーナードなど大型犬は様々な種類、性格があり、人の生活に深く関わっています。大阪には大きい犬と触れ合えるテーマパークも存在します。大型犬種についてまとめました。
目次
[表示]ギネス記録の世界一大きい犬!グレートデーンがすごすぎる!
グレートデーンは、ギネス記録を達成するほど大きな犬種です。グレートデーンの見た目、性格、身体能力のどれをとっても素晴らしい犬種なので、大変人気のある犬です。
大きい犬を飼いたいと考える人は大勢いますが、小型犬とは違い、大型犬は色々と大変です。体の大きさから、様々な面での費用も高くなり、もちろん場所も必要になります。
人気の犬種であるグレートデーンは、他の犬種より寿命が短いとされています。世界一大きい犬としてギネス記録に載っているグレートデーンとはどのような犬なのでしょうか。
グレート・デーンてどんな犬?
グレートデーンは、ドイツ原産の犬で、ジャーマンマスティフとも呼ばれています。ドイツでは、ドイッチェドッゲと呼ばれ、ドイツの国犬に指定されています。
ドイッチェドッゲはドイツのマスティフという意味で、グレートデーンは大きなデンマーク人という意味を持ち、ドイツはドイッチェドッゲと呼ぶべきとしましたが、国によって呼び方は様々です。
始祖犬はチベタンマスティフと言われており、ドイツのグレーハウンドと混ぜられ、犬種として固定されたのがグレートデーンとなっています。
グレート・デーンはスタイル抜群!?
グレートデーンは筋肉量の多い犬で、毛の短さから本来の姿が分かりやすく、引き締まった体が目立ちます。
体高はメスは70cm以上で、オスは80cm以上になることが多いとされ、後ろ足で立つと170cm程にもなり、超大型犬と言われています。
体重もメスは45kg以上で、オスは50kg以上となっています。体高があって力強さを感じさせる見た目は、威厳があると、昔から愛されてきました。
グレート・デーンの性格は?大きいけど温和で優しい
グレートデーンは、大きい体を持っていますが、おとなしく優しい性格の持ち主として有名です。その体の大きさと温和な性格から「優しい巨人」と称されています。
人との親和性も高く、忍耐強さや辛抱強さからトレーニングなどもしやすく、飼いやすい性格とされています。その懐の深さや堂々としている様子から、神であるアポロに例えられていたりもします。
また、家族間では心を許しますが、それ以外の犬や人相手には気を配って接するため、番犬としての役割もこなす事が出来るとされています。
身体能力も抜群!
グレートデーンは、狩猟犬として活躍出来る能力も持っています。普段はゆったりと優雅に動くグレートデーンですが、狩猟の際は、獲物に素早く追いつき、しとめる身体能力も持っています。
イノシシ狩りの狩猟犬としても活躍したことがあるグレートデーンは、獲物を恐れない勇敢さも兼ね備えている、狩猟犬に非常に適した犬種と言われています。
グレート・デーンの飼い方は?
グレートデーンは大きく成長するので、子犬の頃からしっかりしつけをしなければいけません。しつけのなっていない超大型犬は、危険とみなされる可能性があります。
毎日の運動も重要で、長い時間の散歩や、たまに走り回ったりする運動を必要とします。ただし、消化器官がデリケートなので、食前や食後は運動を控えた方がいいとされます。
熱さや寒さも苦手であり、屋外より屋内で、快適な温度で過ごさせてあげたほうがいいでしょう。特に体毛の短いため寒さに弱く、冬の寒い日は対策が必要です。飼育には大体1か月6万円程必要と言われています。
グレート・デーンは短命なの?
現在では、犬の寿命も延びてきており、大体15年程と言われていますが、その中でグレートデーンは短命で、5年程とされています。
長寿なグレートデーンでも10年以上生きることはほとんどなく、子犬から飼った場合は、大体5年から10年程、共に過ごせる事になります。
グレートデーンの寿命の短さの原因は解明されていませんが、犬の大きさや種類は違っても、心臓の大きさはあまり変わらなく、体の大きいグレートデーンは心臓への負担が大きく、原因の1つとされています。
ギネス記録を持つグレートデーンの名前は?
ギネス記録を達成したグレートデーンは、一匹だけではありません。ギネス記録は、「世界一背の高い生存している犬」という項目で、数匹のグレートデーンがギネス記録を樹立しています。
飼い主も、一般的な大きさを遥かに超えるグレートデーンの成長に驚いているようです。
2010年にギネスに登録されたグレート・デーン『ジョージ』
2010年にギネス記録として認められ、登録されたブルーグレートデーンのジョージは、鼻先から尻尾までの長さが大体210センチという大きさでした。体高は109センチ、体重は111キロもありました。
アメリカのアリゾナ州に住んでいるジョージは、毎月50キロもの食事をとり、寝る場所もキングサイズのベッドを一匹で使っているそうです。
ジョージは2012年までの記録保持者
ジョージは体高109センチ、体重111キロと今までの記録保持者の犬より、遥かに大きかったため、メディアにも取り上げられ有名になりました。
ジャイアントジョージとまで呼ばれたジョージは、2012年までのギネス記録保持者となっています。
2012年9月からはグレート・デーン『ゼウス』がギネス記録保持者に
ジョージのあまりの大きさは世間を騒がせていましたが、同じアメリカでさらに大きいグレートデーンのゼウスが現れました。
ミシガン州のゼウスは、223センチで、体高は111.8センチ、体重は70.4キロでした。ゼウスはギネス記録保持犬の中で、最も体重が軽くてスレンダーでした。
馬か犬か分からないとまで言われた大きさのゼウスは、2014年9月に6歳で亡くなってしまったため、記録もそこでストップしました。
2016年12月からはグレート・デーン『フレディ』がギネス記録保持者に
2016年に新たにギネス記録保持者となったのは南イギリスに住むフレディでした。フレディは後ろ脚で立ち上がると228.6センチにもなり、世界一となりました。
体重は軽めで、71キロ程だそうです。フレディは小さい頃は生育状態があまり良くなかったのですが、驚異的な成長を遂げたと飼い主も驚いているようです。
フレディの餌代はなんと1週間に1万4千円もかかるそうです。
【画像あり】世界一大きい犬ランキング29!種類や体重、体高は?
世界でも大型犬の愛好家は大勢います。手間や費用や広さなど、飼う際には色々と必要になりますが、小型犬にはない魅力を持っているため、世界中で人気です。
世界中で愛される、大型の犬とはどのような種類があるのでしょうか。
世界一大きい犬①イングリッシュ・マスティフ(イギリス)
イングリッシュマスティフはイギリス原産の犬種で、警備に向いているとされ、警備用犬種と呼ばれる事もあります。
体重は大体雌70センチから90センチで、体重はメスは54から77キロに、オスは73から100 kgにもなります。イングリッシュマスティフは体重で世界記録をとったこともあります。
イングリッシュマスティフの祖先は闘犬として扱われていた種類の犬ですが、イングリッシュマスティフの性格は穏やかで、人によくなつく犬種として人気です。
世界一大きい犬②グレート・デーン(ドイツ)
世界一大きい犬として何度もギネス記録をとったことのあるグレートデーンは、ドイツ原産の犬ですが、1767年にデンマーク人が発表した論文の影響で、グレートデーンと呼ばれるようになりました。
グレートデーンとは「大きなデンマークの犬」という意味で、原産国がデンマークとされている時期もありました。
現在の原産国とされるドイツでは「ドイツの犬」というドイッチェドッゲと呼ぶように呼び掛けていますが、すでに定着してしまっているので、グレートデーンと呼ぶ人は大勢います。
世界一大きい犬③アイリッシュ・ウルフハウンド(アイルランド)
アイリッシュウルフハウンドはアイルランド原産の犬種で、略称としてアイリッシュハウンド、ウルフハウンドと呼ばれる事もあります。
アイリッシュウルフハウンドは全犬種中最も体高のある犬種とされており、大体76センチから86センチになります。体重は48キロから55キロぐらいになるとされています。
穏やかな性格のため、飼いやすいとされていますが、体に見合った運動量が必要となります。
世界一大きい犬④スコティッシュ・ディアハウンド(イギリス)
上記のアイリッシュウルフハウンドと兄弟種とされるのが、イギリスのスコットランド原産のスコティッシュ・ディアハウンドです。
スコティッシュ・ディアハウンドは世界でも数が少なく、貴重な犬種とされています。体高は大体66センチから81センチで、体重は34キロから50キロになるとされています。
狼狩りに貢献した犬種として有名ですが、性格は温和で、子供や他の犬と遊ぶのも大好きな犬種です。
世界一大きい犬⑤ニューファンドランド(カナダ)
ニューファンドランドはカナダのニューファンドランド島原産の犬種です。日本ではニューファンという愛称で呼ばれている事もあります。
体高は63センチから74センチ程で、体重は45キロから70キロ程になります。泳ぐのが得意で、海難救助犬として活躍してきました。
現在では普通の家庭で飼われる事も多いのですが、原産国のカナダでは、現在も海難救助犬として活躍しています。
『世界の果てまでイッテQ』でイモトアヤコが紹介?
日本テレビ系列の「成果のはてまでイッテQ」というバラエティー番組で、お笑いタレントのイモトアヤコが、ニューファンドランド島で、ニューファンドランドを紹介して話題になっていました。
世界一大きい犬⑥セントバーナード(スイス)
セントバーナードはスイス原産の犬種で、救助犬として用いられ、活躍した事で、世界的にも有名な犬種です。バリーというセントバーナードは、山岳救助犬として生涯40名もの人を救った事で知られています。
セントバーナードの体高は70センチから90センチ程になります。体重は64キロから120程になるとされています。絶滅しそうになりましたが、上記のニューファンドランドとの交配で絶滅を逃れました。
世界一大きい犬⑦レオンベルガー(ドイツ)
レオンベルガーはドイツ原産の犬種で、レオンベルグ市の市議員が、ライオンに似せた種類の犬を作ろうと交配を重ねて作られた犬種です。
体高は65センチから80センチ程になり、体重は34キロから50キロ程になります。1946年には戦争が原因で、確認出来るのが8頭にまで減少しましたが、愛好家によって絶滅を逃れました。
穏やかであまり吠えない犬種として人気があります。
世界一大きい犬⑧ナポリタン・マスティフ(イタリア)
ナポリタンマスティフはイタリア原産の犬種で、元々は闘犬用として買われていましたが、現在は番犬や警察犬として買われる事の多い犬種です。
体高は58センチから77センチ程になり、体重は50キロから70キロ程になります。
最も恐ろしい見た目の犬種と呼ばれた事もあるナポリタンマスティフですが、精神的に安定している犬種で、家族にも愛情深い性格とされています。
世界一大きい犬⑨チベタン・マスティフ(中国)
チベタンマスティフは中国のチベット高山を原産とした犬種で、チベット犬とも呼ばれています。
体高は61センチから76センチ程になり、体重は34キロから73キロ程になるとされています。
忠誠心が強く、勇敢な犬種で、希少な犬種としても知られており、一時期は日本円で2億円という値段まで、高騰しました。現在は飼育の難しさなどから価格が暴落しています。
世界一大きい犬⑩コモンドール
コモンドールはハンガリーを原産とした犬種で、古くから羊を守る護畜用として飼われてきました。
体高は64センチから76センチ程になり、体重は40キロから60キロ程になるとされています。
縄状の体毛が特徴的な犬種で、雨や寒さに強いのですが、手入れがあまりにも大変なため、飼っている人は少ないとされています。
世界一大きい犬⑪グレート・ピレニーズ(フランス)
グレートピレニーズはフランスを原産とした犬種で、上記のコモンドールと同じで、護畜用として用いられてきた犬種です。
体高は65センチから82センチ程になり、体重は36キロから54キロ程になるとされています。
忠実で、縄張り意識が強いため、護畜用として用いられてきましたが、家庭用としても向いている性格とされています。ただ、十分な運動が必要だったり、低く大きい鳴き声から環境を選びます。
世界一大きい犬⑫ブラック・ロシアン・テリア(ロシア)
ブラックロシアンテリアはロシアを原産とした犬種で、軍用犬や警察犬として多く用いられてきた犬種です。
体高は64センチから72センチ程になり、体重は36キロから68キロ程になるとされています。
家庭での飼育用としても飼う人も増えてきた犬種ですが、警戒心が強いため、しっかりしたしつけが必要です。しかし、知的な上に、大型犬にしては運動量が少なくても大丈夫なので、人気は高くなっています。
世界一大きい犬⑬ボルゾイ(ロシア)
ボルゾイはロシアを原産とした犬種で、ボルゾイとはロシア語で俊敏を意味し、その名の通りとても脚の速い犬種です。時速50キロ程で走ることが出来るとされています。
体高は75センチから85センチ程とされ、体重は34キロから47キロ程になるとされています。
物事を自ら判断する知的さがあり、そのためしつけが難しいと言われていますが、従順な性格が多いとされる犬種です。家庭では静かでゆったりと過ごす事が多いとされています。
世界一大きい犬⑭土佐犬(日本)
土佐犬は日本を原産とした犬種で、闘犬用として用いられる事の多い犬種です。
体高は60センチから80センチ程になり、体重は36キロから61キロ程になるとされています。闘犬として、他の犬に噛まれても痛くないように皮膚がたるんでいます。
土佐犬は闘犬用の資質を兼ね備えており、非常に飼育の難しい犬種とされ、飼う際に区市町村に届け出をしなければならない所も多いです。正しく飼育できなければ、事故やケガの恐れがあります。
世界一大きい犬⑮バーニーズ・マウンテン・ドッグ(スイス)
バーニーズマウンテンドッグはスイスを原産とした犬種で、古くから荷物を運搬する作業犬としてや、牧畜犬、護衛犬として活躍してきました。
体高は58センチから70センチ程になり、体重は36キロから50キロ程になるとされています。
寒さに強く、人と触れ合う事を喜ぶ犬種で寂しがり屋とされ、飼育の際は孤独感を感じさせないように気を付けなければいけません。温和で従順な性格としても知られています。